新古今和歌集散歩
新古今和歌集
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新 古 今 和 歌 集

巻  名  検  索

   春 歌 上  
   春 歌 下  
   夏 歌  

   秋 歌 上  
   秋 歌 下  
   冬 歌  

   賀 歌  
   哀 傷 歌  
   離 別 歌  
   き 旅 歌  
   恋 歌 一  
   恋 歌 二  
   恋 歌 三  
   恋 歌 四  
   恋 歌 五  
   雑 歌 上  
   雑 歌 中  
   雑 歌 下  
   神 祇 歌  
   釈 教 歌  

日々の記録

































新古今和歌集の小道を散歩 
         
 新古今和歌集の鑑賞と批評を固定観念にとらわれずに独断と偏見で書いた鑑賞文です。明日の活力ににつながればと念じています。
  新古今和歌集を最初の歌から最後の歌まですべて読もうと思い立ち、毎日の散歩と同じような気分で読んでいます。
 ただ読むだけでは、読んだ証拠が残りませんので歌に関することをノートに50字から100字程度にまとめています。
  今回、使用したテキストは、ワイド版の岩波文庫本です。
校訂は、佐々木信綱氏です。ワイド版ですので、中高年には大変ありがたい本です。
 さらに、うるさい注釈もありませんのでのびのびとした捉われのない心で味わうことができます。
 定価は、消費税込みで1200円でした。とてもよい本だと思います。(残念なことにすでに絶版のようです。)


新古今和歌集テキスト 
   
 


お気に入りの歌 
   
      
二百四十番      式子内親王

  かへり来ぬむかしを今とおもひ寝の
    夢の枕に匂ふたちばな

 本歌がなくともこの歌そのもので成立する歌である。しかし、「五月待つ・・・」のイメージが加わることにより、さらに一層世界はひろがる。「かへり来ぬむかしを今と」という思いは、なんと切ない気持ちであろうか。夢は現実の逆説的表現なのだろうか。恋の思いがふと蘇るのである。
「歌で読む 源氏物語」
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「古今和歌集散歩」
姉妹編で「古今和歌集」鑑賞を源氏物語のヒーロー柏木衛門督が解説します。

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Last Update.2016.5.19
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新古今和歌集

今日の散歩(2016.5.19)

  五十三番   藤原有家朝臣

   散りぬればにほひばかりを梅の花
         ありとや袖に春風の吹く

  梅の花が散った後の微妙な世界に着眼している。にほひが名残として袖にあると思って 袖を翻すように春風が吹くのだろうかという。現実的には終わった世界の名残に美を発見する、新古今の人々である。 (2003.2.18)

  五十二番   式子内親王

   ながめつる今日は昔になりぬとも
        軒端の梅はわれを忘るな

 勿論、物語の世界を下敷きにしている。物語性がイメージを大きく膨らませている。
 それにしても、離別の悲しみを深くたたえている。恋人との逢瀬もその折の自然の美しさとも別れねばならぬ。過去のものとなっていき、そして、そのよすがさえなくなろうとしたとき、思いはより悲しいものとなっていく。(2003.2.18)

  五十一番   西行法師

   とめこかし梅盛りなるわが宿を

     疎きも人はをりにこそよれ

   西行らしい歌である。俗と聖とのたゆたひこそ歌・芸術があることを本能的に知っていたのが西行である。
 梅の美しさを語り合いたい。そんな作者の思いが僧としての西行から語られるとこのような歌となるのであろうか。(2003.3.17)