ラ・ヴィレット公園|パリ名所案内

パリ観光|パリの名所案内

ラ・ヴィレット公園|Park de la Villette

近未来的なパリ最大の公園

下町の雰囲気あふれるサン・マルタン運河を歩いて行くと、貯水場にぶつかり、さらにそこを北上すると、見晴らしのいい公園が見えてきます。赤いオブジェが地面に置かれ、空が広い。アパルトマンばかりのパリ路地から解放されて、なんとなく近未来の世界に入り込んだような感覚になります。パリ19区のラ・ヴィレット公園です。ミッテラン大統領時代に再開発された35ヘクタールもある広い公園は、元々屠殺場があった場所。スイス人の建築家バーナード・チュミによって近未来的な空間に生まれ変わりました。パリ最大の公園で、園内には球状の映画館ラ・ジェオード(ドームシアター)、科学・産業シティ、音楽の専門施設シテ・ドゥ・ラ・ミュージック、多目的ホールであるグランド・アール、コンサートホールであるゼニット、きれいに整備された水辺と芝生などがあり子どもから大人まで楽しめる総合公園です。

球状の映画館がある

公園内でもひと際目立つのは銀色に光る球状のドームシアター「ラ・ジェオード」。プラネタリウムのような半球状のスクリーンに映像が映し出されるオムニマックスシアターで、ラ・ヴィレット公園のシンボルにもなっています。1985年にオープンというから、意外に歴史は古いですね。地球の大自然を舞台にした映画などをメインに、様々な作品を上映しています。

公園を2つに分けるサン・マルタン運河

近未来的な外観の公園ですが、多くの緑地と水辺があり気持ちのいい空間です。公園を2つに分けているのは、サン・マルタン運河。ここは運河を行く遊覧船の発着場所でもあります。運河の北側にはラ・ジェオードがあるラ・ヴィレット公園、運河の南側にはシテ・ドゥ・ラ・ミュージックがあります。

野外映画祭の舞台にも

パリでは夏になると、野外映画祭が開かれます。これは夏の夜空のもとでパリのあちこちに巨大スクリーンを置いて無料で映画上映をするフランスらしい映画イベントです。場所はパリ市内の公園や庭園、教会前広場など。往年の名画から、ヌーヴェルヴァーグ、最新作まで国を問わず様々な映画のプログラムが組まれています。運営スタッフたちも楽しそうです。その映画祭の開催場所の一つがラ・ヴィレット公園。野外での映画鑑賞はパリの夏の風物詩となっています。

19世紀には食肉市場だった

今ではきれいに整備された公園ですが、1860年代の終わりから食肉市場として賑わっていました。しかし1890年に市場は解体され、屠殺場にもなっていました。そのあとに造られたのがラ・ヴィレット公園。パリの美しい緑地にはこのように、今では想像できないようなかつての跡地の記憶が今も眠っています。

ラ・ヴィレット公園
19区にあるパリの公園
完成:1982年
最寄りメトロ:ポルト・ドゥ・ラ・ヴィレット(Porte de la Villette)


ラ・ヴィレット公園の写真
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