GC8にGDBのリアクロスメンバーを移植するとジオメトリーが変わって (゚Д゚)ウマー


■プロローグ
GC8のWRX系(非RA-STi)はリアクロスメンバーがゴムブッシュを介して車体に取り付けられており、コーナリング時にリアが落ち着かない気がする。
AVOのサブフレームロックボルトを入れるとかなり改善したのだが、そこに力が集中していそうだからボディに優しくない気がする。
GDBのリアクロスメンバーはラテラルリンクの取付け位置が車体側(上側)に12mmくらい移動していて、現状は微妙にバンザイしているラテラルリンクが普通のハの字になり、足が良く動くようになったりロールセンターが変わったりして、ジムカーナのタイムもアップしそうな気がする。

という、"気がする"ばっかりのなんとも私らしい理由でGDBが出た当時からリアクロスメンバーの移植は憧れでした。そして、どうせこのまま乗り続けるなら、降りた後で悔いが残らないようにやれるだけやってみよう、ということで思い切ってパーツを発注してしまいました。
名称品番単価個数金額
クロス メンバ コンプリート,リヤ サスペンション20150FE101\30,6001\30,600
ディファレンシャル メンバ,アセンブリ,リヤ41310FE020\4,4001\4,400
STi リアデフメンバASSYST413104S020\8,9251\8,925
セルフロックナット023512000(不明)4(不明)
フランジ ボルト901000109\1402\280
スタッド800912060\2802\560
必要な部品はこれだけです。しかし、ジムカーナ用途なのでデフマウントのブッシュは強化品にしておこうということで、リアデフメンバーはSTiの強化ブッシュ入りを選択しました。今思えばもっと硬いブッシュのほうが良いような気がしますね…。
工具としては、60cmクラスの超ロングスピンナハンドル、40cmくらいはある17mm×19mmのロングストレートメガネレンチ、22mmのメガネレンチ、あと細かい工具(ラチェット類)が必要です。

■なにはともあれジャッキアップ
カヤバのシザースジャッキと車載ジャッキを使って左右をなるべく均等に持ち上げていきます。車が前に動かないようにギアを1速に入れておいたり(作業終了後のエンジン始動時は要注意)、大きいレンガを前輪の前においたりします。
目一杯持ち上げたらリジットラックを入れてます。この他にトレーリングアームのブラケットも交換したかったので、Tメンバーを支持するボルトのところに入れました。


■なぜかデフオイルを排出!  ★★ この工程は必要ありません!(涙 ★★
スタッドボルトが抜けなさそうだったので、デフカバーごと交換してしまうつもりです。なので、デフオイルのドレンボルトを緩めています。


■いちおう憶えておきましょう  ★★ なんと、この工程も必要ありません!(涙 ★★
メンバーを交換してしまうのでどうやっても狂うのですが、リアのトー調整部分のボルトの角度を何となく憶えておきます。仮組みする時の目安くらいにはなるかなぁと。
目安としてガムテの切れっぱしを貼っていましたが、あまり役に立っていません。

 

■マフラーを外す
マフラーのリアピースが邪魔になるので外します。この位置でマフラーを切り離して、タイコの左後のブッシュはボルトで止まっているのでそれも外し、あとは力ずくでマフラーのゴムを外します。
ここまででも結構疲れるんですが、ここで疲れているようでは最後まで持ちません。(^^;


■スタビを外す
リアスタビライザーはメンバーを外す時に邪魔になるので、ブラケットの根元からごっそり外します。
右側のブラケットは燃料のパイプの上にボルトがあって、取るのがすごく大変です。(写真右)

 

■リアデフのナットを外す
いつでもいいんですが、ここの2個のナットを外します。


■ラテラルリンク切り離し
ラテラルリンクをメンバーから切り離します。このあたりの作業は非常に力が居ります。
ゴムブッシュのおかげでメンバー側のボルトを抜いただけではこういう状態にはならず、ナックル側の長いボルトも少し緩めてやる必要があります。

 

■デフオイル排出完了!  ★★ しつこいですがこの工程は必要ありません!(涙 ★★
そしてデフオイルを抜き終わりました…
ボタボタといつまでもたれて来るので、ある程度抜けたところでドレンボルトを戻しておきます。


■デフをジャッキで支える
デフの下にジャッキを入れて支えるようにします。頑張りすぎて車体を持ち上げないようにしてください、危険です。(^^;
メンバーが外れるまであと少し…。


■クロスメンバーのボルトを抜く
クロスメンバーを車体に固定しているボルト、計4本を抜きます。ここもかなり固いです。AVOのサブフレームロックボルトが入っているので、私の場合は計6本を抜く必要がありました。
このとき外したゴム付きの巨大ワッシャー(ストッパ,リアクロスメンバ)は私は使いませんでした。


■マフラーの遮熱板を外す  ★★ この部分はもっと前に外してください ★★
マフラーの遮熱板がクロスメンバーにボルト止めされているので、その部分を外します。たぶん、マフラーを外すタイミングで外すのが正解です。
知らずにクロスメンバーを外そうとしたので微妙に曲げてしまいました…。


■いよいよクロスメンバーが降りました!
デフの下に入れたジャッキをゆっくり降ろしていくと、クロスメンバーも一緒に降りてきます。ほぼ下がりきったあたりで(あまり下げすぎるとTメンバーが曲がりそうな気がする)ジャッキを降ろすのはやめておきましょう。
あとは、クロスメンバーをまず後ろにずらしてデフのボルトをブッシュから抜き、ベンチプレスのような体勢で下からクロスメンバーを持ち上げ、ガソリンのパイプなどをかわしつつ車体後方にクロスメンバーを移動させていきます。
右の写真は新旧クロスメンバーの交代の儀式です。(笑

 

■オイルを抜いちゃったわけ
GC8のデフから伸びるボルトはデフマウントのブッシュを貫通するためにとても長いのですが、このボルトは根元までネジが切ってないので、写真のようにGDB用のリアデフメンバを固定できません。
しかしスタッドが抜けそうに無かったので、デフカバーごと交換してしまうつもりで、デフカバーとガスケットを発注しておきました。


■スタッドが交換…できちゃった
デフカバーを外すと、まだ少し残っているデフオイルがタレてくるので、ダメ元でスタッドボルト抜きにトライ。はじめにロングストレートのメガネを通しておいてから、デフを固定していたナットを、1つは逆さまに、もういつは普通に入れてダブルナットにします。そしてちょっと力を加えてやったらパキっと…パキッと…
それはそれはとてもあっさりと外れてくれました。

交換後100キロも走っていなかったデフオイルが無駄死にになった瞬間です。悔しいので(?)新旧のスタッドボルトにも交代の儀式を。← 意味不明
デフカバーに刺さる部分と、ナットが入る部分はピッチが違うんですね〜。

 

■クロスメンバーを固定
手順が良くわからかったのでここからはもっといいやり方があるかもしれません。
私の場合はクロスメンバーを手で持ち上げて、もともと使っていたボルト4本を使用して固定しました。ここはGDB用のボルトを用意したほうが良かったのかもしれませんが、私はGC8のものをそのまま使ってしまいました。
ボルトを仮締めしたところでクロスメンバーをゆすってみたら、けっこうガタがあったので、さっき外したサブフレームロックボルトを利用して位置決めをしてから、クロスメンバーのボルトを本締めしました。GDBのクロスメンバーはリジッドマウントですからサブフレームロックボルトは必要ないので、本締めが済んだら抜いてしまいましょう。


■ラテラルリンクを固定
まだデフは下がったままです。このままデフを持ち上げていくと、ドライブシャフトのブーツが干渉してラテラルリンクの前側のボルトが入れにくそうだったので、先にラテラルリンクを固定しました。ラテラルリンクの後ろ2本は、先ほどメモっておいたボルトの角度を思い出しながら締め付けます。同時にアライメント調整する予定があるなら、後ろ2本は仮組み程度で良いでしょう。
さっき緩めたナックル側の本締めをするの忘れないように…。


■デフを持ち上げる
リアデフマウントをデフとクロスメンバーの間に挟みつつ、デフを持ち上げていきます。
持ち上がったら、位置を微調整しながらスタッドボルトとデフマウント両端のフランジボルトを通します。これでもうデフは落ちてきません。
スタッドボルトとスペアタイヤの出っ張りとのクリアランスが厳しいですね、長いスタッドボルトのままだと干渉する危険があるかもしれません。…ということは、デフの取り付け位置も若干高くなったのでしょうかねぇ。

 

■スタッドボルトを入れる
抜いた時と同じ要領でダブルナットを作り、スタッドボルトを埋めます。そんなに思いっきり埋め込む必要も無いので、ある程度(ピッチが変わる部分くらいまで)入ったらもうダブルナットは外してデフ後ろ側のナットを締めてしまいます。このくらいの角度でオフセットしたメガネレンチが必要ですね。
あとはリアのトー調整を行って、デフオイルを入れたら(←必要ないです(涙)終了です。


■が、しかし!  ★★ 微妙に手遅れです(涙 ★★
じつはラテラルリンクの右前側のガソリンタンクが大きい側のボルトは、入ってはいますがガソリンタンクを非常に近く、おかげでナット側にはスパナしかかかりません。仕方がないのでボルト側にロングストレートのメガネレンチをかけて思いっきり締めてありますが、完全な状態とは言えません。
ちなみに左側は余裕。(写真では右)

 


■■■ ということで追加工しました! ■■■


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