機動戦士Zガンダム ミニレビュー4 (31〜40話)

訳がわからない中で開始して、未だによくわかっていない「Zガンダム」ですが、ついに残りあと10話という所まで辿りつきました。

今回レビューしたこの10話は動きがあってとても面白かったと思います。以前もどこかで書きましたが、Zガンダムは他のア二メと違って1話分見たらもうお腹いっぱいというか^_^;そんな近寄り難さと濃さ(いろんな意味で)があって、なかなか視聴が進まなかったのです。でも今回は一度に2〜3話分見ることもありました。それだけいい意味の刺激があったんだと思います。何はともあれ、これでメインイベントはほとんど消化してしまったのではないでしょうか?残りの10話は今までと違う意味で濃くて、メインキャラが次々と死んでいくシーンとカミーユがアレになってしまうという超展開が待ち構えていますので心して視聴したいと思っています^_^;

 

31

「ハーフムーン・ラブ」

行方不明になったシンタとクムを探して街へ出たカミーユとファはサラは爆弾を仕掛けに現れたサラと出会う。カミーユはサラが仕掛けた爆弾を撤去しようと奔走する。

外へ出たいと駄々をこねるシンタとクムがアーガマ内で行方不明に。トーレスには「外に行く」と告げていたのでカミーユとファはてっきり外へ出たものだと思って街へ搜索しに出かけるのですが、そこでバッタリサラと出くわして・・というのが事件(?)の始まりなんですが、今回はオチも可愛らしくてイイですよ。あと、爆弾が仕掛けられた後のカミーユの段取り&手際が良すぎ(笑)。結果的には撤去できずに終わったんですけど、あのオチのおかげでいい話っぽいラストになってました。

戦闘が激しくなってきて、「子連れって訳にはいかないだろう」(カミーユ談)ということで、シンタとクムはアーガマから降ろされることになったようなのですが、それなら最初から連れてこなきゃいいのに。元々危険だと分かっている艦にわざわざ乗せて、それで今更危険もなにもないだろうというのがツッコミ所なんですけど、クワトロはなぜあんな小さな子を連れてきたんでしょう??それが最大の謎です。

街でサラと出くわしたカミーユはフォウの時と同じように束の間のデートをします。敵の女の子とデートを楽しむ→何だか私たち惹かれあってるみたい・・・カミーユが大得意なシチュエーションです。普通の子みたいにソフトクリームを食べながら歩いたこともないというサラに、カミーユはわざわざソフトクリームを買って来て一緒に食べるんですが、そういうちょっと変わった経歴を持つ女の子の扱いが異様に上手い・・^_^;ファに見られて思わずビックリ、ギャグ顔のカミーユも面白いです。それにしても、あのシーンのソフトクリームがすごく美味しそう!見ていると食べたくなります。

自分に親切にしてくれたカミーユに惹かれたサラは爆弾を仕掛けておきながら、自分からカミーユにばらしてしまい、撤去するのを手伝ってしまいますが、カミーユはサラに腹パンチした挙句、アーガマに引き摺っていって捕虜に。ノーマルスーツごとハンガー状態でぶら下げられてしまったのがちょっと笑えましたが、サラはちょっとしたチャンスを見計らって脱出成功。カミーユはそんなサラを「あっちに居てはいけない子なのに・・」と悔やむのでした。気になるオチは、シンタとクムは「アーガマから降りたくないから」という理由でファの部屋の風呂場に隠れていただけで、実は一歩も外に出ていなかったというほのぼのとしたものでした。安心して泣き出すファが可愛い・・。ファはずっと二人のことを心配していたけど、カミーユはサラを発見した時から心ここにあらずで、絶対に当初の目的を忘れていただろうな・・。

32

「謎のモビルスーツ」

カミーユ達は戦いに苦戦するが、謎のモビルスーツ隊が出撃してきてティターンズが撤退したため難を逃れる。シロッコに惹かれるレコアは隙を見てアーガマから脱出しようとするが、カミーユの危機を放ってはおけず、結局戻ってきてしまう。

この話は見るのに苦労したんですよ。たったの25分間なのに、最初から最後まで通して見るのに3日くらいかかったと思います・・。というのも、前半のアイキャッチまではちゃんと見れるのに、後半の同じような所で意識不明(居眠り)になるんですよね。そして目覚めた時にはEDが流れているというのを何度も繰り返してしまいました・・。決してつまらない話という訳でもなかったんですけど・・謎です。

今回は最初から最後まであのウォンさんがいたので、緊張感がありました(笑)。ウォンさん、自分の職場の上の人になんだか雰囲気が似てるんですよね。たまに現場に現れては文句ばかり言って、自分の指示通りに事が進まないとイライラして怒鳴り散らすのも同じで・・。見た目もあんな感じなので(どちらかというと実物の方が若々しい感じなんですけど^_^;)リアルにそっくりだなぁと思うんですけど、でもどこも上司ってあんな感じなのかもしれませんね・・。

シロッコのことが忘れられないレコアは、何とたったそれだけの理由でティターンズ側に行っちゃおうとするんですよ。最初の頃はそんなイメージじゃなかったので結構衝撃的というか・・。そんな欲求不満なレコアの様子を見て尻を触ったり(?)キスをしたりしていろんな意味で慰めようとするクワトロも素敵すぎる・・。それを物陰からコッソリ見ていて勝手に怒るカミーユという構図も定番すぎ!

サラからもレコアからもモテモテのシロッコですが、そんな彼のカリスマ性(?)は女性だけでなくヤザンまでも引きつけてしまいます。あの野蛮で荒くれ者のヤザンとまで突然意気投合してしまって無敵ですね。

ヤザンのハンブラビはカミーユのZガンダムを追い込みますが、シロッコの元へ行こうとしていたレコアのゲルググに偶然助けられます。

そこへ謎のモビルスーツ隊が現れたのでシロッコはヤザン達を撤退させます。このモビルスーツ隊の正体がアクシズで中に乗っていたのは今後大活躍のハマーンカーン様でした。

戦い終わってカミーユはレコアに「なぜ丸腰であの空域にいたんですか?」と聞くのですが、「そんなの私の勝手だから変な詮索するんじゃないよ」みたいなことを言われてキレられてしまいました。「また戻ってきちゃったな・・」と落ち込むレコアのシーンで終了です。

33

「アクシズからの使者」

アーガマのクルー達がミネバ様に会いに行ったけど、ミネバは偏った教育をされていてクワトロ大爆発&大暴れ。何とかグワダンから脱出したものの、アーガマがごちゃごちゃやってる間にシロッコはアクシズと連合を結んでしまった。

今回の話はいろいろと動きがあって面白かったです。かと言っていつもは動きがないっていう訳じゃないんですけど。いつも第三者的というかまるで「人事」のように成り行きを見届け、冷静な態度をとっていたクワトロが大爆発する回です。そのおかげでカミーユが犠牲になり、ウォンさんは吠えまくり、ブライトはオロオロ・・というそのあたりが退屈しませんでした(笑)。

ファーストシリーズで大活躍だったジオン軍ザビ家の「忘れ形見」ミネバが登場しますが、残念ながらそのシリーズを見てない為何がなんだかさっぱりでした。でも、ミネバが可愛いということだけはわかりました(爆)。大きなイスの端っこにちょこんと座ってるところが何とも言えない程可愛い・・。いかにも「貴族」な、生意気なガキではなく控えめで素直そうな所がイイですね。そんなミネバ様と会見したクワトロは、彼女が偏った教育(よくある権力者的な)をされていると知って大激怒。ハマーンに食ってかかったため、一緒に来ていたカミーユ達アーガマのクルーと共に部屋に監禁されてしまいます。問題はこの後!そこから脱出する時のクワトロの作戦がヒドイんですよ(笑)。カミーユをボコボコ殴って「怪我人が出た」と見張りの兵士を騙して扉を開けさせたのです。殴られて苦しそうにしていたのも演技かと思っていたら、クワトロは本当に本気で殴っていたらしく、カミーユはめちゃくちゃ痛がっていました。別に本気で殴らなくても良かったのでは・・?脱出には成功したけどカミーユかわいそう(苦笑)!!その後はグワダン内で大暴れして脱出、アーガマに帰還した後はいつもの通りモビルスーツ戦になります。モビルスーツ戦でもカミーユはヤザン達のクモの巣攻撃をくらってましたが、あのビリビリ攻撃もキツそうですね・・。そのわりにはわりと元気に帰還してましたが・・。今回はレコアも撃たれて傷を負ってましたし、全員苦戦という感じでした。グワダン脱出の時、カミーユを始め、アーガマのクルー達がジオン軍のノーマルスーツを着用してましたが、見事に似合わなかったです・・^_^; ウォンさんはノーマルスーツ姿自体に違和感がありますね・・。

34

「宇宙が呼ぶ声」

前回の戦いで負傷したレコアは病室で療養中だったが、じっとしていられずファの手を借りて抜け出す。ヤザン隊の攻撃でカミーユ達は出撃するが、クワトロが止めるのもきかず、誰かに呼ばれたと感じたレコアも出撃する。そして引き寄せられるままにコクピットの外へ飛び出した所をヤザンに回収される。

欲求不満に耐え切れなくなったレコアがついにアーガマから念願の脱出に成功する話です^_^; それと、地味にブライトVSウォンさんでもあります(笑)。

見舞いに来たファ(カミーユに頼まれたからだけど)にレコアは自分のことを話します。今まで常に危険と隣り合わせだったので、いつも危険な場所に身を投じていないと気が済まない性格になってしまったこと、そしてそれは周りにいい男がいなかったからということ・・・。いつも危険な所にいると、平和になるとかえって落ち着かなくて結局戦場に行きたくなってしまうっていうのは実際にテレビでそういう話を聞いたことがあるし、マンガでも読んだことありますね〜。まったく人間の「順応性」というのは怖いですね。しかもそれが「周りにいい男が居なかったから」というところがア二メキャラとは思えない(笑)。ファは「よくわかりませんけど・・」とやや引き気味でした。レコアが戦いの中に刺激を求めなくても満足できるくらいの器量のある男性って・・・。それがあっちのあの人だったってことですね??ちなみに、クワトロもレコアのお眼鏡には叶わなかったようで、出撃を止めたクワトロに「あなたは私を止められるだけのことをしてくださいました?!」と逆ギレしていました。当のクワトロは「私に何をしろと・・」とポカーンとしていたのが何だか笑えました。誰かが呼んでいる、と感じたレコアは勝手にメタスで出撃、引かれるがままにヤザンの前に現れます。しかも、コクピットを開けて外(宇宙)へ出てしまうのです。ヤザンに回収されるレコア。でもそんなこととは知らず、アーガマの人達はみんなレコアが死んでしまったのだと思いショックを受けます。

「あなたがもっと優しくしていればレコアさんはあんなことにはならなかったんだ」と言ってクワトロをぶん殴るカミーユ。サングラスと共にぶっ飛ぶクワトロ。そしてあのセリフですよ。「サボテンが花を付けている・・・」・・・。最初、あまり内容を理解せずにこの話とこのセリフを聞いた時「ハァ?それって具体的にどういうこと?!」と全く意味がわからなかったんですが、じっくり見るとわかりました。

カミーユはレコアがクワトロのことを好きだと思っていたのですが、「それって微妙に違うんだけど」と思っていたけど、でも決して的外れという訳ではなかったんですね。好きになろうとした(というか、クワトロで済ませようとした・・)けど、結局なれなかったという・・。

35

「キリマンジャロの嵐」

地球のティターンズ基地・キリマンジャロに降下したZガンダムと百式。カミーユとクワトロは排水路を通ってティターンズ基地に潜入するが、着いた場所は強化人間実験所で、そこにはフォウがいた。

今回はアーガマがカラバ基地を支援する話なので、久々にアムロが登場します。それから、カミーユ待望のフォウとの再会の日です。

最初のカミーユ・ファとシンタ&クムのやりとりがなんだか親子っぽくてイイですね。壊れたハロを直せと騒ぐ二人に、レコアのことで気が晴れないカミーユは「忙しいし疲れてるんだ」とつれない返事をするのですが、シンタに「最近働いてないくせに」と言われた時の「お前はブライト艦長の手先か?」っていうのが笑えました。それにしても、ハロは普段は生きているかのようなのに、壊れた時のあっけなさはいただけませんね(笑)。それをさっさと直せてしまうカミーユの器用さもスゴイです。

モビルスーツ戦では、キリマンジャロへの降下を阻止しようとヤザン隊が攻撃してくるのですが、珍しくクワトロがピンチに。制御不能になった百式の中で焦る姿が見れる貴重な回です。それを手際良く救助するカミーユがスゴイ!!クワトロもすっかり感心していました。

二人は排水口からティターンズ基地に潜入するのですが、フォウの気配を感じたカミーユがどんどん進んでいくとそこは強化人間実験所。ついにフォウの姿を発見したのです。せっかく会えたのにフォウはカミーユが目の前にいるのに存在に気づかず、話しかける言葉も聞こえず、サイコガンダムに乗りこむのでした。必死でフォウに訴えかけるカミーユをクワトロとアムロが止めたところで今回の話は終了ですが、33話に引き続きクワトロはツイてないですね。ヤザンにやられてカミーユに偉そうに救助されるし、カミーユをモビルスーツの見張りとして置いておいて自分だけが基地に行こうと思ったら付いて来られて、しかも「何で来たんだ」と叱ると生意気にも「大尉だけに任せられません」みたいなことを言われて逆ギレされるし、フォウと一緒にジャミトフ(ブレックス准将を殺した人)がいたからやっつけるチャンスだと思ったのに失敗するし、最後はアムロにも「また以前と同じことを繰り返すんですか?」と怒られるし・・。

36

「永遠のフォウ」

強化人間実験所に侵入したカミーユは一時的に正常な状態に戻っていたフォウと再会した。フォウを実験所から連れ出し、救おうとするカミーユだったが、精神操作されているフォウは再び洗脳状態に戻ってしまい、サイコガンダムでカミーユのZガンダムを襲う。

多分、あの超展開な最終回を除けばこの番組の中で一番有名なのが今回なんじゃないでしょうか?いつにも増して気合の入った作画・胸に迫る切ない展開と、クライマックスに相応しい話になっています。いや〜ここまでたどり着くまで長かったこと!普段は何が何だかよくわからないけど、今回の話だけはカミーユの心情が良く伝わってきましたよ。前回まで、フォウはカミーユの存在を忘れていたのですが、今回風呂に入ってサッパリしたと同時に思い出してしまったんですよ。ここで思い出さなければなんてことなかったと思うんですが、正常な時のフォウは素直で可愛い・・。そして、カミーユとのやりとりが微笑ましい。だからこそ同情してしまうんですよね。

クワトロが止めるのも聞かず、カミーユは一人で実験所に侵入するのですが、警備が手薄すぎ・・というか最初からそんなモノは存在せず、簡単に侵入成功。あっという間にフォウと再会します。しかし、和やかな(イチャイチャする)時間もほんの一瞬のことで、フォウは頭痛に苦しみだします。それで、薬をもらいに行った時も、目の前に敵のカミーユがいるにもかかわらず何もそのことについて触れられず、ナチュラルに介抱していたのが何だかおかしかったです。途中でやっと「あっ!あなたはエウーゴの・・」と驚く助手の女性・・気づくの遅すぎ・・。

あと、今回は久々にジェリドが登場します。怪我で療養中だったジェリドもキリマンジャロにいたのです。フォウを救おうと考えたカミーユは実験所からフォウを連れ出しますが、カミーユに気づいたジェリドは二人を追いかけ出撃してきます。そんな時、苦しみながらも正常を保っていたフォウが、ついに洗脳モードにチェンジ。サイコガンダムに乗り込んだフォウはカミーユのZガンダムを襲います。それでも一生懸命フォウに問いかけるカミーユ、攻撃してくるジェリド。とっさにジェリドの攻撃からカミーユを庇ったフォウはそのまま亡くなってしまうのです。その時の「カミーユ、悲しまないで。これで私はいつでもあなたに会えるわ・・」というのが切なくてよかったです。そのセリフに今までのカミーユとの回想シーンがオーバーラップしていくところがまたイイんですよね。その後、フォウを抱きしめ哀しむカミーユをクワトロとアムロが見届けて連れ帰るところで終了です。最後にカミーユがクワトロに「ぼくはもうあなたをクワトロ大尉だとは呼びません。シャアアズナブルに戻らなくてはならないんです」みたいなセリフがあるんですが、「そうだな」とそこでやっと認めたような感じでした。このカミーユのセリフも、アムロとクワトロが言っていた「同じことを繰り返す」というのも私には真の意味がイマイチ伝わってこなくて、やっぱりファーストから見てなくちゃダメだな・・と改めて後悔しました・・。

あと、以前他の話の時も語ったけど、今回のカミーユの衣装がカッコよくて好きでした。何で普段の制服もこんな感じのデザインにしなかったんだろうと今更ながら思ってしまいますね。

37

「ダカールの日」

クワトロはティターンズの悪行を全世界の人々に発信するためダカールで演説を行う。

クワトロ、ついに全世界の人々の前にTV(?)デビューの回です。しかも、その演説の中で自分で自分がシャアだということを明かしてしまいます。でも、前もどこかで語った気がしますが、何で今まで誰もクワトロ=シャアだと気づかなかったのか?そっちの方が謎ですね。見た目も仮面がサングラスに変わっただけでどこから見てもバレバレじゃないかと・・・。ただ、それがみんなに公開されたからといって軍に携わっている人なら「おお・・!」という感じでしょうけど、一般庶民からしてみればどんな感じなんでしょうね??

この演説作戦のため今回は意外な人が大活躍します。あのアムロに付き纏いキス攻撃しまくっていた、そしてカミーユとは言い合いばかりしていたベルトーチカさんです。軍が嫌いだったはずのベルトーチカがいつの間にか変わっていて、報道陣のフリをしつつクワトロの今回の作戦に積極的に協力していました。そして、今回は次のシリーズで大活躍なさる「中の人」がティターンズの兵士役(いかにもその他大勢のルックスながら、クワトロの演説を聴いてティターンズの本当の姿に気づいてしまうという、今回の話では重要な役どころ)で登場します。そんな訳で、アムロ・シャア・カミーユ・ジュドーが共演するという、中の人的にはとても豪華な回になっています。

何だかよくわからないけど、クワトロの演説は効き目絶大だったらしく大成功ということでみんなで喜び合います。アムロと一緒にお酒を交わすシーンとか、ファーストシリーズがブレイク真っ最中だった頃には誰も想像しなかったでしょうね。アムロがクワトロのことを「君(きみ)」呼ばわりしていたのも意外でした。そしてあんなに仲が悪くてお互い嫌味を言い合っていたカミーユとベルトーチカも最後にやっと心を通じ合わせることが出来たようで、「こんなに静かに会話することができるなんて・・」と言っていたのが微笑ましかったです。

38

「レコアの気配」

カミーユとクワトロがアーガマに帰艦するため宇宙へ飛び立つ。クワトロはアレキサンドリアへバズーカランチャーを撃ち込むが、感づいたレコアによって阻止される。カミーユはアレキサンドリアにレコアの気配を感じる。

今回は34話でアーガマを抜け出しティターンズの人になったレコアさんが登場します。そして、ブライトが弾幕の厚さを気にしまくり、カミーユのシャワーシーンが見れる回。

レコアは急な寝返りのため、ティターンズでは信用してもらえずスパイ扱いされていました。これといってハッキリした意思もなく、惹かれるままに飛び出してヤザンに回収されただけで信用される訳ないですよね。薄々感づかれてはいましたが、本当の理由を語るのも何だか情けないというか・・。それにしてもレコアさん、制服はエウーゴよりもティターンズの方が似合ってる気がします。何ていうか、ティターンズ顔なんですよね(笑)。カラバではクワトロとカミーユがアーガマへ帰る準備をしています。アムロ、ハヤト、ベルトーチカに見送られる二人。前半での殺伐とした雰囲気があの演説の成功のおかげで嘘のように和やかになっています。おそるべし「ダカールの日」!!

カミーユはクワトロに「もうクワトロ大尉とは呼びませんよ」と宣言していましたが、結局今まで通りでした。今更、しかもカミーユが「シャア」っていうのもなんだか変な感じがするので良かったです(笑)。何はともあれ「シャア・アズナブル」解禁です。

その頃、アーガマはヤザン隊から攻撃を受けていましたが、ファは出撃を認めてもらえず、代わりにシンタとクムが出撃(!)しようとしたり、それならとファが出撃したけどやっぱりモビルスーツを上手く扱えず足でまといになったりしていました。ファはいつもシンタとクムの親代わりとしか扱ってもらえず何だか可哀想です。風呂&子供の世話・・昔ながらのヒロインの役どころですが、私の中ではファも軍人としてバリバリ活躍していたイメージがあったのでなんだか意外でした。ZZの最初の頃の話とか見てると結構そんな感じがするんですけど・・。Zでは他の女性キャラが強すぎるので、その対比のため「普通の女の子」という所を強調したかったんでしょう。

クワトロはアレキサンドリアを撃破するためにバズーカランチャーを撃ち込みますが、それに感づいたレコアによって逸れさせられてしまいます。アーガマに帰艦したカミーユとクワトロをブライトとファが出迎えますが、珍しくいつもの「歯にモノが挟まったような含みある発言」もなく和やかムードが保たれていました(笑)。みんな本当に丸くなったんですね・・。カミーユも、機嫌が悪い時にダメ出しされても「ハイ、わかりました。気を付けます」と言えるキャラに成長していました。

最後はカミーユがアレキサンドリアにレコアの気配を感じるところで終了です。このラストがカミーユファン必見のシャワーシーンです。あの独特の「安彦カット」が濡れてバサバサになってる所が見れる貴重なシーンなんですが、いつもより男らしい感じがします。ということは、カミーユの中性的なルックスはあの「安彦カット」によるものだということですね。実際にできそうだけど、やってみたら不自然な(というかキモいと思う・・・あの年であの髪型が似合う男の子ってあまりいないのでは・・?)不思議な髪型!!

39

「湖畔」

カミーユは、ファ、シンタ、クムと共にコロニー13バンチを訪れ休暇を楽しんでいた。湖畔の別荘地に向かう途中、カミーユは「お兄ちゃん」と慕う女性に付きまとわれる。その上、ボートに乗っていたら今度はハマーンとミネバ達がいた。クワトロが百式でそのコロニーを飛んでいたら、見張りのティターンズ兵に見つかり攻撃を受け、クワトロは派手に戦って警察に捕まってしまう。

残すところあと約10話というところまで来て、やっとカミーユは休暇がもらえたようです(笑)。でも他のロボットア二メでは最終回まで休暇無しというのもあるので、カミーユは恵まれている方なのかも??・・ということではなく、どのア二メにしてもきっと私達視聴者が見ていない時に休んでいるということにしておきましょう^_^; 休暇のエピソードがあっても、本当に「今日は戦いがなかった」という回は稀で、結局最終的に休暇ぶち壊しになるのがオチですからね。

それで今回の話ですが、カミーユとファ、シンタ&クム、そしてエマさんも一緒にお出かけです。でもカミーユ達は休暇だけどエマは仕事で行き先が違うため、途中で別れます。久々の外出なため、みんないつもの服と違ってオシャレをしてるんですが・・・それがもう本当にバリバリにキメッキメ。特にファは気合入れすぎ!!あのテカテカな素材感は外出着というより「舞台衣装」なのでは・・・。パンツスーツ(?)なんですが、80年代のアイドルの「ドレスでない時の衣装」そのものでした。エマの服も気合を入れる場所を間違っていてちょっと微妙、カミーユはと言えばいつもの部屋着みたいなトレーナーを少し凝ったデザインにした程度でした。色もいつもと同じ黄色だし、せめて色を変えるとかトレーナーじゃなくてパーカーにするとか、もっと何かこう・・と思ってしまいます・・。ちなみに、シンタとクムはいつもどおりでした。この二人、「ZZ」でも最終回までず〜〜〜〜っと同じ服なんですよね・・。

服の話だけでこんなに長くなってしまいましたが、ついにロザミアの「お兄ちゃん!」始動です。ロザミアは兄に似ているというカミーユを「お兄ちゃん!」と付き纏い、アーガマにまで一緒に乗ってしまいます。シンタに「カミーユのお姉ちゃんにみえる。年のわりに老けてる」とツッコまれてしまうんですが、「老けて見えるけど得することもあるのよ〜」と気楽に答えるところが笑えました。自分で「老けて見える」って自覚してるんですね・・。ファは初めて会ったカミーユに「お兄ちゃん、お兄ちゃん」とベタつくロザミアに「ちょっと!あなたね〜」といちいち怒るんだけど、ファのことを「あなたはお兄ちゃんの理想の恋人よ」と褒められるとまんざらでない様子になるところが可愛いです。ファは本当にカミーユが好きなんですね。カミーユは女性関係に全く不自由しない男!

湖でボートに乗って遊んでいると、シンタとクム、ロザミアが乗ったボートにいつの間にかミネバが乗っていて交流してるし、そんなこんなで普通ならありえない事態が起こっているにもかかわらず、和やかムードなのがなんだか笑えます。それにしてもミネバ様は可愛い・・。

その時、百式で飛んでいたクワトロはジュドーみたいな声をした見張りのティターンズ兵士に見つかり、攻撃を受けてしまいます。37話に引き続き、ティターンズに矢尾さんを投下しまくるZガンダム。この頃からもう「ZZ」の準備がされていたということですね。

派手に戦ってコロニーに大穴を開けてしまったクワトロは、この後警察に捕まって(!)しまうのですが、「罰金だけで済めばいいけど」って、交通違反じゃないんだから・・。コロニーに穴が開いて、そこから空気が漏れる様子が描かれてましたが、あれは想像したら怖いですね。「飛ばされたら最後だぞ!」みたいなことをカミーユが言っていたけどシンタとクムが泣いて怖がるのがわかる気がします。

40

「グリプス始動」

グリプスを改造しコロニーレーザー砲を完成させたという情報が入ったため、カミーユ達はモビルスーツで調査に向かう。カミーユはそこでティターンズに寝返ったレコアと再会する。

今回はイイですね〜!!いかにもZガンダムらしい展開が素晴らしすぎで見入ってしまいました。レコアさん、いろんな意味でアダルトすぎ!!こんなエピソードが土曜日の夕方に放送されていたとは、80年代ってスゴすぎる!!

アーガマでは、普段はシンタとクムと同レベルではしゃぎ、おとなしくなったと思ったら急に情緒不安定になるロザミアを、みんなは「こいつはヤバイだろ!」と誰も声には出さないけどそんな目で見つめ、医者(アーガマ内にいるハサン先生。むちゃくちゃイイ人)に見せることを前提に乗艦を許可されていました。

そんな時にカミーユ達はコロニーレーザー砲の調査に向かいます。一方、レコアはシロッコにすっかり胸の内を見透かされていて、「魂の安らぐ場所が欲しかったんだろう?」と抱きしめられていました。冷静になったレコアはティターンズへ来たことを後悔していたのですが、もう遅かったのです。出撃したレコアはガンダムマーク兇肇瓮織垢鯣見するも、そのことをティターンズに知らせるべきかどうか悩みますが、結局敵だと判断して知らせます。これでモビルースーツ戦に突入ですが、そこでカミーユと再会するところがイイんですよ。レコアをエウーゴに引き戻そうと一生懸命説得するカミーユ・・・。その優しさにレコアは思わず涙・・。お互い、モビルスーツの外に出て抱き合い「私がアーガマにいたって何もないから・・」「僕じゃ不足でしょうけど、守るくらいのことならできます!」「あなたって子は残酷なくらい優しい子なのね・・」とまるで教師と生徒の禁断の愛的なやり取りが見ていてゾクゾクしました。「アーガマにいたって何もないから」っていうのがエロい!!そういう意味じゃないかもしれないけど、そういう意味にしか聞こえませんでした!!いや、素晴らしい!!カミーユはレコアの存在を「この懐かしい感じ」と表現していましたが、見ている方もほんの数話出てないだけで、随分昔のような気がしました。カミーユの説得にも「もう戻れない」と悟ったレコアは最後にコロニーレーザー砲の情報が本当だということを伝えます。その後のエウーゴの内部でのやりとりがまたイイんですよ。

レコアに会ったことを伝えるとエマは「殺してしまうべきだったのよ!」と過激な発言。そして、カミーユが歯向かうとビンタで応戦。しかも3度もぶった!ブライトに止められる程激昂するエマ・・。最後は「このことは内密に・・」みたいな感じで終わるのですが、大人の事情が理解出来ないカミーユはそれを無理矢理受け入れさせられるのでした。そして、ファに安心した口調で「ファだけは子供の顔をしているな」という所が好きですね。このセリフ、とても好きです。大人達の描写があんな感じなので、ファとかシンタ&クムとのやりとりは見ていてホッとします。レコアのビンタ攻撃は見ていて「げげっ」という感じでしたが、後でブライトにたしなめられて「反省しています」と言っていたので許してあげるとします(笑)。

その後はティターンズが完成させたレーザー砲でコロニーに大穴を開けて破壊。ティターンズに来たことに心底後悔するレコアと、何もできずに呆然とするアーガマの面々で終わりです。このブラックな終わり方も「らしさ」炸裂ですね・・。

                              

12年3月28日〜5月1日 記