恋文 書き方講座[第0回]
恋文 書き方講座[第0回]



0.開講のごあいさつ


●何でもかんでも、いけち流

 ラブレターの書き方を、いけち流に指南してみようではないか!などと分不相応な勘違いをして早2カ月。指南するのは至難なことです……とかいうベタはやめて。

 なぜ、なかなか筆が進まなかったのかと申しますと、ひとつは構成上の問題がありました。着地点は書いていくうちに見えてくるであろうことは想像できるのですが、出発点をどこに置いたらいいかでしばし悩みました。
「人を好きになるとはどういうことか」みたいな広めの外堀から埋めていこうかとか、あくまでも「ラブレター」という限られた領域の技術的な話で完結しちゃおうか、とか。
 あとは文調の問題でも唸っていました。おもしろおかしく茶化しながら書くのか、真面目に読んでくださる方もいるだろうからきちんと論文風にまとめた方がいいのか、とか。
 これが結構、難問なんです。ふざけて書くのと、真面目に書くのと、どっちが書きやすい書きにくいとかいうのもないし、どっちがいけちらしい?とか考えてみても、どっちもいけちらしかったりして。

「そろそろ『恋文 書き方講座』を書こうかな!」なんて思い立っても、このふたつの問題が頭の中をぐるぐると回って結論が出ず、「また明日でいいやー」とか言いながら飲みに行っちゃったりしたこともしばしば。
 いずれにせよ、『恋文』という看板を掲げておきながら、ラブレターについてのコーナーがひとつもないのはおかしな話なわけで。正に看板に偽りアリ! 寿司の回っていない回転寿司みたいなもので、インチキ臭いったらありゃしません。いつまでも、詩を書いていればいいというものでもないでしょう。

 いけちは決意しました。ここに、『恋文 書き方講座』の開講を宣言します!
 といっても、先程のふたつの問題は何ら解決していません。ここは、いけちお得意の“見切り発車”というヤツです。
 構成は、書きながら考えていきます。あとで、いろいろ辻褄を合わせながら体系付けていけばいいでしょう。ですんで、気の向くままに書いて参ります。
 それと、文調の問題は、「ふざけすぎず、かたすぎず」という、これまたいけちお得意の“中途半端”でいきます。
 この『恋文 書き方講座』は、あくまでも、いけち流。それだけに、実生活で役立つかどうかは全くアテになりません。ラブレターを書く際に参考にしていただけるようなモノにしていきたいとは思いますが、イマイチ自信がありませんので、「指南の通りに書いたのにうまくいかないよ!」とか責めたりしないでください。幸せになれた場合のみ、ご報告ください(……って、調子良すぎないか!?)。また、失礼な表現などがあった場合も、決して他意はございませんのでお許しください。なお、理屈が合わなくなったら『はがき・手紙 実例辞典』(主婦と生活社刊)を参考にさせていただこうと思っています。
 先行きが不安なのも、いけち流。



●ラブレターとは何ぞや

 講座を始める前に、この講座で対象としているラブレターについて、予め定義しておこうと思います。

 まず、媒体は、基本的には昔ながらの手紙によるものをイメージしています。いけちは、ラブレターでいちばん大切なことは、“真心が伝わるかどうか”だと考えています。そのためには、感情を伝えやすい「肉筆による手紙」が最も効果的だと思うからです。
 もちろん、パソコンの電子メールでも、気持ちは充分伝わります。
「(^o^)/~」とか「(>_<)」といった絵文字も、感情を表現する記号として活躍しています。
 いけちの懐古趣味もあって「手書きのラブレター」を念頭に置いてはいますが、「文字で気持ちを伝える」という目的は全く同じですので、電子メールにも応用できる内容になりそうです。ただし、携帯電話のメールはかなり制約がありますので、ここでは取りあえず除外させていただいた方がいいでしょう。

 次に、ラブレターの種類ですが、ここでは以下の4つとさせていただきます。
 1.デートを申込む手紙
 2.交際を申込む手紙
 3.交際中の手紙
 4.別れを告げる手紙
 こうして1〜4をじっくり眺めてみると、ラブレターは恋愛の要所要所でかなり重要な任務を担っていたりすることに気づきます。それぞれを口頭で済ましてしまう場合も多々あるとは思いますが、やはり改まって筆を取って伝えるのも恭しくていいですよね……って、これは単なるいけちの思い入れに過ぎませんが。
 星に命があるように、愛情にも命があります。果物に旬があるように、愛情にも旬があります。交際当初は、「4番」が永遠に来ないような気がしたりもしますが、錯覚の場合が多いようです。「その感覚」を錯覚にしないためにも、愛情の鮮度を保つためにも、ラブレターを活用しようではありませんか。


 さあ、準備はよろしいですか。
 それでは、のんびりまったり講座を進めて参ります。(いけち流を強調しときながら、いきなり、あんなさんのマネでスタートか…)



次の講義へ→

ご感想がありましたらこちらへ