私たちは、雪深い黒姫山のブナ林から湧き出る水の恵みを受けて、
美味しい米作りを目指します
           
              私たちの願い
 
 
この度、私たち7人は、農事組合法人・石黒を立ち上げました。
 私たちの石黒地区は、新潟県柏崎市高柳町の南西部に位置し、山に囲まれ豊かな自然に恵まれた環境にあります。
 石黒は広葉樹林とくにブナ林が多く「ブナ林の里」と呼ばれています。
 また、山あいに7つの集落があり、田のほとんどが棚田であります。私たちの先祖は千年にもわたりこの地で雪解け水や湧き水をたよりに稲作りをしてきました。
 しかし、過疎化の波は私たちの村の姿をすっかり変えてしまいました。村人は高齢化し、田畑は年々荒れて原野にかえりつつあります。
 私たちは、せめて現在の耕作田をこの先10年、そして20年にわたり残したいと心から願っています。
 そのためには、私たちは法人組織を生かすとともに他の生産者と連携して、美味しい米づくりに取り組むことが何より大切であると信じます。
 そして、村出身者や農業に興味関心のある方々の共感を得て、一人でも多くの後継者を育ててこの切実な願いをかなえることの出来るように努力してまいります。
              組合員一同

    設立第2期 平成27年〜平成平成32年
 
              設立第2期を迎えて
 雪深い、黒姫のブナ林から湧き出る水の恵みを受け、私たちは純粋に山の暮らしを楽しみ、美味しい米を作り継いできました。
 「七人が力を合わせ、夢あふれる石黒の郷の支えとして、地域から信頼される農業経営を目ざします」これは、私たち「農事組合法人石黒」の設立時の目標です。
 以来、設立から5か年が過ぎ私たち組合員も地域の方々も高齢化が進み、「限界集落石黒」との声も聞かれるようになりました。
 国の中山間地直接地直接支払制度も3期15年が経過し、いよいよ4期目がスタートします。一期5年間のサイクルですから、高齢者には厳しい決断が必要となります。
 いうまでもなく、高齢化が進んでいるのは石黒地域だけではなく高柳町全域にわたることであり極めて深刻な問題です。
 国では第4期の直接支払制度を現在、この厳しい状況をふまえながら5か年継続できる制度を検討中です。私たち農家が納得して参加できる制度ができることを切に願っています。

 石黒地区ライスセンターも地域の助成のお陰様をもって乾燥機も更新して頂きました。また、色彩選別機も導入し、設備は一段と充実しました。是非、皆様もご利用くださいますようお待ちしています。
 私たち組合員一同、これからも石黒地区の皆さんの要望に少しでも叶うように微力ながら努力していくつもりであります。
 何卒、これからも相変わらぬ御指導をくださいますよう心からお願い申し上げます。

 平成27年3月

 農事組合法人石黒
   代表 大橋伊勢治  ・  組合員一同
                


     平成28年度(第2次2年度)

    南部RC(ライスセンター)の準備を行いました
 田が黄金色に変わりつつあり、石黒でも早生品種の稲刈りを間近に控えた8月28日、南部RC(ライスセンター)の準備を行いました。
 一連の機械を掃除、乾燥機の試運転を行いました。
 南部RCの乾燥機は、平成24年に入れ替えた遠赤外線の乾燥機で、水分が18%になると一旦乾燥を止め、5〜6時間後に再度乾燥を始める「二段乾燥」が可能です。天日干し(ハサかけ)は、日中乾燥→夜露で水分が戻る、を繰り返しながら、徐々に乾燥していきますが、二段乾燥はそれと同じ効果なのだと中村副代表が教えてくれました。ほかにも、もみタンク内の水分分布などもわかるようになっており、刈取り時の状態(水分のばらつき、未熟粒の多少)によって、最適な乾燥状況で乾燥してくれます。
 今年は、天候もよく、良質な米が期待できるそうです。
 「今年、いい米を作らなかったら、いつになってもいい米は作れない!」と中村勝善さんは自信満々に言われていました。たいへんながらも、心躍る収穫の秋がもうすぐ始まります。(村田)


           3農業法人合同研修会を行いました
  (平場の矢田・山よりの山室、山場の石黒)

 7月15日、矢田営農組合、山室生産組合、(農)石黒がじょんのび村に集まり、合同研修会を行いました。これは、山室生産組合の行田代表の取り持ちで、平場の矢田、そこより山に入った山室、山場の石黒と、柏崎のなかでも三様の農業法人が、情報交換や連携を図れないかということで始めたものです。
 まず、矢田営農組合、石黒代表(少し紛らわしいですが矢田の代表が石黒さんです)から、矢田地域全域を巻き込んだ農地集積(田んぼの取っかえ引っかえ)と、イケメン農業青年の雇用についておはなしいただきました。
 農地集積は、総論賛成、各論反対になりやすく、それをやれば効率がよくなることは、重々わかっているのですが、いろいろな問題や感情(あの田は、陽が当たらない。この田は、もぐる。(水はけが悪い)あいつの田はいやだ。など)があり、簡単にいかないのが現状です。国(北陸農政局)やJA柏崎の協力のもと、何回も話し合いをして、実現させたそうです。あわせて、地代(小作料)の引き下げも行ったとのこと。農地集積の際、往々にして地代の吊上げ合戦(あいつが1万なら、おれは1万1千円払うから俺に田んぼを任せてくれ)が行われるそうなのですが、米の値段が下がってきているのに、ますます儲からない、ヘンなことになるので、地主への値下げのお願いは「JAさんに悪者になってもらって」やったといわれていました。
組合員の方は「田が分散していたときは、移動時間が気分転換になったのが、今は、移動がないから、休むことができない」といわれていました。
 また、今年より、二十歳の青年(イケメン)を年間雇用。「組合の規模からいえば、まだ雇える体力はないが、将来を見越して思い切った」といわれていました。
矢田の印象は、石黒さんというシンボルのもと、それに惚れ込んだみなさんが、一致団結している感じがしました。
つぎに、山室生産組合、行田代表から、今年より始まった基盤整備(田の大区画化)についておはなしいただきました。基盤整備は、農地集積と同じで、ひとりでも反対の人がいると実施できないため、関係者の100%同意を得ることが手始めであり、かつ最大の難所になります。山室では、同意を得るのに10年かかり、やっと今年から工事開始となったそうです。それでも「苦労はありませんでした。なるようにしかなりませんので」と、行田代表は飄々と笑っておられました。
 山室は、高柳の近くでもあり、見知った方も何人かおられます。若い人もたくさんいて、楽しく作業してそうな印象を受けました。
そして、最後、(農)石黒、大橋代表から、昨年より石黒で猛威を振るっている「イネカラバエ」についてはなしがありました。昨年は五百万石などの早生品種を中心に被害があり、5割以上の減収となった田もあったそうです。今年は、防除に効果が見込める薬剤の実証(この薬剤がメチャクチャ高い。)を行っているそうですが、既に被害も出ており、被害最後は、われらの中村昭雄副代表が、緊張しながらも、力強いあいさつでしめてくださいました。
今回、ほかの農業法人のはなしをお聞きし、「経営」「将来」「そのための今」を非常に考えているなあと感心するとともに、「では石黒はどうするか?」について、大きい宿題をもらったような気がしました。
(農)石黒は法人、会社です。会社として成長する展望や戦略を持たないといけません。現在、そこが、石黒に欠けているというか、そこまで考えが及んでいないのが現状です。
 ただ、突破口は、別のところにあるような気もしており、それは、「石黒の人の魅力」だったり「石黒の条件の悪さ」にある気がします。私からみれば、石黒はスーパーマンが集結したようなところであり、憧れる人がたくさんいます。また、そのスーパーマンたちを生んで育てたのは石黒の風土であり、そういうものをひっくるめた「石黒」の魅力はすごいものがあると思います。それを少しづつでも具体化(商品化、事業化)ができれば、面白くなるなあと思っています。(あくまで、私見です。組合員の方には、「甘い!」と怒られそうです)

                    (村田)





    ライスセンターの整備作業を行う 2016.8.28
 タキノフチの稲も成長は良好のようだ。(下写真)9月に入ると石黒地区も稲刈りが始まる。
 今日、8月28日(日)の午前にライスセンターの整備作業を行った。
 
 
 台風10号が今のところ30日には関東に上陸して中部を横断しそうな様子であるが、被害のないことを祈るばかりである。(編集会)


    タキノフチの草刈作業を行いました 2016.5.27

 6月11日にタキノフチの草刈を行いました。天気続きで天水田では水がなくすでにひびが入った田もありますがタキノフチは水の心配がなく順調に生育が進んでおりました。
 今回は助っ人として山中の伊藤直樹さんも手伝ってくれました。
直樹さんは日々の百姓暮らしをブログに綴っており今回の草刈の様子も出ております。
 「山中記」で検索いただくとでてきます。
http://tsunagou.exblog.jp/
「先端」という題の日の記事の後ろのほうにでてきます。(村田)


          補植作業を行いました 2016.5.27
 午後5時半よりタキノフチの田の補植作業をおこなった。毎年、補植作業は組合員が夫婦そろって行うことが恒例となっている。幸い、晴天にも恵まれ5時ごろからぼつぼつ集まり互いの情報交換など行い、いつもの通り全員で記念写真を撮ってから作業にとりかかった。


 田の水面には石黒城山が影をおとし、時々、ホトトギスや
アカショウビンの鳴き声が聞こえた。作業は1時間ほどで終了した。

※ビデオ資料−農事組合法人-補植作業2016


     
     田植えが終了しました 2016.5.24
 午前
に大橋伊勢治さんが行った。昨年は5月30日に行ったので1週間ほど早い田植えとなった。例年にない小雪であっただけにすでに水不足も発生しているが、このタキノフチの水田は近くの石黒川の支流松沢川の500mほど上流から取水しているので水の心配はない。
 しかし、水路が長いため春最初の水路整備作業には毎年、手間がかかっている。昭和の30年代までは用水路上流のあたりは小さな田が散在していたが今は跡形もない。(編集会)



ビデオ資料-田植え作業



         
田かき作業を行いました 2016.5.20
 午前に小野島弘さんが田かき作業を行いました。
松沢川上流からの用水路は2年前に農道の一部が崩落して暫定的な修復をしました。今年も農道上の傾斜からの小規模の土砂崩れはありましたが。無事、用水が確保でき、こうして田打ち作業も終わりホッとしている所です。
 (写真撮影 農事組合法人)



           田打ち作業を行う 2016.5.17
 午前に田打ち作業を中村昭雄さんが行いました。この田の一部に岩盤がありいつも留意して行っている。初めての頃はそのことを知らなったためにトラクターの爪を痛めたこともあった。
 ※タキノフチ一帯にみられる巨大な石はタキノフチ石と呼ばれてきた。地学上では、石黒層と呼ばれる堅い砂岩である。村では昔から四角に切り、集落内の道路に飛び石のように敷いてぬかるみを避けて歩けるように工夫されていた。また、火に強く竈(かまど)などの原料には最適であった。
この地層は城山の北側、タキノフチの水田の向かいの斜面に露頭がみられる。露頭はさらに南側地名ホウノキ山まで連続して所々に見られる。(編集会)



       
用水路の春の整備作業行う 2016.4.28
 4/23(土)にライスセンターの冬囲い外しとタキノフチ水路の掃除を行いました。
今年は暖冬だったため例年5月の連休過ぎに行っていた作業を2週間以上も早く行うことができました。
作業はみなさんが毎年のごとく慣れたものでだれが指示することもないのですが昭雄さんは取水口へ伊勢治さんは集水桝の泥あげへ伊寿さん、勝善さん、幸夫さんは側溝の泥あげとあうんの呼吸で作業がはかどり無事、通水しました。
すでに田ぶちも始まっており雪消えと同時に田んぼ仕事がやっとできるとみなさんのワクワク、うれしそうな感じが満ちていました。

           取水口の掃除

         水路の掃除-1     

           水路の掃除-2
    あうんの呼吸で作業ははかどり完了
            (文・写真 村田)





         
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 (平成27年度-第2次1年度)   

  
タキノフチ用水路の春の整備作業行う 2015.5.10
例年に比べ遅い雪消えであったが、ようやく田畑の残雪も姿を消した。
 今日(2015.5.10)組合では、春一番の屋外作業、松沢川上流から1qほどにわたる用水路の整備作業を早朝より行った。


                作業風景
 昨年は道路が崩落して難渋したが今年は幸い大きな被害はなく作業は10時ころには終了した。
 いよいよ、設立第2期の活動が始まったが、農協改革などでいいよいよ戸惑うことの多い現状であると想われる。
 更に、高齢化の進む中、石黒で農作業に従事されている在住の方々にはとくに健康安全に留意していただきたいものだ。
                        (編集会)

 

   タキノフチ田打ち作業終える    2015.5.24
今日(24日)、中村昭雄さんが朝からタキノフチの田打ち作業を行った。

5月19日(30mm)以後雨らしい雨も降らず、場所によっては水不足も生じているときくが、タキノフチは松沢川の上流で取水する水路をもち、先般整備作業を終え水は豊富だ。
田打ち作業は午前中で終わり、後は代かきを待つばかりだ。
(編集会 写真撮影-政栄)
ビデオ資料



 タキノフチ代かき作業終わる    2015.5.27
去る27日に中村勝善さんがタキノフチの代かき作業を行った。
代かきを終えた田は水面に石黒城山麓を写し、来る30日の田植えを待つばかりだ。

 
 (編集会)




    タキノフチ田植え作業終わる  2015.5.30 
 今日(5.30)の午前に、大橋伊勢治さんと田辺和栄さんによってタキノフチの田植え作業が行われた。近くで、アカショウビンの鳴き声が頻りにする心地よい田植え日和であった。

これで、後は、組合員と各家族全員による補植作業をして、仕事は一段落という事になる。
石黒地区の田植えも終盤を迎えているが、所々で水不足が生じているようだ。(編集会)
ビデオ→資料



    全員での補植作業行う  2015.6.3
 今日(6.3)の午後5時半から組合員全員での補植作業が行われた。あいにく午後からは雨模様となり風も出たが作業開始の頃には雨は止んだ。雨はこの辺でまとまった量が欲しいところであるが1mm程度で終わったようだ。
 御世話頂いている村田さんも、勤務明けとともに駆けつけてくださって一緒に作業をしていただいた。


 作業前には、恒例の全員写真を撮ってから作業に取り掛かった。作業は1時間ほどで終了した。
 今年は、第二年次のスタートであり今後の5年間、石黒の農業の中核となって活動を続けてほしい。そのためにも、組合員のみならず在住の皆様全員、各自が健康管理及び安全には十分留意してほしいものである。 (編集会)
ビデオ資料←クリック


   タキノフチの草刈を行いました  2015.6.21
 今日(6.21)朝、5:30〜7:00、タキノフチの草刈を行いました。
 早朝の朝露があるときは草の切れもよいそうです。さすが、草刈のプロ、あっという間に4反の田んぼまわりがきれいになりました。
 この日は、中村昭雄さんが新しい溝切り機(田面ライダー)をみなさんに披露、興味津々で見ていました。バイクのようにまたがって溝を切りますが、お尻が痛くなるので、クッションが必要だと苦笑いしていました。草刈が終わってからは、(農)石黒の定番、コッペパンとバナナで休憩、あわせて大橋代表より、水管理や溝切りなど今後の管理について組合員に細かく指示されていました。(村田)





(文・写真-村田)


 ライスセンター周りの除草作業を行う 2015.6.25
 今日(6.25)の昼頃に、下石黒からの帰途、ライスセンター周囲の除草作業中の中村昭雄さんに出会いしばらく話を交わした。
 話によると、組合員も高齢化とともに体調に問題も生じること少なくなく、つい最近大橋代表も入院治療されたとのことで驚いた。幸い、その後順調に回復され稲刈りの頃には完全復帰ができる様子と聞いて喜んでいる。
 まさに、農事組合法人石黒も第二年次をスタートしたわけであるが、組合員のみならず石黒地区在住の皆様一人一人が体調管理と安全管理に十分に留意してくださるよう願うばかりである。
(編集会)

 

     7月の勉強会を行いました 2015.7.17

早いものでもう7月後半、五百万石はもう出穂が始まりました。(今年の高柳の地酒「姫乃井」は大橋代表の五百万石で仕込まれるそうです。)

さて、717日、定例の勉強会を開催しました。

今回の勉強会には、上石黒の田辺区長様が見えられました。現在、各集落で第4期直接支払制度の対象農地をどうするか、話し合いがされていますが、ポイントは一点、5年間の農業継続ができるかどうか、その一点です。上石黒では、今まで8haほどあった対象農地が2.5haほどになりそうだとのこと。そこで、その減少を少しでも食い止めるべく、当法人に力を貸してほしい!とお願いに来られたのでした。

当法人においても、現状で手一杯、かつ組合員も歳を取ってきて体のあちこちにガタがきている現状で、要望に応えることはかなり難しいのですが、反面、上石黒はじめ石黒の集落には、様々な面で支援、協力をいただいており、できるだけのことはしたいとの思いもあります。また、区長様がわざわざ来てくださり、頭を下げられたその気持ちに応えたいという思いもあります。具体的なはなしはこれからということでしたので、できるだけ協力するという前向きな意思をお互いで確認しあい、具体的には今後話し合っていくこととしました。

その次に、大橋代表が「小野島弘くんからはなしがあります」といわれました。小野島さんには高校3年生の長男がいます。“せがれが高校を卒業したら、法人の手伝いをさせてほしい”と小野島さんからみなさんにお願いがありました。なんと!法人初めての新入社員の申込です。これはすごいことです。新たな希望の誕生です。子は親の背中を見ていました。もちろん、全員大賛成で、さっそくこの夏休みから手伝ってもらうこととしました。

最後に、もう一人のゲストとして、現在高柳の山中集落にインターン生として住んでいる間雄輝(はざま-ゆうき)くんから、都会から農村に移り住んだ気持ちや経緯について話しをしてもらいました。これは石黒でもこういった若者の受入れについて、「案ずるより産むが易し」というところを感じてもらえたらと思い、間くんにお願いして来てもらいました。受入れによって、いちばんの変化は村に話題ができることです。また、教えを乞いながら農作業を手伝うことで村の人たちに、ここで暮らすことの楽しさや面白さを再確認させてくれる存在でもあるのではないかと思います。

今回の勉強会は、期せずして当法人の将来に向けてのはなしになりました。決して楽な道ではありませんが、希望の光が差し、明るい将来が待っていそうな予感をさせる勉強会になりました。(村田)




  
ライスセンターへの籾搬入前の点検と掃除を行う2015.8.30

 今日、8月30日に、全員でライスセンターの清掃と点検を行った。いよいよ稲刈り作業の開始も近づいたので、朝から作業を行い午前中に終了した。9月中旬から最盛期となると思われるが、天候に恵まれることを祈るばかりである。



  稲刈り最盛期に入りライスセンターフル稼働 2015.8.30  

 今日、上石黒の稲刈り風景を撮影に上石黒の高床の棚田を訪れた。国道から山側の坂道を上っていくと途中、下方にランスセンターが一望できた。(下写真)一休みを兼ねてしばらく眺めていると次々と籾運びのトラックが出入りしている。


 そのうち、大型トラックが来て袋詰めの終わった玄米を搬出していた。帰りにライスセンターに寄り様子を撮影して帰った。
                 
(編集会)

ビデオ資料→ライスセンターフル稼働



         ライスセンター大清掃を行う 2015.11.1  

 
今日、ライスセンターの大清掃を行った。主に乾燥機や調整機などのメンテナンスなどで、作業は朝8時から午後4時までかかった。物言わぬ機械とはいえ今年の稼働に感謝し特に負担のかかる箇所を中心に点検した。
 とにかく、こうしたメンテナンスを十分に行って、来年の稼働期に故障が発生しないように組合員全員が作業にあたった。


     平成27年、活動報告会が開かれる 

平成27年 ()石黒 活動報告

 <はじめに>

  早いもので、()石黒も6年目を迎えました。不安な気持ちでのスタートでしたが、石黒地域のみなさま、大橋寿一郎様、大橋政栄様、など多くの方々や、忘れてはならない組合員みなさまの内助の功に支えていただきながら、今年も刈取りを終えることができました。こころより感謝申し上げます。ありがとうございます。

<組合員と後継者>

  さて、今年の()石黒ですが、春に大橋代表、中村副代表が入院されるという衝撃がありました。ありがたいことにお二人とも現在は元気に復帰され、一同ホッとしているところです。しかしながら、何十年とからだを酷使してきた疲れが溜まったことが原因ではないかと思います。大橋代表は、「私は日本製の自動車といっしょで、小さくても高性能なんだ。この体に産んでくれた両親に感謝している」と笑って話されます。もう少し仕事を減らし、体への負担を軽くしてほしいと願う反面、後継者がいない現状では()石黒が石黒農業の最後の砦です。辞めてもらっては困るとの思いもあり、それは組合員のみなさまも十分承知していますので、現状維持をできるだけ続けることが暗黙の了解となっています。

  反面、うれしいこともありました。()石黒の後継者ができそうです。小野島組合員のこどもさん、雄一くんが来年高校を卒業予定なのですが、卒業後()石黒で働きたいといってくれています。きっとお父さんの背中を見ていたのでしょう。今年の草刈や籾殻詰めもいっしょに手伝ってくれました。お父さんを尊敬していて、とてもよい子です。これからお父さんのようになるよう、みんなで技術や心意気を教えていきたいと思っていますし、雄一くんにいっぱいお金を払えるよう()石黒も稼いでいかなければなりません。また、居谷の田辺和栄さんが大橋代表のテコとして、作業を手伝ってくれました。さらに、もうひとり石黒に通いながら農業をされている方が、仲間に入ることに興味を示してくれており、徐々にではありますが、継続のかたちが進んでいるようにも思います。現組合員さんたちがあまりにスーパーマンすぎて、その跡継ぎになるのはとてもたいへんで、簡単にいかないこともよく承知していますが、少しでも継続していける可能性があれば、前向きに検討していきたいと思います。

<稲の出来具合>

  今年の作柄ですが、例年にないくらい収量が少ない年となりました。お盆後の気温が高くならなかったことが原因なのかどうか、はっきりはわかりませんが、百姓には寂しい秋となりました。また、五百万石などの早生品種でイネカラバエという害虫による加害により出穂と同時に傷穂がみられ、傷穂では多くの籾が空粃となりました。さっそく10月には普及センターから対策指導を受けましたので、来年は被害が少なくなることを願っております。

  また今年より、初めてJA以外の米卸会社へ出荷をしました。値段的には期待していた額には及ばず、ガックリではありましたが、販路の多角化、リスク分散などの観点からは、一歩前進した取組だったと思っています。

<来年に向けて>

  来年に向けて、施設面では、平成24年に乾燥機の更新、昨年色彩選別機の導入と当面はこのままでいけるだけの充実がなされました。これは、石黒地域より全面的な資金協力をいただいたおかげであり、こころより感謝しているところです。それだけ当法人にかかる地域の期待も大きく、組合員のみなさまも十分承知しているところです。7月の勉強会にはわざわざ石黒区長会の田辺会長様が見えられ、石黒農業の継続に当法人の力添えをぜひともお願いしたいと頭を下げていかれました。わざわざ来ていただいたことに、組合員のみなさまも決意を新たにしたことと思います。しかしながら、体力的な面はいかんともし難く、気持ちはあっても体がついていかない年齢になってきています。まずは、組合員みなさまが元気でいること、健康第一で過ごすことをまずもっての目標としてほしいと思います。ですので、経営面でも現状維持できれば十分で、少しくらい減少しても仕様がありません。()石黒は高柳町唯一の農事組合法人です。いろんなところで法人化のはなしは出ますが、実際に高柳で法人化したのは今のところ()石黒だけです。それは、組合員のチームワークの良さと、高い栽培技術、そして地域農業に対する真剣さと度胸の大きさがあるからだと思います。その気概を継続して持ち続けること、あきらめたと言わないことが大事だとみなさんに発破を掛け続け、来年も美味い米を作ってほしいと願っております。
            ()石黒事務担当 村田功



  平成28年、決算総会が開かれる 2016.2.25

平成28年 ()石黒 決算総会

26.2.25 19002000

石黒活動拠点施設2

<代表あいさつ>

去る2月25日(木)に平成27年の決算総会を行いました。

数えて、6回目の決算です。冒頭、あいさつのなかで大橋代表理事より一年間の総括について話しがありました。春先の順調な生育から一変、秋の収穫ではこれまでにないほどの不作であったこと。TPPが大筋合意され、先行きに不安感が漂っていること。ついに石黒小学校が解体され、さびしい反面、その跡地活用について前向きな検討が始まったこと。今後も全員で知恵を出し合っていきたいと、話されました。

<決算>

 平成27年の当期利益は¥876,512、前期繰越損失が¥499,922でしたので、¥376,590が当期未処分利益となりました。

 売上高が約625万で前年比37万の減となりました。コシヒカリの仮渡金はH26の¥12,000から¥12,800と上がったのですが、出荷量が不作などの理由で943俵から783俵と160俵減ったことなどが原因と思われます。

 次に、平成28年の事業計画について、平成27年とほぼ同じ面積の作付けや作業受託を目標とすることとしました。また、学校跡地の活用について、石黒の政策研究会で学校跡地を「共同育苗」の場所として活用してはどうか、との検討がされており、その中心として()石黒が主導的役割を担っていくことが確認されました。このところ、組合員の病気など暗いはなしが多かったなか、久々に石黒全体がひとつにまとまっていけそうな、明るいはなしがでてきて、うれしく感じられました。平成29年春からの開始を目指し、砂利や砂などで整地をしていくことが確認されました。

 最後に、中村正和理事に代わり、中村勝善さんが新たに理事の役を担ってくれることになりました。

<閉会>

 閉会にあたり、中村昭雄理事よりあいさつがありました。歳を取ってきて、病気など若い頃のようにはいかないが、「それはそれとして、力を合わせていきたい」と組合員にお願いがあり、全員が拍手をもって、心をひとつにしました。
         ()石黒 事務担当 村田功

            

 



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 私たちの願い(左掲載)
これまでのあゆみ 
千年の棚田をつなぐ農事組合法人 石黒 
 
  第2期の記録 平成27年〜平成32年
設立第2期を迎えて
2015.3
活動記録目次 

      
































      




















      


















      







































        
第2期の活動記録 
平成28年度
 (第2次2年度)
  
 
       3農業法人合同研修会を行いました
2016.7.15

ビデオ-ライスセンターの整備作業
2016.8.288
 
イスセンターの整備作業を行う
2016.8.28
 
タキノフチの草刈を行いました
2016.6.11
 
タキノフチ補植作業を行いました
2016.5.27
  
タキノフチ田植え終了
2016.5.24 
タキノフチの田かき作業を行った
2016.5.20 
田打ち作業を終える−タキノフチ
2016.5.17
 
タキノフチの水路作業を行う
2016.4.28
 
 
 
平成27年度
  (第2次1年度)
  
 
平成27年 (農)石黒 決算総会
2016.2.25−村田
 
平成27年 (農)石黒 活動報告
2015.11.26−村田

ライスセンター大清掃と冬囲い 
稲刈り最盛期に入りライスセンターフル稼働-2015.9.23  
デオ資料-ライスセンター籾搬入と玄米搬出-2015.9.23
ライスセンターの清掃点検を行う
2015.8.30
 
7月の勉強会を行いました
2015.7.17
 
 
ライスセンター周りの除草作業を行う
2015.6.25
  
タキノフチの草刈をおこないました
2015.6・21

組合員全員による補植作業を行う
2015.6.3


ビデオ資料 
  田植え作業行う-タキノフチ
2015.5.30


ビデオ資料
タキノフチ代かき作業行う
2015.5.27
 
 田打ち作業-タキノフチ
2015.5.24


ビデオ資料 
 タキノフチの水路作業を行う
2015.5.10
  BACKNUMBER
    活動記録-目次
第1期(H21-26)
設立第1期(H21-26)の決算総会を行う 2015.2.26
 
ライスセンター大清掃と冬囲い 
 
コメ卸業者石黒を訪れる 
 
 色彩選別機の導入
 
(農)矢田営農組合、(農)山室生産組合との交流会 
 
米出荷始まる−ビデオ
2014.9.20
 
 
 タキノフチの溝切り作業を行う 
2014.7.2

 
ビデオ溝-切り作業2014.7.2 
 
6月の勉強会を行いました
 2014.6.19
 
 
ビデオ-早朝の畔草刈作業 
2014.6.15
 
 
タキノフの田の畔草刈をしました 
2014.6.15
 
 タキノフチの田の補植を全員でおこないました              2014.6.4
 
 タキノフチの田の補植 
スライドショー→クリック

 
2014.6.4
 
 第3期 最終年度〔第5年次〕に向けての抱負
 
   BACKNUMBER
    平成26年度
  
 広報 JA柏崎 1月号の農事組合石黒紹介記事 
 
今年度のまとめ 
 
今年度の勉強会の実施の概要
 
本年度反省会
 
出荷始ま 
 
 稲刈りが始まる、委託した田ではハイブリット稲刈り
 
 8月の勉強会を行いました
 
タキノフチの田まわりの草刈をしました 
 
タキノフチの水路掃除を行いました 
 
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    平成25年度
  
 
収穫作業終了後のライスセンター清掃を行う 
 
8月の勉強会を行う 
 
ライスセンターの清掃を行う 
 
全員でタキノフチくろなぎ作業行う 2012.6.24 
 くろなぎビデオ資料
タキノフチの補植作業をする 
  補植作業ビデオ 
6月勉強会の勉強会を行う  
 
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 平成24年度
        
 
柳中生徒総合学習で来訪
稲刈り作業−タキノフチ
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柏崎日報記事から
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タキノフチ植え直し作業行いました
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田かき・田植え作業終了しました
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6月の勉強会を行いました
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 BACKNUMBER
平成23年度
.
ライスセンターの整理整頓
10月勉強会を行いました
.
稲刈り最盛期となる
 稲刈り作業風景 ビデオ
 ライスセンターへのモミ搬入の様子
会員紹介
ライスセンター清掃・設備点検を行う
2010.8.29
.
8月勉強会を行う 2010.8.16
.
※参考資料→イノシシ防止柵の設置
畔草刈り作業を行う 2010.8.1
.
補植作業を行う 2010.6.4
.
発足に関する報道記事
..
農事組合法人石黒の発足祝賀会
 2010.4.28

.
設立総会行われる 2009.12.19
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平成22年度
 
関連サイト
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(石黒の昔の暮らし編集会)
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大橋伊勢治
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コメント
 
 農事組合法人・石黒の立ち上げは素晴らしいことですね。すでに活動が始まっているようですが、石黒に在住の人も、また、県外に離れた人にとっても故郷石黒の存続は心からの願いです。
 通信にも書かれてあるように、離れてお住まいの人々との連携は決して容易ではないでしょうが、集落の空き家などを利用するなどにより不可能ではないような気もしますが・・・・・・・。
 どうか、みなさん健康に留意されてがんばってくださいね。
    大橋洋子(福島在住)

(前文略)
 今後の石黒のありようについて今の気持ちとしては限界集落と言われて、ただ衰退していくばかりの実情に歯止めをかけられるような
魔法の施策はないでしょうが、何とかしなければとは誰しもが思っていることでしょう。
 石黒で、数十年農業をやった人も、今は田や畑も人手に渡るか、荒れ地となって原野になっていることでしょう。そういう方はなおさら、帰りにくくなっているかもしれません。
 それでも、夏場農業をやる間の住居を無料で開放するとか(学校、分教場とか、空き家)農機具も離村した人のものをご自由にとか、都会の定年者でも自給自足、夏場滞在OKなど人に来てもらえる環境づくりなど、行政のバックアップを受けながら考えてみるのもいかがでしょうか?
 (埼玉県在住の田辺さんからのコメント−2011.12.22受信)

        TPPと石黒の農業

 
 今日(2013.12.10)の新潟日報に、TPPに関するつぎのような記事が見られる。

○TPP交渉越年へ−難航分野、隔たり大きく
○「十日町市、農家所得12%増しと試算−減反見直し補助金活用で
○農地機構設立に400億円−農水省13年度補正で前倒し


 これらの記事から、「TPP交渉は難航しているが、政府はすでに農業政策転換の舵を切っており、農家もこの大きな変革に対処する態勢に入りつつある」ということがうかがわれよう。
 いずれにしても、日本の新たな農業政策の方向は、農地の集約による大規模化による生産力向上であって、TPP加入によって日本農業の自立を目指している事は確かである。
 だが、その実現までには、様々な問題や障壁があるだろう。
 当面のTPP交渉でも、参加各国が自国の利益を主張し妥協の見通しさえ立たない。お互いの譲歩なくしては交渉妥結はおぼつかない。結局は、日本も聖域とする米についてアメリカに一定の譲歩をしなければならないことになるのではなかろうか。

 そうなると、交渉妥結後は完全実施までの猶予期間10年ほどの間に、政府は段階的に実効性のある政策を実現していかなければならない。その過程での農業政策が石黒のような山間地の農業にどのような影響をあたえるかが大変憂慮されるところだ。

 さて、政府は、来年度から経営所得安定対策(報道では減反補助金と表現されている)を現行の10aあたり15,000円から半額減の7,500円とし、2018年度には廃止する方針と発表した。

それに代え、飼料米栽培への補助金を来年度から3割増の10万5000円(現在8万円-10a)まで増やす方針だという。

また、それとは別に、石黒のような山間僻地においては、平野部との生産コストを補うものとして中山間地域直接支払交付金があり、現在10aあたり21,000円が交付されている。

新聞報道によれば、これらの現行制度を見直し、新たな「日本型直接支払」として創設を予定しているとのことである

 その目的は、「農地を守る活動や、農村の環境を良くする取り組みの支援」としている。これが、現在の「中山間地域直接支払制度」に比べて、石黒のような山間地の農業にとってよりメリットのあるものであるかどうかは分からない。

 今まで中山間地域直接支払制度では、石黒は柏崎市内の31の協定地域の内では突出した交付金額(全体の約2割)を受けていただけに特に注目されるところだ。

 いずれにしても、10年後、20年後の日本の農業、また、故郷石黒の農業は、どのような姿になっているであろうか。
 「美しい日本の国づくりを国民とともに目指す」と宣言した阿部内閣が、山間地の美しい棚田をないがしろにするわけはないと信じたい。
 しかし、過疎化と高齢化が極限まで進みつつある石黒のような地域の農地を保持することは、今の農政のもとでは極めて難しかろう。

 では、どうのような農業政策が望まれるか。

 何より、これを「農業政策の一環」としてではく、「
国土保全、自然保護」の観点から、独立した国の重要課題として位づけ、今後の課題である「農地の大規模化、生産性向上」とは切り離して、政府が本気で対応することが肝心なことと思う。いわば、農業政策から農村政策への転換といってもよい。 

 
 
 石黒のような農地の保全の難しい所には、それに見合った支援がなければ、後継者など望む方に無理があるというものだ。

 いわば、一律ばらまき型の補助制度ではなく、国土保全、水源を含めた自然保護等に貢献している僻地の農地の維持管理者には、もっと手厚い安定した直接支払い補助制度が必要だということだ。
 もし、直接支払い率が現在の2倍になるならば、状況は大いに変わるであろう。


 
実際、石黒のような中山間地域の農地を含めた自然の保全は、最近の地球温暖化による異常気象への対処からも、その必要性が高まっていることは明らかである。
 とりわけ、石黒地区の棚田の果たしているダム機能には大きなものがあり、その機能が失われたときの下流域の水害の規模は予想をはるかに越えるものになるのではないかと思われる。

 
さしあたり、「農事組合法人石黒」をはじめ、他の組合、及び地区行政組織と連携して、現行の制度を十二分に活用して一年でも長く、石黒の農地と自然環境維持にあたってほしいものである。


 「農事組合法人石黒」が結成されてから、ちょうど今月で丸4年が過ぎた。幸いにも優れた指導者を得て、タキノフチ農地などでの共同作業と月例の勉強会をとおして貴重な実践を積み重ねてきた。

 そして、今、国の農政の大きな変革の波を迎えている。この変革が石黒の農業(農地保持・保全)にもたらすメリットデメリットは未だ分からない。

 いずれにせよ、今こそ、農事組合法人石黒が、4年間の実践で得た経験を生かして、石黒の他の組合組織との連携のもとに、今後の農業政策を最大限に活用し、何とか更なる発展が得られることを期待したい。 

 4年前に、
「せめて現在の耕作田をこの先10年、そして20年にわたり残したい」という旗を石黒に高々と掲げて組合を立ち上げられたことは、地区住民はいうまでもなく、石黒にゆかりある者にとつても、まことに喜ばしく、心強いことであった。
 実際、高齢化により耕作が無理が生じ、農事組合法人に耕作を引き受けてもらう例も数例があったと聞いている。
 

 どうか、みなさんも、健康安全には十分留意されて、取り組んでいただきたい。
 
HP石黒の暮らし編集会も微力であるが、今後も応援していきたい思っている。
               (2013.12)

 
(HP石黒の昔の暮らし編集会 文責大橋寿一郎)

 
勉強不足による誤りもあると多々あると思われます。(村田指導員より御指導をいただき一部訂正しました)これを機会に今後、現在の農政について少し調べてみたいと思っていますが・・・・・特に政権ごとに変わる上に各省連携の仕組みなど複雑で老化が進む筆者の頭脳では理解が難しいですね。(寿一郎)
            

   「TPPと石黒農業」読んで

TPPとは関係ないのですが、私が思っていること書きました。
 

 石黒農業、それは中山間地農業をどうするか、その先には農村の存続をどうするかに繋がっていきます。二年前、高柳町山中に婿さんに入った方がいますが「村の人と酒を飲むとき95%は田んぼの話だ。」といっていました。まさしくそのとおりで、村の暮らしは田んぼや畑とともにあります。農業を続けることが、農村が続くことだと思います。

 以前、農水省の方の公演を聞いたとき、「日本の農地の6割が平場、4割が中山間地」といわれていました。TPPや飼料米、農地集積などは、6割の平場を見た政策だと思います。農水省の方は、4割の中山間地もちゃんと考えています、といっていましたが、農地の集積は中山間地にとってプラスどころか、マイナスになる、馴染まない考えだと思います。その講演会の時「農村の活性化は田んぼに人が大勢いて、話し声や笑い声が山に響くことこそが活性化であり、集積は、すればするほど人が減り、農村は廃れていってしまう」と発言している方がいらっしゃいました。そのとおりだと思います。

 中山間地農業の現状は、極端にいえば、制度がどう変わろうとあまり関係なく、気力勝負、体力勝負の様相です。直接支払制度の約束の5年間は何としてもがんばる。ただその先は1年先が見越せない。次の5年の約束はもう無理だというはなしをよく聞きます。跡継ぎや新規就農者がなく、今の人たちが気力、体力の続く限り農業を続けるだけが中山間地の農業継続、農地保全の現状であり、そこにお金の多い、少ないは問題となりません。一に気力、二に体力、お金は二の次、三の次となります。

 では、根本の跡継ぎ、新規就農者をどうするか。すごく大雑把に、1俵15,000円、10aで7俵の収穫とすると、10aあたり10.5万円の収入があり、その40%が儲けとすると4.2万円になります。そこに、戸別所得補償や中山間地直接支払などを2万円として加算すると、10aで6.6万円、1haで66万円、10haで660万円に計算上なります。が、中山間地では10haなど到底できるものではありません。最高に頑張って5haです。それも、何十年と農業を続け、技術を身に着けた人が、朝から晩まで一日も休むことなくやって5haです。石黒には5ha以上やっている方が何人もいられますが、まさに超人だからできるのです。都市部世帯の収入が約600万円といわれていますので、お金だけを見れば全く割に合いません。また仕事の大変さや、気候変動に左右され収入が安定しないなどマイナス面が加わります。600万円にしようとすると、5ha規模経営で10aあたり7〜8万円の公的支援が必要な計算になりますが、そんな多額は現実的ではないと思います。
 しかし、7〜8万円はおおげさにしろ、大橋寿一郎さんがいわれるとおり、中山間地は国土保全や水源涵養など、環境面への貢献が非常に大きいことを考慮し、農家への支援を多くすることは、おっしゃるとおりだと思います。

 経営面からの魅力を少しでも増やす方法として、自分たちで米を売る、ことが必要だと思います。今は、食管法がなくなり、米を自由に売ることができ、農家も自分で販路を開拓していくべきだとよくいわれます。たしかにそのとおりで、農家も作るだけでよかった時代から生産から販売まで考える時代になってきました。ただ、そうはいっても農家は「売る」「セールス」することが大の苦手です。自信があれば高く売ればいいじゃないかといわれますが、石黒のような気のいい農家の人たちは、高く売ることができません。値切られて気を悪くするくらいなら農協に出したほうがよいとなります。ですので、農家に代わって米をセールス(マーケティング、プロデュースを含め)する人がいてくれたなら、かなり助かると思います。(農)石黒で約500俵の出荷がありますが、半分を農協、半分を直接販売するとした場合250俵の売り先を見つければよいことになります。250俵が3〜4万で販売できれば、経営面でも助かると思いますし、自分たちの作る米は認められたんだという農家の自信にも繋がると思います。

 もうひとつ、新しい流れとして、現在の20代、30代の若い人たちが昔と違ってきていることに少し期待ができると思っています。簡単にいうと、「金より生き方」を選ぶ人たちが昔より多くなってきていることです。金は(多く)要らないので、自分の好きなように生きたい、その生き方の選択肢の中に農業、あるいは農村での暮らしを選ぶ人たちが多くなってきている気がします。組合のリーダーになっていただいている大橋伊勢治さん、中村昭雄さんをはじめ積極的に取り組んでおられるみなさんの生き方がかっこいいと憧れる人が多くなってきています。実際問題として、栽培技術もなく初めて農業する人が、すぐに地域の農業の担い手になれるわけではありませんが、地域として、次に託す人ができたということは、そこに希望が生まれます。希望ひとつで、年寄りの心の持ち様はがらっと変わってくると思います。以前は、見ず知らずの人には来てほしくないという気持ちが大きかったように思いますが、もうそんなことを言っていられないところまできた感があり、年寄りの意識も外部からでもいいから、来てくれたらありがたい、に変わってきている気がします。

 中山間地農業を少しでも続けていくため、@直接支払のさらなる充実A米の直接販売の努力(中山間地ならではの食味はもちろんのこと、地域や人の魅力をわかってくれる人たちを探す努力)B若者の発掘(そのための情報発信)が必要だと感じています。   (2014.1)
    寄稿 村田功
(本組合指導員)