リヨン駅|パリ名所案内

パリ旅行|パリの名所案内

リヨン駅|Gare de Lyon

19世紀のレトロモダン建築が楽しめる駅

リヨン駅はパリ12区にある国鉄の駅。1847年に完成した駅舎で、19世紀の鉄とガラスを組み合わせたレトロモダンな大建築。当時の雰囲気を今に残している貴重な駅舎です(他には東駅なども)。今では国鉄(SNCF)に統合されてしまいましたが、元々は独立した私鉄駅で、パリにはこのような独自の路線がいくつもありました。ちなみに何故「リヨン駅」という名前かというと、パリからリヨン方面へ向かう起点だったため。現在もリヨン、ニース、マルセイユなどのフランス東南部方面へ運行し、新幹線TGVも発着します。

駅周辺にはバスチーユやベルシーなど今流行のパリ東エリアも

最近はレトロモダンな19世紀の建築が人気らしく、19世紀の商店街パッサージュ巡りが流行っているようですが、そのツアーにリヨン駅を組み込んでもいいかもしれません。周辺は一見殺伐としていますが、5分ほど歩けば家具工房の残るフォーブール・サン・タントワーヌ地区やバスチーユ広場もあり、南に行けば新スポットのベルシー・ヴィラージュ(ワイン貯蔵庫を改造した商業エリア)やブドウ畑やオレンジ園のあるベルシー公園などがあります。今人気のエリアへ徒歩圏内のリヨン駅は観光にもぴったりです。

ベル・エポック時代の名残を残す駅内レストラン「トラン・ブルー」

駅構内には「トラン・ブルー」というレストランがあります。「青い列車」という意味のこのレストランが有名なのはその豪華な内装のため。その中にベル・エポック時代に描かれた壁画が残っています。元々リヨン駅からの列車はPLM鉄道(パリ・リヨン・地中海鉄道)によって運営され、リヨン・マルセイユ・ニース・アルジェリアと地中海方面に向かって伸びていました。19世紀末のベル・エポックのパリは空前の地中海ブーム。ブルジョワたちは競うように南仏へと旅行しました。その起点となったのがこのレストラン。地中海への憧れを掻きたてる壁画を見ながらレストランで食事をする上流階級の客たちは、その憧れをイメージ化しながら列車に乗り込んだわけです。今でも夜は高級レストランとして営業していますが、昼はカフェとしても開いているので、気軽に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

最寄メトロ:リヨン駅(Gare de Lyon) /パリ15区



参考:鹿島茂「文学的パリガイド」

リヨン駅の写真

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