デビルマンの世界

 

98年に発売された「デビルマンの世界」です。

いつ頃買ったのか忘れてしまいましたが、たぶん2000年代初頭だと思います。マジンガーシリーズですっかりダイナミックワールドにハマった頃に、永井豪先生のマンガを読みまくった時期があったのですが、その時にこれもハマりまして・・・。アニメの方は懐かしのアニメ特番とかで見て昔から知っていたのですが、原作の方はあまりに雰囲気が違ったので驚きました。ダイナミック作品はだいたいアニメの方が好きなんですが、これは断然原作派です。昭和40年代の作品なのに、今読んでも全然古臭さを感じないし、いろんな意味で「すごい!」と思わせられるところがすごいです(笑)。

ダイナミック作品の好きなところは、ちゃんとヒーロー物として描かれているのにキャラクターが全然優等生ではなくて、正義にも悪にもなりうる(デビルマンもマジンガーもそんな感じ)ところです。そこが見ていて親近感が湧くんですよね。そして全体に漂うエロス!それがまたキャラクター達が生き生きとして感じられるというか・・。男性キャラはもちろんのこと、女性キャラがまた可愛らしくてイイんですよね。車田作品の女性キャラもそうなんですが、少女マンガに出てくるようなウジウジ系も、ねちっこい奴も出てきません。だいたいみんな小ざっぱりしていて「えじき」にされても晒し者になっても「恥ずかしいけど、○○君になら見られてもいいわ!」という嬉し恥ずかしプラス思考(笑)!あと、思い切って自分からスパーンと素っ裸になっても平気だったり・・。「どうせ脱がされるなら自分から脱いでやるわ!!どうだーー!」みたいな、あの男らしさ(女だけど)が見ていてスッキリするんですよね。

 

全然ムックの紹介になってませんが、これは典型的な画集(イラスト集)になっています。後半に永井豪先生と橋本治さんという方の対談が載ってますが、あとは全てイラストです。連載当時のもありますが、70年代後半〜90年頃までにかけて追加されたイラストが多いです。特に80年代のがイイですね。本来のターゲット(というかファン層)の大人向けになっていますし、作者の中でも世界観が完全に確立されてからの物なので、まとまっていると思います。

本編も後から追加されたエピソードがたくさんありますね。読んでいてもそこだけ絵柄がキレイなのですぐにわかります。それがまた明と了の妖しさが炸裂していて腐女子の方にはたまらない雰囲気になってるんですよね・・。私はどちらかといえばあまり腐の要素を持っていないんですが(と言っても決して嫌いではありません)これはドキドキしてたまらなかったです(笑)。了は人間の姿の時は男性なんですが、実は両性具有なので女性の心も持っているんですよね。それで明を愛してしまっているという・・・このロマンチック(?)なシチュエーションもたまりません!!このイラスト集も、こういうのが好きな方はたまらない物になっていると思います。それにしても、独特な絵柄ですよね。これがまた癖になるんです。

ちなみに、永井豪先生のマンガでもう一つ好きなのがあって、「手天童子」という作品です。これは鬼の話なんですが、デビルマンが好きな方ならこれもおススメです。あと「バイオレンスジャック」も・・。

 

 

 

                                                                             13年4月13日 記