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≪『蛇娘と白髪魔』の序章…≫
★『妖怪大戦争(1968年・大映)』の劇場映画が見たい〜目的だけで映画館に行った時に…そのメイン映画の同時上映として、おまけのように上映されていた「楳図かずお」先生原作の恐怖映画『蛇娘と白髪魔』<1968年12月14日劇場公開/モノクロワイド/82分/大映東京撮影所>のHP検証紹介なのであります…。『蛇娘と白髪魔』と言う〜名前からしてオドロオドロしい〜恐怖の映画作品は、私が最初に素直に思っていた『妖怪大戦争』寄りの考え方をおもいっきり裏切る程の怖さと底知れぬ心の奥に潜む人間心理の恐ろしさがあり、子供だった私自身が本作品を見た後に物凄いショックと衝撃を受け、体中に震えが来る程の印象怖かった作品のひとつになってしまったのでもありました…。
≪『蛇娘と白髪魔』の物語内容≫
★「南条家」の子供として生まれた主人公の「小百合」<演・「松井八知栄」〜『河童の三平』の「カン子」役や『アッちゃん』の「ソメ子ちゃん」役などでも有名…>は、生まれてすぐ産院で素性の知らない赤ちゃんと入れ替わってしまったが為に、両親と生き別れになり、「めぐみ園」(孤児院)に預けられていた…。「南条家」の父と母は、現在の子供「タマミ」<演・「高橋まゆみ」〜代表作・『おくさまは18歳」>と本当の子供「小百合」とが入れ替わっている事などまったく知らずに、素性の知らない子供の「タマミ」を本当の子供だと思って、今日まで大切に育てられていたのでありました…。そんなある時、「小百合」が南条家の本当の子供だと言う事が判明し、晴れて自分の家に戻って来たのである…。
★「小百合」は、やさしい母「夕子」(不憫な子「タマミ」を思うあまりに少し頭が変?…)や「南条家」のお手伝いさん「鬼頭しげ」などに優しく迎えられ、帰ってきた当初は幸せすぎる自分が怖いくらいの感じだったのだが、「南条家」に「小百合」が帰って来た事により、素性の知らない子だと分かってしまった「タマミ」がかわいそうになった「しげ」が(「しげ」も「タマミ」と同じ身寄りのない孤独な境遇だったから「タマミ」にいじわるされる「小百合」が「しげ」に助けを求めても信用せず「小百合」を嘘つき呼ばわりしていたのである)自身の境遇を呪った挙句、人生の幸せを金で買えると思い込み、犯罪に手を染めようと、自分と境遇の同じ「タマミ」を誘い、「しげ」自身が恐ろしい姿に変装して「白髪魔」となり、「南条家」の財産を狙おうとするのでありました…。

★「タマミ」は、小学6年生の時の遠足で毒蛇に噛まれて以来、自分を蛇と思い込むようになり(「めぐみ園」の園長先生のコメントによる…)、蛇を偏愛し、その醜い素顔を「ビニール・マスク」(顔面パックのしくじりなのだが、それがモノクロ映像だとモノ凄〜く怖いんですよネぇ〜…恐)で隠していたのでもあったのです…。そんな恐怖で自分自身を包み隠した悲惨な境遇の2人、「蛇娘」と「白髪魔」が「小百合」をねたみ憎しみ、「南条家」の財産を狙い、挙句の果てに「小百合」の大好きな「めぐみ園」の園長先生までも殺害して、「小百合」を恐怖の底に落とし入れるのでありました…。
★クライマックスシ〜ンで、「小百合」と「しげ」こと「白髪魔」が建物の鉄骨の上で最後の力を振り絞って戦うシ〜ンは、たいへんスリルがあり(鉄骨にぶら下がる「小百合」を「しげ」が棒かなんかで、これでもか!…と、下に突き落とそうといたぶり攻め捲くるシ〜ン)、この作品を最高に盛り上げてもおりましたんですよネ…。

≪『蛇娘と白髪魔』の最後に…≫
★『蛇娘と白髪魔』と言う恐怖作品は、「楳図かずお」先生が「少女フレンド」に連載されておりました人気恐怖漫画の『赤んぼう少女(1967)』&『うろこの顔(1968)』などの作品を基本元ベ〜スに、大映が新しいジャンルの「現代の恐怖怪奇映画路線」を企画し、映画化が実現した恐怖映画の大傑作に仕上がっていたように思います…。ちなみに、残念ながら実現はしませんでしたが、大映制作の「現代の恐怖怪奇映画路線」の『蛇娘と白髪魔』に続く次回作にと、同じく「楳図」先生原作の人気恐怖漫画の実写版『猫目小僧』が予定計画されていたそうなのでもあります…。実写版『猫目小僧』の映画、本当に見たかったですよネぇ〜…。最後に私自身、この『蛇娘と白髪魔』劇中における数々の恐怖シ〜ンの中で…「タマミ」が嫌がらせにと、「小百合」の目の前で生きた「かえる」を真っぷたつに引き裂く〜と言う、何とも?グロいシ〜ンがあり、この恐怖のグロシ〜ンに物凄いショックを受けた私自身が本当ぉ〜に長い期間、ショック状態で映画館に行って映画などを見れる状態には、到底なれませんでしたですネ…。
★大映映画『蛇娘と白髪魔』〜主要スタッフと出演者の詳細データ〜★
【制作】「永田秀雅」、【企画】「仲野和正」、【監督】「湯浅憲明」、【脚色】「長谷川公之」、【原作】「楳図かずお」、【音楽】「菊池俊輔」、【撮影】「上原 明」、【美術】「矢野友久」、【録音】「飛田喜美雄」、【照明】「久保江平八」、【編集】「宮崎善行」、【スチル】「沓掛恒一」、【特殊撮影】「藤井和文」、etc…。
【南条小百合】「松井八知栄」、【南条タマミ(蛇娘)】「高橋まゆみ」、【鬼頭 しげ(白髪魔)】「目黒幸子」、【小百合の父・南条吾郎】「北原義郎」、【小百合の母・南条夕子】「浜田ゆう子」、【林 達也】「平泉 征」、【めぐみ園の山川園長】「三宅邦子」、【佐々木先生】「石黒三郎」、【小百合の夢の中に出てくる人形】「福原真理子」、【医者】「丸山 修」、【使用人】「伊達 正」、【タクシー運転手】「楳図かずお」、etc…。

≪制作・著作〜大映(株)・楳図かずお≫
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