ロトンド・ド・ラ・ヴィレット(ヴィレット貯水池前)|パリ名所案内

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ロトンド・ド・ラ・ヴィレット|Rotonde de la Villette

ここはパリ?サン・マルタン運河の終点にある不思議な円形の建物

サン・マルタン運河を北に歩いていくと、その終点に現れる不思議な円形の建物。これはロトンド・ド・ラ・ヴィレットと呼ばれるもので、フランス革命直前の18世紀末に建てられた入市税の関所です。当時ここには城壁があり、文字通りパリの外れでした。パリにやってくる商人や農民たちから税をとるためにこの建物が建てられ、1784年から1788年まで使われました。今では城壁はなくなり、この円形の建物だけが残っています。

設計したのは幻視の建築家クロード・ニコラ・ルドゥー

ロトンド・ド・ラ・ヴィレットは、「幻視の建築」と呼ばれるフランス革命期の建築家クロード・ニコラ・ルドゥーによって作られました。今見ても斬新な自由奔放な建築デザインした日本でも人気の建築家です。革命前は王室建築家でしたが、革命期に投獄されてしまいます。しかし多くの想像力豊かなスケッチを残し、その中にはピラミッド型や円形の奇抜な建物もありました。有名な建築作品はフランス東部アル=ケ=スナンにある王立製塩所。工業都市の理想像を追求し円形の都市を構想しましたが、半円形で工事が中断されました。現在は世界遺産として保存されています。

目の前には飲料貯水場。19世紀パリの水事情

ロトンド・ド・ラ・ヴィレットの目の前には大きな噴水があり、その先にはヴィレット貯水場が広がります。19世紀の当時、セーヌの汚れた水を飲んでいたパリの衛生環境をどうにかしたいと考えていたナポレオン3世は、パリ北東にあったウルク川をパリ市内に移し、ラ・ヴィレット貯水場を建設しました。オスマンが知事になったときには、すでにセーヌ河と並ぶ重要な水の供給源となっていました。しかしウルク川の水質もよくはなく、その後オスマンによってさらに北のデュイス川から長大な水道によって水が引かれることになります。

運河散策のついでに最適。近くには映画館も

ロトンド・ド・ラ・ヴィレットは、スターリングラード駅のすぐ目の前。パリ19区のスターリングラードの戦い広場にあり、サン・マルタン運河とヴィレット貯水池の結合点に建っています。『アメリ』で有名なサン・マルタン運河の終点にあるので、運河散策のついでに立ち寄るのもいいかもしれません。そこからさらに北へヴィレット貯水池が流れ、その先には最先端のヴィレット公園があります。野外映画祭も開かれる解放感あふれる公園です。ヴィレット貯水池にはMK2という大型映画館もあり、水辺の遊べるスポットとして若者に大人気。南に行けば北駅と東駅もあり、活気あふれる移民街を歩くのもいいかもしれません。

ロトンド・ド・ラ・ヴィレット(ルドゥーの関所)の写真
ロトンド・ド・ラ・ヴィレット周辺のパリガイド
ロトンド・ド・ラ・ヴィレット近くの散策:パリ北駅・東駅の散策

ロトンド・ド・ラ・ヴィレットについてもっと詳しく

最寄メトロ:Stalingrad(スターリングラード)/パリ19区
パリの水について