新古今和歌集散歩
新古今和歌集
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新 古 今 和 歌 集

巻  名  検  索

   春 歌 上  
   春 歌 下  
   夏 歌  

   秋 歌 上  
   秋 歌 下  
   冬 歌  

   賀 歌  
   哀 傷 歌  
   離 別 歌  
   き 旅 歌  
   恋 歌 一  
   恋 歌 二  
   恋 歌 三  
   恋 歌 四  
   恋 歌 五  
   雑 歌 上  
   雑 歌 中  
   雑 歌 下  
   神 祇 歌  
   釈 教 歌  

日々の記録





写真素材のピクスタ









新古今和歌集の小道を散歩 
         
 新古今和歌集の鑑賞と批評を固定観念にとらわれずに独断と偏見で書いた鑑賞文です。明日の活力ににつながればと念じています。
  新古今和歌集を最初の歌から最後の歌まですべて読もうと思い立ち、毎日の散歩と同じような気分で読んでいます。
 ただ読むだけでは、読んだ証拠が残りませんので歌に関することをノートに50字から100字程度にまとめています。
  今回、使用したテキストは、ワイド版の岩波文庫本です。
校訂は、佐々木信綱氏です。ワイド版ですので、中高年には大変ありがたい本です。
 さらに、うるさい注釈もありませんのでのびのびとした捉われのない心で味わうことができます。
 定価は、消費税込みで1200円でした。とてもよい本だと思います。(残念なことにすでに絶版のようです。)


新古今和歌集テキスト 
   
 


お気に入りの歌 
   
      
二百四十番      式子内親王

  かへり来ぬむかしを今とおもひ寝の
    夢の枕に匂ふたちばな

 本歌がなくともこの歌そのもので成立する歌である。しかし、「五月待つ・・・」のイメージが加わることにより、さらに一層世界はひろがる。「かへり来ぬむかしを今と」という思いは、なんと切ない気持ちであろうか。夢は現実の逆説的表現なのだろうか。恋の思いがふと蘇るのである。
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新古今和歌集

今日の散歩(2016.7.26)

   五十九番    皇太后宮大夫俊成

  聞く人ぞ涙は落つるかへる雁
      なきて行くなるあけぼのの空

 春の愁いである。別れの季節でもある。「なる」は、勿論、耳の世界であるから、あけぼのの空に 帰雁のシーンを聴覚から感じ取っているのである。「聞く人ぞ涙は落つる」ときっぱりと言い切っているのが、 あけぼのの空のパステルカラーと対照的でよい。 (2003.2.20)

   五十八番    寂蓮法師

  今はとてたのむの雁もうちわびぬ
     おぼろ月夜のあけぼのの空

 本歌「みよしののたのむの雁もひたぶるに君が方にぞよると鳴くなる」
 おぼろ月夜の春のあけぼのに別離の悲しみを加えている点は常識的ではない。そこにこの歌の魅力があるのであろう。 物語的世界である。(2003.2.20)

   五十七番    源具親

  難波潟かすまぬ浪もかすみけり
     うつるもくもるおぼろ月夜に

  理屈の勝った歌であるが、こういう新しみに挑戦しているところに魅力を感じる。遊びの世界であるが イメージの中には美しい海岸や春の朧月夜の風景が定着しているのである。(2003.2.20)