小松原一男アニメーション画集

 

2002年に発売された「小松原一男アニメーション画集」です。

これはすごい!永久保存版・超豪華画集です。中身も豪華ですが、外側も豪華に作られていて、抱えるとズッシリと重みがあります。いい紙使ってますよ。購入したのは発売されてから2〜3年後だったと思います。亡くなられてから数年後の出版で、過去に関わられた方のコメントから追悼本のような仕様になっています。

「画集」となってますが、そんなかしこまった感じではなく、ラフな感じのイラスト(鉛筆の下書きに色鉛筆やサインペン等でササっと色づけしたような物)が多めになっています。

 

小松原一男さんといえば、70年代のヒーローアニメが好きな者にとっては欠かせないお方なのですが、中でもやっぱり私のお目当ては「グレンダイザー」でした。この本の内容についてネットで調べると「どの作品もわりと平等に紹介されている」と書かれていたので、それなら・・と買ってみたんですが、本当にその通りでとても満足でした。

グレンダイザーについても、今まで自分が見たことがないイラスト(放送終了から何年か後に描かれた物)が載っていてとてもお得な気分になりました(笑)。多分、あまり他で紹介されたことのないイラストだと思うのでおススメです。

 

グレンダイザーの途中で他の作品を手掛けることになったのか(?)、中盤あたりで小松原さんは降板。それ以降は荒木伸吾さんが中心になるのですが、基本デザインは小松原さんの物のままでした。マジンガーシリーズは、マジンガーZ・グレートマジンガーと、どんどんキャラクターの顔が濃厚になってきてすごくなっていくんですが、グレンダイザーでスタッフ総入れ替え。わりとさっぱりしたデザインになって安心したファンの方も多いことでしょう(たぶん)。ちなみに私はグレン→グレート→Zという訳のわからない順番で見てしまったのですが、全シリーズグレンダイザーみたいなデザインでやってくれれば良かったのに・・とか思ってましたよ。Zも最初の頃は普通だったんですけど、回によってはすごい濃くて・・。甲児はもともとデザイン自体がいかにもアニメキャラ顔なので、劇画調にするとイメージが違うと思うんですけどね。大介(デュークフリード)の顔もどちらかと言えば濃い方なんですが、劇画調というよりリアル調というか・・。「ああいう顔の人、実際にいそうだ!」と思わせるところがとても気に入っています。甲児のデザインととても対照的で(それ以外もあの二人は全てが対照的に描かれてましたが)それでいて同じ番組に出ていて違和感がなかったところもすごいと思います。

 

あと、グレンダイザーといえばこのことについて語っておかなければ。グレンダイザーの時の甲児のエロさは小松原さんなしではありえなかったと思います。なにしろ、多くの視聴者に誤解と衝撃を与えた「ルート7」の回は小松原さんが担当だ!!!四捨五入すればもう40年(!)近くも前の作品だけど、今の若い女性に見せてもみんな騒ぐに違いないと断言できます(笑)。少なくとも、98〜99年頃に初めてあの回を見た時20歳だった私にとっては、あの回はAV(アニメビデオではない)としか思えませんでした(爆)。普通に見るだけでなく、スローやコマ送りにしたりして何度見たかわからないほどです。敵(UFOだったかな?)の攻撃から逃げるため、TFOから降りて走って逃げる甲児。途中、転びそうになりながら(実際一度転んだと思う)女の子のように可愛く走る甲児・・それだけでも問題なのになぜか画面アップになる尻と太腿。私は悶えました。なぜ敵から逃げるシーンであんなにボディラインを強調する必要があるのか。そして、その後の展開もすごくて、服を脱がされブリーフ一丁で実験台のような場所に寝かされ敵に洗脳される甲児・・。洗脳するために必要なのは脳だけなのに、なぜ服を脱がす必要があるのか。そもそも、あのピッチピチのレオタードみたいな素材の戦闘服、それも全身青タイツ!あの青タイツは上半身と下半身が繋がっているのか、別なのか、そしてブルマはタイツの上に重ね履きなのか、タイツと一体型なのか、女子はいろいろ悩むのです。しかも、甲児は細マッチョ。細いけどどこか肉感的なあの体型でこの展開。そして伝説の「こいつぅ★」まで辿り着くまでの超展開は今でも新鮮な輝きを放っていると思います。

・・・もともとグレンダイザーが目当てだったため、そのことばかりについて語ってしまいましたが(しかも暴走気味)、小松原さんが担当した他の回の甲児くんもなかなかエロいので、興味のある方は見てみてくださいね(笑)。

 

もはや本の紹介じゃなくなってきてますが・・他にも銀河鉄道999・ハーロック・デビルマン・ゲッターロボ・J9シリーズ等の定番作品から、バラタックとかガ・キーン、リミットちゃんやステップジュン等のちょっとマイナーな作品までまんべんなく紹介されています。ナウシカのデザインもされていたとは知らなくて、これは意外でした。でも人気作だからといって特別扱いすることなくさらっと紹介されています。

J9シリーズのカラーイラストがたくさん載っています。内容はほとんど見たことがありませんが、キャラデザインはすごく好きです。放送当時のイラストが本当にイイ感じです。今見ても古臭くないですしね。

あと、なぜかガ・キーンのキャラデザインがすごく気に入っていて、それだけでDVDを購入してしまったことがあります(笑)。まだ途中までしか見てませんが、話も面白いのでちゃんと続けて全話見たいですね〜。

デザインされた作品すべてから感じることは、カッコいいだけでなく可愛らしさもあるということです。どこか少女マンガっぽいところがあるのがツボなんですよね。それだけに、女性キャラがとても可愛いです。ステップジュンとか、女性が描いたような可愛らしさです。でもそのボーイフレンドのゼロはすごく少年漫画っぽくてそのギャップが面白いですね。

 

 

 

                                                                             13年4月7日 記