規律指導の再構築     ー 規範意識を高めるために ー                                         (旧 小中学校における組織的規律指導)                             

    このHPは日本に顕著な中学を中心とする義務教育の暴力性に注目し、できるだけ早い制度整備による暴力の低減を目指しています。ひとりでも多くの方々に紹介していただき、いつの日か規律指導がせめて諸外国並みに再構築されることを念願しています。(平成19年2月)

 *    教師の悲劇

 教師が自らの命を絶つという痛ましい事件が続いています。こうした問題も生徒指導がらみのことが多く、身近な事例においても以前から表に裏に少なからず起きていた事件でした。生徒指導に関して言えば、この問題も一つには「かかえこみ指導」さえもが生徒指導の本道であるかのごとき言説が長く続いてきた日本的な事情が絡んでいます。いつもの結論ですが、管理職が関わる必要のなかった(時と場合によっては実践者とはみなされなかった)これまでの長すぎた日本的な組織的指導体制の不備(特に小中学校)が結局は大きな問題点なのです。これが改善されない限り、痛ましい事件が減ることはありません。(平成29年1月31日)

* やっと虚偽が見えた?

 半年ぶりに一言。ブログ問題でやっと尾木(虚偽?)ママの問題性が明らかになりつつあるようです。本来ならば、20年以上も前に明らかだったはず。こうした高見から批判の王様が明るくメディアで露出している異様な状況は、結局は教育の置かれた戦後の長い混迷の歴史が背景にあるのですが、いったいどれくらいの人がこのことを自覚しているのでしょうか。まずは、こうした無責任で本来は政治主義的な論者(今は厚顔の風見鶏だが)を、公正かつ客観的な専門家として持ち上げてきたNHK教育の改革から( より詳細な議論はこのHPの「小中学校における生徒指導基準例」を参照ください。 平成28年6月15日 記 )。

* 大阪からの静かな大改革 平成28年度からついに本格的に実現: 問題行動対応ルール ・・・提言からはや10年近く。世界では当たり前のことがやっと叶いました。これまでの無責任なタブーからあまりに対応が遅れてしまいましたが、大小の混乱はあるかもしれませんが、後は保護者・地域や学校・行政・専門家・マスコミを含めた協同的な理解と対応のみです。これを嚆矢に、混乱を乗り越えやっと日本でも責任ある協同性が確立される時、長い目で見ると明らかな変化が数値として表れることでしょう。可能な限りの、誰もが安心できる学校(特に小中学校)に向けての制度整備は、もはや夢ではありません。政治的対立や混迷を乗り越え、とうとう風穴をあけた大阪に称賛と感謝。(平成27年12月)

( これまではこうした方向に否定的なマスコミ等がむしろ多かった関係上、露出の少なさは仕方ありません。実は3,40年前に整備すべきだったことなのですが・・・。いわゆる葬式ごっこ事件や大阪でいえば凄まじい校内暴力の河内長野中学校の事件 後者も中学校では特別でもない荒廃状況だったのか?ニュースにもならなかったこのような事件が、長い年月どれほど多く繰り返され、そして今も続いていることでしょうか。拙著:『「良心」の教育神話』参照> 、大河内君の事件等少なからぬ事件は防ぐことができた犯罪です。暴力が許されてきた加害者にとってさえ、不幸なことでした。認識の一般的な共有は何年後になるかわからないですが、今の現状ではさらに5年以上もかかるのでしょうか、とにかく責任ある協同性と今後の数値結果に待つしかありません。これまでの流れから、改革は平坦な道ではないでしょうが、不毛な批判を乗り越えた建設的かつ具体的制度の工夫・整備そして実践の積み重ねをどうかよろしくお願いいたします。 )

 

 *現在平成27年7月。またもや、岩手の不可解ないじめ事件での感慨。

 このHPを始めてからもう8年以上が経過しました。生徒指導提要もどうにかまとまり、規律指導の状況は大きく変わりました。しかし、大津の事件からまだ少ししかたたないのに、またもや岩手で悲惨な事件が起きました。大津事件では教育委員会の改革がされましたし、いじめ防止の法もできたのに同様の事件は続きます。何度もいいますが、やはり、より根本的には、校長を含む学校の組織的な指導が特に小中学校では相も変わらず整備・変革されない状況が多いのです。つまりは「規律規定」(生徒指導の基準)の整備こそが問題の焦点なのだということを今回こそは読者の皆さんとともにさらに声を大にして訴えたいものです。もういいかげん、日本的な「信じがたい井の中の無責任体制」はこの事件で終わらせたいものです。

  

 

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<最新論文>規律指導の意義と課題


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 義務教育に規律の規定を!・・・中学校の暴力性は発達論的な理由なのか?

せめて大河内清輝君のいじめ自殺事件(いわゆる「葬式ごっこ」事件同様、この中学校も暴力社会でした)を機にこうした動きがあってしかるべきだったと思いますが、スクールカウンセラー制度が先立ったことは、いかにも戦後日本的なことだったと思います。他の国では一般的に規律の規定整備がスクールカウンセラー制度導入より早いのにどうして日本の義務教育は遅くなってしまったのか、大変興味深いところです。1月末、教育再生会議は一次報告として「予防的プログラム、マネジメント方法の工夫」や体罰解釈の見直しを提言しました。こうした動きは私の研究から見ても評価すべき内容だと思います。次はより具体的な方法の在り方です。少なくとも規律の規定があれば、校長を含めた安全配慮義務を踏まえたより責任ある組織的な指導が行えます。ここでの試案はアメリカ流のゼロ・トレランスを支持する実践は勿論、もっと緩やかな様々な生徒指導実践をも組織的に支えるもので、規律指導をより世界レベルに近づけようとするものです。暴力性を少なくするため、1年でも早くこうした規定が義務教育の各学校に整備されることを願っております。(平成19年2月11日:管理者 大久保正廣)

 

小中学校における生徒指導基準例(抜本的な改革のための試案です)           『「荒れ克服」実践レポート』(教育開発研究所)の担当者有志の御協力によるものです。

 

 

参考:猛威をふるってきた「管理主義」言説の例

 これまで一般的だった、規律指導に関する次の新聞記事はどこがおかしいのでしょうか? 記事

  

新刊案内 『混迷の学校教育ー日本的規律瓦解と規律指導の再構築ー』 牧歌舎 2500円

            『規律指導の再構築』収録の論文とそれ以後の論文をすべて収録  2010年5月5日発行

                       『「荒れ克服」実践レポート』 教育開発研究所  2300円

         タブーを破る日本では初めての12名の小中高の管理職による本格的な生徒指導実践集  2010年8月1日発行

                                                                                                                                                                       

                                                                            

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