それは大多数にとっては些細なことだったが、彼女にとっては些細なことではなかった。そしてそれを諦め切れなかったことこそが、彼女の運の尽きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 安住円の朝は早かった。まだ誰も来ていない教室で、一人彼女は頬杖をついていた。コツコツと静寂の中に響くのは彼女の持つペンが立てる音であった。しかもその音は五分も前から等間隔で響いている。円が不意にその音を止める。

「……どうして、誰も知らないのよ」

 頭を抱える彼女は今、どうしてもわからないことがある。調べれば調べるほど答がわからなくなり、最早何をすればよいのか行き詰っている。他の多数の人間にとっては些細な出来事でも、円にとってはそうではなかったのだ。

「だーっ、もう何で誰も見てないの。これじゃあ、赤坂が見付からないじゃない」

「安住さん」

「わあ!」

 呟いたところに背後から呼びかけられ、円は慌てる。振り向けばクラスメイトの東条が立っていた。くすくすと忍び笑いを漏らす彼に円は恥ずかしさで頬を掻く。

「おはよう。……赤坂って、あの赤坂?」

「多分、東条が想像してる赤坂」

 嘆息しつつ、円は答える。彼女たちの言う『赤坂』とは先月までクラスメイトだった赤坂忠文のことだ。その赤坂は少しばかり素行の悪い人間ではあったが、特別に悪いというわけでもなかった。数多く居る普通の部類に入る人間だった。その彼が先月初めに突然姿を消した。転校したのだ。しかし親の都合で別の土地へ行くことになったわけではない。実は病持ちでその療養のために田舎へ行ったわけでもない。学校にも突然のことだったらしい。

「安住さんって赤坂と仲良かったんだ」

 疑問を顔に浮かべる東条に円は首を横に振る。

「特別親しかったわけじゃないよ。でも赤坂にはちょっとした借りがあったから、気になってさ」

「ふうん」

「それでさ、もし何か知ってたら教えて欲しいんだけど……」

 手を擦り合わせてお願いする円に東条は困った顔をした。教えてやりたくとも東条自身、そう親しいわけではなかったのだ。

「あ、中尾とか白鷺には聞いたの?」

「うん。初めにね。でも二人とも何も聞かされてないんだって。それに倉田とか、六組の円藤とか渡部とかにも聞いたし、先生たちにもよくわかってないみたいだった」

 赤坂と親しかった人間にはほぼ当たっている。他に親しいものがいるとも考えにくい。円が肩を落として溜息を漏らすと、東条がパンと手を叩いた。

「あの、さ、……秋好には聞いてみた?」

「秋好? ううん」

 クラスメイトである秋好と、赤坂が親しいとは聞いたことがない。東条がだったら、と提案した。

「よく話すってわけじゃないんだろうけど、ほら、赤坂と秋好って出席番号が並んでるから試験の時とか仲良さそうにしてるの見たことあるよ。タイプは違うけど、秋好って話しやすいからもしかしたら何か知ってるかもしれないよ」

「うーん、秋好か。わかった、ありがとう」

「いいえ」

 大した期待はしていないが、聞くだけ聞いてみようと円は東条に笑みを浮かべる。秋好とはタイプが違うと思っていたので何も知らないと思っていたのだ。一縷の望みをかけて、円は秋好と話をすることに決めた。

 

 

「ごめん」

 開口一番、撃沈した。

「僕も皆と同じで驚いたくちなんだ。ごめん」

 秋好が一人になる時を狙っていたら、放課後になってしまった。しかも漸く話を聞くことが出来たと思えば、彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。

「そっか……。いいよ、もしかして知らないかもって思ってたんだ。気にしないで」

「うん……」

 本当に申し訳なさそうにする秋好に、円こそ申し訳ない気持ちになった。秋好の糸のように細い目は、彼の人の良さを示しているようだと円は思った。

 秋好つばめは特徴のある糸目にそばかすの凡庸な容姿の人物だった。誰とでも話をするけれど、特に目立つわけでもなく、問題児でもない。円とも何度か軽口を叩いたことがあった。

「それじゃあ、さ。秋好は赤坂と仲よかったんだよね。どんな話をしてたの?」

 何かのヒントにならないかと円は明るい声で訊ねた。赤坂が転校する前に何か特別なことはなかったかと思ったのだ。もはや藁にも縋る思いである。時間もだいぶ経ってしまっていて、それでももう少しだけという想いだけが今の円を動かしていた。

「特に何かってわけじゃないよ。大体試験の前に話すことが多かったから、何処が出ると思うかってヤマをはったりね。後はバイクの話を聞いてたぐらいかな」

 秋好がにこりと笑う。

「ところで僕が赤坂と親しいって誰かに聞いたの? もう赤坂の詮索は誰もしてないのかと思ってたんだけど」

 不思議そうに首を傾げた秋好に円は気軽な気持ちで答えた。確かにもう時間が経ちすぎている。きっと赤坂のことを皆は忘れ始めているのだ。円一人だけがまだ先に進めないでいるのだろう。

「朝、東条に教えてもらったんだよ。出席番号が並んでるから親しいかもって」

「なるほど、東条……ね」

 秋好が微笑んだ瞬間、何故か円は違和感を覚えた。どうしてだろうと考えてすぐにその理由を理解した。ほんの一瞬だったが、秋好の目が開いたからだ。普段は見えているのかと突っ込みたいような糸目だが、笑う時は目も開くらしい。

「安住さん、もう一つ聞きたいんだけどいいかな」

「な、何?」

 顔をじっと見つめていたのが悪かったかと、円は慌てた。しかし彼の口から出てきたのは至極当然の疑問だった。

「安住さんこそ赤坂と親しかったの? 赤坂のことをまだ気にしてる奴がいるなんて思ってなかったよ」

「親しい…――じゃ、ないわね。うん、まあ話してもいいか。秋好なら言いふらしたりしなさそうだし」

「うん?」

「前に、一年くらい前にね、助けてもらったことがあるのよ。夜遅くまで遊んでた私も悪いけど、その時助けてくれたのが、赤坂だったんだよ」

 一年ほど前に円は赤坂に助けられたことがあった。いけないと思いつつも友達と夜遅くまで遊び倒し、気付いたら夜中であった。慌てて帰ろうとしたら道の先に見るからにやばそうな集団がいたのだ。何もない振りをして通ればよかったのかもしれないが、その時の円にそんな度胸はなかった。

 声を掛けられて、応じて、腕を捕まれて、蒼白になった。人通りが少ないわけではないが、集団の中に紛れた遣り取りは周囲の目が届きにくかった。助けて、と大声を出したくても恐怖で出せなかった。いよいよ腹をくくらないといけないかという時、打ち震える円に暢気ともいえる助けが入ったのだ。

「赤坂もその集団の一人だったみたいなんだけど、私の顔に見覚えがあったからさすがに気分が悪いって助けてくれたみたいなんだ」

「そんな理由で?」

「そんな理由だけど、私は助かったから。だからもしも自分の意思の転校じゃなくて、私に何かが出来るものならしてあげたいと思って。それに、あの後、ちゃんと話してみたら結構話のわかる人だったから」

 話していて妙に照れくさいと円は下を向いた。たとえ赤坂の気まぐれだったとしても、助けられた事実に変わりはなかった。秋好の視線を感じて、円はまだ顔を上げられずに黙っていた。

 しかし円が今、俯かず顔を上げていれば何かに気づいたかも知れない。秋好の顔に柔和な笑顔はなかった。ただ冷え冷えとした値踏みするような目つきで円を見下ろしていた。

「あ、あの、時間取らせてごめんね」

「いいよ」

 沈黙に耐えられず顔を上げた円に秋好も柔らかい表情へ戻した。

「もし、何かわかったら僕にも教えてくれないかな」

「うん。見込みは薄いかもしれないけど、わかったら教えるよ。赤坂のこと教えてくれて、ありがとう」

 丁寧に頭を下げて円が去ると、その場に残された秋好は暫し無言のまま佇んでいた。

 

 

 翌日、円は教室に入るなりギョッとした。菊の花が机の上に置かれていたからだ。ただし彼女の机ではなく、その席は赤坂が使っていた机だった。誰かの悪ふざけに違いないが、気分のよいものではない。

「誰よ、こんなことしたの」

 縁起が悪いという以前に、不安になる。円はゴミ箱に菊の花を捨て、花瓶をしまいに教室の外に出た。低俗だがやられると衝撃が大きい。一体誰がこんな真似をしたのか、薄ら寒い気分になった。しかも今の時期にやる意味は一つしかない。

「もう調べるなってことだよね、やっぱり」

 円への牽制以外に理由が見当たらなかった。しかしこれでやはり確信も得る。何か裏があるのだ。誰がこの菊の花を置いたのかを調べれば、赤坂のことがわかるかもしれない。

「安住さん、おはよう」

 廊下の向こう側から東条が歩いてくる。

「あ、おはよう」

「花瓶なんか持ってどうするの? 花でも飾るの?」

「違うよ。……気にしないで。それより今日も早いね」

 さすがに言い難いと思い、円は話題を変えた。

「安住さんの方が早いじゃない」

「まあね」

「ところで赤坂のことだけど、秋好はなんだって?」

「駄目だったよ」

 円が溜息を吐くと東条もまた溜息を吐いた。訊ねた東条もすぐに展開が変わるとは思っていなかったが、少し期待してしまった。

「ねえ、安住さん。よかったら俺も手伝おうか。大した役には立てないと思うけどさ」

「え、で、でも」

 菊を置いたのが誰か判明していないため、円は迷った。純粋な好意だと信じたい気持ちと、もし彼が裏を引いていたらと思うと下手に判断を下せなかった。そして結局円はお断りすることに決めたのだ。

「わ、私が始めたことだし、私がけりをつけるよ。何処かで諦めないといけないのはわかってるから。気持ちだけもらっとくね。ありがとう」

「遠慮しなくてもいいのに。もし何かあったら言ってよ。手伝う」

「うん……」

 ぎこちない笑みを浮かべた円に気付かず、東条は教室へと去っていった。円は手に持った花瓶を妙に重たく感じた。

 東条良人は大人しい男だった。少なくとも円の中ではそうだ。裏表を使い分けるような器用さはなく、少し鈍臭い印象さえ持つ。彼に人を貶めるような真似が出来るとは思えなかった。

 

 花瓶を倉庫にしまった円はそこに見慣れないものを見つけた。教科書だ。しかも一冊ではない。

「なんで?」

 疑問に思い教科書を手に取る。中を開くと、目を覆いたくなるような罵詈雑言が書かれていた。明らかないじめの証拠だ。誰の教科書なのかと名前を探すが書かれていない。しかしそのまま捨て置くことも出来ず、円はその教科書を手に教室へ戻ることとなった。

 教室に戻ると東条の他にも誰かが来ていた。しかし様子がおかしい。机の引き出しや教卓の中を東条は覗きまわっている。その表情は何かを堪えるようで、円は顔をしかめた。そしてゴミ箱に目をやった東条は息を呑んだ。そこには円が捨てた菊の花があるはずだ。

「どうした、東条。教科書は見付かったのか」

 クスクスと笑うのは白鷺と中尾だ。菊は彼らの仕業だったのだろうか。もしかして本当は円ではなく、東条へ向けたものだったのか。

「……俺じゃない」

「じゃあ、誰なんだよ。聞いたんだぞ、お前が赤坂になんかやったって」

 教科書を腕に抱いたまま、円は唇を噛み締めた。まさか本当に東条が赤坂をどうにかしたのだろうか。しかし、何をやったというんだ。

「何かってなんだよ。俺、別に赤坂と仲良くなかったし、反目してたわけでもないのに。誰が言ったんだよ」

 悲痛な声が教室に響く。しかし対する白鷺の声は冷淡だ。

「円藤から聞いたんだよ。円藤も誰かに聞いたって言ってたけど、赤坂を嵌めたのはお前だろ」

「赤坂に連絡がつかないから直接聞けねえけど、それってこの学校の誰かがあいつに何かしたってことに違いないじゃん。知られたら困るってことだろ、赤坂がその犯人に」

「違う! だから俺じゃない! 大体、何で今頃そんな話が出てくるんだ。出るなら転校した直ぐ後に出てるはずだ。二週間も三週間も後にそんな話が出てくるなんて変じゃないか。ほんとに俺じゃないんだよ……」

 まだ皆が登校してくるには早い時間だ。静かな教室に反響する声は円にも届いた。

「……じゃあ、誰が赤坂を嵌めたんだよ。まあ、俺だって疑わしいとは思ってるけど、でも転校する前に赤坂が濡れ衣でボロボロに怪我したのは本当のことなんだぞ」

 円の心臓がはねる。そんなこと知らなかった。赤坂が怪我をして転校したなどとは、白鷺も中尾も誰も言わなかった。円の手から重みが消えた。教科書が廊下に落ちたのだ。その音に教室内の三人が一斉に円の立っている方へ視線を向ける。ドアを開けた円は鋭い目つきで彼らを見据えた。

「何よ、それ。東条のいじめについても気になるけど、それより赤坂のことを何で黙ってたのよ。何度も聞いたじゃない」

 何度も、それこそしつこく聞いたのだ。それなのに円には教えてくれなかった。そう思うと怒りでつい声が大きくなる。

「白鷺! あんた言ったわよね。家に行っても教えてもらえなかったって。前日までに変わった様子なんて何もなかったって。あの話は嘘だったのね」

 つかつかと白鷺の前にまで行き、円はその学生服を掴んで前後に揺らした。中尾が慌てて止めようとすると、今度は彼の胸倉を掴んで引き寄せた。

「あんたもよ、中尾! 赤坂は何をされたの? そして東条が本当に嵌めたの?」

 凄む円に中尾が怯む。円が赤坂のことを調べていたことは彼ら二人には知っていたはずだ。

「ちょ、ちょ、俺達だって知ったのはつい最近なんだよ。放せ、安住」

 腕を払いのけられ、円は一歩下がった。制服を整えた中尾が舌打ちをした。そして苦々しい口調で答えた。

「先週になっておばさんが教えてくれたんだ。親戚のところにいるって」

「それと転校の前に赤坂がつるんでた仲間を売ったって濡れ衣着せられて、ボコられたって話。これは誰かっていうより噂になってんだよ。その界隈で急に話題になってて、しかも東条が着せたって俺達は聞いたんだ。もう調べてないかと思ってたから安住には伝えなかったんだよ」

 白鷺が中尾の言葉を引き継いだ。初耳だった。円が東条を窺い見ると、彼はわなわなと震えていた。怒りの為か、言葉が出ないらしい。円が知らなかっただけで随分前から東条はいじめを受けていたのだ。だからこそ早く登校していたんだろう。被害を少しでも減らす為に。

「……誰から聞いたのよ。さっき、あんた円藤に聞いたって言ったわよね。円藤は誰に聞いたの?」

「さあ。そこまで知らないよ」

 白鷺が眉根を寄せる。中尾も首を捻った。どうやら本当に知らないらしいが、よくもそんな不確定な情報で動き回れるものだ。しかも東条はおそらく白だ。これでは無意味で、東条にとっては損しただけだ。

「私が聞く。誰が発信源かまで聞いてやるから、あんたたち本当のことがわかるまで邪魔しないで」

 睨み付けると二人は奇妙な顔をしたが、何も言わなかった。

「それと東条にも手を出さないで。彼はほぼ確実に白だわ」

 東条に指を突きつけると、彼は少しだけ息をのみ溜息を吐いた。次いで円は白鷺と中尾にもう一度彼らの知っている情報を吐かせた。

 

 円藤に話を聞き、円藤からまた別の者へ話を聞く。そうやって元を辿っていけば誰が言い出したかわかるはずだった。しかし人の記憶は重要でなければないほどすぐに忘却に向かうものだ。大多数の人間にとってどうでもいいことは、特に忘れられやすい。

「安住さん、俺も手伝うよ」

 聞いた話を整理しながら、元を辿る円に東条が言った。自分も被害にあっている以上、誰がこんなことにしたのか知りたいと彼は答えた。

「それに何とかいじめが止まったのは、安住さんのおかげだからね」

「……わかった。でも無理しなくていいからね」

「うん。無理はしない」

 にこにこと笑みを見せる彼を円は断れなかった。そして円は話の筋を辿ると共に、改めて聞いて回っていた。赤坂と親しかった人物と嫌っていた人物だ。親しい人間にはやはり中尾や白鷺を上げる人がほとんどで、円が調べたとおりだった。しかし気になることも出てきた。

 話を聞きなおしていくと、奇妙なことに気付いたのだ。そんな卑劣なことをするようには全く見えなかったし、思わなかった。平凡で誰とも付き合いがよくて東条以上に裏がありそうにみえなかったのだが。

 

「嫌ってた奴って思いつかないなー。……でも赤坂って人を見下げるような態度も取ることあったぜ。それに力が強いからな、じゃれたつもりで蹴りいれたりすることもあったな。もしかしたらそういう態度に怨んでるやつはいるかもよ。去年も誰かが被害にあってたような」

 赤坂の態度。

「何でもって言われてもね。あー、そういえば何か変な噂あったかも。誰かの彼女取ったとかなんとか。えっとな、ほら、あいついるじゃん。名前よく忘れるんだけど、そいつが言ってた」

 確証のない噂。

「なあ、俺が喋ったっていうなよ。赤坂と同じようなグループにあいつがいるの見たことあるんだよ。印象が違ったから別の人間かと思ったんだけど、あいつの下の名前って珍しいからさ。な、本気で俺から聞いたことは黙ってろよ」

 気にも留められなかった人物。

 それらが示す人物は一人だけだった。

 

 

 校内、或いは校外で赤坂の話を聞いて回った円は確信を持ってある人物を探していた。

 円自身、半分諦めかけていたのだ。今になってボロボロと色々なことがわかったのは、きっと本当の理由を知ってももう円に何も出来ないとわかっていたからだ。そして自分が見つけられても、その人物は円に何も出来ないと知っていた。糾弾したところで噂である。物証があるわけでもない。それにおそらく自らの手は一度も汚していないのだろう。

過去の出来事が後に影響してただなんて考えるのは事が起きてからだ。それに噂が人を殺すとは皆、夢にも思わない。背格好の似た人物も世の中には多くいる。だけど聞かなくてはならない。それが真実を知りたいと望んできた円の決断だった。

調べなおしを始めて一週間も経ってしまった。円は放課後の図書室でその人物を見つけた。西日が室内に容赦なく降り注ぎ、円は自身の手の平で影を作った。頬杖をついて読書に勤しんでいたその人物の前に立つと、相手はゆっくりと本から顔を上げた。そして円だと認識すると普段とは違う、別人のように低い声が放たれた。

「進展が、あったようだね」

 その糸のように細い目には、冷酷な彼――秋好つばめ――の真実の姿が浮かんでいた。

 

 

 Villain −悪役・悪人・敵役− 企画参加作品


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