おすすめフリーゲーム――RPGの部

 (>>>非RPGの部はこちら

 掲載はプレイした順であって、それ以外の意味はない。(下へ行くほど新しい)

 RPGではなくてもRPGツクールで製作したゲームを含む。


 

タイトル : シルフェイド幻想譚

ジャンル : フリーシナリオRPG

 私の人生で初めてのフリーシナリオのRPGで、それだけでも新鮮だったのに、それまでプレイしてきたフリーのゲームとは一線を画していて驚いた。驚愕と共に、このようなフリーゲーム以外やらなくてもいいことに気付いた。

 世界崩壊の危機が差し迫っているからどうにかしてほしいし、したくないならなにもしなくていいといわれてゲームスタート。
 熟練のゲーマーなら一日でクリアできる難度だが、バランスは十分練られていて面白いし、せっかくのフリーシナリオなのだからプレイの方では縛りプレイをやってみるなど工夫してもいいのだし。

 オリジナルのチップセットによって作られたグラフィック、駆け引きや一発逆転のある戦闘システム――それらはRPGツクール2000の匂いを消し去っていて新鮮で開放的な気分に浸れた。

 主人公のステータスを決定づけるトーテムという精霊を、主人公の性別と共にゲーム開始時に選べるのだが、私は順当に、
一巡目 男/クロウ
二巡目 女/フェザー
三巡目 男/スケイル
でプレイした(この『シル幻』は何周でもプレイしたくなる魅力がある。私は十周以上した)。
 ここで衝撃的だったのがスケイルの人間化だ。
 下ネタ連発のグラマラスなお姉さんと旅をすることがどれほど魅力的なことだったか!

 性別とトーテムだけでも六通りのパターンがあるわけで、それによってキャラクターの台詞が変化する。だからこそ楽しい。
 ゲームをプレイするとはどういうことだろうか?
 @難題を攻略した達成感を味わうこと。
 A虚構の世界に触れることを楽しむこと。
 この二つだろう。そして『シル幻』はAの要素が他のゲームとは桁違いだった。それゆえに何十周もプレイしてしまえたのだ。

 ギャグも満載で、伝説級の武器を凌ぐ性能を持つタンスとテーブルがあることからもユーモアが伺える。
 装備を「使う」ことで相棒からコメントがあるのも面白い。

 


 

タイトル : ひよこ侍

ジャンル : アクションRPG

 ひよこの着ぐるみを着た剣士が修羅道を生き抜き復讐を果たすお話。

 ゲームオーバー時の画面がグロい。ストーリーがきっつい。三種のエンディングのどれもがいわゆるハッピーエンドではない。
 タイトルから連想されるような愛らしさは微塵もなく、とても子供がやるゲームではない。
 漢のゲームだ。

 ジャンルはアクションRPGとしたが、基本はRPGで、戦闘が2D格闘チックなものになっている。

 オープニングが長ったらしいが目を瞑ってやってほしい。

 


 

タイトル : イストワール

ジャンル : フリーシナリオRPG

 

私がいる。
と彼は言った。
彼が初めて発した言葉は、彼を表す力となった。
これは私だ。
と彼は言った。
しかし、彼は一人だった。
彼は泥の海へ手を伸ばし、一握りをすくいとった。
これを私の妻としよう。
彼はその剣で泥を断ち、一人の女性を作り上げた。

 

 世界の崩壊が近づいている。
 世界の崩壊を止めねばならない。
 そのためにはまず書院へいくべきではなかろうか、あそこにはたくさんの情報があるから。

 ざっとそんなことを教わった後はフリーシナリオという名の自由の中に放り出されてしまう。「え、次はどうしたらいいの、どこへ行けばいいの?」と当惑すること数回。
 プレイ途中は「敵が多すぎる!」と愚痴もいったが、クリアすると感無量。

 いくつもあるダンジョンのどれから攻めるかはプレイヤーの裁量次第。
 どうしても戦わなければならないボスは少なく、私の場合は三体のボスを相手にしただけで最終ボスにたどり着けた。(しかし最終ボスに勝てなかったので、四体目のボスを倒すことで万全を期して最終ボスと戦えるようになった)
 RPGというジャンルは突き詰めていけば、「時間さえかければ誰でもクリアできるあまっちょろいゲーム」なのだが、イストワールは漫然とプレイしているだけでは攻略しがたい難度だった。
 戦闘はRPGツクール2000のデフォルト戦闘(ドラクエちっくなやつ)だが、戦略性豊か。その戦略性というのはつまるところ戦う前の準備のことであって、孫子の言葉「彼を知り己を知れば百戦しても危うからず」を思い出す。

 十分なプレイ時間を確保できないことにはクリアできないかもしれない。そういう意味で、学生のうちにやっておくべきゲーム。

 フリーシナリオだし、主人公は喋らないし、本筋のストーリーに関係したイベントも断片的。それだけにクリアしたとき、伏線が一つに集約され、最高峰のカタルシスを体感することができる。他の誰でもなくプレイヤーがゲームをしていたのだと実感できる作品。

 ダンジョンが無駄に長いことは明らかにフラストレーションの溜まるところだ。
 それでもフィールドの縮尺が一律というところには拍手を送りたい。どのフィールドも実寸というのは徹底された世界の作り方であり、愛を感じる。

 なんにしろ、人生は甘くはないし、敵は敵で頑張っていて主人公を勝たせてあげようだなんて考えは微塵もなく、クリアしようとする意志がなければエンディングを知る日は来ないだろう。自分で切り開くことを教えてくれるゲームだ。

 あとは細かい設定に賛美を送る。
 世界を救うべく動き回る主人公が金銭的に苦労するのはおかしいものだが、イストワールでは結晶を集めなければならない理屈によって解決している。
 仲間の数に上限があることも理由がある。

 


 

タイトル : ディアボロの大冒険

ジャンル : ダンジョン探索型RPG

 アクションゲーム『洞窟物語』に引き続いて、「マジで無料でプレイしていいの?!」と驚いた作品だった。

 『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』――つまりジョジョ五部――のボスであるディアボロが主人公のゲーム。

 いわゆる『不思議なダンジョン』系統のシステムであり、完成度が秀逸。
 ジョジョ好きならにやりとする小ネタが満載。
 ゲームのフォルダをバックアップすればロードできるわけだが、それをしない限りはオートセーブゆえにリセットできない。

 「ミスを積み重ねると敗北する」は当然のことだ。
 ダンジョンを攻めるサバイバル性を思うと負けない体勢作りが必須だ。
 サッカーなら一点入れられると、致命的ではあるもののその瞬間に負けるわけではない。それに対してこのゲームは積み重なったミスがゲームオーバーへと繋がる。アイテムはすっからかん、レベルも1に戻る。
 ミスを積み重ねるというのはどういうことか。「このくらいいいだろう」「ちょっとくらいいいだろう」「なんとかなるだろう」という考えが少しでも頭にあれば、それは「小さなミス」であり、これが二回も連続すれば「明確なミス」としてディアボロのHPやそれを取り巻く環境に如実に現れてくる。
 また、この「明確なミス」は八割方死に体であり、ゲームオーバーの可能性がかなり高まっていることになる。こういうときは一息ついてドッピオのディスクやミキタカのディスクを使うなどして確実に戦線から逃げねばならない。
 たいていの場合、落ち着いていれば切り抜けられたはずのシーンで敗北してしまう。
 一つの失敗が何を生むのか、甘えとは何か、よくわかる。情報がどれだけの力を持っているかということも身を以て感じるであろうし、運も実力の内という言葉も痛感するだろう、果ては運はもっと合理的に呼び込めるものだと閃くかもしれない。

 永遠に死に続ける運命を背負ったディアボロだというのに、「命は一つきり」ということを思い知るだろう。

 ジョジョを抜きにしても面白すぎる。不思議なダンジョン絡みのゲームは『チョコボの不思議なダンジョン』しかやったことがなかったが、断然『ディアボロの大冒険』の方が勝っている。しかしそれでもやはりジョジョ抜きではプレイできないところがネックとなっている。作品の完成度を見れば極端に理不尽な設定はないものと察してもらえると思うが、原作を知らなければ理不尽と感じてしまうこともある(オレンジが危険なアイテムだと初心者が判断する術はない)。コミックスを用いたシステムも同じく不親切に感じてしまうだろう。
 そういう人はジョジョを読めばいいと思う。(シリーズ通して百冊に達しようかという作品なので敷居が高いかも知れないが……)

 


 

タイトル : (株)大盛産業

ジャンル : ルート分岐型RPG

 主人公の装備や必殺技や秘密道具がランダムに決定されるところが最大のポイント。
 あとはマス目を進めてマスオン星へ侵攻していく。

 初期ステータスがランダムに決定されるため、ときに理不尽な弱さに直面することもあるが、本当に理不尽なのは装備の名前の方で、制作者の変態性が伺える。
 とりあえず友人にプレイさせてみたら、必殺技「団地妻のあえぎ声」でクリアしてしまったので唖然とした。なんてヒーローだ。

 本作は一応、「3分ゲームコンテスト」で優勝しているが、とても3分では終わらない。

 続編(いや、外伝か)の『落ちたる者達』でも作者のひねくれ度がよく分かる。
 ツクールのゲームをよく知っているからこそどうにかクリアできたが……。あの謎が解けたときはなんともいえない脱力があった。

 


 

タイトル : Cresteaju

ジャンル : RPG

 私は、プレイ中にゲームが何らかの不具合で終了されてしまうのでかなり序盤までしかやっていない……。

 しかし大層面白いらしい。聞き及ぶ限りでは好みに合うようなのだが。

 そういうわけでレビューサイトのレビューだけ掲載しておく。

 レビュー1 夢現

 レビュー2 激辛ゲームレビュー

 


 

 

タイトル : 魔王物語物語

ジャンル : フリーシナリオRPG

 タイトルのみ知っていたときは魅力がなさそうに思え、スルーしていた。
 フリーシナリオのRPGだと知って、プレイしてみる価値があると思い、プレイした。
 そしたらどうだ!
 これはきっとツクールXPにおけるフリーシナリオのRPGの最高峰だろう!

 まず魅力的だったのが、シンプルな戦闘システムだ。
 敵シンボルに接触する角度によって敵の配置が決まり、一定時間経過してから戦闘に移る。
 その一定時間中に他の敵シンボルに接触したりするために、場合によっては複数の敵を同時に相手にしなければならなくなる。攻撃には攻撃範囲の概念があるため、敵シンボルは同一箇所に集めることが望ましくなる。

 難易度はかなり高めであり、合わない人にはとことん合わないゲームになっている。
 難度が高いとはいっても、レベルを高めれば対応できるので、何も考えずに攻略することはできる。

 私は、一度や二度は投げ出したが、一体のボスとも戦わずに引き下がるのは癪だと思ってプレイし続けたところ、ツボにはまり、最初のボスを撃破する頃には夢中になっていた。

 RPGの最たる楽しみは、以前にたどり着けなかった新しい場所へたどり着けるようになることだ。
 このゲームはその辺りをよく分かっている。
 一つ、また一つと力をつけ、一歩一歩前進する。
 成長したことを確信できる瞬間にRPGの面白味がある。

 最後に、一つ助言を。
 クリアすると二度と入ることのできないダンジョンもある。
 宝箱を全て発見したかどうか知ることのできるシステムが備わっているので、それらしいダンジョンにさしかかったときはクリアしてしまうかどうか考えるべきだ。

 


 タイトル : ゆめにっき

 ジャンル : 探索型RPG

 

 女の子が夢の中の世界を目的もなく歩き回るゲーム。
 RPGツクール2003により製作された。

 エフェクトという「変身能力」をすべて集めることが、とりあえず掲げられている目標。

 未知のフィールドを求めて歩き回る点は、フリーシナリオのRPGに通じる楽しみがある。
 戦闘があるわけでもないので、探索に熱中できる。

 ホラー要素があって、「これの作者はどういう感性でつくってるんだろう」と思わされる。
 一応のエンディングも、「え、マジで……? なにそれ……」と、絶句させられた。

 とりあえず移動速度が高まるエフェクト「自転車」を入手して、独特の世界を探索する妙味を体験して欲しい。
 あと、エフェクトの特殊能力を使用するためにテンキーを押す場合があることだけ、留意。

 

 


 

 タイトル : タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ)

 ジャンル : RPG

 

 

 ほのぼのとした雰囲気で始まるRPG。
 ところが、ストーリーが進むに連れてグロテスクな描写が増えていく。もともとのほのぼのとした画風を崩さないまま、グロ要素が増えていく。
 最後の最後は『ゆめにっき』ふうのマップが登場するホラー展開。
 そして見事な鬱エンド。

 休日一日あれば攻略できる。
 「ヒント」というコマンドがあるので「次に何をすればいいのか分からない」状態には陥らないかと。

 前作に『タオルケットをもう一度3』があるそうだが、私はプレイしたことがない。ストーリー的にはつながりはないらしい。現在はネットで入手できない環境にある。
 今作が『タオルケットをもう一度2』。前作のようにネットで入手できなくなる見込みが強いので、今の内にダウンロードしておくことを勧める。
 そして次回作が『タオルケットをもう一度1』になると予想される。

 

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 タイトル : CardWirth
 ジャンル : シナリオ追加型RPG

 

 カードワースは、テーブルトークRPGを起源とするRPG。
 ということは、当然、自由度が高い。
 自由度が高いゲームが大好きな人種にとって、カードワースを避けて通るなんて考えられない!
 というわけで、紹介しておきます。

 

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 タイトル : タオルケットをもう一度3

 ジャンル : RPG

 

  上で紹介している『タオルケットをもう一度2』は、この『3』の続編に当たる。

  双方にストーリー的な関連はないが、同じ世界観を持ってる。
  共通のキャラクターも登場する。

  グロい内容もあるが、描写がソフトであるため全くグロく感じられない。

  今作はネットで入手不可能になっていたが、今はリメイクされて入手可能となっている。

 

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 タイトル : 青鬼

 ジャンル : ホラー探索型アドベンチャー(RPGツクールXP・要ランタイム

 

 激辛ゲームレビューで知った。

 プレイしてみたら一時間ちょっとでクリアできた。適度に怖くて刺激的。

 敵は正体のよく分からない化け物「青鬼」で、対抗手段は逃げるのみ。接触すれば即座にゲームオーバー。突然現れたり、部屋にはいるなどしてマップを移動して逃げても追跡してくるあたりは『バイオハザード3』のネメシスのよう。唐突な登場ぶりに驚く。驚かされるばかりで怖くはない、と強がってみてもゲームオーバーになるたびに「お前怖いんだよ畜生」とか呟いている。

 このゲームは部屋の鍵や隠し通路が発見しにくく、不親切。
 割り切ってHPの攻略情報を見ながらプレイした方がよい。
 アイテム「懐中電灯」を棚や押入の前で使うことで隠されたアイテムが見つかるかもしれないことは知っていた方がいい。
 アイテム「スコップ」で開通した通路の奥に部屋があるが、その真向かいの壁もまたスコップで掘れることは知らなければ気づけない。

 対抗手段は逃げるだけと書いたが、本当はもう一つあって、とあるタンスだけは中に隠れ潜むことができる。
 絶対に見つからないのだと思って多用していたら三度目に見つかってしまった。
 安全だと思ったから逃げ込んだのに、あれはずるい。いや、怖い。
 是非ともタンスに逃げ込んで、そこに隠れていることを青鬼に気付かれる恐怖を体感して欲しい。

 

 ※ 度重なるバージョンアップにつき、ここに書いてあることはほとんどあてはまりません。


 タイトル : タオルケットをもう一度1

 ジャンル : RPG

 

  タオルケットシリーズ最新作。ストーリーはそれぞれのシリーズで完結しているため、どれから手を付けても構わない。

  人類が滅亡してしまうほどの悠久の時間をタオルケットにくるまって冷蔵庫の中でかっちんこっちんになってしまった主人公がヒロイン救出のため戦います。

 

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 タイトル : 青鬼4.7

 ジャンル : ホラー探索型アドベンチャー

 青鬼がバージョンアップして登場です。旧バージョンから一新されたマップ、強度の高い謎解きをご賞味あれ。

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 * これ更新してすぐ確認したところ、青鬼5.1が最新で出ていたました。(4.7はもう入手不可能のようです。5.1はまだプレイしていませんが、まあ、大筋は同じでしょう。多分。リンク先も5.1になっています。)


 

 タイトル : タオルケットをもう一度4・海

 ジャンル : RPG

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