小松島創作太鼓振興会






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金長物語》

 天保年間(1833〜1840)のこと、勝浦川をはさみ多くの狸が傷ついて死んでいた。これは、日開野(小松島市)の金長狸(*)と津田浦(徳島市津田町)の六衛門狸(*)とが勢力を争い、阿波の狸が二派に分かれてここで戦ったということだった。
 金長はもと中田(小松島市)の洞穴に住んでいたが、ある時子どもたちに捕らえられ命を失うところを日開野の染物屋大和屋茂衛門に救われた。金長はその恩に報いるため大和屋の守り神となり大和屋は大いに繁盛した。
 その後、金長は津田の六衛門のもとに弟子入りし、頭角をあらわす。六衛門は金長を娘の婿にとすすめるが、金長は恩を受けた大和屋への義理立てから、これを辞退する。
 これを逆意ありととった六衛門は兵を起こして金長を攻めた。両軍激しく戦い、六衛門は傷を負って死亡し、勝った金長も死亡した。戦いはなおも続けられ、両軍の犠牲者はおびただしい数にのぼった。これをみた讃岐屋島の狸の総帥太三郎禿(*)が仲裁に乗り出して争いを鎮めたという。

 この民話をもとに戦前から戦後にかけて「阿波狸合戦」「狸御殿」など一連の狸ものといわれる映画が制作され、いずれも大ヒット。最近ではアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」も制作され、やはり大ヒットしました。

* 金長(きんちょう)????〜183? 小松島の日開野(ひがいの)に住んでいた報恩に篤い、賢く勇敢なタヌキ。津田の六衛門との戦いで死亡。

* 六衛門(ろくえもん)????〜183? 津田山のふもとの穴観音城に住んでいた阿波狸の総大将。金長物語では悪者にされているが今も地元ファンが多い。狸合戦では、金長に討たれて死亡。

* 屋島太三郎禿(やしまのたさぶろうはげ)ポンポコ暦31年秋没。享年999歳。四国の総大将。源平屋島の戦いを見たという、平家の守護神の血統。



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