「霧ヶ峰・山の會」実行委員会  
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 私たちは、毎年秋10月に、霧ヶ峰のヒュッテジャヴェルで「霧ヶ峰・山の會」を開催しています。今年はその11回目を迎えますが、これは、山(自然)と登山にかかわる多様な楽しさを、たっぷり味わう2泊3日に及ぶユニークなイベントです。

 内容を具体的に説明しましょう。

 まず、基本は登山です。広い霧ヶ峰を縦横に歩きまわります。なだらかな起伏が続く山を、ほぼ1日かけてゆっくり登り降りしながら、富士山や北・南・中央アルプス、八ヶ岳を眺望したり、谷筋をたどったり、紅葉真っ盛りの森や湿原をめぐったりします。私たちは、これをワンデルンク(逍遥)と呼びます。

 そして毎回、2テーマのレクチュア(講義)を受けます。山と登山にかかわる人文・自然科学のほか、人と自然が深く結びついて維持されてきた霧ヶ峰や地域に特有のテーマ(たとえば、野焼きの効用、黒曜石文化など)について、専門家に教わるのです。

 けれども、お堅いだけではありません。ピアノ、フルート、声楽などプロの音楽家を招いたコンサートが、毎年のプログラムを豊かにしています。ワンデルンクをしながら、ヨーデルを聴く至福を味わったことさえあります。

 さらに会期中、趣向をこらした山の絵画・写真・彫刻などの作品展を、楽しめます。

 この「霧ヶ峰・山の會」で眼玉のひとつとなっているのが、参加者全員による大放談会です。アルコールを片手に、それぞれ自由に意見を述べあいます。司会者がいても脱線・転覆が連続し、かえって予期せぬヒューマン・リサーチが進展します。

 山の文化にこだわるこのイベントには、古書店の協力を得て、山岳書頒布市もあります。掘出し物や新しい発見に出会ったりです。

 イベントの締めは信州そばの賞味。諏訪湖を望む店で、地産の味に舌鼓を打ち、再会・交流を約束しあい、別れを惜しみます。

 小規模ながら高い志を抱く、濃密にして贅沢な「霧ヶ峰・山の會」です。