イエネコ
(1982 幅50cm)
〜すずねこ〜
Felis catus
“イエネコ” という和名は、そのまんますぎて味気ないですが、“ノネコ”との区別と いう観点からは、ズバリの命名ですね。
我が家のめすネコは私と1歳ちがいでした。どちらが先に生まれたのかは忘れまし たが、赤子の私が彼女を認識したとき、彼女はすでにオトナのネコの目で私を観察し ていたはずです。いっしょに成長し、昭和を生き、中学の冬にコタツのなかで永眠し ました。春秋ごとにワッとファミリーが発生しました。迷信で、よくネズミを狩るとかい う三毛ネコはもらい手がついたけど、ほかは・・・。避妊手術?獣医さんどころか病院 さえない町であったし、ネコたちにとって、そんな時代でした。
余談。鈴の部分の拡大です。下半は机。上半はたぶん照明。真 ん中で、チマチマと鈴をスケッチしているのが私です。6月の制 作風景で、白のTシャツのようです。頭髪もまだフサフサで、時 空を超えた怖さが鬼気として迫ってくるようです。昨今なら、さし ずめ鈴の穴あたりにPCモニターの一角が写りこんでいるでしょ うか。
締め切りの匕首(あいくち)を突きつけられてる間にも、この余裕 とは・・・・。