荒木郁子
あらき・いくこ

【生没】1888(明治21)−1943(昭和18)
【出身】東京府
【実父】荒木官太
【略伝】
 東京女子美術学校を卒業後、青踏社の結成に参加。女性に焦点を当てた作品を多く著し、1912(明治45)年、「青踏」に発表した「陽神の戯れ」では姦通を肯定的に評価して、「青踏」が発禁処分を受ける。その一方で、岩野泡鳴との愛人関係が噂されるなど、奔放な女性としても知られた。
【特記】
【配役】Tweet
余貴美子(29) 春の波涛(1985・NHK)

荒木貞夫
あらき・さだお

【生没】1877(明治10)−1966(昭和41)
【出身】東京府
【実父】荒木貞之助
【略伝】
 陸軍士官学校(9期:同期に阿部信行・真崎甚三郎・本庄繁・松井石根)、陸軍大学校(19期:同期に阿部・真崎・本庄)を卒業し(陸軍大学校は首席卒業)、陸軍大学校校長や第6師団長などを歴任。1931(昭和6)年に成立した犬養毅内閣では陸相として入閣し、1934(昭和9)年まで務める。この間、要職を陸軍の過激派で固め、皇道派と称される一派を形成した。
 陸相在任中の1933(昭和8)年には陸軍大将に進んだが、1936(昭和11)年の陸軍青年将校によるいわゆる二・二六事件の際にこれへの関与を疑われ、予備役に編入される。その後、第一次近衛文麿内閣、平沼騏一郎内閣で文相を歴任。在任中に軍国化教育を積極的に推進したことなどから、太平洋戦争後の極東国際軍事裁判(東京裁判)ではA級戦犯として訴追され、終身刑に処せられるが、1955(昭和30)年に仮釈放された。
 その後は全国各地で講演活動などを行っていたが、1966(昭和41)年11月、滞在中の奈良十津川で急逝した。
【特記】
【配役】Tweet
中村 彰(42) 重臣と青年将校 陸海軍流血史(1958・映画)
芝田 新(56) 大東亜戦争と国際裁判(1959・新東宝)
瀬良 明(65) 日本の戦後(審判の日)(1977・NHK)
高松英郎(50) 熱い嵐(1979・TBS)
鈴木昭生(57) 山河燃ゆ(1984・NHK)
日下武史(53) 226(1989・松竹)
飯沼 慧(72) プライド 運命の瞬間(1998・映画)
目黒祐樹(62) 落日燃ゆ(2009・EX)

荒木十左衛門
あらき・じゅうざえもん

【生没】1662(寛文2)−1732(享保17)
【出身】武蔵国
【実父】荒木元知
【実母】黒川正直女
【別称】荒木政羽
【略伝】
 江戸幕府の旗本。
 幕府に出仕し、書院番、御使番などを務める。
 1701(元禄14)年、播磨赤穂藩主浅野内匠頭が江戸城内において吉良上野介に刃傷に及んで赤穂藩が改易となると、赤穂城の収城目付として、同役の榊原采女とともに赤穂へ赴く。また、1703(元禄16)年には、吉良邸に討ち入って主君内匠頭の仇討ちを果たした元赤穂藩家老大石内蔵助らの切腹に際し、検使徒目付として細川越中守邸へ出向き、浪士17人の切腹に立ち会った。
 その後、火の元改役などを務めた。
【特記】
【配役】Tweet
小佐川鶴之丞 忠臣蔵(1939・映画)
浅田健三(37) 元禄忠臣蔵 後篇(1942・松竹)
清水将夫(46) 忠臣蔵(1954・映画)
信 欣三(54) 赤穂浪士(1964・NHK)
辰巳柳太郎(63) お庭番(元禄十四年・元禄十五年)(1968・NTV)
宮阪将嘉(56) お庭番(白い宝)(1968・NTV)
永井玄哉(46) 大忠臣蔵(1971・NET)
渥美国泰(42) 元禄太平記(1975・NHK)
若林 豪(39) 赤穂城断絶(1978・東映)
御木本伸介(48) 赤穂浪士(1979・ANB)
成田三樹夫(46) 忍びの忠臣蔵(1981・CX)
冨田浩太郎(57) 峠の群像(1982・NHK)
西山辰夫(61) 大忠臣蔵(1989・TX)
室田日出男(53) 忠臣蔵(1990・TBS)
西田 健(50) 元禄太平記 忠臣蔵 討入りの助っ人たち(1995・ANB)
西岡徳馬(53) 元禄繚乱(1999・NHK)
大竹修造(62) 忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX)

荒木新五郎
あらき・しんごろう

【実父】荒木村重
【実母】ダシ?
【別称】荒木村次
【略伝】
 荒木村重の長男。
 1578(天正6)年、父村重が摂津有岡城にて織田信長に反旗を翻すと、これに従って摂津尼崎城に籠城したが、後に敗れて村重とともに毛利家を頼る。
 1582(天正10)年6月の信長の横死後は羽柴秀吉に仕え、翌1583(天正11)年の賤ヶ岳の戦いに出陣したが負傷し、以後、歩行不能になったという。
【特記】
【配役】Tweet
辻 萬長(29) 国盗り物語(1973・NHK)
江嵜大兄(21) 国盗り物語(2005・TX)

荒木又右衛門
あらき・またえもん

【生没】1599(慶長4)?−1638(寛永15)?
【出身】伊賀国
【実父】服部平左衛門
【別称】荒木丑之助
【略伝】
 はじめ本多政朝の家臣服部平兵衛の養子となるが、後に浪人して故郷の伊賀に戻る。その後、大和郡山藩主松平忠明に召し抱えられ、河合甚左衛門とともに剣術師範役を務めていたが、1630(寛永7)年、義弟の岡山藩士渡辺源太夫が甚左衛門の甥で同じく岡山藩士の河合又五郎に殺害されたことから、郡山藩を退去して、源太夫の兄数馬の仇討ちに加担。1634(寛永11)年、伊賀上野鍵屋の辻にて数馬とともに又五郎、甚左衛門らを討ち取る。
 仇討ち後は藤堂家の保護を受け、1638(寛永15)年8月には鳥取藩主池田光仲に招かれて鳥取へ移るが、ほどなくして没した。没年や死因については諸説がある。
【特記】
【配役】Tweet
2尾上松之助@(36) 荒木又右衛門(1911・横田)
2尾上松之助A(38) 荒木又右衛門(増補)(1913・日活)
2尾上松之助B(40) 荒木又右衛門(1915・日活)
2尾上松之助C(41) 伊賀越仇討(1916・日活)
2尾上松之助D(42) 伊賀越後日の仇討(1917・日活)
市川莚十郎@(48) 河合又五郎(1917・天活)
2尾上松之助E(43) 荒木又右衛門(1918・日活)
嵐 璃徳@(45) 荒木又右衛門(1920・帝キネ)
市川莚十郎A(52) 荒木又右衛門(1921・松竹)
5沢村四郎五郎@(44) 荒木又右衛門(1921・国活)
2尾上松之助F(46) 荒木又右衛門(1921・日活)
5沢村四郎五郎A(45) 荒木又右衛門(1922・松竹)
2尾上松之助G(47) 伊賀越仇討 荒木又右衛門(1922・日活)
嵐 璃徳A(48) 荒木又右衛門(1923・帝キネ)
2尾上松之助H(50) 荒木又右衛門(1925・日活)
嵐 璃徳B(50) 荒木又右衛門 前篇(1925・帝キネ)
嵐 璃徳C(50) 荒木又右衛門 中篇(1925・帝キネ)
嵐 璃徳D(50) 荒木又右衛門 後篇(1925・帝キネ)
マキノ潔(17)
南 光明@(34)
荒木又右衛門(1929・マキノ)
嵐寛寿郎@(27) 荒木又右衛門(1929・東亜)
月形龍之介(28) 荒木又右衛門(1930・松竹)
団 徳麿(30) 荒木又右衛門 浪花日記(1930・帝キネ)
明石緑郎(32) 仇討日本晴 義の巻 伊賀の水月(1931・帝キネ)
大河内傳次郎(33) 荒木又右衛門(1931・日活)
嵐寛寿郎A(29) 柳生十兵衛(1931・映画)
南 光明A(37) 寛永豪傑総進軍(1932・映画)
早川雪洲(45) 天下の伊賀越(1934・太秦)
嵐寛寿郎B(33) 活人剣荒木又右衛門(1935・嵐寛プロ)
羅門光三郎@(34) 荒木又右衛門(1935・極東)
原聖四郎(31) 姓は丹下名は茶善(1935・映画)
片岡千恵蔵(33) 荒木又右衛門(1936・千恵プロ)
沢村国太郎4(33) 伊賀越余聞 夢の長次(1938・日活)
阿部九州男(28) 喧嘩屋五郎兵衛(1938・映画)
市川右太衛門@(31) 剣豪 荒木又右衛門(1938・新興)
天津竜太郎@(23) 荒木又右衛門 前篇(1939・全勝)
天津竜太郎A(23) 荒木又右衛門 後篇(1939・全勝)
川浪良太郎(52) 荒木又右衛門(1940・松竹)
市川右太衛門A(34) 荒木又右衛門 仇討の日(1941・新興)
羅門光三郎A(40) 伊賀越東軍流(1941・新興)
阪東妻三郎(41) 伊賀の水月(1942・大映)
宗春太郎(14) 柳生大乗剣(1942・映画)
三船敏郎(32) 荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻(1952・東宝)
市川右太衛門B(47) 暁の三十八番斬り(1954・映画)
並木一路(42) 初笑い寛永御前試合(1954・映画)
8松本幸四郎(45) 荒木又右衛門(1955・松竹)
嵐寛寿郎C(55) 剣聖 暁の三十六番斬り(1957・新東宝)
宇津井健(26) 将軍家光と天下の彦左(1957・映画)
長谷川一夫(50) 伊賀の水月(1958・大映)
市川右太衛門C(52) 天下の伊賀越 暁の血戦(1959・東映)
坂東好太郎@(48) 東海道弥次喜多珍道中(1959・新東宝)
松本錦四郎(26) 柳生旅日記 天地夢想剣(1959・松竹)
坂東好太郎A(49) 荒木又右衛門(1960・NET)
安井昌二(32) 剣豪秘伝(鍵屋の辻)(1960・NET)
倉田爽平(29) 柳生旅日記 竜虎活殺剣(1960・松竹)
南原宏治(36) 私考伊賀越(1963・NHK)
川合伸旺(36) 仇討ち(荒木又右衛門)(1968・TBS)
杣英二郎(45) 剣豪(若くて強くてイカス奴)(1970・NET)
緒形 拳(33) 柳生十兵衛(1970・CX)
若林 豪@(32) 春の坂道(1971・NHK)
原田芳雄(33) 荒木又右衛門(1973・NET)
夏八木勲@(34) 江戸を斬る 梓右近隠密帳(1973・TBS)
倉丘伸太朗(33) 運命峠(1974・KTV)
山崎 努(39) 徳川三国志(1975・NET)
大木 実(55) 柳生一族の陰謀(1978・KTV)
中 康次(29) 柳生あばれ旅(1980・ANB)
2大川橋蔵(53) 決闘鍵屋の辻 荒木又右衛門(1982・CX)
三浦浩一(29) 天下御免の頑固おやじ 大久保彦左衛門(1982・TBS)
天知 茂(51) 柳生新陰流(1982・TX)
勝野 洋(34) 寛永御前試合(1983・ANB)
夏八木勲A(44) 長七郎江戸日記(第1部)(1983・NTV)
松方弘樹(45) 風雲江戸城 怒涛の将軍徳川家光(1987・TX)
夏八木勲B(50) 家光と彦左と一心太助(1989・ANB)
仲代達矢(58) 荒木又右衛門 決戦・鍵屋の辻(1990・NHK)
伊吹 剛(42) 寛永風雲録(1991・NTV)
若林 豪A(52) 柳生武芸帳 十兵衛あばれ旅(1991・NTV)
伊吹吾朗(45) 遊の人 天下の御意見番 大久保彦左衛門(1991・TBS)
高橋英樹(49) 決闘鍵屋の辻 荒木又右衛門(1993・NTV)
田村 亮(47) 徳川武芸帳 柳生三代の剣(1993・TX)
加藤 剛(56) 荒木又右衛門 男たちの修羅(1994・TX)
西園寺章雄(49) 徳川剣豪伝 それからの武蔵(1996・TX)
里見浩太朗(61) 荒木又右衛門 伊賀の決闘(1997・CX)
加藤雅也(40) 魔界転生(2003・東映)
村上弘明(50) 天下騒乱 徳川三代の陰謀(2006・TX)
高嶋政宏(41) 柳生十兵衛七番勝負 島原の乱(2006・NHK)

荒木村重
あらき・むらしげ

【生没】1535(天文4)−1586(天正14)
【出身】摂津国
【実父】荒木義村(吉村)(池田家家臣)
【略伝】
 摂津有岡城主。
 はじめ摂津池田城主池田長正・勝正に仕えるが、後に畿内に再進出した三好家に寝返る。
 1573(天正元)年には織田信長に属して摂津茨木城主となり、翌年には摂津有岡(伊丹)城を落として摂津の支配を一任されるが、1578(天正6)年10月、突如として信長に対し叛旗を翻して有岡城に籠城。説得に訪れた羽柴秀吉の家臣小寺(黒田)官兵衛を1年以上も城内に幽閉するなどして抵抗したが、翌年9月、城を脱出して毛利輝元を頼った。
 1582(天正10)年の信長横死後は堺に移り、茶人として秀吉に出仕した。
【特記】
【配役】Tweet
小池朝雄(34) 太閤記(1965・NHK)
新田昌玄(39) 国盗り物語(1973・NHK)
伊丹十三(40) 新書太閤記(1973・NET)
北島一男 黄金の日日(1978・NHK)
本田博太郎(41) 信長(1992・NHK)
大杉 漣(45) 秀吉(1996・NHK)
佐和タカシ(45) 利家とまつ 加賀百万石物語(2002・NHK)
竹脇無我(61) 国盗り物語(2005・TX)
ベンガル(55) 功名が辻(2006・NHK)
山田純大(38) 戦国疾風伝 二人の軍師(2011・TX)
田中哲司(48) 軍師官兵衛(2014・NHK)
倉田 操(40) 戦国の勝者(2015・映画)

新城弾正
あらき・だんじょう

【実父】新城氏重
【別称】新城盛継
【略伝】
 二本松畠山家の家臣。
 主君畠山義継の従弟という。1585(天正13)年、義継が伊達政宗により討ち取られると、義継の遺児を擁して畠山家の本拠陸奥二本松城に立て籠もるが、政宗の攻撃に敗れた。
 なお、姓は「しんじょう」と読むものもある。
【特記】
【配役】Tweet
春日 清(41) 独眼龍政宗(1942・大映)役名は新国弾正
有川 博(47) 独眼竜政宗(1987・NHK)

大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典