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黄蕨(きび)国と宝木伝説


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「正保弐年(1645)学館院記録所文書調査報告書」 を 平成19年6月30日に 恩徳寺寺編纂室より出版、 国立国会図書館の『日本全国書誌』に収録されました。

学館院記録として、平安時代から明治10 年までを収録。各地の図書館て゛お読みください。

『 荘内半島(香川県三豊市)の中世史・学館院記録所記録・調査報告書』 平成24年度出版予定執筆中。
 


  宝木伝説

 人類は医療の手段として古来から多くの 薬木を利用してきました。「熱を冷ます」、「痛みを鎮める」、「炎症を抑える」・・・。自然界の中から医療効果のあるものを見出し、試行錯誤のうえ医薬品として利用してきました。

西大寺観音院の正式伝承である「消炎鎮痛薬・アスピリン の原料・ヤナギ」、蘇民伝承の「古代の万能薬・チガヤ」、蘇民祭 の「天然痘の薬・ヌルデ」 、熊野権現垂迹縁起 の「制癌剤タキソールの原料・イチイ」等々、全て「古代における万能薬」であることを仏教医学として説明してきました。

 江戸時代以前は「寺院が病院であり薬局」でした。明治以降、医学の 進歩により寺院の病院・薬局としての機能は無くなりました。
各寺社の一番身近にある薬木が寺社祭事に使用されてきました。その薬木の種類を特定し 、薬用植物学にて薬効を調査することにより、その寺社の病院としての専門分野がわかります。

「会陽と称される祭りの起源は、薬木の薬効に感謝するお祭り」 でした。これが、私の40年間の研究の結論です。また、薬用植物の医療への応用を考える時,生薬の由来・歴史的変遷に学ぶことが重要です。古代からの寺社祭事に使用される薬木の種類の再確認が必要です。江戸時代までは寺社は病院であり薬局でした。

 

 「会陽の起源 」密教学による考察  「会陽・用語の語源調査報告」

 

 枝牛玉・調査報告-1   枝牛玉と歯木(楊枝)  『ネコヤナギ』
 調査研究内容・時系列による報 告」  

 枝牛玉・調査報告-2   枝牛玉・仏典による解析

 

 宝木伝説・情報公開報告  

 会陽 日程表

 

 

会陽調査報告書


金陵山 西大寺 観音院 最古の心木

岡山市東区西大寺中 
 

澤田山 恩徳寺 「精神医学」 

岡山市沢田  

牛玉寶印と牛黄加持
瓶井山 禅光寺  安住院  ホウノキ

 岡山市国富 
 

 

宝木(心木)を封ずる香

 

金山寺・安然 『諸阿闍梨真言密教部類総録  仏教医学書

岡山市金山寺

 

宝木の由来伝説

 

陽発祥寺院・千手山弘法寺・調査報告書  「ネコヤナギ」

瀬戸内市牛窓町千手 

最古の文献・備前会養
室山 満願寺慈眼院

岡山市古都南方
 


就寺 西大寺観音院会陽の起源研究で、最も重要な寺院

岡山市東区西大寺河本町原
 

持宝院(笠岡市)と渡辺元一  『仏教医学の実践 コレラ』 

笠岡市走出


金陵山 西大寺 円満院 『息災護摩法  密教医学の日常治療

岡山市東区西大寺中
 

善通寺・大会陽 『維摩経  精神医学書

善通寺市善通寺町


金陵山 西大寺 普門坊円満院  (普門院) 

岡山市東区西大寺中
 

 
本覚寺観音堂と「息災護摩法  外護摩」 

倉敷市玉島柏島)
 


横尾山 静円寺 光明院 如意宝珠

瀬戸内市邑久町本庄 )
 

日比観音院 六壬神課  

玉野市日比


岩生山 元恩寺 

和気郡和気町原 
 

如意山 蓮淨院  三尾寺 カラコギカエデ

新見市豊永赤馬)


伊勢神社・大森(榎本神社) 新木 

岡山市上出石町
 

南斗山 金舗寺 普門院 

井原市笹賀町


沖田神社 道通宮 

岡山市沖元 
 

間山  仁王院 安養寺  

英田郡美作町林野 ) 


金田天満宮 

岡山市金田
 

医王山 感神院 木山寺 萬福寺  柏 

真庭郡落合町木山


神田稲荷神社  修正会祭 

瀬戸内市邑久町尻海
 

本宮山 円城寺

御津郡加茂川町円城 


宝倉山 岩倉寺  観音院

英田郡西粟倉村長尾 
 

井寺(廃寺) 御福

岡山市古都宿)    


両児山 金剛寺  不動院

玉野市八浜町八浜
 

 五大力もち会陽 

英田郡英田町尾谷

会陽伝承のある社寺
補陀落山 観音院 長尾寺 福奪い

香川県さぬき市長尾西
 

 

関連調査 報告書

会陽と蘇民  

四天王寺・どやどや  『敬田・悲田・施薬・療病・四箇院・コリヤナギ 』 

大阪市天王寺区四天王寺

 


黒石寺・蘇民祭   ヌルデ・天然痘・種痘伝授書

岩手県 奥州市水沢区
 
 

頭痛とヤナギ・三十三間堂  『シダレヤナギ・仏教医学におけるヤナギの事例・アスピリン 』 

京都府京都市

 

 

醍醐寺  五大力尊仁王会 

京都市伏見区醍醐東大路町

 

打吹山 長谷寺 牛玉授け

鳥取県倉吉市仲ノ町

久井稲生神社 御福開祭

広島県三原市久井町江木
 
 

圓蔵寺七日堂  裸詣り(牛王祭)と牛王(ホオノキ)の矢 

福島県柳津町

 

 


会陽の起源 『研究手法の公開
 
熊野権現 『イチイ・制癌剤・タキソール』 (和歌山県)

シンギの探し方・ノウハウ公開
 
「チベット(密教)医学」と「林原生物化学研究所」


 自己紹介
 

 

 

備前西大寺 調査報告書


備前国の南都西大寺末寺
 
備前西大寺と南都西大寺とハンセン病

額安寺・阿弥陀寺と松中島
 
ハンセン病」と1440年備前国西大寺勧進帳
 

古号 犀戴寺・「仏典における犀角・ 犀角経・スッタニパータ」
 
1299年・備前国大地震と1322年・門前市場
 

臨済宗と備前西大寺
 
南都西大寺と備前国 金岡本庄 と元亨二年(1322)門前市場

皆足・縁起の原拠と変遷
 
備前西大寺より見える『高島・国府市場

777年・岡山県内・犀・生息説
 
千手山弘法寺と備前西大寺

 

備前西大寺周辺 調査報告書


芥子山の謎
 
牛窓・前島散策 牛轉・塵輪鬼伝説

 


1 「大きな葉っぱ」の発見

一番重要な成果は 「大きな葉っぱ」の発見です。私の「仏教医学説」の原点です。3寺院で発見しております。

   沢田山 恩徳寺西方院 アオキ

    瓶井山 禅光寺安住院  ホオノキ 

   南斗山 金舗寺普門院 不明

 


2  参考基本文献

1) 『岡山市史全 』 (大正9年 岡山市役所)

     安住院会陽の起源

2)  「弘法寺修正会法則(資料)」 『仏教と民俗10』 佐藤米司  昭和48年 大正大学内仏教民俗学会

 会陽研究の先駆者である佐藤米司先生が弘法寺修正会法則を公開し注目すべき報告をしています。 公開された弘法寺修正会法則は昭和48年当時の弘法寺東寿院住職 津守密道師の筆写です。

 始めに、「この資料の発表により修正会研究、会陽の研究がさらに発展することを期待したい。」とあり、「後註」として「津守密道師の写本、「修正会法則」には、右に引用した文に続いて「心木用意」の文が四百字原稿用紙にして約三枚ほどあり、シンギ、クシゴなどの用意について細かに記してあって興味深いが、秘伝とされるものなので発表を差し控えたい。ご賢察をいただきたい。」とあります。

「箱書きは真木 」なのに「心木用意」との「語源文字」が寺院の内部資料に使用されてい ます。

3) 奈良坂山  宝寿寺 会陽  御福 (歯木の原形)     

 注目 されるのが「奈良坂山 宝寿寺」の御福です。古代式の会陽会式の行事と伝承されています。

歯木の原型です。

旭町誌民俗編(平成9年 旭町)に「「お寺で、牛頭天皇と貼られた箱に神木を入れてもらって帰ってきた。その時の神木と箱は、まだ家にある。その時の神木は、樫のごく細かい枝をたくさん、長さ30cmほどに折り曲げて葛で結んで、一握りの棒状にしたものである。その外、別に1本、榊か何か枯れ葉の付いた細かい枝がある。これが、御神体か。細枝をたくさん折り曲げて神木を作ったのは、香がよく染み込むためだろう。(清水正哉記)」

「ハナエダ(樒)の小枝をチンチンカズラで巻いて、香を焚きこめて作った」と伝承されています。 (今木義法先生調査)

奈良坂山という山号は南都西大寺の末寺である般若寺と同一です。

参考文献
特集 岡山県の会陽の習俗 『教育時報』 2007年9月 岡山県教育委員会


 岡山県教育委員会の会陽伝承調査結果

岡山県内 103社寺(現行実施13)

 その1/4 強の29社寺を 、私は事前に一人で調査していました。

社寺名

住 所

広谷山如法寺

岡山市広谷155

会陽伝承確認・牛玉・未発見・31社寺

青龍山金剛寺普賢院

岡山市吉備津1494 

善福寺

総社市山田902

高室山浄光院愛染寺

津山市西寺町98

瑠璃山泰立寺薬師院

高梁市上谷町4100 

聖満山大福寺法成院

岡山市御成町15-4 

准胝観音

岡山市郡

郡神社(総社八幡宮)

岡山市郡

新華山松林寺

岡山市宮浦775

土田観音院

岡山市土田

湯谷山最明寺

山口県豊浦郡菊川町上保木354 

松中島観音寺

岡山市広谷588

恵美須神社・普賢院

和気郡備前市西片上

法随稲荷

岡山市富田町 1

栴檀木稲荷

岡山市西中島町

金華山極楽寺観音院 

岡山市無川157

角岩神社(浮田神社)

岡山市下11

色上稲荷

岡山市西大寺浜

奈良坂山宝寿寺

久米郡美咲町中垪和 634

賀陽山千手寺

久米郡美咲町西川 947

樗谿神社(おうちだに)

鳥取県鳥取市上町

王子山蓮華院西光寺

香川県小豆郡土庄町

経王山 天祥寺

倉敷市児島阿津1丁目14-5

宝満寺

総社市総社2-6-23

能満寺

総社市黒尾533

蓮福寺地蔵院

岡山市高松原古才336

藤戸寺・観音寺

倉敷市藤戸町

間山高福寺

英田郡美作町

由加山瑜伽大権現蓮台寺

岡山県倉敷市児島由加2855

類似行事

忠魂寺 福木祭

広島県双三郡三良坂町1071

石鎚神社成就社 福木投げ

愛媛県西条市西田甲797 

弁財天安楽寺 福木奪い 

愛媛県西条市丹原町湯谷口甲306

高智神社 福木投げ

愛媛県西条市千町

但馬妙見 日光院 福木投げ

兵庫県養父市八鹿町石原450番地

4 国立歴史民俗博物館 の所見

 男たちが裸になっておこなう寺社の裸祭りは,寺院の修正会,修二会などの仏教法会や村の正月行事オコナイの結願に由来するものが多い。岡山県では,裸になって牛玉札などを争奪する行事を会陽(えよう)ということが多く,なかには餅を運ぶ餅会陽というものもある。行事自体は本州・四国・九州に広く分布するが,会陽という呼称は岡山・香川両県のみの独特の呼称といわれている。
 岡山県の会陽は現在,わずか数カ所残るにすぎないが,西大寺観音院の会陽は最も顕著である。もともと旧暦正月元旦から2週間続いた修正会結願の 14日の夜半,現在は2月の第3土曜日におこなわれる。もともと修正会結願の後に祈願された護符=牛玉紙が,争奪戦の激化につれて,木製の宝木である「しんぎ」を奪い合うようになったといわれている。

 

5 岩手県教育委員会発行 「岩手の蘇民祭調査報告書」 の問題点

  岩手県教育委員会が2年間、総力を上げて調査した報告書には、最も重要な下記については一言も触れられておりません。 
    その理由は、岩手県教育委員会が「奪い合うこと」にのみ関心を持ったからです。

    1・「何故、蘇民はチガヤを腰に着けるのか」

    2・「何故、蘇民の材質がチガヤからヌルデに変わったのか」

    3・「何故、蘇民祭のコマ木がヌルデなのか」

 

 

http://www.geocities.jp/ki_warabi/index.htm