<真田小僧>

 子供なりに知恵を働かせ、まんまと小遣いをせしめるというお噺。
まったく、どうしようもねぇーやつだと思いつつも、智恵がつくという
成長の過程を、親は内心喜んでいるのでしょうネ。
 これも、楽春師匠に教えていただいたネタで、何回か高座でやらせて
いただいてます。あんまり小憎らしいガキにならぬよう、かわいらしさを
残しつつも、大人がしてやられた!という賢さを表現するのが課題(--;)
 
 おとっつあんになかなか小遣いを貰えない金坊。
そこで、
”この前の晩、おっかさんを訪ねて男の人が来た...”
と、気を引きつけるような噺をはじめます。
興味をそそられたおとっつあんが続きを聞きたがると
肝心の所で、噺をやめては小遣いをせびります。
 おとっつあんは都度、渋々小遣いを渡し、最後まで聞いてみると、
何の事はない 男は近所の按摩さん。
 おとっつあんは怒るのですが、金坊はまんまと逃げてしまいます。
”憎らしい餓鬼だ。
 それに引きかえ真田幸村は父の昌幸と出陣し、
 城を松田尾張守・大道寺駿河守に取り巻かれた時、
 松田方の定紋・永楽通宝の付いた旗を揚げ、
 大道寺方に夜討ちを掛けた。
 大道寺方は松田方の裏切りと勘違いし、
 同士討ちとなった。
 その隙に真田方は危機を脱する事が出来た。
 以来、真田家は永楽通宝を六つ並べた
 「六文銭」を定紋とした。
 うちの餓鬼とはエライ違いだ。”
と、ぼやいていると、
”六文銭って、どんなんだい?”
と、金坊が戻ってきて問い掛けます。おとっつあんが小銭を取り出し、
”こうやって銭が二列に並んでいるんだ。”
”あたいにも、やらせておくれよ。”
と、銭を勘定する振りをして、また持ち逃げされてしまうのでした。
”ちくしょう、また、引っかけやがった。
 今度はそれを持って、どこへ行くんだ?”
”ヤキイモを買ってくる。”
”う〜〜ん、ウチの真田も薩摩へ落ちたか。”

(最後までやると長いので、金魚は、前半の部分だけ教えていただきました!)