どういうわけか、今回は神が舞い降りた。まぁ、神様も何人かはいるのだが・・・

左から、尺上を上げ水上を歩く男、頭から膝まであるイワナを釣った男、鉛筆で尺イワナを釣った男

 とまぁ、今回は、お盆休みを利用した、2泊3日の渓泊まりとなったのだが、どう見てもハイプレッシャーの中、車止めにはラッキーにも1台の他県ナンバーが留まっているだけ。滝上遡行用に新調ザイルを使いたくて、未使用のまま持参した。ザイルが活躍したのは2泊目にオイラの枕になったくらいで、新品パッケージのまま、再び家のラックに戻ることになってしまった(笑)

 「どうせ先発隊は昼酒を決め込んでいるだろうから、ツマミのチタケでも採りながら、ゆっくり行きましょう!」.そうは言ってみたものの、長梅雨の影響だろうか、予想以上にキノコが発生しており、先に進むのも一苦労。「キノコ本持ってくりゃ良かったなぁ」なんて言っても後の祭り。チタケ・タマゴタケ・イグチをツマミの分だけ採って、テン場に合流。
 テン場では案の定、先発隊が持ってきた酒と2人の意識がなくなりかけていた・・・採ってきたキノコを指差し「またお前らは拾い食いか!」とのお叱りに、「オレたちの酒が飲まれてしまう!」と感じた後発隊は飲まれてもいい酒と、飲まれちゃマズイ酒を分けて、渓水に浸す・・・その後は焚き火とせせらぎと星空と言うこの上ない宴会が気持ちよく酔ったのである。
バカなが隊には神が降りたのだが・・・

最終日の朝 夜半の雨から良く晴れてくれた

 “神が降りた”とはまさに、この1枚のことかもしれない。
3日間充分に楽しませてくれたテン場を後にした直後、落葉樹から木漏れ日が差し込んできた。最後尾を行くオイラからは、先行するバカなが隊に後光が差したように見えた。

  
 渓や街、いや場所を厭わず悪行の限りを尽くしてきたバカなが隊にどうして?この「?」数が多すぎて、思わず足を滑らせて転んでしまったのだが、結局答えは見つからない。

 あのバカ話は、本当はとんでもない美談なのか?
 あの悪行は、もしかして人助けだったのか?
 あの殺生は、生態系を守る間引きだったのか?
 あのキャバクラ話は、実は作り話なのか?
 あの、カニ・タコ合戦はフィクションだったのか?


 「?」は消えないままだが、思わず、ニヤけて右の頬がつり上がるのを右手で戻しながら、「そんなはずはないだろう!」と自分を納得させ、次の一歩を滑らないように踏み出す。

 しかし、久々の2泊3日、本当に楽しかった。
バカなが隊には山渓の神が降りたけど、オイラは腹が下っただけだった。エイトマン返上ひとり祝賀会で2日目はかなりのフッツーであった。これもまたよし!

 イイ仲間、イイ渓、イイ酒、イイ魚。また、来たい!
史上最長12日間延ばしたヒゲ面。
念願の“頭髪より長いヒゲ”を達成して感無量のHP管理人。
まだまだ知らないキノコばかりだ。

みっちゃんの釣行記


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