宰相プタハヘテプの教訓−The Instructions of Ptahhotep ()

テクストはZ. Zaba, Les Maximes de Ptahhotep, Prague, 1956, pp. 15-65.を使用。

プタハヘテプの教訓の写本には次のようなものがあります。

1. Papyrus Prisse (P)  パリ国立図書館所蔵(No. 183-194)。第12王朝。完全なテクストです。

2. P. BM 10371/10435(L1)  第12王朝後半。年代はPよりも新しいです。前半部が欠けています。

3. P. BM 10509(L2)  第18王朝末。前半部しか残っていません。

3. Carnarvon Tablet I (C)  カイロ博物館所蔵(No. 41790)。第18王朝初めの書板。冒頭部しか残っていません。

4. Ostraca DeM 1232-34  ラムセス時代のデル・エル・メディーナからオストラコンのコピーが3つ発見されています。 

P4.1-5.2 P5.2-5.8          

P5.8-5.13 第一の教訓「完璧な弁舌を常に努力して求めよ。」、第二の教訓「自分より優れた論争相手には逆らわず、好機が来るのを待て。」

P5.13-6.3 第三の教訓「自分と同等の論争相手には冷静に対応せよ。」、第四の教訓「自分より劣った論争相手は、自ら罰しなくても、いずれ罰せられる。」

P6.3-6.7 第五の教訓「マートに従って職務を果たせば、おのずと富を築くことができる。」

P6.8-6.10 第六の教訓「もし悪事で富を築こうとするならば、神の酬いを受けることになる。」

P6.11-7.3 第七の教訓「偉大な人のカーに気に入られたら、恩恵が与えられる。」

P7.3-7.7 第八の教訓「誰にでも他人をけなす言葉をずけずけ言ってはならない。」、第九の教訓「自分の幸せを自慢するな。」

P7.7-7.10 第十の教訓「富も地位も神によって優れた人物に与えられる。」、第十一の教訓「理性に従って日々為すべきことをすれば、財産は成る。」

P7.10-8.6 第十二の教訓「性格の良い息子は大事にし、性格の悪い息子には厳しくしなさい。」、第十三の教訓「王宮の規律に従いなさい。」

P8.6-8.14 第十四の教訓「信頼するに足る支持者たちを作るには、自分自身が信頼するに足る者になれ。」、第十五の教訓「できるだけ詳細に報告せよ。」

P8.14-9.7 第十六の教訓「後々非難が起こらないように、優れたことを行いなさい。」、第十七の教訓「請願者の訴えをよく聴きなさい。」

P9.7-9.13 第十八の教訓「人妻と不倫するな。」

P9.13-10.8 第十九の教訓「貪欲さは身を破滅させ、一族をも崩壊させる。」、第二十の教訓「分相応以上に欲しがるな。」

P10.8-10.12 第二十一の教訓「妻を大事にしなさい。」

P11.1-11.8 第二十二の教訓「親友達を大事にしなさい。」、第二十三の教訓「陰口を言い広めるな。」

P11.8-12.6 第二十四の教訓「会議では弁舌を使いなさい。」、第二十五の教訓「権力者は常に自制せよ。」

P12.6-12.13 第二十六の教訓「偉大な人の行動に反対して、不興を買うな。」、第二十七の教訓「偉大な人を常に支えていれば、彼があなたの家庭を一生養ってくれる。」

P13.1-13.9 第二十八の教訓「公正な裁判を行いなさい。」、第二十九の教訓「正しい人を裁くな。」、第三十の教訓「あなたの富を頼みにするな。」

P13.9-14.6 第三十一の教訓「上司に逆らうな。」、第三十二の教訓「少年と性交するな。」

P14.6-14.12 第三十三の教訓「考え方が対立する友人とも分別を持ってつきあい続けなさい。」

P14.12-15.8 第三十四の教訓「身近な者たちに親切にしなさい。」、第三十五の教訓「友人達には人徳を示しなさい。」、第三十六の教訓「反抗者の罪にはすばやく厳しく(?)対処しなさい。」、第三十七の教訓「・・・な(?)妻でも大事にしなさい。」

P15.8-16.2 P16.3-16.13 P16.13-17.9 

P17.10-18.12 P18.12-19.9


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