東プレ RealForceに消音ゴムを入れて静音化

RealForceのキートップカチャカチャ音を解消してみます

*分解をしたり、ここで書くような改造をすると無償修理の保証は効かなくなると思います。自己責任でお願いします。

このようなやりとりが「東プレに向かって語れ!リアルフォース 7枚目」でありました。 その消音ゴムの自分なりの製作法です。

素材となるゴムは東急ハンズで買ってきた「薄型ゴムシート」という物で厚みが0.3mmになってます。ゴムの表面はこのようになっていて、片面に布目がついています。

まず、11.5mm四方になるように、ゴムをカッターで切っていきます。

スライダを通す部分を丸く切り抜きます。切り抜く方法は、ステンレスパイプで丸く切り抜く刃を作りました。 リューター(ルーター)の先にパイプを取り付け、回転させながらダイヤモンドヤスリで荒削りし、耐水ペーパーで仕上げました。 リューターにパイプを取り付ける方法は、いろいろあると思いますが、このように(写真では実際に使った物とは違ってます)彫金で使うような研磨用のポイントにパイプを差し込んで取り付けました。 使い古したフェルトポイントなどにつけてもいけるんじゃないでしょうか?

とりあえず、多めに作っておきます。91U用ですが、120個位は作ったかな。丸く切り抜く穴の大きさは9.5mmになってます。 話が前後しますが、上で作るパイプの刃はこの大きさに合わせておいてください。

四角いままだとハウジング(東プレのこのページではブランジャという名称になってる部分?)に干渉するので、角をカッターで取っていきます。 それほど厳密にやらなくてもイイ部分だと思いますが、ゴムを重ねて切ると均一にならないので、一枚づつ切った方がいい結果になると思います。

出来上がったゴムをハウジングの中にいれます。 ShiftやCtrlなど、ハウジングの形状が違う物にはそれぞれ合った形の物を別に作りました。 スライダを取り付けてから指でスライダのすべりを確認してください。 動きが鈍い場合はゴムが何処かに干渉してると思うので、寸法が合ってるか見直してみてください。
(写真では、ハウジングとハウジングの間に白いものが見えますが、これはシリコン板を切ってはめたものです。あまり消音には効果が無いと思います。)

消音ゴムを入れた状態で動画を取ってみました。ファンクションキーはゴムなし、それ以外にはゴムが入っています。 録画状態が悪いので実際の音とは違うと思いますが、ファンクションキーの音との比較を見てください。 動画ではわざと音が鳴るように叩いてますが、キートップが戻った時にハウジングと当たる音が軽減されています。キートップを撫でた時のカチャつきもなくなっています。
(サイズ:1.96MB、 コーデック:DivX)

RealForceの分解(写真は「Realforce91UBK(USB)NG01B0」です)

RealForceの筐体(フレーム)はドライバなどの道具なしで外す事ができます。 写真で白い矢印になってる部分のツメを指で外すと、上蓋の部分が取れます。

ケーブルはコネクタによってプリント基盤に取り付けてあります。コードを引っ張って抜くと断線の可能性があるので、 写真の矢印1の部分に爪を入れて外すか、矢印2の部分に薄い板状の物を入れて外すかした方がいいと思います。

キートップを抜きます。写真の様に、筐体を外した後ではなく、取る前に外してしまった方がプリント基板を痛めないかもしれないです。
(今回は全部のキートップを外してありません。キートップリムーバーはここで作ったものです。)

基板と鉄板のプレートを外します。今回の外し方は、ラバードームやコニックリングがバラバラにならない方法でやります。 写真で黄色の丸で囲まれた3つのビス以外を全部外します。丸で囲まれたビスは、簡単に外せるよう緩めておいてください。(緩めすぎず、ドライバで簡単に外せる程度に。)

基板側を持ちあげ、下側から緩めたビスを外します。 斜めにしすぎると、キートップ側の鉄板がずれてラバードームなどもずれてしまうので、水平にして外してください。

ビスが外れたら、ゆっくり机の上などに置いて、鉄板だけを持ち上げます。ラバードームなどはずれずに、そのままになってると思います。 これが少しでもずれると、直すときに一つ一つ裏返してコニックリングをはめる事になります。 外した基板とラバードームは組み立てまで動かさないで退避させておいてください。

スライダは矢印の部分にあるツメでハウジングから抜けないようになっています。

ツメ部分を板などで押して、ハウジングから抜きます。ツメは小さく脆いので、力を入れすぎると折れてしまう事があります。十分注意して作業してください。 写真右のように少し浮かせてやると、スライダが下から抜けてやりやすいと思います。 このやり方よりも、先が樹脂で出来たようなラジオペンチなどを使った方がやりやすいかな?こんなの

ShiftやEnterはツメではなく、スタビライザでスライダが抜けないようになってるので、写真の様にスタビを取り外します。 矢印の様に力を加えると抜きやすいと思います。 ここまで分解できれば、上でやった消音ゴムを入れる事ができます。

組み立てる場合は、分解の時とは逆にします。 基板の上に鉄板を乗せる時、裏からネジ穴を見てズレが無いよう確認してください。 基板を持ち上げて丸で印のあるビスから止めていき、基板と鉄板がずれなくなったら裏返してその他のビスを絞めるとよいでしょう。
(91Uには付いてませんが、89Uに付いてるディプススイッチのプリントが基板に残ってます。)

分解法とは関係ありませんが、スライダとハウジングにはローマ字でAやB,Rなどの文字があります。 これはハウジングとスライダの文字が対になってるわけではなく、ランダム(多分。規則性は無いと思うのですが。)になっていました。 それぞれの文字には何の意味があるのでしょう?見た目では分かりませんが、形状が若干違うのかな?

91UKBは初回ロットが200個と言われてますが、製造番号らしき数字が基板側は132なのに鉄板側には468になってます。 発売と同時に買ったので初回ロットだと思うのですが、500個位作ったのかな?