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バーボン

アメリカン・ウィスキーの種類 こぼれ話 酒造所

アメリカン・ウィスキーの種類

アメリカの連邦アルコール法では以下の通りに区分されてます。

バーボン

@原料となる穀物の51%以上(80%以内)がトウモロコシであること。
A標準アルコール度160プルーフ(日本の度数80度)以下であること。
B新品で、かつ内側を黒く焦がしたホワイト・オーク材の樽で、少なくとも2年以上熟成されてること。
C160プルーフ以下で蒸留、125プルーフ以下で成熟されること。
ちなみに、使い終わった樽はイギリスに輸出され、ブランデーを詰める樽として再利用されることが多い。

コーン・ウィスキー

@トウモロコシを80%以上含むこと。
A標準アルコール度160プルーフ以下であること。
B内側に焦げ目のない新樽か、または使用済みの内側を焦がした樽で熟成させること。
(つまりは、新品の焦げた樽はダメになる)
C標準アルコール度125プルーフ以下で熟成させること。

 

ライ・ウィスキー

@ライ麦を51%以上含むこと。
A標準アルコール度160プルーフ以下であること。
B内側を焦がした新品のホワイト・オーク材の樽で125プルーフ以下で成熟させること。


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こぼれ話

ウィスキーのスペル

昔、アメリカではウィスキーはウイスケと発音されていた。一説によると18世紀にゲール語を話す人たちが、 初期のアメリカに多く移住したために使われたらしい。それゆえ、ウィスキーのスペルは"Wisky"の最後2文字の間に"e"が入り "Whiskey"と書かれることが多い。
 

樽焦がしの三つの説と樽の作り方

その一:バーボンを作ったとされるグレイグ牧師は、一度使った樽を薪のもえさしで消毒した後に、 再利用をしたまま、3年間放置したままで忘れていた樽を見つけ、開けてみたら琥珀色のおいしいバーボンができていた。
その二:不注意で焦がしてしまった樽を、樽職人がシカトして売ってしまい、そのまま使ったから。
(これって無理がありません?内側だけ焦がすなんて・・・)
その三:昔は塩詰めした魚を入れていた樽を使っており、その生臭さを消すため。

樽は、材料であるホワイト・オークスであり、直径16センチ以上に育った物を使い、樹脂成分が少ない、 秋から冬にかけて切り出される。そして、半年から1年かけて自然乾燥させ、切断し、さらにオーブンに入れて 樹液を取り除いてから樽にする。
上で書いた樽焦がしについても決まっており、1回約1分、計5回焦がすが、この焦がし方が悪いために1樽分のウィスキーが 全部ダメになることもあるみたいです。
そして、面白いことに、この樽を作る職人さん達の姓は、クーパー(樽製造業者の意味)がほとんどだそうです。

バーボンとテネシー・ウィスキーの違い

一般のバーボンは蒸留したらすぐに樽に貯蔵して熟成させるが、 テネシー・ウィスキーの場合、蒸留後さらにサトウカエデを燃やした木炭が敷かれている大桶に移し、 ろ過された後に貯蔵される。サトウカエデは甘さと柔らかい味を生み出すんです。
 

ムーンシャイナー

禁酒法の時代、当局の目から逃れて作るため、密造者たちのことをムーンシャイナー(Moon Shinner=月の光)と呼ばれてました。 最初に使われたのは、1877年の「ニューヨーク・イブニングポスト」だそうです。
 

熟成庫

蒸留所に行ったら、熟成庫に大きな窓がいくつもあるのに気づくはずです。これは、1850年ごろに確立される ”オープン・リック方式”と言うものです。風通しをよくするもので、これはケンタッキーの四季がはっきりしており、 ウィスキーの熟成を促してくれるにはもってこいの気候だからです。だから、スコッチよりバーボンの方が熟成期間が 短いものが多いんです。
 

バーボンと豚

バーボンと同様ケンタッキーの豚肉は良質な物が多いんです。バーボンで使われた穀物の残骸は豚の肥料には最高で、 価格的にも安いからです。
 

バーボンとジョージ・ワシントン

"ワシントンと桜の木"の話は有名な話ですが、彼とバーボンとの関係も中々面白いものがあります。

まずは、彼が大統領に就任した1789年は、バーボンの父と言われるグレイク牧師がバーボンの基本製造を 開発したと言われる年です。

次に、1776年に独立戦争よりイギリスの支配下から逃れたアメリカですが、この戦争で多大な出費とダメージを 負ってしまい、政府は多大な負債を背負い込み、役人の給料すら払えないほどで、世間も異常なインフレに見舞われていた。
この状況を打開するため、政府は1791年『蒸留酒類に対する物品税』を法律化した。 そして課税に応じない製造業者は次々に逮捕状が出されたのである。
当然、反発する農民が出て、特に蒸留業者の多かったペンシルバニアでの反税運動がすざましく、 ワシントンが任期中の1794年には、この"ウィスキー反乱"に対して大統領は1万5千人の軍隊を動員して鎮圧に乗り出した。 アメリカが独立してから初めて経験する反乱だった。

軍隊の出動で反乱は沈静するが、敗れた農民の中にはそれでも税金の支払いを嫌がって、ペンシルバニアから更に西、 ケンタッキーへと逃れる者が少なくなかった。
しかし、ケンタッキーには石灰岩の岩盤から湧き出るライムストーン・ウォーターと呼ばれる上質の水が豊富で、 蒸留酒の製造には格好の条件を満たしていた。また、当時のケンタッキーはライ麦が不足しており、 トウモロコシを主体にしたウィスキー造りが盛んになる。

ワシントンはその一方で自宅に蒸留器を備え付け、実はせっせとウィスキー造りに励んでおり、 晩年は販売もしてたらしいんです。
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酒造所

Maker's Mark

Adress:3350 Burks Spring RD. Loretto,KY
Tel:(502)865-2099

1805年ミッシェル家が始めた酒造所です。 ここは、アメリカでもっとも古くて小さな酒造所でケンタッキー州の歴史的建造物の指定を受けている酒造所です。 春から秋にかけては、敷地内の木々がきれいな所です。
ショップの中に入ると、バーボンの甘い香りが漂い、ここでツアーの申し込みもできます。 ツアーは、朝の10:30(日曜だけ13:30)から15:30までの1時間ごとに行われており、 一番詳しく説明をしてくれるところです。 グッズの量も多いので、買うのに迷うかもれしません。私が一押しする酒造所です。
また、すべて手作りのため、一日に45樽しか製造できません。

 

Wild Turky

Adress:1525 Tyrone Rd, Lawrenceburg, KY 40342
(502)839-3902


ワイルドターキー・ヒルでリビィ家が、こっそりはじめた酒造所です。
州道62号線をレキシントンから向かうと、大きな鉄橋を渡り最初の左に入る道を曲がると、 ワイルドターキーの酒造所があります。ツアーの時間は忘れてしまいましたが、 ここも製造の方法を最初からみせてくれます。また、グッズも販売しておりバーボン好きには たまらない場所だと思います。

Jim Beam

Heaven Hill Distilleries, Inc.
Adress:1064 Loretto Road Bardstown, KY 40004
Tel:(502) 348-3921

ここでは、メーカーズ・マークと違いオートメーション化された効率のいい生産過程を見ることができます。
とうもろこし畑の隣にある工場で、ツアーの最後にはウィスキーのしみた 樽の栓がもらえちゃうんです。

 

Ancient Age Distillery

Adress: 1001 Wilkinson Blvd. Frankfort,KY
Phone: 502-223-7641


ブランタンで有名な蒸留所です。このお酒はブランデーっぽく、 一般的なバーボンのイメージで飲むと驚くぐらいの美味しいお酒です。私のイチオシのお酒かな。

 

Four Roses

Adress:1224 Bonds Mill Road, Lawrenceburg, Kentucky
Tel:(502)839-3436


「プロポーズの返事がOKなら次の舞踏会で4つの薔薇をつけてきてほしい」
創業者のロマンティックな物語が名前の由来です。この工場で、その気分にひたれるかも。
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