重整備!? タイミングベルト交換と、ついでにウォーターポンプも交換


■部品君たち
区分部品金額
タイミングベルト関係13160AA060 タイミング ベルト アンド ラベル セット\10,500
13073AA142 アイドラ コンプリート,ベルト @3,000x2\6,000
13085AA010 アイドラ コンプリート,ベルト NO.2\3,300
13068AA027 アジャスタ コンプリート,ベルト テンショナ\4,950
13069AA063 テンショナ アセンブリ,ベルト\4,100
ウォーターポンプ関係X2111AA080 ウォータ ポンプ アンド ガスケット キット\11,200
21200AA072 サーモ アセンブリ\1,700
その他Holts ロングライフクーラント 4l\?
部品代だけで4万を越える作業となってしまった。ちなみにディーラーに頼むと工賃であと5諭吉くらいかかります。高いか安いかは…?
上記のほかに一通りの工具と、クランクプーリー外し用のSSTが必要で、写真で仰々しく写ってる怪しい棒がそのSSTです。このSSTは幾らで買えるのか不明、せいぜい1万くらいか?モノがモノだけにスバルに持ち込んで「このネジちょっと緩めて〜」とはいかないのが悲しいところ。
無い場合にはメガネでクランクシャフトを固定してセル一発で…なんて荒業もあるようですが、今回は渡りに船とばかりにSSTを持っているGarageTのminer氏に泣きつきました。エアインパクトでエイヤ!でも外れるのかな?クランクが回って終わったら悲しすぎるけど。
実は作業の大半をminer氏にやってもらっていることは、ここではとりあえず秘密にしておく…

■まずはLLC抜き
今回はウォーターポンプ交換もするし作業スペース確保のためにもラジエータを撤去します。
しかしながら困ったことに麦EXマニのお陰でラジエタのドレンコックが緩まない。仕方なく苦肉の策としてラジエタのロアホースのバンドを緩め、ドライバーを突っ込んで抜くことにした。
でもこの方法では日が暮れるので途中で諦め、最後はホースをひっこ抜いてあたり1面がLLCまみれに…

■さっさと取れそうなところを取る
邪魔そうなものを片っ端から外します。
タイミングベルトに辿り着く前に、パワステ&オルタネータとエアコンのベルトを外します。先ずはベルトのカバーを外してしまいましょう。次にパワステの方は、オルタネータの左側のネジを緩めてオルタネータを下に傾けていくと外れます。エアコンの方は、コンプレッサーの下に付いてるプーリーの全面のネジを緩め、プーリー上部のネジを締めていくと、プーリーが上に上がってきてベルトが外れます。おっと、外す前にベルトの張り具合を憶えておきましょう。
ラジエターを外すためには上側を抑えている部品2つと、左右のホース、電動ファンのコネクタ2つを外せば、あとは上に持ち上げれば外せます。ちなみにリザーブタンクからラジエタキャップ根元へと続いている配管は、ラジエタにボルトで留まっています、ホースを抜くよりもコッチのほうが良いと思います。ラジエタ回りのプラスチックの部品は折れやすいのでリスク軽減ということで…

■SST登場…の写真は?(^^;
 
いよいよSSTを使ってクランクプーリーを外します。SSTの4本の爪をプーリーに差し込んで、真ん中のナットをソケット+スピンナハンドルでうぉりゃぁ〜!…と本当ならばそう簡単には緩まないのですが、僕の車はユルユルでした。(^^;;;; なんでも、ソコが緩んでしまうリコールがあったんですって? ウチにはそんな葉書は来なかったけどなあ…?
あとですね、マヌケなことにクランクプーリー外しSSTの活躍する写真がありません。失敗したぁ〜。
プーリーが外れたら、タイミングベルトカバーをとっぱらいましょう。前面についてるネジが全部で15本くらいあります。そして感動の(?)ごたいめ〜んとなります。

■位置合わせ
せっかく外したクランクプーリーですが再びハメましょう。ネジは締めなくて良いんですけどね。で、SSTを使ってクランクを回します。どこまで回せば良いかというと、左右バンクに合計4個あるカムシャフトのプーリーには2本の線が引いてあります。それが互いに向き合った位置に来るようにします。まあ、ここでは「だいたい」で大丈夫です。
もしここでベルト2山分とかズレてたらそれはコマ飛びがあった証拠…なのかな? そうだったらエンジンブローにならなくて良かったと感謝しましょう。

■必殺ワザ
ここでminer氏の必殺ワザが登場。カムシャフトの回り止めにメガネレンチをかけてタイラップで固定してあります。
いまいちエンジンの位相関係が良くわかってないんですが、正面から向かって右側のバンクは位置合わせした状態ではバルブスプリングの力で勝手に回転しちゃうそうです。なぜ左バンク側は勝手に回転しないのか? とか、回転してしまうと何が起きるのか? については僕もよく知りません。

■ベルトを外す
 
クランクシャフトの周りには合わせて5つのアイドラーが付いてます。このうち、前から見て左下のアイドラーを外し、右上のアイドラーを左方向に押しているテンショナーを外すと、タイミングベルトを外すことができます。
写真左はアイドラーでベアリング部がオレンジ色なのが外した物、黒いほうは新品です。どうもベアリングの容量が増えてるみたいですね。案の定、外した方のアイドラーを手で回すと、いまいち手応えが良くありません。寿命が近いということでしょうね。
それと、問題なのが写真右のテンショナ。これはアイドラーを押すことでタイミングベルトを張る部品なのですが、ちょっとやそっとじゃ縮めることが出来ませんので、プレス機でもない限り再使用は無理でしょう。僕は某スバル社員の強い奨めもあり素直に新品を用意しました。新品は中央のピストンがピンでとまっています。

■アイドラー系を交換
 
ベルトが外れたらアイドラー系をさっさと新品に取り替えましょう。ただし、一番最初に外した左下のアイドラーは最後まで取付けしません。さらにテンショナーを交換します。このテンショナーは取り付け穴が長穴になっているのですが、これは一番左に寄せてから固定します。写真左はその作業中な筈ですが、miner氏の腕しか写っていませんね…(^^;
テンショナーに刺さっているピンはまだ抜いてはいけません、間違って抜いてしまうと再使用不可と思われます。

■ウォーターポンプ交換
 
話が微妙に前後してますが、タイミングベルト交換のついでにウォーターポンプも交換してしまいましょう。ウォーターポンプを交換することになったら再びタイミングベルトを交換することになります。なぜかと言うとベルト位置合わせ用の白い線はエンジン回せば消えちゃうからです。まあ実際にはコマ飛びさえしていなければ、外す前に自分で目印をつけておくっていう手もあるにはありますが、それもちょっと気持ち悪いですよね。
というワケでウォーターポンプを外しましょう。ハイ、もう外れました。実際にはウォーターポンプを外すためには、写真にはないですが純正の水冷オイルクーラーに伸びてるホースなどを外す必要があります。

■ウォーターポンプ組み立て
 
新品のウォーターポンプに、古いウォーターポンプから取り外した冷却水用の配管を取り付けます。この時、サーモスタットを入れ忘れないようにしましょう。ローテンプサーモどころの騒ぎじゃなくなりますので。
右の写真はウォーターポンプが付いてた部分です。ウォーターポンプとエンジンの間には隙間が合るのですが、タイミングベルトカバーの内側に水が浸入しないようにゴムパッキンを挟み込みます。このパッキンがズレないようにしつつ、さらにガスケットをきちんと挟むのは、なかなか根気の要る作業です。僕は当然のように(?) miner氏の作業をじっと見守りました。
あと薦めはしませんが、ローテンプサーモに交換する気があるならついでにどうぞ。まあこれはタイミングベルト交換せずとも済む作業ですけど。

■やっぱりトラブル発生(汗
一筋縄で行かないところが素人作業のいいところ? どういうわけかウォーターポンプのボルトが1本だけ入りません。で、目視できないのでデジカメでマクロ撮影したのがこの写真。
でも真っ黒で何も解らんではないか!と思いつつボルトをグイグイ押し込んでいたのですが、どうしても入らないので諦めてポンプを一度外しました。そしたらガスケットがずれていたんですね。ズレ加減が絶妙だったために他のボルトはきちんと入っていたのですが、1本だけはガスケットを直撃していて、その部分のゴムシールがパーになり使い物にならなくなってしまいました。
そうです、デジカメは真実をとらえていました。写りが悪いのではなく、黒いガスケットが写っていただけなのです。このままでは自走不可ということもあり、仕方ないので最初についていたガスケットを再利用することに…。水漏れしたらベルト交換やり直しだよオイ(滝涙

■ベルトをかける
 
いよいよ新しいベルトをかけます。位置合わせのやり方は、miner氏があっという間にやってしまったので、僕にわかることは結果のみです。写真では解りにくいんですけど、正しくベルトがかかっているかのチェックポイントは概ね以下のような感じです。
(1)クランクシャフト根元の茶色い部分の刻印が上にきている。
(2)クランクシャフトの刻印とベルトの刻印(白い線)が合っている。
(3)左右のカムシャフトプーリーは互いに2本線の部分が向かい合っている。
(4)上側(吸気側)のカムシャフトプーリーは1本線が上を向いており、その線上とベルトの刻印(白い線)が合っている。
(5)下側(排気側)のカムシャフトプーリーは1本線が外側を向いており、その線上とベルトの刻印(白い線)が合っている。
もう少し詳しいことは、こちらに書いてありますので参考にしてください。カッパさんに感謝。
ここまで確認したら、いよいよ最後のアイドラを取り付けます。アイドラを取り付けてからテンショナーのピンを抜きます。しつこいようですが、テンショナーのピンを抜くのは最後の最後です。
あとはタイミングベルトカバーを戻し、オルタネーター,エアコンのベルトを張り、ラジエターを取り付けます。基本的に外した時と逆の手順です。

■お水を入れたら…緊張の一瞬
最後に冷却水を入れます。先ずはエンジンをかけずにラジエタキャップのところからゆっくりと溢れるギリギリまで入れていきます。
そして緊張の一瞬、エンジン始動です!ここで嫌な音がしたりとなると、タイミングベルト交換は失敗。もれなくディーラー送りです。まあ、ベルトをかけ間違えなければまず大丈夫と思いますが。
しばらくアイドリングさせておくと冷却水が減っていきますので追加しましょう。で、ある程度水温が暖まってくると、今度は熱湯が溢れ出しますので火傷には注意。最後に、交換したベアリング類やベルトが馴染むまでは、全開走行は控えてエンジン回転もおとなしめに乗りましょう。まあ100kmも慣らしすれば充分かと思います。


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