「毎週金曜夜8時 君は『太陽にほえろ!』を見たか?」

 

 

 

93年に発売された「毎週金曜夜8時 君は『太陽にほえろ!』を見たか?」です。この頃はちょうど「サザエさんの秘密」「ドラえもんの秘密」のような謎本・研究本が流行っていた時期で、一体どこの誰が書いたのかわからない著書がたくさん発売されていました。この本の著者も「七曲署熱血探偵団」となっています。一体どういう団体なんだ・・。

タイトルもすごいですが、この表紙がまた凄まじいですね!!新宿のビルをバックに拳銃を構えるボスですよ。まだ80年代後半からのトレンディドラマブームを引きずっていた1993年、「あすなろ白書」とか「ひとつ屋根の下」とかが流行っていた1993年の書店では場違い感たっぷりだったことでしょう・・。ネット社会になって、なんでもありになった現在の方がかえって違和感なく置けそうな感じですね。ビレッジヴァンガードとかで「70年代の伝説の刑事ドラマがどうのこうの」という紹介分と共に普通に売られてそう!

今でこそ、どんなマニアックなジャンルでも、ファンサイトや某大型掲示板などですぐに情報が入手できますが、当時はこういう本が発売されるということをどうやって調べてたんでしょうね。ネットがない頃に中高校生だった自分には全く情報源がなく、本屋で偶然遭遇するしかありませんでしたが、やっぱり誰もがそんな感じだったんでしょうか。便利になった今となってはもうそんなじれったい状況には耐えられないかも・・。

 

この本の内容は、各刑事の紹介とスタッフインタビューに出演者インタビュー、当時発売されていた写真集類やレコードジャケットをカラーページで紹介、第一話のシナリオ、全話サブタイトル集などいろいろ載っていてお得感満載です(笑)。特に、オークションで簡単に当時のモノを入手できる環境もなく、90年代になって再放送等で突然ハマってしまって「この熱い思いをどうすればいいのか、今の時代に「太陽にほえろ!」にハマっている人間は地球上で私一人なんじゃないか??」と一人悶々としながら苦しんでいた人にとっては涙モノの一冊ではないかと思います。名場面集と違って写真の数も少なく、そんなに珍しい写真も載っていませんが、放送中に発売されていたカレンダーがカラーで紹介されていたのはとても貴重だと思います。

私が個人的に一番うれしかったのは、ボン刑事役の宮内淳さんのインタビューが載っていたことです。近年、わりと近況がオープンになった宮内さん。今でこそネットで検索すれば一発で解決しますが、93年といえばまさに「あの人は今」状態でご本人がテレビに出なければ全く所在がわからないという時代。この本を読んで「ああ、元気そうでよかった・・」と安心した方も多いはず!見た目もまだボンの面影が思い切り残っているのがイイんですよね。

しかし、あの髪型だけはいただけない・・・。あれを見て宮内さんの頭髪量に緊急事態発生だと認識した方も多いと思いますが、実はオールバックにしてるだけなんですよね。あれ、前髪を降ろすだけでも随分印象が違ったと思うんですけどね・・・。それから約10年後、久々にメディアに顔を出された時にばっちりパーマをかけて若々しく変身されていたのを見た時にはとても安心したものです。そして、未だに若い頃の体型を維持しているのもさすがだと思います。

なんだか見た目のことばかり語ってますが、インタビューも面白いですよ。ファンにとってはどれも何度も聴いたことがある内容で目新しい情報はありませんが・・。

あと、もう一人出演者インタビューとして載っているのは神田正輝さんです。こちらは93年も今も普通に現役の方ですので得に驚きも何もありませんでした。

                                          

                                   13年6月28日 記

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