こうすれば受かるMBA 2010

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執筆者紹介

 

【ハンドルネーム】       ひよこまめ

【進学先】                     Kellogg School of Management, Northwestern University

【他の合格校】              Kelloggのほか4校(全て1stで出願)

【途中辞退】                  1校(1stで出願)

WL                           なし

【不合格校】                  Wharton1stで出願)

【年齢・性別】              30歳、男性

【職歴】                        公認会計士 - 監査法人7年(5 法定監査等、2 経営企画)

【私費/派遣】               法人の留学支援制度 & 公認会計士協会奨学金

【最終学歴】                 東京大学経済学部経営学科

GPA                         3.1

TOEFL                      109点(R:28, L:28, S:24, W:29

GMAT                       700点(Q:50, V:33, AWA: 5.0

【海外経験】                  なし

【コメント】                  最後まで決してあきらめないこと、これに尽きます。

 

なぜ今MBA?

 

私は2003年に公認会計士2次試験に合格して以来、監査法人にて5年間上場企業の財務諸表の法定監査業務や内部統制構築支援業務、及び民事再生法適用会社の財務デューディリジェンス業務に従事してきました。また、2008年からの2年間は監査法人を含むグループ全体の経営基盤システム導入プロジェクトに管理会計担当者として従事し、マネジメントを含む社内の方々と協同しながら社内管理に資する会計システムの構築を行い、経営を俯瞰する機会を得ることができました。

 

一方、こういった環境に身をおく中で、以下の事項について成長の余地を強く感じました。

 

-          経営に関する包括的な知識

 

業務経験はいずれも得がたい経験でしたが、会計の知識や、業務を通じて得られた知識のみならず、より包括的な経営に関する知識を得たいと思うようになりました。

 

-          Globalな環境下における『振る舞い』

 

IFRSへのコンバージョンも進む中、日本の会計士といえど国際化の波は待ったなしです。今後ますますGlobal化するであろうビジネスパートナーたちと議論したり、彼らの中でLeadershipを発揮したりする機会が想定されることから、こういった環境下における振る舞い方を身に着けたく思いました。

 

また、非常に素朴な理由なのですが、

 

-          とにかく、単純に面白そう

 

MBA在校生や卒業生の方々にお会いする中で、MBA関係者の方々に非常に魅力的な方が多いこと、そしてその皆さんが口を揃えて『最高の経験だった』『絶対行った方が良いよ』とおっしゃるのを見る中で、単純にMBA留学に憧れるようになりました。

 

このように思う中、今年度幸運にも所属監査法人からの留学支援、及び公認会計士協会からの奨学金を頂くことができるようになり、またとないタイミングでの留学ができることとなりました。

 


スケジュール・費用

 

-          スケジュール

 

3年間と非常に長いです。200612月に公認会計士試験の修了試験があったのですが、その翌日がスタート日(TOEFLの対策を開始)でした。

 

  200612月 TOEFLの対策を開始

  200702月 TOEFL初受験(91点)

  200708月 GMATの対策を開始

  200709月 TOEFL 100点突破(103点)

  200710月 TOEFL初受験(580点)

  200712月 受験順延を決定

  200809月 TOEFL 105点獲得

  200810月 GMAT 700点獲得(最終スコア)

        200811月 キャンパスビジットツアー敢行

  200812月 1校出願

  200901月 4校出願

  200903月 1校から合格を頂くも、入学をDefer

  200908月 TOEFL 109点獲得(最終スコア)

  200910月 Kelloggを含む5校出願

  200911月 2校出願

  200912月 3校合格

        201001月 Kelloggを含む2校合格

  201003    複数の合格校を巡るキャンパスビジットツアー敢行。進学先をKelloggに決定

 

-          費用

 

先述の通り3年間かかったため、考えたくないほど使っています。合格までの準備費用については全て自分持ちでしたので、相当きつかったです。

 

  塾(TOEFL, GMAT            :約200万円

        テスト受験費用                 :約   50万円

  副教材(英会話等)           :約   20万円

  カウンセラ代                      :約280万円

  出願関連費用                      :約   30万円

  ビジット費用                      :約   50万円

  合計                                    :約630万円

 

 


予備校選び

 

『時間をお金で買う』とばかりに、惜しまずお金を使ってしまいました。以下、主に使用した塾の一覧です。MBA受験界の予備校は基本的に高価ですので、情報収集を綿密にした上で必要なものにのみお金を使うようにしたほうがよろしいかと存じます。

 

  AGOS                     TOEFL/GMAT/出願全般。情報源として非常に有用です。

        Donald Miller       :TOEFL Speaking Section。最高の私塾だと思います。

  Affiance        GMAT。少人数制で受験生同士のつながりができてよいです。

  YES                   GMAT SC。文法を丁寧に解説してくださいます。

  Vince Prep              :出願全般。彼との二人三脚で合格しました。  

 

レジュメ

 

一番最初に作る出願用書類になるかと思います。他のアプリケーションモジュールに比べて軽視されがちですが、自分を際立って見せるためには意外に労力やテクニックを要します。

 

なお、以下全ての出願用書類等(レジュメ・エッセイ・推薦状・インタビュー)に共通しますが、専門のカウンセラーと協同して作業されることを強くお勧めいたします。

海外MBAのアプリケーションプロセスは日本の大学入試プロセスと大きく異なり、『試験のスコアが良ければ良い』というものではありません。欧米人のセンスに照らして『ウケる』自分を作り上げる必要のある、非常に戦略的なプロセスです。この点、日本の入試プロセスしか経たことの無い方にとっては、『何がウケるのか?』を識別するのは非常に困難かと思われますので、(私も非常に苦労しました)専門のカウンセラーのアドバイスを受けつつ作業を進められることを重ねてお勧めします。

 

レジュメに関するポイントと思われるのは、以下の2点です。

  

-          業務経験に限らずアピールしたいことは漏らさず記載すること

 

業務経験でハイライトできるものを漏らさず記載することはもちろんのこと、趣味や課外活動に関する内容も積極的に盛り込むようにしました。Business Schoolのアドミッションプロセスを振り返るに、アドミッションは所謂『仕事人間』ではなく、バランスの取れた人間を好む傾向があるように思います。

 

また、インタビューに呼ばれた場合、一部の例外を除いてインタビュアーはエッセイ等は読んでおらず、レジュメのみを参照してインタビューに臨みます。レジュメに記載してある内容が会話のネタを構成しますので、アピールしたいことは是非積極的に織り込んでください。

例えば私の場合、ある学校のインタビューの際に趣味として書いたバンド活動の話から、インタビュアーと同じバンドのファンであることが分かり、それ以降インタビュアー側がノリノリになってくれた、といったことがありました。(当然合格しました)

 

-          適宜情報のアップデートを図ること

 

レジュメは一番最初に作り始める書類であると同時に、最後まで更新し続ける必要のある書類でもあります。奨学金・昇進・課外活動、なんでも『これは使える!』と思った情報については適宜更新するように努めていました。

 

学校にもよりますが、出願後にレジュメを更新できるような重要な出来事があった場合、その更新情報を反映した新たなレジュメを持ってインタビューに臨むことができることもあります。適宜情報を反映するようにされるとよろしいかと思います。

 

 


■ TOEFL

 

地道な努力が身を結ぶ、非常に正直な英語の試験です。また、付け焼刃&テクニック的な対応では太刀打ちできない試験でもあります。私は元の英語力が低かったこともあり、3年間で20回以上受験する羽目になりました。一日12時間勉強したあと一週間何もしないより、日々全てのモジュールについて30分練習するほうが良い試験ですので、『筋トレ』だと思って、コツコツと地道な努力をされるのがよろしいかと思います。

私は110点を目標にしていましたが、結果109点でした。私見ですが、105点以上あれば多くの学校に安心して出願できるようになるかと思います。以下、モジュール毎に私がやったこと及びポイントと思われる事項を記載します。



Reading

 

30点を目標として勉強し、結果28点でした。30点を実際に取ったこともありますので、十分満点が狙えるモジュールだと思います。『単語力×読解力』がカギです。

単語力についてですが、私はとにかくまずは『TOEFL 3800』のLevel 3まで暗記し、それ以降も知らない単語はできるだけ覚えるという姿勢で単語力の増強を図っていました。(GMATにも有用です)結局のところ、単語を知らなければどうしようもありませんので、地道に知っている単語を増やすようにされるのがよろしいかと思います。私は単語カードを使って地道にやっていましたが、メモリボを使うなど色々な方法があるかと思いますので、ご自身にとってやりやすい方法でまずは単語を覚えるとよろしいかと思います。

読解力についてですが、自分にとって一番心地よい時間配分(制限時間(20分)の中でどのように読む&問題を解く&見直しすると自分が楽か?)をまずは決め、それを練習&適宜修正するのがよろしいかと思います。私は英文を読むのが遅かったため、19分使って問題をといて1分だけ見直す、という時間配分でしたが、速読ができる方はこのバランスを適宜修正することも可能かと思います。
TOEFL
Readingはパラグラフ単位の情報を正確に把握できていれば解けます。練習を繰り返して、自分にとって正確に情報を把握するために必要な時間を見極め、それを少しでも短くする方法を考えるのがよろしいかと思います。

 

  
Listening

 

28点以上を目標として勉強し、結果28点でした。『単語力×理解力』がカギです。

単語力についてはReadingと同様です。単語を知らなければ聴き取れません。

理解力についてですが、Readingと同様自分にとって一番理解力の高まる聞き方をまずは決め、それを練習&適宜修正するのがよろしいかと思います。私はメモ取りはロジックフローや例示列挙等の最重要ポイントのみにとどめ、基本的にListeningを重視することに決め、これを練習&実践するようにしました。また、どうしても音そのものが聞き取れないようなら、英語教材のディクテーションが効果的かと思います。

 


Speaking


海外経験が無かったため、目標スコアを2324点として勉強し、結果24点でした。帰国子女の方は差をつけるチャンスです。

まずは、文法&発音を気にしすぎることなく、英語をしゃべることが大事です。また、英会話学校に行っても実は直接スコアはアップしないタイプの試験( TOEFLはプレゼン的要素が強く、会話とは異なる)だと思いますので、対策を誤らないようにしてください。

都内にお住まいの方は、予備校選びの項でも記載したDonald Miller先生の塾に通われることを強くお勧めします。教授法・講師の個性(超ナイスガイ)・他の受講生との交流の機会(受験仲間ができました)・コストパフォーマンス、どれをとっても最高です。

以下、個別の問題について私がやったことを記載します。


Q1 & 2
についてですが、まず、聞かれそうなネタは準備していました。日本語でしゃべれない話は英語でも無理です。ネタ本としては、TOEFLOfficial Guide内のIndependent Writingの問題のコンテンツがお勧めです。ただし、200個近く別個にネタを作る必要はありません。そのうちかぶるものが出てきます。

そして、ネタができたら、時間を見つけて、準備したネタを口から出す練習をひたすらしていました。 Q1 & 2は特にプレゼンやスピーチ色の強い試験なので、なめらかにいえるまで練習するのが大事かと思います。

Q3 - 6
についてですが、まず、問題パターンを理解するように努めました。問題パターンのネタ本としては、Official GuideAGOSのテキストを利用しました。

そして一旦パターンを理解したら、とにかく問題に多くあたり、練習するようにしました。そのうち、お約束の会話の流れが見えてくるはずなので、このレベルまで持っていくのが大事かと思います。



Writing

 

目標スコアを27点以上として勉強し、結果29点でした。最後まで採点基準の良く分からないモジュールでしたが、スコアが上ぶれしてくれて良かったです。

 

 Integrated Writingについてですが、AGOSのテンプレートをまずは暗記しました。そして、 Listeningを重視し、ReadingからListeningの内容の予想をしながら聴く『攻めの』Listeningを心がけました。

なお、語数については特に意識したことはありません。

Independent Writing
についてですが、私は知人からもらったテンプレート(添削サービスのもののようです)を流用し、複数の添削サービスを活用してひたすら練習する、ということをやっていました。その際は、無難にまとめることを重視し、間違いなく書けないことは書かないようにしていました。SpeakingQ.1 & 2と同様、 使い回しの利くネタをいくつか持っておくと楽だとおもいます。
また、語数は多め(400 words以上)を意識して書くようにしていました。

 

 

 


■ GMAT

 

全てのアプリカントを定量的に比較できる唯一の指標であることから、非常に重要度が高いです。また、一般的にTop校のボーダーとされる700点を取るには、英語のネイティブも含めた受験生プールのなかで上位10%に入らなければいけない訳で、非ネイティブにとっては非常にハードルの高い試験でもあります。

 

一方で、非常にマトモな『英語でビジネスをやる人向けの試験』であることも確かで、各モジュール毎に想定シチュエーションがあるように感じました。GMAT対策となると試験としての対策に躍起になりがちですが、私の場合、想定シチュエーションをイメージして解いた結果、スムーズに回答することができました。また、単語力・読解力は全ての前提になりますので、そちらの向上も必ず行う必要があります。

以下、モジュール毎に私がやったこと及びポイントと思われる事項を記載します。

 

SC

 

このモジュールにおける想定シチュエーションは、

 

『部下がマネジャーであるあなたに契約書のドラフトを持ってきて、あなたにざっとレビューしてほしいと言っている。あなたはその契約書に記載上の誤りや、誤解を生むような紛らわしい記載が無いか、見つけなくてはいけない』

 

だと思います。もちろん文法は必須なのですが、それはあくまで素地であり、問題を解く段になったら文法を意識しなくても直感的に『なんかこれはおかしい』と思えるようなレベルにもっていくのが理想かと思います。

 

試験対策としては、私はAGOSの講座で基本を学び、Official Guide, Affiance, YESで問題演習をしましたが、振り返るに、このモジュールについては、YESの文法講座を受講&内容を即答できるくらいまで暗記したのち、問題演習で穴を埋めていく、という方法でよいかと思います。

 

CR

 

このモジュールにおける想定シチュエーションは、

 

『部下がマネジャーであるあなたの前で新企画のプレゼンテーションをしている。あなたはそのプレゼンテーションを承認するかどうかを決定する立場にあり、その部下の企画が適切かについてツッコミを入れる必要がある』

 

だと思います。試験対策としては、私はAGOSの講座で基本を学び、Official Guide, Affianceで問題演習をしましたが、振り返るに、このモジュールについては、問題演習を通じてロジックパターン&ツッコミのパターンを学んでいく。という方法でよいかと思います。

 

RC

 

このモジュールにおける想定シチュエーションは、

 

『マネジャーであるあなたは、今渡されたばかりの資料にさっと目を通し、これから出席する会議の冒頭でその内容についてブリーフィングをしなくてはいけない。』

 

だと思います。試験対策としては、私はAGOSの講座で基本を学び、Official Guide, Affianceで問題演習をしましたが、振り返るに、このモジュールについては、単語力・読解力の向上及び問題演習を通じての問題への慣れがなされれば足ります。単語力・読解力の向上方法については、TOEFLReadingと基本的に同じです。単語のレベルが多少高いこと、及びパラグラフ単位の内容の理解だけでは必ずしも問題が解けないことに留意してください。


Math

 

ベーシックな数学的知識の試験です。私はOfficial Guide, Affianceで問題演習をしました。中学入試をした方、または大学入試で数学を使われた方にはそれ程困難なモジュールではないと思います。

 

AWA

 

英作文の試験です。私はテンプレートを活用しました。非常に定型化された試験なので、TOEFLWritingと同様、書く練習をそれなりにしておけば困難なモジュールではないと思います。

 

エッセイ

 

エッセイも含め、出願カウンセラは、Vince さんにお願いしました。主な特徴は以下の通りです。

 

-           AGOSの主要カウンセラーで、優れた実績。

-          オフィスが秋葉原にあり、アクセスが至便。Face to Faceのミーティングがしやすいです。

-          もちろん、時間が無いときはSkypeEmailでもセッション可能です。

-          やりとりは英語。純ドメの私は最初おびえていましたが、アレルギー解消の意味でも有用でした。

-          テストスコアについては比較的コンサバです。

-          クライアントが集まる飲み会を企画してくれます。ネットワーキングに有用です。

 

エッセイはWhy MBA?What are your goals? などのスタンダードなものから始め、徐々に学校ごとの特殊なものに移っていくのが良いかと思います。エッセイは基本的に時間をかけるほどいいものができますので、十分に余裕を持って作業を開始してください。たとえば、私は10月出願校のエッセイ準備を6月末に開始しています。ただし、最初は時間がかかりますが、徐々に作業効率も上がるかと思います。

 

 

推薦状

 

監査人時代の上司(マネジャー)、現行プロジェクトの直属の上司(パートナー)から1通ずつ頂きました。実際に作成に入る前にそれぞれとコミュニケーションをとり、取り込むべき内容に関するブレインストーミングをしました。

多忙を極めている方等、事情によっては推薦状の作成を断られる場合もありますので、十分な余裕(目安としては出願タイミングの2〜3ヶ月前)を持ってお願いするのがよろしいかと思います。

 

 


志望校選定

 

アメリカの所謂Top20校+ヨーロッパのTop MBAの中から、以下の方法を使って選定しました。

-      『日本人のためのMBAベストスクールガイド』を使い、大まかなイメージを持つ

-          アドミッションイベントに参加し、スタッフや卒業生と会話。雰囲気を感じる。

-          在校生に知り合いがいるところには、メールで情報交換&アドミを紹介してもらったりする

-          興味がでた学校は、学校のWebsite及び日本語ページを全部プリントアウトし、読み込む

-          コネを作った卒業生とランチに行く。上記読み込みから生じた質問をし、深い知識を得る

-          ビジットをする(可能であれば)

 

なお出願時は、こうして得た情報から出願候補校を12校程度まで絞り、あとは学校のDeadlineと志望度との兼ね合いで最終的に7校に出願することにしました。出願校については、ビジット以外の上記プロセスを全て完璧にやった上での出願でしたので、非常に自信をもって出願することができました。

 

なお、ビジットがアプリケーションプロセスに与える影響については諸説ありますが、私が合格した5校のうちプロセス中にビジットしたことがあったのは1校だけでしたので、『ビジットしなかったら落ちる』というわけではないと思います。

ただし、ビジットをすることでしか分からないことがあるのも確かです。上記プロセスを踏まれるとお分かりになるかと思いますが、どの情報源も口を揃えて “Academic Program” “Collaborative Environment” “Leadership Education” “Diversity”について言及しているはずです。しかし、その中の微妙な差異については、実際にビジットしてみて、キャンパスを訪れ、授業に参加し、人に会い、住む予定の町を歩いてみないと分かりません。例えば、”Collaborative Environment”を売りにしている学校が都会のど真ん中にあって、授業が終わったらみんなばらばらに帰って行くような環境だったらどうでしょう?例え学生同士が仲が良かったとして、彼らと仲良くする機会がどれくらいあるでしょうか?

 

私がKelloggに決めたのも、合格後に実際ビジットしてみて、上記の微妙な差異の中にKelloggの魅力を感じたからです。例えば、

 

-          Academic Program

 

超強力なGeneral Managementプログラム。伝統的に強いMarketingはもちろん、FinanceStrategyも強い。加えて個人的に関心のあるSocial Enterpriseも強い。結果、生徒のバックグラウンドも本当にさまざま。所謂 “Finance School”とは一線を画す見事なProgramと生徒のバラエティぶり。

 

-          Collaborative Environment

 

EvanstonというChicagoからわずか30分の高級住宅街に位置し、ほとんどの学生がキャンパスの徒歩圏に在住。毎日集まろうと思えば集まれる環境に、そういう環境を望んできている学生が来ています。まさに”Collaborative”な環境。来てみて改めて分かりましたが、本当に良いヤツが多いです。

 

-          Leadership Education

 

『俺が俺が!』タイプのリーダーではなく、調整型のリーダーを意識的に育てようとしている印象。将来的に日本に帰る予定の私にとり、学ぶべきリーダーシップのスタイルはまさにこれだと感じました。

 

-          Diversity

 

International Studentsがクラブのリーダーをしていたり、イベントのオーガナイザーをしていたりと、アクティブに学生生活に関与している印象。Diversityというコトバが、『アメリカ人と非アメリカ人』という意味以上の意味を成していると感じました。

 

向こう2年間を過ごす場ですので、是非楽しみながら、ご自身にとってのベストスクールを選んでください。

 

 

インタビュー

 

非常にストレスフルなモジュールですが、準備がしっかりできるモジュールでもあります。私が重視したポイントは以下のとおりです。今年インタビューを受けた学校は全て合格しましたので、方向性としては間違っていなかったのだと思います。

 

-          レジュメの内容&標準的な質問については、1分〜1分半で回答できるようコンテンツを準備する。

-          準備したコンテンツは、カウンセラや受験仲間とひたすら練習する。

-          楽しむ。お気に入りの服を着て、一番の笑顔を振りまきましょう。笑いのひとつでも取れれば最高です。 

 

 

その他提出書類

 

実際に出願を始めると分かりますが、各学校ごとに定められた『その他情報』を提出する必要があります。内容は『趣味について:期間とその説明』など比較的シンプルなものが多いのですが、語数制限があることが多く、簡潔にまとめようとするとその記入が意外に面倒です。十分に時間を取って出願準備をされることをお勧めします。

 

 

アプリ提出後

 

アプリケーションの結果に影響を与えるタイミングでは、特に何もアクションをとりませんでした。

一方、合格後に20103月に合格を頂いた複数の学校にビジットしました。実際に学校を見ることで、雰囲気を感じたり生の声を聞いたりすることができ、非常に有用でした。最終的にKelloggを進学先にしたのも、この中でKelloggの魅力を肌で感じたからです。詳細は志望校選定の項をご覧ください。

 

 

その他役立つ情報

 

AGOSInterfaceのサイトは受験情報の収集に有用です。また、Clear Admitにはインタビューの質問がアップされていたりして有用です。

 

また、情報源ではないですが、受験仲間は必ず作ることをお勧めします。私はDonald先生のところで会った仲間達と勉強会を毎週開き、情報交換をしていました。また、彼らとは勉強を離れて飲みに行ったりもし、将来の夢を語り合ったりと、まさか30歳を目前にしてやると思わなかったようなことをやっていました。彼らなくしては、僕の合格はありえなかったと断言できます。是非皆さんも受験仲間を作って、みんなで合格してください。

 

 


受験を振り返って

 

幸いにもKelloggに合格した後、受験生の皆さんに『なぜKelloggに合格できたのですか? 何か秘訣はありますか?』とよく聞かれました。その際は、いつも『合格するまでやめなかっただけです』と答えるようにしていました。

 

私は残念ながらスーパーマンではありません。ゆえに、テストのスコアを地道に上げ、奨学金を確保し、時間を取ってエッセイを書き、入念に準備してインタビューに臨まざるを得ませんでした。MBA受験をしていると、やれ低GMATTop校に合格しただの、1ヶ月でエッセイを書いて合格しちゃった、だのの『神話』を耳にすることが多いかと思いますが、これらは全てスーパーマンの話です。悲しいかな(そして同時にありがたい事に)私の周りの友人はみな苦労して私と同じステップを踏んでいます。そして、やめなかった方が合格しています。

 

やらない理由、できない理由を探すのは簡単ですが、もし皆さんがMBA留学への憧れをご自身の中に感じていらっしゃるのであれば、是非その気持ちに正直になってください。確かに私にとってこのプロセスは長く、つらいものでした(ゾンビに追いかけられる夢を何度も見ました。苦笑)が、一生モノの友達、自己に対する再認識の機会、そして何より今Kelloggで人生最高の2年間となるだろう機会にめぐまれることができました。『世界を股にかけるビジネスパーソンになりたい!』でも『オラもっとつぇぇやつと闘いてぇ!』でもなんでもかまいません。どうかその気持ちを持ち続け、MBA合格を勝ち取ってください。そして、MBAを経験した同士として、一緒に楽しい人生を送っちゃいましょう。心から応援しています。