クラッチを蹴ったりすると逝きやすい(?)リアのドライブシャフトを交換します。


■いきなり最終兵器登場
最近、アクセルのOn/Offにあわせて右リアタイヤのあたりからカツンという音が出るようになりました。ジャッキアップして揺すってみてもハブベアリングには明らかなガタはないようで、それならアクセルに関係なく空走状態でブレーキをガンと踏んでも音が出そうだがそれもない。よって、ドラシャのジョイントがお亡くなりになったのだろうと判断し、ジムカーナ会場で折れたら困るのでさっさと交換してしまう事にしました。

ドライブシャフト交換の最大の敵は固〜く締まったアクスルナットを緩める事です。んがっ!( ̄□ ̄;)
今回はまたしてもminer氏のお世話になることに…。というのはアクスルナットを外すための工具(32mmのソケットとスピンナハンドル)を持ち合わせていないためです。アクセルOn/Offの度に変な音の出るシャフトをいたわりつつ、いそいそとminer氏のお宅に到着。
するとそこには、マキタの100V電動インパクトレンチが備え付けられているではありませんか! しかも、32mmのインパクト用ソケットまでっ!!僕のために工具まで揃えておいてくれるなんて、なんてイイ人なんでしょう(違
ちなみに、僕がよくジムカーナ会場なんかで見かけるドラシャ交換風景はたいていホンダ系FF車のもので、クルマはアスファルト路面に停車させておき、ドライバーは渾身の力でブレーキを踏みつけ、ロングスピンナハンドルに鉄パイプ延長をかましたメカが全体重をかけて(あるいは鉄パイプ上でジャンプして)アクスルナットを緩めるという、とても心臓に悪い風景です。
などど回想している間に、マキタの電動インパクトはものの数秒でアクスルナットを外してしまいました。擬音のみの表現で申し訳ないが、バリバリバリきゅぃ〜〜んという感じ。う〜ん、ここまでくるとDIYのレベルを超えつつあるような気がしないでもない…。

■ラテラルリンクを切り離す
 
ドライブシャフトを抜くには、ラテラルリンクを切り離してナックルとデフの距離を稼ぐ必要がありますので、ナックルの下側に前後方向に通っている長〜いボルトを抜きます。ハッキリ言ってここもかなり固いです。が、長さ40cmほどもあるストレートメガネと、miner氏の怪力のお陰で苦もなく緩みます。あれ、俺まだ何も作業してねぇ…。
それが済んだら、バール等を用いてテコの原理でデフ側のジョイントをタイヤの方向にずらすと、ボコっという手ごたえでドラシャが抜けます。ドライブシャフトはデフに刺さっているだけで、サークリップというC形状のわっかが引っかかって抜けないようになっているので、こうするだけで外れちゃうんですね〜 ちなみに初期型のレガシィではフロントのドライブシャフトと同様にデフから車軸が生えていて、そこにジョイントがピンで固定されていたと思います。
ここまで来れば後はデフのオイルシールを傷つけないように真っ直ぐ引き抜くだけです。デフに刺さっている部分が真っ直ぐ抜けるように保持しつつ、もう1人がナックル側を引っ張るという感じで、2人居た方が作業が確実です。無事にデフ側が抜けたら、そのまま下に落としてしまいます。そしてナックル側からドラシャをハンマー等でコンコンと叩いてやれば取り外す事ができるでしょう。ナックル側が抜けた後のスプライン(ギザギザ部分)には劣化したグリスがこびりついてますので、ブレーキクリーナー等を使って掃除しておきましょう。

■ミスった!( ̄□ ̄;)
抜いたドラシャを回転方向にねじってみたら、やっぱりジョイントのガタが大きくなってました。音が出ていたのはナックル側と予想していたのですが、デフ側もほぼ同様のガタが出ていました。という事は左右とも交換時期って〜コト? 早急に右リアのドラシャも手配しなくちゃねぇ。現状維持にカネかかりすぎだよこの車。
WRX系のR160デフ車ならワゴンもセダンもドラシャは共通と思い込んでいたのですが、なんとワゴン用はセダン用に比べてシャフト径が細い事が発覚。ノーマルより強度落としてどうする!?>俺。
しかしジムカーナで折れるのはたいていジョイント部分なので、シャフトの太さにはこのさい目をつぶる事にして交換を強行します。というか細い方がしなりが出てジョイントには優しかったり…しないよね。ちなみに写真でいうと下がワゴン用のドラシャです。

■ドラシャ無いです
 
深い意味は無いんですがドラシャが無いとこんな感じになります。写真右では、反対側のドライブシャフトが見えますね。しかしブレーキローター汚いな〜。

■フィニッシュ
ドラシャをはめる時は例によって逆の手順となります。後で固着して泣かないようにナックル側のスプライン部にモリブデン系のグリスを塗っておきます。で、その状態でアクスルナットを軽く締めておき、ここでまたナックル側を外に引張る係と、オイルシールに傷かつかないようにシャフトをデフに挿す係と2人作業です。
しかし手の力だけではデフは完全には刺さりません。ある程度まで入ったら、サークリップが引っかかってしまいます。これをはめるには、原始的ですが前蹴り一発で決めるのが最も一般的です。<ホントか!?
そこまでできたらラテラルリンクを固定し、アクスルナットをある程度締めたらタイヤをつけてジャッキから降ろします。
 
締め付けも電動インパクトでも良いんですけど今回はminer氏のハンドパワーで締めました。しかし、このくらいのスピンナハンドルでもフルパワーをかけると車が動きますので、助手によってブレーキペダルを渾身の力で踏みつけておいて締めこみます。最後に、アクスルナットの端っこをタガネで潰して緩み止めをして終了です。
ちなみに、古いドラシャは不法投棄せずにDラーに持っていって処分してもらいましょう。普通のDラーなら快く引き受けてくれるはずです。ただ、快く処分費用を請求されると思いますけどね。以前、バッテリーの処分をお願いした時は500円かかったので、ドラシャも同じくらいかな?


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