サン=ルイ橋|パリ名所案内

パリ観光|パリの名所案内

サン=ルイ橋|Pont Saint-Louis

島と島を結ぶ唯一の橋

サン=ルイ橋は観光地シテ島と隣のサン=ルイ島をつなぐ唯一の橋。セーヌを分かつ島と島の間にあるため、静かな立地。パリの橋の中では珍しいとてもシンプルな橋で、特に目立ったものはありません。しかしその橋の歴史は決してシンプルなものではなく、多くの紆余曲折がありました。

壊れ続けた7代目の橋

サン=ルイ橋が完成したのは1970年とまだ新しいですが、古くから同じ場所に橋が架けられていました。最初にかけられたのは1630年。サン=ランドリー橋と言う木製の橋で、ノートル・ダム大聖堂の領地であったサン・ルイ島を買い取った宅地開発業者クリストフ・マリーによって造られました。しかし4年後の1634年にはノートルダム大聖堂に向かう行列が渡った際に橋は壊れてしまいます。その後も数回橋が架け替えられますが、いずれも洪水や老朽化などで取り壊されてしまいます。5番目の橋(1842〜)では二重のアーチができ、6番目の橋(1860〜)では鉄製の橋になります。しかしこの橋も1939年に給油船との衝突により、崩壊してしまいます。その後1970年に造られたのが今のサン=ルイ橋。これだけ橋が代わった原因として、島と島の間という立地が大きく影響しているかもしれません。幅が狭いため流れが急になり、洪水が起きやすいため、橋にかかるダメージも大きくなります。現在の橋は丈夫な造りなのか、今も健在です。

非日常の舞台にも

パリの昼下がりにサン=ルイ橋を通ると、よく大道芸人に出会います。アコーディオンを弾いたりするミュージシャンが多く、その音色を聴くだけで観光都市パリに来たという実感がわきます。サン=ルイ橋の上でアコーディオンを奏でる大道芸人。その音楽につられて、学生らしい女の子の観光客たちが踊りだす。パリならではの自由な空気を感じられる瞬間です。大聖堂の裏と高級住宅地サン・ルイ島の間にあるので、落ち着いた雰囲気ながらも観光地としての楽しさを味あわせてくれる橋ですね。サン=ルイ橋は歩く人々を非日常の陽気な世界に連れて行ってくれる舞台でもあるようです。

サン=ルイ橋
パリの橋。シテ島とサン=ルイ島をつなぐ唯一の橋。
完成:1970年
最寄りメトロ:マリー橋(Pont Marie)


サン=ルイ橋の写真
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