昭和大学北岳診療部

 

北岳診療部とは、1983年に設立された南アルプス唯一の、昭和大学医師・看護師・医学生・看護学生の有志による山岳診療所です。

昭和大学北岳診療部は、毎年夏の登山シーズンにあわせて、南アルプスの北岳(山梨県南アルプス市)にある山岳診療所で、有志による登山客などへの診療活動を行っています。

 北岳は標高3193メートルを誇る富士山に次ぐ日本第2の山で、近年の登山ブームもあり夏には1日に千数百人の登山客が訪れます。50歳代の方を中心とする中高年の登山者も大変多くなっております。

 我々はそんな登山者の様々な症状を、安全で快適な登山が出来るように処置すると共に、医学生・看護学生としていち早く患者さんに接し、見識を深めるため医師・看護師と共に夏季に診療所を開設し診療活動を行っています。

142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8

昭和大学10号館内 北岳診療部

 

関係者専用BBS: http://8008.teacup.com/kitadake3192/bbs

Email: kitadakeNOSPAM@stud.showa-u.ac.jp

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2011年、夏山の日程が決まりました。

第一班 714日〜719

第二班 718日〜722

第三班 721日〜726

第四班 725日〜729

第五班 728日〜82

第六班 81日〜85

第七班 84日〜89

第八班 88日〜812

第九班 811日〜816

第十班 815日〜819

 

 

北岳に登山される皆様へのお知らせ

 昭和大学北岳診療部では北岳における診療活動を通して気がついたことで、皆様が北岳に安全に登山・下山されるための項目をまとめました。

 北岳健全登山12

@ 登山の前日は自動車や電車での長距離の移動を極力避けて翌日に備えて十分に睡眠をとること"すっきりとした頭と元気な体"が安全な登山には不可欠である

A 山行計画が自分の技量と体調に合っていること発熱がある時には原因が何であれ無理をせず山行をとりやめるまた技量をみがく事前のトレーニングもとても重要である

B 間食は原則として糖質(アメ・チョコレート・ビスケットなど栄養価が高くかつ携帯に便利なもの)を中心に考える

C 水分は出来るだけ頻繁かつ大量に摂ることただし冷たすぎる水は腸管を刺激して下痢のもととなることに注意またアルコールは運動能力と慎重さ注意力を低下させるので行動中は飲んではいけない

D 徐々にウォーミングアップしていくように最初の30分間はゆっくり歩き始める登山靴やザックの微調整にも細心の注意をほどこす

E 出来るだけ1時間ごとに休憩を取り食べたり飲んだりすること。「少し食べて たっぷり飲むことが疲労防止のコツ。その場合は飴系統のものばかりではなくビスケットや餅といった高カロリーの澱粉質を摂るように

F 疲労が激しいときは大休止をとるか誰かに付き添われて下山することを考える客観的に見てその疲労の度合いがあまりに高い場合は高山病ないしたとえ夏でも低体温症(凍死寸前状態)が疑われることを思い起こすこと

G 小児や高齢者喘息や心臓病歴を持つ人が登山する際はより綿密な登山計画と充分な準備を心がけること山行前に医師または専門家の意見を仰ぐこと

H 海抜2,500m以上の高地で宿泊する場合は前日の宿泊地より300m以上高い地点に宿泊しないよう計画するのが望ましい出来ればその日の最高到達高度より低い地点に泊まるのがよい

I どんなに低い山に登ろうが短い山行でも最小限次にあげる物は常時携帯する事が望ましいサングラス・手袋帽子ツェルト予備衣服・ロウソク・マッチ・懐中電灯救急医療セット地図・方位磁針・非常食等〜それぞれビニル袋に分けて入れる

J 登る山のルートや気象状況に関する情報は前もって出来るだけ多く集めるように心掛ける登山届けが必要な山に登る場合は必ず提出すること

K 宿泊地に到着後は着替えをし付近を歩き回ったりすることである程度高山に体を慣らしてから休む

(1996 北岳診療部編 1998 改定)