vol.4 異変 2001.2.25-3.21
最初におかしいなと思ったのは、偏食、食欲不振、そして嘔吐が続くことからでした。
病院を変えても原因がはっきりせず、でも重症だということだけは痛烈に分かる。
胸がざわざわし続けていました。
2.25 sun.

朝、わたしたちが食事をしている時、ナッツが苦しそうな声をだした、
と思った途端、吐いた。
先日と同じく黄色い嘔吐物。
吐いた後は気のせいか元気がなく見える。とても心配。
「散歩行く?」と声をかけてみると、
いつも通りはしゃいだのでちょっとは安心だけど…。

お父さんから電話が入って、今から葛西に行くと言う。
そりゃ、「来い」と言うことなのだろう。
葛西に着いても、最初は会えなくて、
いつも通りケンヤとナッツでボール遊びをしていた。


・・・ら、風の強い日だったので、
ボールがあれよと言う間に海に流されてしまった!
ケンヤもナッツもボーゼンと流れるボールを見送っているばかり。


「諦めなさい!」とケンヤを呼び戻したものの、ナッツは執念深い。
タタタタッと走り出して、勝手に岩場を降りて行こうとする。
危ないよぉ!と慌てて連れ戻しても、何度も何度も海に向かおうとするのだ。
かわいそう、ナッツ。。。
ケンヤが新しいボールを買ってくれた。

2.26 mon.

ケンヤはお休みなので、駅まで送ってもらった。
いっしょにお見送りに来てくれたナッツが、いつも通りトレーに乗っていたのだけど、
駅までの短い時間にまた吐いてしまった。
ゲッゲッと言い出したかと思うと、
内臓あたりがギュルンギュルン言い出し、吐き出した。
吐瀉物には食べ物はなく、いつも通り黄色い液体。
何か変な物を飲み込んだりしたっけ・・・?
先日からあまりにも続くので心配・・・。

ケンヤが病院に連れていってくれると言う。
病院に行った結果、元気もあるしウンチも正常に出てるし問題はないでしょう、
とのことだった。(K動物病院)

3.3 sat.

鎌倉へドライブ。
今回は鶴が岡八幡宮から大仏まで散歩がてらブラブラしようという試み。
ところが鶴ヶ丘八幡宮の入り口には「神域なので犬連れお断り」の看板が!
なんでダメなのー?!
よっぽど犬より人間の方が汚れてると思うぞ。
と、思いつつ小町通りで食べ歩きをした。
そして大仏まで延々と歩いて、さらに腹のたつ出来事が・・・!
あんな大仏ごときに入場料をとろうっていうのもバカバカしいのに、
入り口で「犬は入っちゃだめだよ」と言い放たれたのだ。
気を使って抱いてたっていうのに、どうしてダメなんだー??!!
かなりムカついて帰ってきた。


腹たつねー、ナッちゃん

3.6 tue.

最近また食べなくなってしまった。芋にも飽きてきたようだ。
それなら、と野菜スープを作ってフードにかけて出しても、
野菜だけ食べてフードは残される。
腰周りも心なしか痩せてきたようだし、、、と心配になって、
ついに缶詰を登場させることにした。すると、食べる食べる。
ただドライだけは10粒くらい残された。

ケンヤが1階で寝るのが辛くなってきた、と今更言いだしたので、
ナッツ共々2階で寝ることにした。
1階ではすでにおねむモードだったナッツも、2階に連れていったとたん、
目がパッチリさえてあちこち匂いを嗅ぎまわり寝やしない。
あげくベッドの上でシッコたれΣ( ̄ロ ̄lll)

そのうちコロンと横にはなったものの、
2階は慣れないせいか寝場所をあちこち変えてみたり落着かない様子。
明け方4時くらいにも起き上がってウロウロされた。

3.8 thu.

以前から並々ならぬ執着をみせていた生○用ナプキン…、
昨夜ケンヤがうっかりトイレのドアを開けていたものだから事件は起きてしまった。
またしても入りこん行って咥え、
ケンヤが怒ってとりあげようとしたら飲み込んでしまったというのだ!


ひゃー! あんなものを飲んでだいじょーぶなの?!(゚Д゚;≡゚Д゚;)
吐き出すかと思ったのに一晩たっても吐き出さない。
とりあえずウンチも正常に出ている。元気もある。
でもでも、いーのだろうか、あんなもの…。

3.10 sat.

ナプ○ンを飲み込んでから、早や3日。
1階でナッツと寝ていたら、明け方4時くらい、
ゲッゲッと声がするので慌てて起きるとナッツが吐きそう、、、が、吐かなかった。
また寝入った7時過ぎ、再びゲーゲーやっている。
見守っていると、出てきた〜!!!
棒状に丸まってはいるものの、まったく消化されていないナ○キン!!!
よかったよかった!(i▽i)

さぁ、これでスッキリしてゴハンも食べられるよね〜♪、と
ドライフード缶詰混ぜをあげたのに、ドライフードだけ食べない…。
本気でハンストするつもりらしい。

この日はBIRDIEのセールのため渋谷まで出向いた。
その後、表参道でランチ。
表参道を堂々と歩くナッツに「かわいい〜」といっぱい声がかかった
(^^)


ごあいさチュ

3.11 sun.



相変わらず食べないナッツは6.2キロまで体重が落ちた。抱いてても軽い。
しかも「お散歩行く?」って聞いても、
以前のように喜んで玄関に向かう様子が見られない。
首輪をみせてもリードをみせてもはしゃがない。
やっぱり体に何か異常が起きているのだろうか…?

また葛西に行ったら、3ヶ月の赤ちゃんダックス発見。
かわいい〜と取り囲んでいたら、またナッツがいない。
ロングリードの届く範囲いっぱいまで離れて知らん顔をしている。
…どんどん社交性がなくなっていっているみたい。


夕食は、わたしたちが根負け。手作りゴハンをあげた。
ハンバーグだったので種をちょっと分けて、
玉ねぎなしのロールキャベツにゴハンをコンソメで煮たリゾット風のもの。

食べた。

やっぱりドライフードが嫌になっていたのかー。
たった一食でいきなり体重が重くなった・・・。

3.12 mon.

昨夜は早くからおねむになっていたので、
これならば、とケンヤ共々2階で寝ることにした。
そーっと2階にあがって電気を消すと、聞こえてくるカリカリとドアをひっかく音。

そして、、、タンタンという音。


ひーーーーと背筋が寒くなるような状況は、
ナッツがリビングのドアを開けて階段を上ってくる足音だった。

どこでこんなテクを身につけたの?!

夕飯は、キャベツ、ニンジン、アスパラ、豚薄切り肉を茹でたものにゴハンを混ぜて、またリゾット風にしたものを出した。
が、食べない。
時間をかけて肉だけを選り分けて食べてるような状態で、まったく食欲が見られない。
以前のような元気さもないし、とても心配…。

夜はケンヤが1階で寝てしまったので、ナッツを残して2階にあがったら、
またナッツはドアを開けて2階へ来たがってしまった。
もう楽々一発で開けられるらしい。
しょうがないのでケンヤ共々2階で寝た。

3.13 tue.

明け方、ナッツが胃液を吐いた。
朝食には昨夜の食事内容をゴハンからオイモに変えてだしてみたけど、
やっぱり全然食べない。だるそうにしている。

ケンヤも微熱があるので休ませ、
行けるようだったらナッツも病院に連れていってもらうことになった。


午後、会社から家に電話をいれてみた。

ケンヤがナッツの口の中をみたら、歯茎が真っ白になっていたそうで、
慌ててM田先生のところに連れていってくれていた。

先生に診てもらったところ、貧血、らしい。
レントゲン、血液検査のための血液採取、注射をしてもらって、
結果は明日聞きにいくことになったようだ。

貧血って、、、ナッちゃん、どうしちゃったの…?
今は、結果が重大な病気につながるものでないことを祈るしかない。
お願いだから何ともありませんように。

3.14 wed.

ナッツが心配なので午後から休んだ。
途中下車して浅草寺に寄り、厄除けのお守りを新たに手に入れた。
初詣の時に買ったものは、ナッツに破壊されてしまっていた。
もしわたしの厄のせいでナッツに影響が出てるんだとしたら、阻止しなければ!


午後のナッツの様子は、以前のような元気はないけれど、
膝に乗ってきてヒヅメをガジガジしたり、あまり変わらない様子。
その後眠り込んだ。


病院の前についたとたん、鳴き出すナッツ。嫌な思いをしたの・・・?
検査結果は、数値的には大きな問題はないとのこと。
なので、何故こんな貧血を起しているのかつかめないらしい。

更に詳しく調べなければ分らないし、
日中の症状も知りたいから、と入院をすすめられた。
確かに、昼間わたしたちがついててあげられず、何もできることはない。
病院にいたほうのが安心だと思い、預けて出てきたものの、、、
悲しくて車のなかでずっと泣いてしまった。


ナッちゃんがいない夜はとても静か。そして長かった。
もうすっかりナッツがいる家が当たり前になってるんだよね。
早く帰ってきてほしい。

3.15 thu.

夕方、病院に電話してみた。
M田先生は会議で不在。髪の短いほうの助手?が様子を教えてくれた。

この日は吐きもせず、特に変わった症状はないみたいだけど、
「この子は複雑ですね…」と。

心臓のレントゲンに影があり、普通より大きいもしくは変形しているらしい。
聞いたとたん、声が出なくなってしまった。

会いにきたければ会えますよ、といわれ、会社帰りに行くことにした。

新小岩駅からタクシー。
病院について、わたしの声が判ったのか、ヒューンヒューン鳴き出した。
ナッツの声だとすぐ分かる。


行ってみると意外なことに、連れて帰ってもよいという。
検査は全て終わったし、一日鳴いてたらしく、
家族と離れてるのはとてもストレスになる様子なので、ぜひ連れて帰ってくれと。
もちろん連れてかえるさ。

と言っても、何の用意もしてなかったのでどうやって帰ろうかと思ってると、
キャリーケースをくれたので、それにナッツを入れて、タクシーで帰ることにした。

とりあえず、明日の午前中連絡をいれて、
宮田先生から話をきいてください、とのこと。


ナッツは初のタクシー乗車。
ケースから出たがったりしたけど、途中から横になって寝ていた。
タクシーの運転手さんはチワワを数頭飼っているそうで、
病院帰りのナッツとわたしの事をやさしく励ましてくれた。

帰宅後は、早速ヒヅメを見つけてガジガジ…。
ソファに座ったら膝に乗ってきて、ガジガジ。新しいぬいぐるみを見つけてガジガジ。
けっこう元気そうに見える。
スナックボーイ、レバー味を開けたら寄ってきて欲しがっている。
あげるとバクバクいくらでも食べた。これは嬉しい。



ケンヤが帰宅して、ナッツがいるのにビックリしていた。
ナッツの夕食は缶詰のビーフ&チーズ。
待ってた!って感じでペロリと平らげてくれた。嬉しいよ〜(T▽T)

この調子でいっぱい食べて元気になってくれれば…。
食べる前は6.0キロだった体重が、夕飯後6.2キロに増えた。


夜は、わたしたちもダラダラ寝そべってしまうので、ナッツも寝てしまう。
走り回るような元気は見られない。

3.16 fri.

昨夜、いっしょに寝た。夜中、ナッツの気配がなくなったので探し回ってしまった。
いたのは、これまで全然使ったことのないベッドの中。
顔を近づけたらウーと唸られてしまった。

朝食はすぐには食べない。スナックボーイで釣って食べさせた。

午前中、M田先生に連絡をとる。

心臓だけではなく肝臓も普通より大きいらしい。
大学病院でCTを受けさせたほうがいいと言われた。
治るためなら何でもするつもりだけど、検査検査でナッツが大丈夫なのかが心配。

3.17 sat.

午前中、病院に連れて行く。
病院は嫌いなのか、入り口でワンワン吠えまくる。
また注射を打たれた。吐き止めのもの。注射されているというのにおとなしい。
レントゲンを見せられて、やはり心臓、肝臓が大きいという話。

病院帰りに葛西へ散歩に連れていった。よく歩いている。
途中、木の根本でウンチ。柔らかめだけど摘まめるくらいには固い。
雨が降ってきたので早々に帰ることになったけど、
車のなかでスナックボーイとボーロを食べた。

帰宅後は、ほとんど寝ている。でもボール遊びに誘うとやる気はマンマン。

夜、2回下痢をした。

3.18 sun.

恐れていたことに、スナックボーイまで食べなくなってしまった。
とても悲しくて泣けた。
次の手として、レバーを焼いて食べさせてみる。
細々とだけど食べた。100g近く食べてくれた。
でも全て平らげるという訳でもないので、相変わらず心配…。

10時、病院に電話をして様子を話した。
薬を処方してくれるというので病院に向かう。
また病院入り口でワンワン吠えた。
おかげで先生は気づいてくれて診察室に降りてきてくれたのだけど。
何で食べてくれないのか、やはり分らない。薬は粉剤で、吐き止めのもの。
明日また連絡を入れることになった。


また葛西へ行った。きょうはポカポカ春の陽気で気持ちいい。

原っぱでのんびり、ナッツもいっしょに昼寝をした。

合間、ナッツは草を食べる。
外ではウンチはなし。

散歩から帰ってからキャリーケースを部屋のなかに置いたら、
ほとんどそこに入って寝ている。

夜、薬を飲ませるのが一苦労。
口の脇から入れて唾液と混ぜる、という方法は難しくて断念。
チーズにはさんで食べさせようとしてもチーズを嫌がる。
無理矢理口に入れてもチーズを出してしまって、ちゃんと薬は飲ませられなかった。

夕食も先生がくれたかなり嗜好性があって高カロリーだという
缶詰のフードを出してみるものの、まったく食べない。
指にすくって、無理矢理口のなかに押し込むこと2回。それ以後は怒られた。
スーパーで買ってきた牛肉を焼いたり、生で、と出してみたがやはり食べなかった。

夜、下痢便をした。
トイレでしたものを片づけている間に、今度はドア前で少量。ナッツも辛そう。

こうなったら風水に頼るしかない!
と夜の10時過ぎから、いきなり部屋の掃除を始めた。
玄関も水を流して掃除するという徹底振り。
ラッキーゾーン上3ヶ所とトイレには盛り塩。終わったのは12時頃だった。
掃除している間も興味有りげだったナッツが、
終了後、まるで確認するかのように玄関まで降りて帰ってきた。
トイレでオシッコをしたので、ご褒美にとダメ元でボーロをあげてみたら食べる!
3個も食べてくれた!!! 風水効果だ!と喜ぶ。

3.19 mon.

昨夜はナッツがケージのなかでよく寝ていたので、久々に2階でふたりで寝た。
鳴くことは一度もなし。

朝、起きていくとナッツはソファの上にいた。
トイレを見ると、少量下痢便がある。
トイレに行った後、ケージ゙に毛布がかかっていて入れなかったのかな?
(でも昨夜は毛布があっても入ってたけど)

早速、薬をチーズに挟んであげてみる。が、食べない。
それどころかゲーゲーやり始め、吐いた。昨日原っぱで食べた草と胃液だった。
高カロリーフードを出してみても、食べようとしない。
昨夜ボーロを食べたのを思い出して、あげてみると食べる。
バクバク食べて、結局一袋食べてしまった。
こんなに偏った食事内容じゃ、ほんとに心配…。

帰宅後の様子は、なんだか元気にみえる。
ケージに入って寝ることもなく、人の後をついてまわり、ひとりでおもちゃとも遊ぶ。
ボーロも相変わらず食べるし、買ってきたカリカリのフードもけっこう食べた。
元気回復…?

夜もひとりで寝れないようで、一階の電気を消して2階にあがろうとすると、
ナッツもトットコ2階に行こうと試みる。しょうがないので一緒に連れていった。
ところがやはり2階では落ち着いてくれない。
結局、わたしが1階でナッツといっしょに寝た。

3.20 tue.

ケンヤは出勤なので、実家に応援を頼み、車でM田動物病院まで連れていってもらう。
今朝は皿に4種盛り合せ(ボーロ、カリカリフード、おイモ、スナックボーイ)
してみたけど、ほとんど食べてくれない。
でも洗濯物をもって2階へあがろうとすると、
リビングのドアをカチャと開けていっしょに上がろうとした。
一度、このドアを開ける現場を見てみたい。

病院で、昨夜からちょっと元気が回復したようだ、と話すとM田先生も、
「たしかに顔の表情もいい感じだね」と言ってくれた。
ただ相変わらず食は細いし、薬は飲ませられないと言うと
「じゃあ、治療法を完全に変えてみます」と言って注射2本打った。
一体、どういう風に治療を変えたのか・・?

また葛西に行ったけど、なんとなく元気がない歩きをする。
原っぱで食事をしている間も、人の影になるところにピタッとくっつき、寝てしまう。
ラッキーとラルフというダックスが猛烈にじゃれているというのに、
まったく関心がない。単に犬ぎらいなせいなのか、それともグッタリしているのか。

帰り道も元気がない歩きなので、途中から抱いて帰った。
車のなかでも人の腕のなかでじっとしている。今までこんなことなかったのに…。

家に帰ってからもずーっと寝ている。
ラルフの飼い主の女の子の言った、ナッツのお腹がパンパン、
という話がにわかに気になってくる。
気になり出すとどうしようもなくて、ケンヤの携帯に電話して、
夜、真間の病院に連れていこうということになった。

夕方、朝の残りの食事をバクバク食べた。

7時ちょっと前に真間について、診てもらった。
真間はていねいで、体重測定、体温測定、そして全身を触診してくれる。
先生もお腹のはりが気になったようだ。
今までの容態を話して、
あらためて血液検査、レントゲン撮影をしてもらうことになった。

結果は、M田動物病院での血液検査結果とくらべて、
更に貧血の度合いが進んでしまっている。
赤血球、タンパク質等、基準値よりもかなり落ちているそうだ。

レントゲンではやはり肝臓は普通より大きいそうだけど、
お腹のはりが関係するのは脾臓。
ここも普通よりかなり大きく写っているみたいで、エコーでも調べてくれたそうだが、
何か入っている様子はなさそうだと言うこと。

赤血球が少ない原因は、血液をつくる過程で体内に何か異常がある場合。
でもナッツの場合はタンパク質の値も落ちているから、
それも合わせて考えられる原因というのは、出血だと言うのだ。
でもナッツは怪我はしてないので体外に出血したことはない。

となると考えられるのは、体内での出血。

もしかしたら脾臓にたまっているかもしれないという推測がでた。
脾臓は体内の血液の量を調整する役割で、
スポンジ状なのでそこに血が大量に吸い込まれていても、
レントゲンやエコーでは分らないらしいのだ。

診察の間、ナッツはぐったり診察台に横になってしまっている。
とにかく貧血の原因をさがすのと、体力回復のための点滴をするため、
一晩入院させることになった。
またナッツと離れ離れ。
ナッツは連れていかれる時、悲しそうな怒ったような顔をしていた。

帰って、南側にかけたナッツの写真の額を結婚式の押し花額ととりかえた。
ナッツ本人がいてくれればいいんだから、写真なんか要らない。

3.21 wed.

家に帰って、ケンヤを隣の駅まで迎えにいくため、車を走らせた。
ひとりでマニュアル車を運転するのは何年ぶりだろう…。
坂道発進で一度エンストしてしまって泣きたくなったけど、どうにか辿り着いた。

真間についたのは7時ちょっと過ぎ。
院長先生が出てきてくれて説明をしてくれた。聞くのが辛くなるようなことを。

肝臓、低タンパク質、非再生性貧血、脾種、、、
大きく4つ問題があるらしく、原因が連動しているわけでもない。
そしてひとつひとつが大きな問題なのだそうだ。

聞いてて頭のなかが真っ白になってしまうような感じがした。

大学病院での検査、治療を薦められた。
もちろん元気になるなら何でもするつもり。

ナッツには会わないほうがいいかも、と言われた。
「ナッツくんは甘えっ子ですね」と見抜かれてしまうくらいの甘えっ子なので、
飼い主にあったら興奮してしまってよくないかも、と言うのだ。

でも、食事も全然摂っていないらしいナッツを放っておくのも心配なので、
会わせてもらうようお願いした。
一目でもナッツの姿を見たかった。

点滴の管をいじらないようにエリザベスカラーをつけられたナッツが、
バタバタとケージのなかで出迎えてくれた。
先生はぜんぜん食べないと言っていたけど、なぜかわたしたちの顔をみたとたん、
いきなりケージの中に置いてあったゴハンを食べだした。
皿のなかのゴハンは全部平らげてくれた。
イイコだね〜、ナッちゃん!
先生が慌ててお代わりを用意してくれたけど、
でもお代わりはちょっとしか食べなかった。

抱くとおとなしく抱かれている。
一日会わないだけなのに、すごくナッツが恋しい。
甘えてくるナッツをまた置いていくのはすごく辛い。

病院を後にしたとたん、涙がボロボロ出てしまった。
車のなかでも家のなかでも泣いて、泣き喚くというのを初めて体験した。

とてもとても悲しい。
あんなにかわいいナッツがもしかしたらこの世からいなくなってしまうかも、
そんな事を考えたら、ほんとに胸が苦しい。
写真のなかの元気なナッツを見るだけでも涙がでてしまう。

もちろん、辛いのはわたしだけじゃない。
それまでわたしを慰め励まそうとしてくれたケンヤも辛い。ケンヤも泣いていた。

そして一番辛いのはナッツ。
できるだけの治療を受けさせ、痛みをとってあげたい。