4−4(2) ローカル線(北海道 湧網線・釧網本線・標津線・根室本線)
 
1986年8月10〜12日 北海道撮影ツーリングローカル線編 その2
  (バイク編はこちら)  
  8月10日 晴
 
    北浜駅
    後ろはオホーツク海
(丸瀬布のSL編よりつづく)
 
4:20、Kさんと共になぜか目が覚める。テントのチャックを開けると日の出前の薄暗い風景が広がっていた。トレーナーを着て外に出る。8月だっていうのに白い息が全開で出るくらい寒い。4:40頃陽が昇り出す。このツーリング初の御来光だ。つれしょんをして、一緒に日の出を見ていたKさんは「もうひと眠り」と寝袋に入った。俺は桑田バンドのテープを聞きながら、書き溜めしてあるツーリングノートや日記を書き込んだ。7時過ぎにKさんも起きてきたのでお湯を沸かして朝メシにする。メニューはコーヒーとチリ味ポテチとポッキーチョコクッキーだ。こんな簡単なものでも朝メシと名のつくものは久しぶりだ(経費削減でブランチオンリーなので)。それから顔を洗いに水道の所へ、朝の空気が爽やかだ。ブーツにオイルをぬって、寝袋をしまい、テントをたたむのを手伝った。KさんはこれからYHで一緒だった佐賀ナンバーのカタナのお兄さんオススメの斜里のすし富へ行って、たらふく寿司を食べるそうだ。8:55なにわナンバーのXLV750に跨りKさん出発、9:00俺もキムアネップキャンプ場発。
 途中きれいな景色の所で写真を撮ってR238に入る。9:27(1851キロ)常呂の畑の中で、畑には黄金色に輝く麦の穂がふさふさと揺れていた。9:32ディーゼル鈍行通過、9:37出発。9:45〜54ホクレン能取GS(1862キロ),給油10リットル入った、燃費は22.5Km/lだった。Aコープの中から人が出て来て給油してくれた、レシートもAコープのだった。能取湖を左に見ながら走る、この辺りにあるミンク飼育所から脱走した奴か、道にミンク(もしくはイタチ)の轢死体があった。
 
北浜駅舎
常呂付近
9:32 湧別行鈍行 キハ22単行
野村付近
16:21 網走行鈍行 キハ40+キハ22
10:19〜44(1885キロ)網走刑務所、単車と乗用車と観光客がすごく多い。門の前で記念撮影し土産屋を見てすぐ出発した。R39を少し走り、10:48〜11:05網走駅、KIOSKで観光タバコ2ケとテレカを買った。R244を斜里方面へ、4車線の広い道だ。左手にずーっとオホーツク海がつづく。11:20(1900キロ)北浜駅着、中を覗くとハイカラな「停車場」という喫茶店になっていた。先月開店したばかりとの事であった。旧型客車の椅子を使ったボックスシートに座り、いもだんご200円を頼んだ。お茶とおもちが運ばれた、すごくやわらかく甘いおもちだ、11:36に釧路行の鈍行が発車して行った。キーホルダーを買って、11:55北浜駅発。
 浜小清水の原生花園は通過し、野上峠を越え屈斜路湖と広大な畑が見えてきた。12:52(1954キロ)野村川湯YH着、すごく早く着いたけど、許可をもらって受付して2600円払って本館2階の2号室へ荷物を運び、必要な物だけ持って単車にくくりつけた。ペアレント(オーナー)さんに摩周の穴場を教えてもらって出発!13:35YH発、長ーいストレートとワインディングを経て、13:53(1968キロ)摩周第一展望台着、100円駐車代を払う。200円のジャガイモフライをかじりつつ第四展望台へ、神秘的な湖面が眼下に広がる。ここからYHで教えてもらったマル秘ルートで湖畔へ。往復一時間かかった、湖畔には、やはりYHで教わって来たという東京からの女子大生4人組がいて、一緒に写真を撮ったりした、水が透明できれいなのが印象的だった。第四展望台に戻り、ポカリスウェットを買い一気に飲み干した。その後、第三展望台や硫黄山を回り、16:59(1985キロ)野村川湯YH着。同じ部屋には、所沢から来た高一の2人組がいた、「鉄」と観光をしながら列車で回って流そうだ。18時夕メシ開始、トンカツと冷奴とジャガイモバターあえだ、量質共に大満足、ご飯を三杯お代りした。食堂でバイトしている女子高生2人がかわいかった。20時過ぎに旧館らしき建物でミーティングがあった。穴場のスライド上映やみどころの話など盛り沢山で面白かった。23:19就寝。
 
  8月10日 曇のち晴のち濃霧 7:10起床、顔を洗い準備をし、いらない荷物は置かしてもらって、8:09野村川湯YH発、奈良ナンバーのアクティブのお兄さんと穴場散策に行く。まず屈斜路湖湖畔の出熊ヶ原へ、ここは馬フンのような形をしたマリゴケ(天然記念物)が沢山岸にうちあげられていた。いくつかお土産にもらう。ここも水がきれいだ。30分で出熊ヶ原を後にし、道々903で峠道を走り、9:07(2006キロ)小清水展望台着、先客もいないし後からも来る気配も無い。屈斜路湖が一望できる所らしいが、ちょうど雲海が出てしまっている。それはそれでなかなか良い眺めだ。アクティブのお兄さんは、先を急ぐ旅って事で直ぐに出発して行った。のんびりしていたら、YH主催の穴場めぐり2千円観光バスが着いて賑やかになったので、俺も出発した。YHへの帰り道、ジャガイモ畑で写真を撮ったり、川湯駅簡易郵便局で旅行貯金をしたりした。9:59野村川湯YH着、預ってもらってた荷物を受け取り、FZに乗っているというヘルパーのお兄さんと話しながら単車に荷物をくくりつけた。10:17野村川湯YH発、R391を弟子屈へ、朝は曇だったが今はすっかり晴れ渡っている。10:28〜35ホクレン摩周GS(2037キロ)給油7リットル入った、燃費は25.1Km/lだった。弟子屈の先の踏切で急行しれとこ を待つ。待ってる間サラミでブランチにする。10:58踏切発、オンネトーへ行ってみたいが根室に着くのが遅くなりそうなのでパスしてR234と道々31で開陽台へ向かう。
 
弟子屈付近
10:50 急行しれとこ キハ56X2
計根別付近
11:52 鈍行 キハ22+キハ40
根室標津付近
14:43 下り鈍行 キハ40-122+キハ22-206
どこまでも続く直線道路やスノーシェルターなど北海道らしいものが次からつぎへと現れる。計根別でディーゼル鈍行を撮る。12時過ぎに中標津の駅前を通過、道々34に入る、開陽台まであとわずかだ。あと1キロってトコで単車がたくさん停まってて何だろう?と思い近くの兄ちゃんに聞いたら単車どうしの正面衝突との事で ライダーの命に別状はないそーなんでよかったよかった。12:25〜13:11(2100キロ)開陽台、単車が70台ぐらいあった。缶コーヒー120円を飲みながら展望台でぼけーっと過ごす。NHKのアンテナが邪魔だけど、360度緑の大地が見渡せてほっかいどーってかんじで良いトコだ。来た道を戻る、途中でねずみ捕りをやってた。俺は対向車のパッシングで救われた。14:39〜48(2140キロ)根室標津駅の先の鉄橋、ポカリスエットをのんで鈍行の通過を待つ。またまた巻き上げミスしてしまい前のキハ40はまともに写せなかった。進行左手に北方領土が見えた、何回か北海道には来ているが初めて見えた。奥行臼・厚床駅に寄りながらR44を根室へ。向うから迷彩色の自衛隊バイクが来たので試しにピースサインを送ったら、ピースサインを返してくれビックリした。16:52(2237キロ)根室駅着、ツーリングトレインって看板があり受付の人に尋ねると17時〜8時までで400円!!っつうとんでもない安さなんで速攻で受付を済ませ400円を払った。1号車9番へ荷物を持って行き身軽になって納沙布岬へ。17:16発、R44から道々104に入る。街はずれから濃霧になる。17:39〜57(2260キロ)納沙布岬、ここもライダーが多い、土産物屋でステッカーなどを買う。
厚岸駅
 
根室駅
ツーリングトレイン スハフ42511
根室駅
ツーリングトレインと鍋仲間と地元ギャル
18:19(2284キロ)根室駅着、夕メシの準備をしかけていると、隣の兄さんが「一緒にやろー」ともちかけてきた。結局ライダー5名でのキャベツ鍋とあいなった、面子は俺の他、相模ナンバーのVT・練馬ナンバーのXJ・名古屋ナンバーのVT・宮城ナンバーのオフローダーだ。俺は、ご飯担当で4名分の米を炊いた。18:55発の鈍行の車掌さんがカンテラを持って様子を見に来て「いいなー」と言っていった。21時過ぎから食べだす、キャベツとコンビーフと塩コショウだけの単純な鍋なのにすごく美味しい、あっという間に鍋がカラになり第二陣を投入した。みんなでワイワイガヤガヤやって食べるんで楽しかった。一息いれ駅前の水道で食器を洗いツーリングトレインの前で記念撮影をした、街のお祭り帰りのお姉ちゃんも交えて捕った。なんやかんやで客車に戻ったのは23時を過ぎていた、疲れたんで日記もつけずに速攻寝た、就寝23:23。
 
道東は霧が多い
 
  宴が終わり静かな夜が訪れた


 
 
  8月12日 濃霧のち曇一時雨
 
根室駅
ツーリングトレイン
 
 
5:40起床、周りの人が ガサゴソやるんで目が覚めてしまった。ゆうべ一緒に鍋をつついた相模ナンバーのVTの兄さんと喋る。歯と顔を洗って、7:44ツーリングトレイン根室発、今日も霧がすごくシールドを拭き拭き走る。7:51〜8:13(2289キロ)花咲駅、前に来たときよりも更になんも無い感が強くなっている、待合室の地元のおばさんと喋る。鈍行を撮ってから落石方面へ向かう。少し先の温木根踏切で急行ノサップを撮る。
8:41〜9:03(2304キロ)落石駅、有人駅だ、タンクバックの中から撮影地ガイドのコピーを出して、落石の撮影ポイントを確認する。駅を出て落石港へと道々を走る、うみねこだか鴎だかがたくさん飛んでいる。あまりにも霧が濃いので撮影ポイントでの撮影は諦めて、線路際から写す。下りディーゼル鈍行 を撮り、給油する。9:42共石落石GS(2311キロ)給油10.5リットル入った、燃費は26Km/lだった。R44を走っていると次第に霧が晴れてきた。10:30(2348キロ)厚床駅着、国鉄直営スーパーで、クリームパンとソーセージ190円を買って待合室で食べてブランチにする。10:58厚床駅発、こんな天気じゃあ霧多布へ行ってもしょうがなさそうなんで、R44を釧路へ向かう。途中で本格的な雨降りになったので、カッパを着て雨対策をする。北海道に来て二回目の本降りだ。対向の単車も皆ビショ濡れだ。11:40〜12:03(2369キロ)酪農展望台、浜松ナンバーのCBXインテグラのライダーと話す、阿寒湖の方は晴れていたそーだ。ダンプの運ちゃんとも話す、「街の出入口でよくレーダーをやってるんで注意したほうがいいよ」と教えてくれた。酪農展望台を出発してすぐに頭がポーっとしてきた。
 
キハ22-318と
花咲駅
 
 
7:59 上り鈍行 キハ22-250+キハ40+キハ22
キハ22-318
花咲〜落石間
8:26 下り急行ノサップ キハ56-106
落石〜別当賀間
9:38 下り鈍行 キハ40-120単行
  糸魚沢駅
  13:30 上り鈍行 キハ40-120とちびっこたち
12:18(2382キロ)糸魚沢駅着、無人駅の待合室でお昼寝タイムだ。カッパとブーツを脱いでベンチに横になる。13:25目覚める、5分で釧路行が来るようだ。ラッキーなことに寝てる間に雨も止んだ。13:53糸魚沢駅発、桑田バンドのテープを聞きながら行く。厚岸湿原で下り急行を写す。東釧路でDE10の貨物列車が鉄橋を渡って行った。15:10(2442キロ)釧路駅着、ツーリングトレインの受付は車掌車を使っていた。400円を払う、2号車の15番だ。釧路のツーリングトレインは荷物ホームを利用しているので、単車のまま行け明かり&屋根付きなので根室より条件がイイ。Tシャツ半ズボンに着替え街へ、買い出しと貯金をおろしに行く。土産物屋を見て拓銀で残高照会すると5万3千円あったんで3万円おろした。それから写真屋で36枚撮フイルム6本4200円買い、日用品屋で1リットル水タンクと洗い物用スポンジを買った。最後に街はずれのタイスイデパートで、鮭のぶつ切りと新ジャガとしらたきと味の素と北海道限定マルちゃん黄色いサッポロラーメンミニ計777円買って、本屋で雑誌を立ち読みして駅に戻った。17:15ツーリングトレイン着、はんごうで米を炊きジャガイモをむいてると、「STVですがニュースの取材をさせてください」とやって来た。石狩鍋を作ってるところとそれを食べてるところを撮られた。ズームイン朝で流すらしい。取材が終りのんびりと石狩鍋を味わう、美味しく出来た。残りの汁を使ってジャガイモを茹でてる間に洗い物を済ます。茹でたいもは、横浜ナンバーのGSX-Rさんと静岡ナンバーのXJさんと食べ、話をした。今日も日記や手帖は書かないで寝ることにする。寝るまでの間にもフォーカスやフライデーなどの雑誌の取材がきていた。紋別以来久々に家に電話して無事を伝え、ズームイン朝に出るかもしれないので見てねと言っておいた。なんだか旅の疲れがどっと出てきたようだ、連泊して明日はのんびり過ごそう。21:09就寝。
厚岸付近
14:08 下り急行ノサップ キハ56x2
(釧路のスイッチャ-編へつづく)