「日本子育て学会」は、市民に開かれた学会として、設立されます。従来の学会は、専門家が集まり、閉じた社会のなかでの活動が多かったと思います。子育ては、親になれば誰もが経験するものです。また、親ばかりでなく、それを支える人や機関も子育てに直接的・間接的に関わることになります。子育てに関する学会は、今までにもいくつかありましたが、そのほとんどは研究者だけから構成されていました。本学会では、子育ての当事者である保護者や子育て支援者がその活動に加わるべきだと考えます。これは、問題意識を研究者だけでなく、保護者や支援者と共有したいとの望みからです。保護者や支援者と共有することによって、研究成果も実践に役立つものに近づくと考えます。
また、子育ての研究は一分野だけの研究では対応が不十分になります。さまざまな分野の研究者が協力して、問題解決に当たり将来的には子育て学の確立を目指します。
新しい視点の学会ですから、新たに考えなければならない事柄もたくさんあります。問題意識ばかりでなく、研究の方法も、さらには学会の運営も会員の皆さんと一緒に考えたいと思っています。
日本子育て学会は、市民に開かれた学会ですから、入会資格を設けることはしません。会員資格をあえて言うのであれば、子育てに関心のある人ということになります。多くの方の入会を望んでおります。
日本子育て学会 設立発起人代表 藤永保