モンソー公園|パリ名所案内

パリ旅行|パリの名所案内

モンソー公園|Parc de Monceau

凱旋門近くにあるブルジョワ公園

8区の高級住宅街の中にある18世紀風公園。周りは大ブルジョワ階級が住んでいます。もともとは中世よりムソーという集落だった場所で、1778年にシャルトル侯爵によって前ロマン主義的な庭園として造られました(ナポレオン3世の時代にパリ市の所有に)。いつも多くの子供連れのお母さんやジョギングする人、ピクニックする人でにぎわっています。凱旋門からも近いので、観光の一休みに便利です。公園の隣には18世紀の家具・タペストリー・美術工芸品を展示したニシム・ド・カモンド美術館(Musee Nissim de Camondo)もあります。日本大使館も徒歩圏内です。

世界中のオブジェが立ち並ぶ不可思議な公園

モンソー公園の特徴は園内に置かれたユニークなオブジェ。訪れる人を刺激する非常に美しい公園です。18世紀末にシャルトル公(後のオルレアン公)がこの土地を買い取り、画家カルモンテルに設計を依頼して幻想的な庭園を仕上げました。園内には古代ローマのコリント式円柱や古代エジプト風のピラミッド、中国風のパゴダ、オベリスク、オランダ風の風車、日本の燈籠まであってびっくり。廃墟のようなコリント式円柱の前には池もあり、ここは模擬海戦場を表現しています。19世紀後半にはオスマンによるパリ改造により、英国式に庭園になりましたが、これらのオブジェは今も残っています。ちなみに日本の燈籠は上野の寛永寺にあった本物の燈籠。東京都民からパリ市民に寄贈されたそうです。

作家モーパッサンの像もある

園内には多くの彫像も立っています。有名なのは作家モーパッサンと詩人ミュッセの像です。永井荷風は渡仏した際に、まず敬愛する作家モーパッサンの像を詣でるためにモンソー公園を訪れたと言われています。

小説の舞台にもなった

モンソー公園はフランス文学にも登場します。過去の人物への強い憧憬を持つ青年貴族ジャン・ド・フラノワの恋を描く『生きている過去』(レニエ作)では、チェスキーニ伯爵がモンソー公園を眺める場面がよく登場します。イタリア出身の伯爵の豪勢な館は公園の向かいにあり、当時からモンソー公園がブルジョワ階級を象徴するものだったことが分かります。公園内にはローマの遺跡風のオブジェがあり、伯爵はそれを故郷への郷愁を込めて眺めています。

プルーストが友人と通い、ルソーが植物を採取した

この公園は『失われた時を求めて』で知られるフランス作家マルセル・プルーストが木曜日ごとに散歩した公園としても有名です。またジャン=ジャック・ルソーが植物採取に訪れています。また園内にはフランス作家ギ・ド・モーパッサンの彫像もあり、彼を敬愛した永井荷風が参拝のため訪れています。

モンソー公園
パリ8区にある公園
最寄メトロ:Monceau(モンソー)


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