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清水エスパルス大木武監督
2ndステージ限りでの退任についての
関係者インタビュー
2003年11月19日(水) 三保
久米一正強化育成本部長(広報からのコメント)
(退任の)理由は成績不振です。
歴代いろんな監督で戦ってきたけれども、
まだ天皇杯と(リーグ戦)2試合が残っている状況ではありながらも、
現時点では年間11位と過去最低の成績であること、
今のところタイトルに絡めてないということで、成績不振というのが大きな理由です。
結論を下したのはもちろん結果についてですが、結果だけではありません。
ゲームの内容とか、その他を総合的に判断した結果です。
早めに結論を出して、来季の構想とかに着手していかなければならないということで、
このタイミングで大木さんの方には話をしました。
発表のタイミングについては、大木さんの強い意向もあって、
「すぐにでも発表してほしい」ということだったんで、今日こうやって皆さんに話をしました。
ただ、(リーグ戦が)あと2試合あるんで、大木さんについては、
あと2試合は全力で頑張ってもらいたい。
大木さんには昨日話をしました。
当初会社の方針としては、長期ビジョンということで大木監督を考えていましたけれども、
今季の成績が全てです。この成績でそういう(退任の)結論を下しました。
天皇杯については、行徳さんを、代行ではなく監督という形でやってもらう。
来季については、新しい監督ということで決まり次第皆さんにお披露目します。
天皇杯の前で監督を代えることについては、
11月30日に選手に(来季の契約について)通知をしなければならないのと、
来季の構想を組まなければならないので、そういうことを考えると、
このタイミングで言うことが良いとクラブとして判断しました。
大木さん(の今後)については、地元出身であるし、
今までの功績はもちろん十分に評価している中で、
それなりのポジションを用意したいと思ってます。そういう準備はしています。
クラブとしては何らかの形で残ってほしいと考えています。
ただこれについては、まだこれから大木さんの方にも話をしなければならないし、
大木さんがクラブに残るか残らないかという確認はできていません。
来年は、今年の大木さんの作った礎を基に、更に良いチームを作っていきたい。
それが大木さんに対する感謝の気持ちだと思います。
成績不振については、監督だけの問題ではありません。
いろんなことを検証しながら、もう一度プログラムを組み直して、
強いエスパルスを来年に向けて作っていきたい。
今年の反省点はまずフィジカルです。フィジカルを強化しなければならない。
それについては(新)監督にもお願いしたい。
この清水という風土において、常勝チームを作るということは使命ですので、
そういうことを考えたい。
大木武監督
Q大木さんの退任という(プレス)リリースが出たのですが……
退任ではなく、解任ですよ、解任。
そこはちゃんとしてください。
(注/退任=職務を退くこと。解任=任務を辞めさせること)
Q率直なお気持ちというのは?
非常に残念ですね。
Q2月から積み重ねてきたものに自信はおありだったと思うんですけども
自信はあっても結果が出ない。
目に見えるものではないので、それが順位という形で見えなければ、
これはプロの世界では仕方がないのかもしれないですね。
Qこういうことをやっておけば良かったみたいなものは?
ないですね。
Qでは、やれることは全てやったと?
全てやったというか、これからもやらなければいけないことはたくさんありますけれども。
Q(リーグ)残り2試合についての抱負は?
いや、別に何も変わりません。
Qとにかく勝利を目指して?
そうです。勝つことだけですね。
Qその、解任という話が伝えられたのはいつですか?
昨日の午後です。
Qどういう状況で?
早川社長の事務所に呼ばれまして、「あとJリーグ2試合で辞めてくれ」と言われました。
Q理由というのは成績不振ということで?
だと思います。
Q原因について細かい話は?
社長の方からはないですよ。
私が(細かい話を)言っても、これは言い訳にしかならないわけですから。
Q最後の2試合に、これまで培ってきたものを出すのが仕事ですか?
いえいえ、そんなに力みはないですよ(笑)。
別に最後の2試合というか、たまたま僕が(残り)2試合になっただけで、
Jリーグは初めからその予定(日程)であったし、
チームとしてまだ天皇杯もあるわけですからね。
代わるのは僕だけですから。選手は代わらない。
その部分では普通に、もちろん勝つことを目指してやっていくということ、それだけですね。
Qサポーターに何か一言
今シーズン、まだ終わってませんけれども、あまり良い成績じゃありませんでした。
しかし応援してくれた皆さん、本当に感謝しています。
ただ、まだ終わってませんので、あと2試合ありますので、
またそのときにでも話す機会があれば話したいと思います。
以上囲み会見(テレビ局の代表質問)
………………
Qチームからのプレスリリースは「退任」でしたが、「解任」ということでよろしいですね?
昨日の午後、早川社長から「あとJリーグ2試合で辞めてくれ」という話がありました。
そして今朝には、「辞任という形もあるけれども」と打診されましたが、
私は「解任で結構です」と言いました。
Q解任の理由は成績不振ということですが、早川社長からは具体的な数字は出たのですか?
何勝何敗というのはありませんでしたが、
「エスパルスは少なくとも5位以内にはいなければならないチームだ。
それが10位(2ndステージ)では成績不振と言うしかない」と言われました。
Q就任当初にそのような話はありましたか?
ありませんでした。
Qまだ優勝する可能性、5位以内に入る可能性があるのですが、
そのことを早川社長には言わなかったのですか?
私は何も言いませんでした。
Qなぜ言わなかったのですか?
言っても仕方がないことですから。
Q成績不振ということですが、それを打開するためのサポートはありましたか?
久米さんは第1ステージの頃から、
「守備的中盤の選手を取ろう」とずっと言ってましたね。
Q大木監督は守備的中盤の選手の補強が必要と考えていましたか?
現状の選手で十分やっていけると考えていましたので、
「いらない」と言いました。
守備的中盤の選手の補強は、私の意向とは違いました。
Q選手補強するとしたら、どこのポジションにほしかったのですか?
一つは、貞桓がいなくなる可能性があったとき。8月ですね。
それから、アレックスがいなくなる可能性があったとき。それだけですね。
彼らがいなくなるとき以外は、今いる選手だけでやっていこうと思っていました。
Q今年のエスパルスは、「昨年の低迷から立て直すシーズンで、基礎を作ってくれ」
というような話は早川社長からあったのですか?
記者会見などで皆さんに向けてそのような話はしていましたが、
基本的に、私とは面と向かってそういう話はしていませんね。
Qでは、「優勝してくれ」という話は?
新入団選手会見で皆さんに向けてそのような話が出たことは覚えていますが、
ノルマのような形では何もありませんでしたね。
Q優勝を狙うのと基礎作りとは作業が違う部分もあると思うのですが、
正直、大木監督は、今年はどのようなつもりで臨んでいたのでしょうか?
「絶対に優勝しなければ」と強く思っていたわけではありません。
少しでも均しながら、(強化の)特効薬はないわけですから、
私の思うこと、「メンタリティ」とか、「チームはどうあるべきか」とかを、
伝えながらやっていくというが、遠回りのようで一番近道だと思います。
基礎作りと言ったって、土台ができてというように目に見える形ではないので、
それをやるためにはまず結果を出さないと無理なのはわかってました。
それはヴァンフォーレでもそうでしたから。
結果が悪ければ、(監督として)チームにいることができないわけですから。
勝っていきながら基礎作りをやっていくしかない。
ですので、私はただ、できることを全力でやろうと思っていました。
Q今後はどうされるつもりですか?
まだ何も決まっていませんが、
JリーグでもJFLでも、監督、コーチ業ができればと思いますね。
行徳浩二コーチ
Q現在のお気持ちは?
ゲームがあるんで、一戦一戦大事に戦って、
少しでも多くの勝ちを目指していこうという気持ちだけですね。
Q大木監督の下で1年間やってきて、どんなことを一番感じましたか?
監督になるというか、監督の代行で指揮を執るという形なんで、
(大木)監督が外れた後に、選手、スタッフをまとめてゲームを戦うということです。
大木さんの下で1年間やって、まあ1年経ってないですけど、
私自身サテライトの監督とトップのコーチというのが、
去年の途中からトップへ携わってるんですけども、
いろんな意味で勉強になりました。大木さんには非常に感謝しています。
Qこれだけはきっちりやっていこうという抱負は?
一戦一戦、先にあるゲームを消化していくだけで、
短期間で大きく変わるということもないでしょうし、
今までやってきた積み重ねがあってゲームに臨むということなんで、
一つでも多く勝てるように頑張りたいと思います。
Q話を聞いたのはいつですか?
大木さんからは直接話は聞いてなくて、今日の朝社長から、
「天皇杯の指揮を任す」という風に言われて、
まあ監督がいないときはそれをやるのが仕事だと思うので承諾をしました。
それは当然のことだと思います。
Q来年に関してはどういう話なんですか?
いや、まだ全然(話は)ないですね。
選手、スタッフは11月末に(来季の)話がありますので、それからです。
森岡隆三
選手としては、残り2試合を精一杯やって一つでも多く勝って、
一つでも上の順位を目指してやるだけです。
来季のことに関しては、監督のことが一番最初にこうやって出ちゃいましたけど、
選手だってみんなどこにどういう風になっていくかはわかんないわけですから、
まずは今シーズンは今シーズン、自分たちは自分たちで、
監督からスタッフから選手からおのおのが、自分の役割というか、
やれることを精一杯やるだけだと思うし、それはJリーグ残り2試合もそうだし、
監督は代わるという形で始まる天皇杯もそうだし、
選手としてはそこが全てだと思います。
個人的な感情はみんなあると思いますけど、
ここでチームとして動揺するのは一番良くないと思うし、
次に向けて準備するだけだと思います。
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