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イタリアの教育
平成13年度教職員海外短期派遣(長野県団 第201団)
視察報告


農業専門高校を訪問して

Stato Professionale perl Agricoltura
  (SANBENEDETTO 農業専門学校)


1.学校の概要
 学年数 5学年、 学級数 38、生徒数 700名(男子400、女子300)
 職員数 211名、専任教員数 112名(男性70名、女性42名)
 学年度 9月18日〜6月18日(2001年度)
 登校日数 200日

2.ガプリエル校長先生の挨拶と学校説明
 1)農業と化学を専門とした学校で、1960年創立。もともと湿地帯だったために青年達が集まって地質改良などを行い、農業に適する土壌に作り出された。
2)14、15歳で入学し、5年間の教育課程。地方からの学生も多いため、校内に学生寮が設けられている。
3)教室での学習と実習とが交互に行われるカリキュラムが編成されている。また、3年目からは実際に農家に生徒が2人ずつ出向き、一日一緒に農作業に従事することも行われている。
1)たくさんの学部(コース)がある。バイテク・チーズ・花・野菜・動物(家畜)・土壌改良・麦・トウモロコシ・飼料・ブドウ生産・ワイン製造・果物
5)専門の勉強以外の一般教養なども重視している。5年の課程を終了して、大学へも進学することができる。主に、農業化学・動物化学・薬学・医学等のコースに進む者が多い。
6)本校の研究室で最も優れたものは微生物学である。
7)学校施設はローマ大学の実習にも使われたり、300人収容可能な会議室が広く知られていて外部団体の研修会や授業なども行っている。




左から県教育委員会カッネーラ課長さん
校長先生、通訳の西尾さん

1年生の化学実験のようす
3.授業参観(1年生理科実験)の様子
1)炭酸カルシウムと塩化ナトリウムの分離実験を行っている。
2)理論を講義する教師、実験指導の教師、アシスタント教師と3名の教師がついている。
3)実験室前に、万一の事故に備えて目洗い機、シャワー機が取り付けられている。様々な実験用機材が用意され、環境が整えられていることが感じられた。
4)生徒達はリラックスし、なおかつ落ち着いた様子で授業に取り組んでいた。

4.学校施設の見学

1)学校の敷地面積が40ha。そのうち3haが校舎等の建物。残りが農業施設となる。
2)主として見学した施設は次のとおり。チーズ製造室・農場・ワイン製造所・牛舎・園芸ハウス等
3)ワインも学校で作り、販売しているとのこと、とても安価な値段で出しているとのことであった。

   イタリアには珍しい、学生食堂

5.学校訪問を終えて
 明るく元気のいい生徒達。生徒達の将来のために、またイタリアの農業を支える人材育成に力を注いでいる校長先生をはじめとする先生方の熱意を感じた。日本からは2回目の視察団とのこと。この視察がお互いの文化の交流につながることを願うと話された校長先生の言葉が印象に残った。日本の農業教育について考える上でも得るものが大きかった。

学校の実習で作ったモッツァレッラチーズ


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