logo
<<<Live Indexへ

★ ハナレグミ

★ ツアー 日々のあわ

★ 2004/03/14  @NHKホール

★遠いなー

某インターネットのチケットサイトで取った席は、3階の後ろから3列目。ここで取ると、何でいっつも席が良くないの??でも今回に限っては、前のめりにならずに、のんびり見られて良かったかも。。セットも上から全体を見渡せて、どっぷりと会場の雰囲気に浸れました。ただ、あまりにも遠くて、表情なんかは全く分かりませんでしたが。ふと“オルゴールの上の人形”が演奏しているような、不思議な感覚にとらわれてしまいました。とにかく広い会場。永積くん、出世したなぁ(笑)。お客さんは立ち上がって見る人はあまりいませんでした(1階の前のほうの人たちは、ノリの良い曲になると踊ってましたよ。)でも、醒めた雰囲気はナシで、一人一人にちゃんと歌声が届いてる感じでした。静かな高揚感が満ちていて、気持ちよかった〜!

★ノスタルジックなセット

普段、あまりセットらしいセットがあるライブには行っていないので、新鮮でした。舞台上は白いシートで覆われ(アンプもすべて隠されていました)、その上に鳥の形をした黒いステッカー(?)が貼られていました。ステージのバックにはスクリーンがあって、影絵のように鳥のシルエットが映し出されて、曲によってライトの色、光の加減、映像が変わっていきました。序盤は青空、中盤夕焼け、終盤日暮れ、最後は真っ暗闇のイメージ。曲の雰囲気とあいまってノスタルジックな雰囲気で、なぜか「小学校の頃」を思い出しました。外で遊んでいて(=青空)→「そろそろ帰らなくちゃ」(=夕暮れに鳥が飛んでいる)→ふと空を見上げると、もう星が輝いていた(=電線に鳥がとまっているシルエット)→「もう寝なくちゃ」(=窓の外を見上げると、闇夜だった)……というストーリーみたい。

★ライブの構成は…

ライブは『日々のあわ』の1曲目『うららかSUN』『レター』からスタート。アルバムの曲を中心に、前のアルバム『音タイム』からもまんべんなく選曲されていました。

中盤の弾き語りコーナーでは、くるり『男の子と女の子』とスーパーカー(題名が分からない…)のカバーを聴かせてくれました。トゲのない丸い声が、会場をあたたかく包みこむようでした。ギターは軽く鳴らす感じで、あくまで声が主役。やっぱりこの人の声は、かけがえのない声だなー。くるりの曲も、スーパーカーの曲も、永積くんが歌ったらもう永積くんの曲としか思えないほどの完成度でした。それ以外にも『ハンキーパンキー』など、内面を吐き出すような、ひとりで歌うのがやけに似合う曲を聞かせてくれました。

後半は、バンドで。『家族の風景』『音タイム』から『嘆キッス』で盛り上がりました!大きな会場・満員のお客さんが、聞き耳を立てて聞き入っていた状態から、手拍子とともに大盛り上がり。“静”から“動”へ開放されたエネルギーが爆発したような感じ。永積くんの軽快なステップのダンス?も健在。お茶目な一面を見られて、ほっとするオールドファン(笑)。

アンコールでは、ゲスト・曽我さん登場。ブルースハープがすごい!すごい!かっこよかった!音の深みが違う!ホント、ステキでした。そしてSUPER BUTTER DOGの曲『ボク・モード キミ・モード』をカントリー調?のハッピーなアレンジで。歌ってる内容は今も昔もあまり変わらないんだなー、なんて思いながら、一緒に口ずさんでいました。アンコール最後は『MUSICA』。静寂の中からかすかに聞こえるような音。ものすごく緊張感があるのに、なぜか安心して眠りにつける子守唄のように聞こえました。いやー、凄すぎる!演奏のウマさ、歌のウマさ、雰囲気……完全に飲み込まれてしまいました。

★トーク

MCはほとんどナシでした。ギターのチューニングが苦手らしく、その間に呼びかけられるたびに「うぉーい!」とかいう妙な声を出して、「またチューニングが分かんなくなっちゃった」とやり直したりしていたのが、可愛かったです。チューニングに関しては、萩原健太さんに「永積くんは、歌はいいんだけどチューニングがね…」と注意されたことがあるので、成長した姿を見せようとがんばっていたらしいです。「タカシかっこいい!」のコールには「だまされないぞ!」、「タカシ可愛い!」のコールには「だから三十路間近なんだってば」と照れ笑いしていたのが、また可愛かった(笑)。どうも“弟”っていう雰囲気なんです、この人。(実際そうなんですが…SUPER BUTTER DOGの名曲『YO!兄弟』参照)

★ライブの後で…

一緒に見に行ったYちゃんと、お茶しながら色々話しました。二人とも“ハナレグミ”としてのライブをきちんと見るのは初めてだったんですが、すごく新鮮に見られておもしろかった、という意見で一致。Yちゃんが言っていておもしろいな、と思ったのは、ハナレグミの曲は歌詞が投げっぱなしだ、ということ。「情景がこうこうこうだから、僕はこう思う、こうしよう」という意思は全く歌わず、日常の情景だけを歌う。聞いてる人たちが、曲に切り取られた情景を見て、色んなことを感じたり、決めて行動に移したりする。そんな曲もアリなんだな〜、と。言われてみると、確かにそう。自分の中の風景に気づかせてくれるだけの音楽。それを見てどうするかは、私たちの自由。本来、音楽ってそんなものなのかもしれないな〜、と思いました。押し付けがましい音楽も多い中で、ハナレグミがこんなに支持される理由がすこしだけ分かった気がしました。

そして、そして。演奏うますぎです、この人たち!!!コーラスの郁子ちゃんとの声の相性も抜群で、嫌になっちゃうくらい(笑)。

のんびりゆったり、“メロディの毛布にくるまって”ステキな時間を過ごすことができました。シアワセだー!

★musicians
オオヤユウスケGuitar (from Polaris)
坂田 学Drums (from Polaris, BOSSA PIANIKITA, etc...)
高田 漣Pedal Steel (from RAM)
原田 郁子Keyboard (from クラムボン)
ミトBass (from クラムボン)
★guest
曽我 大穂Blues Harp,etc... (from CINEMA dub MONKS)

music club on lineに、この日のライブのレポートがアップされています。写真やセットリストも載っていますので、ぜひ。

【2004.04.02】
<<<Live Indexへ
▲UP