KOSS's Diary


Captain America (Peter Fonda) from Easy Rider
  Story Of Easy Rider
  メキシコからマリファナを密輸して大金を得たキャプテン・アメリカ(ピーター・フォン
 ダ)とビリー(デニス・ホッパー)は大型排気量の特製オートバイを買って旅に出た。
  二人は計画を一切持たず、LAから一路南部にに向かってオートバイを走らせる。時計を
 捨て気ままに旅を続ける二人はヒッチハイクをしているヒッピー、ジーザスを同乗させた。
 ヒッピー部落で集団生活をしているジーザスは自分達の村で、2,3日過ごすように招く。
 しかし、ヒッピー村の住人は行動で自由を表す二人を拒絶した。
  村を出た二人は再びオートバイを駆り、ラスベガスに向かう。ここで二人は警察に留置さ
 れてしまった。許可なしにパレードに参加したという理由だけで。留置場には酔っぱらっい
 の弁護士、ジョージ・ハンソン(ジャック・ニコルソン)が保護されていた。ジョージの口
 ぞえで留置場に出ることができた二人は謝肉祭を見に行こうというジョージを連れて、ニュ
 ーオリンズに向かう。
  3人になった一行はマリファナを吸い、野宿しながら旅を続ける。彼らは沿道の村人たち
 にまったく受け入れられない。レストランで食事をとることさえできなかった。村人たちは
 レストランに入ってきた三人にさまざまな悪口を浴びせ、保安官ともぐるになって群境から
 出さないことを決めてしまう。
  その夜、林の中で野宿している三人に村人たちが襲いかかった。キャプテン・アメリカと
 ビリーはかろうじて助かりニューオリンズの謝肉祭を見物に行く。しかしジョージを失った
 二人は謝肉祭を楽しむこができなかった。二人は娼婦を連れて墓地に行き、アメリカの保守
 性を憎み、失われた自由を悲しむ。
  そして、ニューオリンズからオートバイを飛ばす二人は郡境であまりに乾燥したアメリカ
 の現実の姿に出会うことになる。(1970年公開当時のパフレットより)

馬は走る 桜は開く 人は書く 自分になりたくって

【2003年8月31日(日)】(晴れ)

夏の終わりに

  • ちょいと模様替え。あまり頻繁に更新ができないんで、日記のトップに、なるべく飽きな  いものを紹介する形にした。ハーボットは掲示板へ移動。
  • 昨夜など、窓から入ってくる風が非常に心地よくて、まさに秋の気配で、夏の終わりのセ  ンチメンタルな気分にさせてくれたのが、今日はうって変わって真夏日であり、夜も蒸し暑  くエアコンがお世話になっている。今年は残暑が厳しいそうだ。本日は嫁が義理妹夫婦の新  居片付けをするというので、子供2人を連れて実家へ。子供の世話をお袋に頼み、2ヶ月ぶり  散髪に行って来たのだが、冷夏は散髪屋にも影響が出るらしく、今年の夏は客が少なかった  とか。その分、残暑にかけると店長は意気込んでいた(笑)。
  • 暫く音信普通で心配していた友人から「生きてます」といのメールが届いた。刹那的な書  き始めとは裏腹に、読み進むうちに「生きていこう」という前向きな姿勢が伝わる内容で内  心、ほっとした。彼はいつもそうだが、今後の計画に対して、綿密に計画を立てる人で、エ  クセルにまとめられた、その計画表も添付されていた。友人として、ただただ良い結果が出  て欲しいと願うばかりだ。
  • 文庫本一冊を一気に読みきってしまえるだけの集中力があれば、会社に復帰しても大丈夫  であろうという目論見で、当初リハビリの為に始めた読書であるが、今では趣味と化しつつ  ある。この一週間で読み切った「そんなバカな!」/竹内久美子、村上春樹の処女作「風の  歌を聴け」、その続編にあたる「1973年のピンボール」。
  • 「そんなバカな!」は、前の日記に書いた通り、一度は読んでおくといい。全ての生物は、  遺伝子の「乗り物」に過ぎない。人生観が変わるかも。「道徳」とか「制度・歴史」と言わ  れてきたものは、全て遺伝子が人間に仕組んだものであると言い切るところが清い(笑)。  著者は、京大大学院で動物行動学を専攻しており、動物を例えにした解説が多く、その分野  では唸る部分も多いが、それを応用した説には、いまいち説得力にかけるものもある。例え  ば、浮気をするのも、嫁姑の争いも「利己的遺伝子」のせいだとか。「そんなバカな!」と  誰か言って頂けませんか?(笑)。
  • 村上春樹には完全ハマってしまった。彼のデビュー作である「風の歌を聴け」は、彼が2  9歳のとき、神宮球場の土手式の外野席に寝転んでいて、書く事を決めたのだそうだ。毎日  夜遅くまで働いて、夜中にビールを飲みながら台所のテーブルに向かって書いた初めての小  説だそうだ。その年は、1978年でヤクルトが優勝した年である。春に書き始めて、優勝  が決定する前後に書き上げたとのこと。これが「群像」の新人賞に選ばれ、彼の作家生活が  始まるのである。
  • 突然、書く事を決め、初めて書いた小説が「群像」の新人賞という快挙であるが、この処  女作である「風の歌を聴け」には、その後の作品繋がる重要なテーゼがすでに含まれており、  やはり彼の原点であると認識せざるをえない。そのテーゼとは「喪失感」である。彼の描く  喪失感は、彼独自のもので誰も真似することは出来ない。「風の歌を聴け」、「1973年  のピンボール」でも様々登場人物が「僕」とコミット(意志意的な関係を持つ)する。しか  し、村上春樹は、最後まで「僕」とコミットする彼らの置かれた状況については説明しない。  そのことがいっそう深く、読者に喪失感の重さを実感させているようだ。
  • 「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」と次に発表される「羊をめぐる冒険」は  3部作を成しており、今、その完結編である「羊をめぐる冒険」を読み始めたところである。  この3部作後に、彼の最高傑作と呼ばれる「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーラン  ド」が発表され、そして400万部も売れたという大ベストセラー「ノルウェーの森」に続  くのである。そして、「ダンス・ダンス・ダンス」という、これまた有名な作品で、3部作  で70年代を生きた「僕」を再び登場させる。この為、後追いで村上春樹を読む場合、読む  順番というのが非常に大切なのだ。
  • 僕は、早く最新刊である「海辺のカフカ」が読みたいのであるが、せめて、「ダンス・ダ  ンス・ダンス」を読んでからでないと‥という漠然たる思いがある。「海辺のカフカ」は、  「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で森の中に入って行った人達のことが  気になっていた」という思いから書き始めた小説らしい。だから早く読みたいのであるが‥。
  • 読書の比重が高くなりギターを弾いてる時間が限られて来ているのであるが、それでも全  く弾いていないわけではなく、相変わらず、Tommy Emmanuel のSRVスタイルのブルース  ギターに取り組んでいる。アコギブルースというと、打田トキオ氏監修(笑)の戦前ブルー  ススタイルばかりが取り上げられるが、あれをブルースって言われちゃうと、エレクトリッ  クブルースをずっと聴いて来た身には、かなりの違和感があったのも事実。Tommy 君のSR  Vスタイルこそ、僕の求めていたアコギブルースなのだ。
  • 今年の冬の終わりに精神が決壊し、春の間、地獄の苦しみを味わい、夏の初めに何とかそ  こから生還した。生還後の社会生活は楽なものではなかったが、何とかやり過ごした。そし  て、その夏も終わろうとしている。この半年の間に、大きな喪失感を味わい、何かが大きく  変わった。「何か」を明確に出来ないが、その結論として導かれるのが自分が「残像」でし  かないという強い思い。それに伴い「実体」を見つけて人生に「意味」をつけなければとい  う焦燥感に苛まれることもある。その反動で最近は、市井の生活に、うまくコミット出来て  いない気がする。そんな精神的カオス状態のまま、淡々と日々を過ごし、秋を迎えようとし  ている。僕は冬を迎える頃、このカオスから抜け出せているだろうか?。
  • 以下、おまけ(笑)
  • 以前、新譜ジャーナルから懐かしい楽譜のみを編集した「セメントフォーク」なる本が出  版され、ここに集う多くの方も購入されていると記憶してますが、今回、楽譜ではなく、  70年代のフォークアーティストへのインタビューや対談、レビューを集めたものが出版さ  れました。
  • リアルタイムでフォークに一番接近していたのが70年代なので、あまりに若い(笑)フ  ォーキーな面々の写真にノスタルジーな、あたいでっす。当時の広告がそのまま載っている  のも資料的な価値大(^^ゞ。これの80年代版も出版されているのですが、僕にとっては、  80年代のフォークっていうかニューミュージックにリアリティを感じないので立ち読みで  パス(^^ゞ。      1800円っす。資料的価値から言えば安い安い。   フォークだけでなく、ミカバンド等も載ってます。彼らのファッションは凄いっ。      こういう広告も当時のまま載ってるのがナイス。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+ロールパン+牛乳 昼食:ざるそば+パック寿司 夕食:秋刀魚+味噌汁+ご飯 晩酌:

  • ご感想はこちらでどうぞ

    ゲストブックに感想を書きたい方はこちら
    前月の日記へ戻る 次月の日記へ進む

    ホームページへ戻る


    【2003年8月25日(月)】(晴れ)
    
    「そんなバカな!」/竹内久美子
    
    
  • 冷夏で終わりたくないという、今年の夏の最後の意地なのか?、お盆明けから暑い日が続  いてバテ気味。淡々と仕事してます。
  • ばぼちゃんより、Cocco が復活するとの書込みがあった。ということで、久しぶりに彼女  のラストライブ「Cocco ラストライブ 〜200.10.6 in 日本武道館〜.avi」を観た。テレ朝  特番でも放映された最後のトークは、何度聞いても感動するなぁ。「思い出はただ重いだけ  だったけど、思い出を力に変えて前に進める人になりたい。」という名文句を残しながら、  結局、この武道館ライブ後、ミュージックステーション出演を最後に沖縄に帰った彼女。
  • 久しぶりにこの武道会ライブを観たら、今まで見逃していたMCの部分があった。彼女は  今まで、マネージャーとの連絡も電報を使ってたとか(驚)。しかし、一人で行動すると必  ず迷子になるからと、マネージャーからレンタルの携帯電話を持たされたそうだ。しかし   「鞄の中から音が鳴るなんてどう考えても変だから」という理由で1ヶ月で解約したそうだ。  そして、自分からは一度もかけることは無かったという。実に彼女らしいと思うのは僕だけ  だろうか?。今時、あれだけ無垢な女性が芸能界で再びやっていけるのかなぁ。
  • 田口ランディの「アンテナ」を読んだ。今度はSMです(爆)。「やれやれ」@村上春樹。  作風は「コンセント」と変わってません。オカルト的な展開にシャーマニズム。ただ今回は、  男性が主人公、SMプレイで目覚めていくわけね。小説書く前に、村上龍よろしく、入念な  下準備&調査したことが伺えるが、ただ、そのネタが、お昼のワイドショー的な、なんとい  うか俗的で、しかも底が浅い。だいたい新潟の少女監禁事件をヒントにしてるところから気  に食わない。
  • 村上龍の「ヒュウガ・ウィルス」のように徹底的に専門分野に入られると読者は、ついて  行くのが辛いけど、「アンテナ」の場合、底が浅い=簡単に理解納得できるから、深く考え  ることなく、次の展開を楽しみにして読める。けど、読後感として僕の中には何も残らなか  った、そんな小説。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」、「限りなく透明  に近いブルー」、「ノルウェーの森」と読んで来たせいだろうか、「アンテナ」の世間一般  の評価はかなり高いらしいが、みんな何を評価してるんだろうか?、甚だ疑問。もう、こう  いった霊だのシャーマニズムを主軸におきつつ、官能的なセックスを通して再生していくと  いう、アホらしい小説には辟易。村上龍が、なんでこんな作家を評価するのかさっぱり判ら  ないや。
  • 今、読んでいるのは竹内久美子著「そんなバカな!」。小説ではない。遺伝子の話である。  テーマは、「全ての生物は、遺伝子の「乗り物」に過ぎない」。何言ってんだこいつ?と面  食らったが、読み進むうちにどんどんハマって、読了後には、なんだか人生観変わっちゃい  そうな予感すらする。実に面白いぞ。今から10年くらい前に上梓された本らしい。
  • この論理を考え出した、R・ドーキンスって天才じゃんと目から鱗が落ちっぱなし(笑)。  世の親が子供が欲しがる理由、子供を持つと守りに入る理由、「我が子の為ならどんな苦労  も我慢できる」と思っちゃう理由、それらは、今まで「愛情」に代表されるひどく抽象的で  曖昧な言葉で説明されていたのが、この本に出てくる「利己的遺伝子」で全部ロジカルな説  明がついてしまうのだ。参った(笑)。
  • 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の解釈を、「イージーライダー」を  キーワードに解釈して以来、頭の中では、ステッペンウルフの「Born To Be Wild」が流れ、  ハーレーで疾走するピータフォンダとデニスホッパーの姿が頭から離れない。そのせいか、  掲示板で、いきなりイージーライダーの話を出してしまったら、一気にみんな引いてしまっ  た感がある(笑)。日記は、もちろん、最近は掲示板でも、自分の妄想的な世界をダラダラ  書き綴るようになってしまって反省。でもまぁ、挨拶するだけのような掲示板なら、レス書  くのがうざいだけだしさ(^^ゞ。だから、あなたの掲示板は書き辛いって言われるんだよな。  なんて書いてたら、ついに、Higatts さんにも見つかってしまった。バタッ(笑)。
  • 掲示板を見ていない(っていうか、見れない方がいるらしい)方の為に説明すると、息も  絶え絶えな蝉が踏みつけられて絶命してしまった瞬間を見て涙が止まらなかったっていう変  ちゃんの書き込みに対して、僕の頭に思い浮かんだことを書いたまで。涙する理由なんて、  当事者以外に判るわけない。だから、それに対してのレスは不毛だ。ただ、テーマを与えて  くれたから、自分の妄想的な世界を広げてみたのだ。以下、掲示板より転載。  / 斉藤和義 今日も朝から蒸し暑く 寝汗をかいている 窓に張りついた蝉が鳴く 命もからがらに 彼女の姿が見えないが 別に気にも止めず 何かが飲みたいと思うけど それすら分からない 時計は電池がなくなって 夕べのあの時間 最後の煙草もなくなった 買いに出かけなくちゃ 外は相当暑そうだ 蝉は鳴き続ける 彼女の姿が見えないが 帽子をかぶらなくちゃ やっぱり外は蒸し暑く なおさら汗が出る 真っ黒な蟻は考える 冬に備えなくちゃ きっかけなんてきっと些細な事 胸がざわついてくる ジリジリ日差しは強くなる 全てを溶かす気だ 太陽が真上に昇ってる 影も溶けて消える 彼女の姿も見えないし ここには影もない  「蝉」で思い出すのは、この曲。そして、変ちゃんの話から思い出すのは、村上春樹のノル  ウェーの森「第一章」にある「道の上には夏の終わりに死んだ蝉の死骸がからからに乾いて  散らばっていて、それが靴の下でぱりぱりという音を立てた。」という一文。   ゼンマイが切れかかったオモチャのように、道端で羽をばたつかせて息も絶え絶えな蝉を  毎日のように見かける。その最後が人の足に踏みつけられて終えるのは、保守的な人々に迫  害されようともハーレーで自由を求めて旅を続けたデニス・ホッパーが「髪が長い」という  理由だけで撃ち殺されてしまう「イージーライダー」のエンディングのような寂しさだ。   冬に備える蟻になるよりも、自由を謳歌しながら、命もからがらに鳴き続ける蝉のように  生きたい。その最後は、夏の終わりにゼンマイじかけのおもちゃのように道端で転げ周るも  のだとしてもだ。その時、実はどこにも自由なんて無いんだと悟って死んでゆくのかもしれ  ないが‥。しかし、そうだとしても願わくは、その最後は、からからに乾いて、硬い甲羅と  ボロボロの羽だけになり、風化して、ぱりぱりと土に帰りたいと思う。   そんな生き方をしていないのに、何を書いてるんだか、俺って奴は(笑)。
  • 最近の俺は何を考えてるのだろうか。後戻りできないところまで人生の駒を進めてしまっ  た今の自分を考えた時、今の俺は「残像」なんじゃないかな?と思う時がある。何をするに  しても、「生活」優先で、燃えるような情熱?、陳腐な表現だけど、そういうものが欠落し  てしまっている気がする。というか、事実そうなのだ。この先、人生に「意味」をつけるこ  とができるのだろうか。う〜ん‥‥‥。仕事に燃える?‥まさかね(笑)。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+サラダ+ロールパン+牛乳 昼食:鶏から揚げ+ご飯 夕食:秋刀魚+コロッケ+ご飯 晩酌:

  • 【2003年8月19日(火)】(晴れ)
    
    サヨナライツカ
    
    
  • 昨日の連休明け初日、会社に到着するや否や、社内放送で「Blaster ワーム」に対する対  策方法が、絶え間なく流れており初日から辟易。パソコン起動するとメールで「MS03-026  のセキュリティ修正プログラム」が配布されており、実行するように強要された。今日は今  日で、「Blaster ワーム」の亜種が発生して、社内で一部感染したとかで、また朝一番から  社内放送で対策方法が流れており、その検査プログラムが配布され実行するように強要され  たぞ(´ヘ`;)。相当に神経質になってるみたいだ。
  • 会社はファイヤーオールで守られてるから、社外からネットワーク経由で感染することは  ないんだよね。だがしかし、盆休み中PCを自宅に持ち帰って、そこで感染して、不用意に  会社のネットワークに繋げる馬鹿が後を絶たず。解雇しちゃえよ、そういう非常識な馬鹿は。  うちの職場でもCADが使えなくなってしまったとかで、大騒ぎだった。んでも、それは限  られたごく一部だけで、僕の仕事に支障をきたすこともなく、相変わらず納期に追われる忙  しい日々が始まっている。
  • 昨日は、疲れて何もする気も起きず、何気に手にとって読み始めたのが、辻仁成の「サヨ  ナライツカ」って小説。以前、ある方から勧められて、先日図書館で見つけて来たのだ。最  初の展開には戸惑ったが、小説後半になって、無性に切ない思いに駆られた。仕事初日でへ  とへとだったにも関わらず、結局、最後まで読み切ってしまったよ。人生の折り返し地点を  過ぎ、今でも忘れられない愛しい人がいるならば泣けるよ。
  • で、偶然にも、その夜遅く「サヨナライツカ」を紹介してくれた方から、「ギムレット」  の差し入れがあった。が、バックにぼんやり見える、あのお酒は‥(爆)。あなた、こんな  カクテル(笑)を飲んでいちゃ、村上龍に何と言われることやら(笑)。マー助が好きそう  なカクテルやね。しかし、そもそもカクテルというのだろうか、これは。ご馳走様でした。      ギムレット?   その正体は、「上善如水ライム」だよね(笑)。悪酔いしそう(爆)(^^ゞ。   そうだ、わたこうさんがバーテンダーだったって知ってる?>ALL   今度、シェイカーで正統派ギムレットを作って欲しいなぁ。   彼も光が開通したってメールが来てました。おめでとさん。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+サラダ+ロールパン+牛乳 昼食:鶏肉の照り焼き+ご飯 夕食:焼き魚+肉野菜炒め+味噌汁+ご飯 晩酌:

  • 【2003年8月17日(日)】(曇時々雨)
    
    夏期連休終了&ひつまぶし&村上春樹の死生観
    
    
  • ということで、今日で夏期連休終了。毎年のように憂鬱な夜を迎えている。初っ端から台  風で、台風一過で一日だけ真夏日らしい日があったが、それ以外は、雨ばかり降って、思い  っきりの冷夏状態である。暑いの苦手なおじさんには喜ばしい(笑)ことで、総括すればギ  ター三昧&読書三昧な休暇で、いつも家庭サービスで忙殺される休暇と比べれば、自分的に  は有意義だったかな。
  • しかし、そんな連休最終日、朝から雨だというのに、義理妹夫婦が家を新築したので、そ  の引越し手伝いで、丸一日潰れた。明日から仕事なのに雨中の重労働。「やれやれ」@春樹  (笑)。甚目寺という田舎に3000万円で一戸建て住宅を新築したのだが、義理妹旦那が建築  関係の仕事をしており、コネ土地を安く手に入れたのと、建築業者も知り合いに任せて、格  安でかなり立派な家を建てた。
  • しかし、その分、ツケが回ったようで、その建築業者が近所住民と多くのトラブルを起こ  して地域住民との関係は最悪。義理の妹は、二人目の子供の出産と重なり、建築中の事は何  も知らないのが、ほぼ出来上がった新居に初めて出かけた時、いきなり隣家のおばさんが怒  鳴り込んで来たらしい。今後の近所付き合いが大変だろうなぁ。ということで午後9時帰宅  でへろへろ。連休最終日くらい、疲れを溜めずにゆっくりしたかったぞ(--;;。
  • この前の日記に書いた下呂温泉旅行後は、13日からお盆ということで実家に帰省。昼間っ  から、弟夫婦と酒飲んで夕方墓参りに行ってお経をあげて貰い、その後、双方の子供達と花  火をするといういつもながらのお盆の過ごし方だ。14日夜に帰宅。15,16は嫁の実家へ。
  • 連休中に挑戦してたのが、TOMMY EMMANUEL の「Close Up」という教則ビデオより、ステ  ーブレイボーン(SRV)ブルーススタイルっ曲。教則本には、この曲のTAB譜は無しなので、  ビデオをDVD化したものを、2点間リピートしまくり(笑)で、とにかく運指を追ってコ  ピー。基本パターンは何とかコピーすることが出来た。後はソロだが、夏期連休も終わって  しまい時間切れ。
  • 青峰山店主殿の奥さんの掲示板にて、「ひつまぶし」で盛り上がる(笑)。「ひつまぶし」  元祖は「蓬莱軒」だとずっと信じて来たのだが、今回調べたら、「ひつまぶし」という食べ  方を最初に考案したのは、「いば昇」というお店らしい。場所はハイカロ例会メンバーbB  さんより、錦通りの一本北にある店と、丸栄の南側の細い路地に入った店と2店あることを  教えて頂く。名前だけは噂で耳にしていたが、まだ行ったことはないのだ。
  • 「蓬莱軒」が、登録商標を取ってしまったから「蓬莱軒」が本家になっちゃっているとい  うのが真実らしい。そのせいか今では「蓬莱軒」が元祖という過った情報が知れ渡り、特に  名駅の松坂屋店など、地の利を活かし名古屋名物として行列待ちは必至。ちなみに「蓬莱軒」  が1人前ずつのお櫃に入ってくるらしいですけど、「いば昇」では人数分がお櫃に入ってく  るとか。大食漢(笑)と一緒だと分が悪いじゃんってことで、ハイカロ例会場所としては、  「いば昇」は却下だな(^^ゞ(笑)。
  • しか〜し、「ひつまぶし」よりももっと美味しい(らしい)鰻の食べ方があった。それは、  うな釜飯だ。説明するのがもう、面倒になってきたんで、以下、某サイトより無断転載。  ちなみに、ポール森屋先輩が以前に出かけており、写真を撮って来ており、先輩のサイトで  公開しています。許可を得て、ここへリンク。←クリック ご紹介するお店は、名古屋市西区円明町にある「円明」さん。名鉄上小田井駅から徒 歩10分という住宅街にある隠れた名店です。このお店のお客さんの9割が注文する という伝説の「うな釜飯」とはいったいどういうモノなのか?  コシヒカリ一合と水が入った鉄釜を火にかけるところからうな釜飯作りは始まりま す!!こうしてご飯を炊いている間にうなぎを焼いていきます。「円明」さんで使わ れるうなぎは愛知県一色町産。それをお店の井戸水で2日間ほど泳がせて泥臭さを抜 いたもの。そのうなぎを火力の強い備長炭で、秘伝のたれをつけては焼き、つけては 焼きの繰り返し。そうして焼いているうちにお釜のふたがパカパカと上下してきます。 うなぎが焼きあがったところで釜のふたを開けるとお米がおかゆより少し固いぐらい に炊けています。そこに短冊切りのうなぎを3段重ねでのせていきます("上"はうな ぎを1匹半も使うのです)ここでまたふたを閉めて炊き上げます。炊き上がると火を 止め数分蒸らして完成。3段重ねの一番上のうなぎは外パリッ中フワッ。3段目のう なぎは蒸気で蒸らされているためよりふっくら。ご飯は炊きたてアツアツ、さらに鍋 底にはおこげが。最後はお吸い物をかけてさらさらと!!絶品です!! TEL 052-502-9044
  • 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んで以来、村上春樹  再評価(笑)がマイブームとなり15年ぶりくらいに「ノルウェーの森」上下を再読。ちょっ  とショック状態だった。以後は、読んだ人を前提に書いた感想文もどき。だから、村上春樹  に興味が無ければ読むだけ時間の無駄です。
  • 「ノルウェーの森」を最初に読んだ時、僕は24歳で、まだ大学生だったが、あそこで描か  れてるようなキャンパスライフ(笑)とは対極に位置する大学生活を送ってた。あの頃は、  恋愛なんかよりも、バンドやってる方が面白かった時代で、まぁ、唯一共感できるのが、  寮生活かな。「突撃隊」に近いキャラクターなのが、いたしね(^^ゞ。
  • だからあの小説で主題になっている「喪失と再生」を当時はリアルに感じることは出来な  かった。というか、「喪失感」だけで、再生なんて当時は気づきもしなかった。恋愛経験も  多少(笑)あったけど、あの小説に出てくるような修羅場を踏むようなものじゃなく、いつ  も自然消滅してゆく感じだったし。ワタナベ君のように一緒に暮らそうだとか、そんなこと  考えもしなかった(笑)。
  • 16年の歳月を経て、恋愛や別れや様々な人生経験を積んでから、この小説を読むと、「喪  失感」の重さと、そこから立ち直る為に「緑」との関係を通して描かれる「再生」への道程  (前は気が付かなかった)が、やたらリアルに感じられるんよ。特に「死は生の対極にある  のではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」という作者の死生観にも唸った。
  • ラストの「どこでもない場所のまん中から緑を呼びつけていた」で、直子&キズキの束縛  から解放されたことを印象付けている。が、しかし、それを再生の第一歩とは言い切れない。  「第一章」の最後で、「私が存在していたことを覚えていて」と告げながら「直子は僕のこ  とを愛してさえいなかった」ことを思い出して本編に入ってき、18年経過しても消えない   「喪失」の重さを暗喩して始まる構成が、それを物語っている。18年経過しても、ワタナベ  君は、自分の居場所を見つけられないのだろうか。このあたりに、作者の死生観である「死  は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」という強烈なメッセージ  を感じたなぁ。
  • 唐突だけど、この小説の中で僕が一番すきなのは、レイコさんです(^^ゞ。小説を読み進  むうちに、彼女の存在こそが、この重苦しい喪失感に包まれた小説を再び読破する希望だっ  たですよ。‥‥う〜ん、どうも感想が上手くまとまらない。もうちょっと熟成(笑)させて  推敲しないと。ノルウェーの森「第一章」から引用すれば「文章という不完全な容器に盛る  ことができるのは不完全な記憶や不完全な想いでしかないのだ。」ということなのかも。あ  まりに鮮烈過ぎて書きたいことが頭の中でグルグル回っているような状態。
  • ところで、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだ方に  お尋ねしたい。小説の最後で「僕」は自分自信が創り出した『世界の終わり』に住み続ける  決心をする、ということが何を意味しているのだろうか?。以下は、ある方に尋ねられて、  僕が答えた解釈。なお、僕の解釈は、多分に「イージーライダー」からの影響が入って婉曲  されてるかもだけど、まぁ、僕の解釈にも納得してくれる人はいるはずと信じて書く。  (「イージーライダー」という映画を、もしご存知ないなら、簡単にストーリーを説   明しちゃうけど、許してね。アメリカンニューシネマと呼ばれる映画の一つで、   70年代初めに大ヒットした映画。僕は当然リバイバルで映画館で観たけど、ピー   タフォンダが主演で監督、二人の若者が、時計を捨てて、自由気ままにアメリカを   バイクで旅する模様を描いた映画。最後は、保守的な南部の人に髪が長いって   ことだけで撃ち殺されてしまうという、救いようのない映画。僕の独断解説(笑)。   あまり真に受けないように(^^ゞ。)
  • 『世界の終わり』の「僕」と、『ハードボイルドワンダーランド』の「私」。  ハードボイルドワンダーランドの私は、「イージーライダー」を3回も観て、ピー  ターフォンダの気分になれるのに、その当時起こったことを何一つ思い出せない。  「私」には、過去の生活の記憶がほとんど思い出せないんだよ。つまり、イージー  ライダーの主人公であるキャプテンアメリカのように自由を求めてアメリカを放浪  するような非日常的な生き方を求めて来たから、平穏な日常は彼にとって  「世界の終わり」なんだと思う。
  • その平穏な日常を、全て自分の内に作り出した「世界の終わり」に葬ってしまっ  たのに、39章で「ある時点から私自身の人生や生き方をねじまげるようにして生き  てきた。」とあるじゃない。ピータフォンダに憧れた彼は、いつの間にか、システ  ムに属し、引退後にギリシャ語とチェロを修得することだけを漠然と描く男になっ  てしまった。「私」が図書館の彼女に嘆く場面が印象的だ。「僕はきっと君のご主人  にかわってバスの中で鉄の花瓶で殴りこされるべきだったんだ」。そういう、  死に方こそ、キャプテンアメリカとして生きようたした者の最後として相応しい。
  • それができなかった「私」はその落とし前をどうつけるのか。その答えは「世界  の終わり」を迎えるにあたり、カタツムリが年中いること、雨の日はクリーニングが  安くなること、そういった市井のささやかな日常に目を向け始めるところで出され  ていると思わない?
  • 「僕」は影(過去)からそそのかされることなく、ここに残ることを自分の意志  で選んだ。「私」は、人生を引き払うことに関して、革命家と結婚した同級生を例  に挙げて「私は何一つ選びとっていない」とあるが、「僕」は自ら作り出した世界  への「責任」をとるために選び取ったのだ。じゃぁ、その責任とは何か。それは本  来なら「私」に課せられていた現実社会への意思的な関わりでしょう?。ささやか  な日常を自分の現実として受け入れることを葛藤の末に「僕」が自分の意志で選ん  だと僕は思う。
  • ハードボイルド的にいけば、影と一緒に抜け出して壁を崩壊させる的な展開で、  「僕」と「私」は同一化し、世界の終わりを迎えることなく、死を免れ、「私」の  世界の図書館の彼女と新しい生活を始めるって展開の方がカッコいい。けど、僕の  解釈は、キャプテンアメリカになれなかった自分に落とし前を着けるという意味で、  「僕」は「世界の終わり」で図書館の彼女の「心」を見つけ、「私」の代わりに  「私」が葬り去った記憶を一つ一つ取り戻そうと決めた。言わば、再生の物語と  位置づけてる。
  • 「ノルウェイの森」の後書きを読んだ?。村上春樹は「世界の終わりとハードボ  イルド・ワンダーランド」は自伝的であると書いてあるよね。だから「私」は村上  春樹なんだよ。きっとワタナベ君もそうでしょう。村上春樹の心は硬い殻に包まれ  ていて、それを小説上で、どう打ち砕くのか?ってことをモチーフとしてたんじゃ  ないかなぁ。
  • ここまで読んだ方、ご苦労様。多分次の更新は、また週末かな(^^ゞ。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+サラダ+ロールパン+牛乳 昼食:おにぎり2個+アンパン 夕食:ロイヤルホストにてカレーセット 晩酌:

  • 【2003年8月12日(火)】(曇時々雨)
    
    台風オフ&Tommy Emmanuel&下呂温泉&太陽待ち
    
    
  • ということで夏期連休中である。今年は、すでに病気で3ヶ月会社を休んでいる為、例年  のように「待ちに待った」という感慨がない(苦笑)。
  • 9日(金)に「押尾コータロー」チケット交換会。場所は坊さんが見つけてきたお店で   「樞(くるる)名駅店」。予約が午後9時からしか取れなかった為、それまで有志でプレオ  フ開催となり、それは午後7時から。場所は未定だった。ただ当日は、台風10号が接近中  で暴風雨警報が出ており、メールでプレオフ主催者の家政婦さんに尋ねたら「プレオフ会は  中止」との返事。ところが定時で帰宅してくつろいでいた午後7時過ぎ、家政婦さんより突  然電話があり、やっぱり開催するとのことで、すでにマー助さん(mimiちゃん)と坊さんと  飲んでいるという。ってことは何かい、俺はお呼びでないってことかい(ちっ(笑))。
  • 詳細は、家政婦さんがマー助さん連絡が取れないから、台風の影響も考えて中止と決めた  んだけど、とりあえず、待ち合わせ場所に行ったら、マー助さんが居て、坊さんも合流した  らしい。家にいても暇なだけなんで、そそくさとプレオフ会場のタワーズのバーに向かった。  で、家政婦さんが出迎えてくれたのだが、いきなり教育的指導を受けて「あなた、いつも人  の煙草ばかり吸ってるんだから」と煙草を買わされたが(「君もだろ」と内心思いつつ、  すでにワインで酔っているらしい姉御に口答えできず(^^ゞ)。僕と家政婦さんは、普段、  煙草吸わないくせに酒が入ると吸い出すという妙な癖(笑)を持つ。せっかく、姉御に脅さ  れて(笑)買って行ったのに、坊さん&マー助さんが座っていたテーブルが禁煙席だったの  には爆笑。
  • プレオフ会では、ワインを少し飲んだ後、村上龍の影響で、彼が好きだというカクテル   「ギムレット」を注文。村上龍は、必ず最初は「ギムレット」から飲み始めると対談の中で  語っているのだ。頼む前は「ギムレット」って何?って感じだったが、出てきたのは、お馴  染みのジンライムだった(とその時は思った)。マー助さんに突っ込まれて、成分と、その  比を言ってみろと尋問(笑)されたが、比まではわからず。悔しいから調べてみたら、以下  の通りだ。ギムレットとジンライムは別物らしい。 ギムレット / Gimlet ドライ・ジン 3/4 ライムジュース 1/4 氷 お好みでグラスのふちをライム(ジュース)でしめらせ、グラスの半分にだけ砂糖を つける(シュガー・リム)。必要ならライムをしぼり、氷を詰めたシェイカーによく冷 やしたジンとライムジュースを入れ、シェイク。 ジン&ライム(ギムレット) / Gin & Lime (Gimlette) ドライ・ジン 1/2 ライムジュース・コーディアル 1/2 お好みで氷を入れたロックグラスなどに、よく冷やしたジンとライムジュース・コー ディアルを入れ、必要なら数回ステア
  • 僕が頼んだ「ギムレット」は確かにシェイカーで運ばれて来て、目の前でカクテルグラス  に注がれたから本物だろう。ギムレットとジン&ライムは、正確には別物なのだ。また村上  龍が何故好きなのかを探る資料として、以下の文献が見つかった。 「ギムレットの作り方を知らないんだね」と、彼は言った。 「ライムかレモンのジュースをジンとまぜて、砂糖とビタを入れれば、ギムレットが できると思つている。ほんとのギムレットはジンとローズのライム・ジュースを半分 ずつ、はかには何も入れないんだ。マルティニなんかとてもかなわない」 (レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』より
  • そんなこんなで、本会までにすでに出来上がった我々は、本会から参加の、ばぼちゃん、  変ちゃん、KANAさん、アリピー(懐)と合流し、台風で強風吹き荒れる中、樞(くるる)名  駅店に向かう。普段なら日本酒か、バーボンなのだが、プレオフでカクテルを探求してみた  くなた僕は、最初だけ冷酒で、次からは、ブラッディマリーや、ジンベースのカクテル、プ  レオフで坊さんから教わったフローズンカクテルなどを次々と注文(爆)。300日コーチ  ンが有名な店だが、みんなが好んで食べてた名古屋コーチンお造りなんてのが苦手な僕はい  まいち堪能できず、飲んでばかりいた(^^ゞ。んでも「むつ」の照り焼きは美味だったなぁ。  あれだけ飲んで食べて、一人5千円で済んだのは、コストパフォーマンスは高いね。雰囲気  良かったし、飲み忘れた「カルバドス」を飲むために、また行きたいっす(^^ゞ。
  • 台風が接近中で暴風雨警報が出ている中、いつものように午前3時4時まで遊んでいる程、  非常識(笑)でもない、中途半端な不良元少年少女は、結局、終電帰宅組みに合わせて、午  前0時で解散。北区組みは、いつものようにタクシーで3人乗り合わせて帰宅だ。
  • で、次の土曜日が、これまた、この半年間定例化しつつある某音楽生活楽器店長さんを囲  んでの例会ということで、夕方から日進へ。この例会はいたく健全でアルコールは一切無し。  しかし、テンションの高さは、前日の台風オフ会に負けてはいない(爆)。それだけ「濃い」  連中の集まりである。話の内容も濃くて、中部地区アコギ関連音楽業界裏話等、この面子だ  からこそ盛り上がる話題ばかり(^^ゞ。素面でこれなんだから、飲んだらどうなる?と興味  津々であるが、メンバーの一人、kenta さんが飲めないとのこと。ということは、ばぼちゃ  んの飲み会に誘うのは酷というものか?(笑)。
  • 某音楽生活楽器店長さんのお店で、注文しておいた「Tommy Emmanuel」のCD付きTAB譜を  購入。また、kenta さんから、暫く前にアコギ親父が集まる掲示板で話題沸騰だった、トミ  ー君の Live DVD を貸して頂いた。いやぁ有り難いっす。さっそく帰宅後、観たが、そのテ  クニックに圧倒されるばかりで流石、話題になるだけのことはある。しかし、ライン出力で  ある為、楽譜を買うきっかけとなった教則ライブビデオの方が、マイクによる録音でアコギ  の音が生っぽいし、カメラアングルも判り易くていいなぁ。こちらのDVDを先に見ていたら、  多分、楽譜を買おうという気にはならなかっただろうな。      TOMMY EMMANUEL: SOLO GUITAR STYLE   「Close Up」という教則ビデオから、数曲をピックアップしTAB譜化している。ただし、    kenta さんによれば、必ずしもビデオ通りには採譜されていないとのこと。TAB譜だけ   でなく、Tommy Emmanuel の研究本的なものとなっており、ディスコグラフィや影響を受   けたギタリスト等、TAB譜よりも、そういった方面にページ数を多く割いており、かなり   分厚い本になっている。「Close Up」を教則ビデオと書いたが、教則ビデオというよりは、   曲の要点を簡単に説明している程度のもので、教則ビデオというより、自宅での生ライブ   と位置づけた方が良いだろう。下で紹介するDVDより、「Close Up」を僕はお薦めする。      TOMMY EMMANUEL: Live at Sheldon Concert Hall   何故?、突然に日本のアコギ親父の中で彼がブレイクしたんでしょう、謎です(笑)。   確かに、ここでの演奏は凄いですわ。音楽性の幅広さは特筆もの。コータローのライブで   観たベンチャーズのトレモロ奏法をネックを使って行うってのもやってます。コータロー   も彼から影響受けてるんかなぁ。
  • 10日、11日と家庭サービスで下呂温泉へ。「ワイドビュー飛騨」で名古屋から1時間  半である。昨年の夏休みは、車で伊豆に一泊二日、ディズニーシー&横浜に1泊3日(笑)と  強行スケジュールを組んだのだけれど、渋滞でほとんど車中なんて反省から(笑)、ディズ  ニーランドは来年と家族を説き伏せ、今年は楽な家庭サービスに終始することに決め、体力  勝負(笑)の旅行は避けて、近場で簡単に済ます案を強行採決させたKOSS家である(^^ゞ。
  • 宿泊したのは「くさかべアルメリア」ってホテルで、実は今年2回目(笑)。前回、家族  に好評だったんで、子供を説得するのが楽なのと(^^ゞ。夕食がバイキングで、これが質が  高いのと、ベトナムの民芸品を売る店があって、娘がそこのファン。僕は、高台に立地する、  このホテルの露天風呂に浸かりながら、飛騨の山々を眺めるのが好きなんだな。
  • 前回の日記から、読み始めた、辻仁成の「太陽待ち」を読了。2年前に発表された820頁  にも及ぶ長編小説である。村上春樹の世界に近いものを感じたのが1stインプレッション。  銃で撃たれて昏睡状態にある主人公の兄の夢の中の世界?と、主人公が、その兄(二郎)の  残した 「あるもの」の行方を追う世界、そして現実に主人公が製作に関わる映画の世界。  この3つの世界が同時進行し、1937年の南京、1945年の広島、70年代の東京が融合していく  計算しつくされた構成が実に見事だ。
  • この構成は、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に似ている。  似ているが「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」にあった意外な結末という  ものはない。あれは、読者に深い問いかけを残したが、「太陽待ち」では、ある種、万人受  けするハッピーエンド的な終わり方であり、読了後に、物語の完結感を読者に持たせる。ひ  たむきなまでに誠実な小説だ。
  • しかし僕には、そこが物足りない。見方によっては主人公の兄(二郎)の夢の中の世界で、  1937年の南京と1945年の広島と70年代の東京を融合させているところなどは、最初は荒唐無  稽に思えるかもだが、この記憶の断片を繋ぎ合わせていった夢の世界の解釈こそが、この小  説の醍醐味とも言えると僕は思う。だからこそ、小説が完結したと読者に思わせなくていい  し、ハッピーエンドで終わらせなくていいから、二郎の世界観をもっと描いて欲しかった。  また1937年の南京と1945年の広島と70年代の東京の融合も完璧なのだが、それゆえ読者に熟  考させる余地が残っていないのも不満。物語を決定づけるキャラクターの人格の掘り下げが  必要最小限で、希薄なのも気になる。(例えば、フェイファン)。
  • 一般的な評価は判らないが、僕は、この小説から、辻仁成の中に、村上春樹と村上龍を垣  間見る事が出来る。村上春樹は上記に述べたが、村上龍に関しては、彼が小説上に登場させ  た新しいドラッグの副作用なんて「ヒュウガ・ウィルス」のそれにインスパイアされてるな?  などと思うのは、僕だけだろうか(笑)。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+サラダ+ロールパン+牛乳 昼食:ケンタにて、イタリアンツィスト+ライスボール 夕食:ほうば味噌牛肉焼き(下呂土産)+ご飯 晩酌:缶ビール

  • 【2003年8月6日(水)】(晴れ)
    
    限りなく透明に近いブルー
    
    
  • 7月までは「夏は何処?」状態だったのに、8月になったらいきなり、連日の真夏日で、ヘ  ロヘロ、クタクタだがね。7月は乗り切ったが、蓄積された疲労はピークに達して、加えて、  この暑さである。夏期連休まで後2日の辛抱か。
  • ハーボットのカウンターを見たら、いつの間にか1万カウントを超えており、10日も空い  てしまって、定期的に見てくれてる皆さんには申し訳ないっす。また、掲示板等を見ながら、  振り返って、この10日間の出来事を簡単に記しておくっす。
  • まず、8月2日(土)に、中島雑貨店さん@飯田のライブに行って来たので、掲示板に書い  た感想文を転記しておこう(手抜き(^^ゞ)。   KANAさんと二人で、春日井にある「カフェ・カレドニア」という店まで飯田のオートハー  プ奏者である、中島雑貨店さんのライブに行って来ました。氏の演奏を見るのは1年ぶりく  らいになるんですが、澄んだオートハープの音色に、癒されました。いやぁ、矢田川の花火  大会を蹴ってまでして(^^ゞ、行って良かったっす。   奥様と二人で、中島さんのご実家のことを歌われた曲が秀逸でした。僕も、2度ほど、  そのご実家に伺ったことがあり、緑に囲まれた素晴らしい場所です。その弾き語りで、あの  風景が目に浮かぶようで感動の極みでした。ああいった曲が作れる経験を積み重ねて来た氏  の人生が、ある意味羨ましく思ったです。   他に、ヤコさんという、河合ケンさんと一緒に「もう一人の私」というCDを作製した女  性が、前座で、ボタンアコーディオンを披露されてました。また、この掲示板でも知り合い  が多い、亀夫妻が、小さなお子さん二人連れて来ておられて、とても賑やかだったです。  亀さんが持ってこられたマーチンのニューヨーカー、ライブ後にちょっと弾かさせてもらっ  たんですが、良い音してましたね。   で、中島雑貨店さんのお手伝いということで、素晴らしいアコギ弾きであり、シンガーで  もある、TOM石川さんも来られていたんですが、今回は、中島さんのサポートに徹して、  ご自身の弾き語りが無くて残念だったっす。   TOMさんは、あの押尾コータロー氏とも古くから交流のある方で、コータロー氏の  ライブで有名な、ウルトラシリーズや、ゲゲゲの鬼太郎を、最初に弾いたのはTOM石川さ  んだそうで、コータロー氏がそれに影響受けたという興味深い事実をライブ後に聞かせて頂  いたです。今夜も即興で、セーラームーンのテーマ、アンパンマンの主題歌を弾いてくれて、  亀さんのお子さんに受けてました(笑)。   ライブ後、遅くまでTOMさんのギターテクを披露して貰ってたんですが、弾き語りでの  彼しか知らなかった私には、目から鱗状態。フィンガーソロ、メチャ上手いです。特に、亀  さんのニューヨーカーでラグタイムやらせたら、そのタイム感抜群で、まいった状態(^^ゞ。  かつて、飯田のライブハウスで、こんなギターソロが達者な彼の目の前で、ど下手なフィン  ガーソロを何曲も演奏した自分の過去を抹殺したい(笑)。   そんなこんなで真面目に、音楽に取り組まなきゃと感化された夜だったです。仕事の疲れ  が溜まってうつうつとした気分だったですが、それも一掃されて今夜の杉玉は美味い(^^ゞ。
  • 付け加えると、あの夜、帰宅後、久しぶりに良い音楽に浸れた開放感からか、「杉玉」を  飲みすぎて次の日曜日に酷い二日酔いになって寝込んでしまった(苦笑)。
  • 別冊宝島「僕たちの好きな村上龍」を7月28日の発売日に購入。僕の一番好きな作家が村  上龍なのだ。内容は、村上龍へのロングインタビューと、代表作の紹介、著名人との対談か  ら印象的な部分の抜粋(Ryu's Bar からのものが多い)とファンの投稿による村上龍論など。
  • 「限りなく透明に近いブルー」を読んだのは高校生の時であり、その時の印象は、まるで  覚えていない。あまりにアブノーマルな世界(笑)に、童貞で純な高校生には、想像すら出  来なかったと思う。あの頃は、今のようにレンタルビデオも無かったし、インターネットで、  エロい情報が簡単に手に入るわけでなし、プレイボーイや、平凡パンチ(懐)の時代である。  そんな、あなた、入れたまま「ぐるんぐるん回す」なんて曲芸じゃあるまいし(爆)。こん  な、ドラッグとアブノーマルなセックス描写ばかりなのが、なんで芥川賞なんだろう?と、  多分当時の僕は思ったことだろう。村上龍に本格的にハマったのは、4、5年位前に読んだ  「5分後の世界」からである。
  • 高校以来、「限りなく透明に近いブルー」を読んでいない。しかし、「僕たちの好きな村  上龍」を読むと、とにかく、この作品に感化されたことを告げるかのような書込みが多く、  これはもう一度読み返してみようと思い、日曜に図書館に行って借りて来て、一昨日の夜に  一気に読んでみた。
  • 70年代をもろに感じてしまうのは、小説の中に出てくるドアーズや、バーズの曲のせいだ  ろうか。あの時代にしか存在し得なかった退廃的な青春を描いていることは判る。しかし、  僕には、この小説を解く鍵となる「黒い鳥」の意味がわからない。それは、きっと個人の内  に集約される何かであり、僕はリュウを通して、自分にとっての「黒い鳥」が何のかを考え  るには歳を取りすぎた。僕に「限りなく透明に近いブルー」と比喩されるガラスの破片のよ  うなピュアなものを、この先、見つけ出す事が出来るのだろうか?。
  • ちなみに、今読み始めたのが、辻仁成の「太陽待ち」。ひたむきなまでに誠実な小説。設  定からも物語からも、作者が村上龍と村上春樹の後を承けて新たな世界を切り開こうとして  いることは明らかと書評にあったが、確かに、最近読んだ、村上春樹の傑作「世界の終わり  とハードボイルド・ワンダーランド」に近い世界だ。お薦め。
  • 最近ハマっているギタリストが、Buddy Miller と Tommy Emmanuel。   Buddy Miller   オルタナ・カントリーの重鎮と形容されるギタリスト。オルタナ・カントリーとは、従来  のカントリーとカテゴライズされる音楽に、ロック的なアプローチを取り入れたもの。有名  なのが、近年のエミリーハリスの作品。荒野で呪文を唱えているかのごとくの蒼茫たる歌と、  アンビエントな音響に、従来のカントリーほのぼの路線しか知らないエミリーハリスファン  は卒倒(笑)。オルタナ・カントリーに走ったエミリーハリスのバックでギター弾いてるの  が、Buddy Miller である。エミリーハリスの「Spy Boy Tour」でのライブDVDを某音楽  店主殿の店で購入以来、彼のギタープレイにハマっている。この人のセンスは抜群。あ、  ちなみにエレキ弾きだからね、誤解無きよう。   Tommy Emmanuel   オーストラリアのアコギギタリスト。kenta さんより、演奏ビデオを見せて頂き、その抜  群なテクに圧倒された。最近、ライブ盤(DVD)が出たらしく、アコギ馬鹿親父が集まる掲示  板は、その話題で持ちきり。かく言う私も、あなたの音楽生活応援します店主殿(笑)に、  CD付きTAB譜を注文したばかり。楽譜は、今度の土曜の例会時に受け取るが、その前に、ビ  デオ見ながら、一番最初に出てきた、ステーブレイボーン(SRV)ブルーススタイルっ曲に挑  戦中。これが一番簡単そうだし、短い曲ながらSRVの特徴を実に上手く表現している。
  • 最後に最近買った Disk Review をしておこう。Buddy Miller と Emmylou Harris。  今度日記を書くのはいつか?。長い目で見て頂戴(笑)。      Midnight and lonesome / Buddy Miller   現時点での最新作になるのかな。エミリーハリスの「Spy Boy Tour」での非常に粘っこい   ギターや、12弦の、mando guitar によるアンビエントな世界が広がっているのかと思い   きや、ほとんど、カントリーな世界でがっくり。確かにロック的なアプローチな曲もある   が、これをオルタナカントリーとは言わないでしょう。とはいえ、内容はなかなか良い。   特に、Emmylou がコーラスをつける、「A Showman's Life」という、Jesse Winchester   のカヴァー曲は秀逸。ここでは、Al perkins が、steel guitar を弾いており泣けるよ。      Buddy & Judy Miller / Buddy & Judy Miller   Judy Miller とは、Budy Miller の奥さんであり、ソングライターとして活躍している、   そんな二人のデュエットアルバム。ここでも、「Spy Boy Tour」でのサウンドの片鱗を垣   間見ることすら出来ない。単なるカントリーロック。もしかしたら、こういうのが、正    統派のオルタナ・カントリーで、Emmylou Harris とやってるのは、オルタナ・カントリ   ーの異端というか、究極というか、あれ自体、ジャンル分け出来ない孤高の音楽なのかも   知れないなぁ。このアルバムに溢れるルーツ色豊かなアメリカン・ミュージックを聴きな   がら、そんなことを思ったりした。一般的には評価の高いアルバムであり、リチャード・   トンプスンや、ディラン作の名曲’Wallflower なんてのをやってます。      Roses in the Snow / Emmylou Harris   エミルー・ハリスのブルーグラスCDとして有名な一枚。トニー・ライスやリッキー・ス   キャッグス、ジェリーダグラスなどの実力プレーヤーが強力なバックアップをしており、   しかもリマスター+ボーナストラック2曲入りとくれば、買うしかないでしょう(笑)。   究極のオルタナカントリーに走る前の彼女を知りたい方にはお勧め。S&G の The Boxer   をカヴァーしてるのとボーナストラックの「Root Like A Rose」って曲がメチャ良いです。 今日聴いたCD: 今日の練習曲 : 朝食:バナナ+チーズ+サラダ+ロールパン+牛乳 昼食:中華丼 夕食:秋刀魚+かぼちゃ味噌汁+ご飯 晩酌: