塩屋天体観測所ペーパークラフト
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ペーパークラフト

最終更新日 2005.7.31

 このコーナーではオリジナルのペーパークラフトを紹介しています。

M-4S , M-3C , M-3H , M-3S , M-3SII (1/100スケール)

 ミューロケットは、現在のJAXA宇宙科学研究本部の前身にあたる、東大宇宙航空研究所(のち文部省宇宙科学研究所)の開発したロケットです。

 ここで取り上げているのはミューシリーズのうち、M-4S、M-3C、M-3H、M-3S、M-3SIIです。JAXAのサイト内にM-Vのペーパークラフトがありますので、それとあわせるとミューシリーズの全機種がそろいます。。

M-4S (2005.7.31NEW)

 M-4Sはミューシリーズ初代で、日本初の人工衛星を打ち上げたL-4Sの成果を生かして設計されました。赤白銀の日本ロケット史上屈指の派手さを誇るカラーリングです。
 型紙はA4サイズ1枚、組立説明書が1枚付いています。

M-4S型紙ダウンロード(PDF:248kb)

M-3C

 M-3Cはミューシリーズの2代目で、初代のM-4Sより2・3段目を強化して3段式とし、2段目に飛行制御装置を装備したものです。ミューシリーズのロケットの中では一番小ぶりのものです。
 型紙はA4サイズ1枚、組立説明書が1枚付いています。

M-3C型紙ダウンロード(PDF:325kb)

M-3H

 M-3Hは、M-3Cの1段目を延長して衛星運搬能力を増大させました。ロケットの大きさやペイロードは次のM-3Sと同水準に達しています。
 型紙はA4サイズ1枚、組立説明書が1枚付いています。

M-3H型紙ダウンロード(PDF:325kb)

M-3S
写真準備中

M-3S

 M-3Sはミューシリーズの第3世代になるロケットです。1段目にも飛行制御装置を装備し、軌道投入精度をいっそう向上させました。外見上の変化としては、尾翼の先端にロール制御用の小型モーター(SMRC)が付いています。
 型紙はA4サイズ1枚、組立説明書が1枚付いています。

M-3S型紙ダウンロード(PDF:367kb)

M-3SII (2005.7.30NEW)

 M-3SIIは、1986年に76年ぶりに近日点を通過したハレー彗星に探査機を送り込むために開発されました。改良型とはいえ、第2段・第3段・フェアリング・補助ブースターなどが新規に設計され、打ち上げ能力は大幅に向上しました。
 第1号機は1985年1月に打ち上げられ、ハレー探査機「さきがけ」を無事に日本初の太陽周回軌道に乗せました。その後、ISASの標準機的存在として1995年までに8機が打ち上げられ、7機が衛星・探査機の軌道投入に成功しています。
 型紙はA4サイズ1枚、組立説明書が2枚付いています。

M-3SII型紙ダウンロード(PDF:464kb)

このペーパークラフトについて

 日本のロケットの中で、どれが好きかと聞かれたら、「M-3SII」と答えます。H-II、H-IIAと続く旧NASDA系のロケットのほど世間的な注目は集めませんが、1985年初頭にはるかハレー彗星に向けて「さきがけ」を打ち上げたときの雄姿は忘れられません。天文雑誌の口絵で見た写真でしたけど。

 さて、最近は宇宙開発関係のペーパークラフトも多く発表されています。日本のロケットではH-IIAが2種(創造くんパパのペーパーモデルワールドBCC扱いの市販品)あり、M-Vが1種(ISAS)あります。海外サイトではN-1なんて懐かしいロケットもラインアップされています。しかーし、M-3SIIのモデルがないのです(2005年6月現在)。無ければ自分でつくるしかありません。

 ということで、このシリーズです。スケールは1/100に統一。これはBCCのH-IIAとISASのM-Vがともに1/100なので、大きさの比較が出来るように合わせました。細部にこだわるかどうか考えたのですが、ミューシリーズは元が大きくないので、1/100だと直径が1.4cm。工作がしんどくならないよう、あまり細かい部品を用いず、部品点数もなるべく押さえる方向で設計しました。

 現行のM-Vはいろいろ写真も手に入るのですが、過去のミューシリーズは手に入る資料が少ないので、ディティールが甘いと思います。気がついたら逐次なおしていきます。

 出来れば第1段-第2段の継ぎ手を、印刷でなく、実物に準じて紙を切り抜いたトラスでつくってみようかと考えているのですが、そうなると上質紙程度の紙では強度が持ちません(実験済)。気が向いたら改修用のパーツをつくるかもしれません。

きれいに仕上げるために

 M-4S〜M-3Sの補助ブースターは紙を丸めて細い筒をつくる必要がありますので、上質紙程度の厚さの紙の方がつくりやすいと思います。本体の完成サイズも高さ20〜30cm程度ですので、それほど厚い紙でなくても構造を支える分には大丈夫です。

 ただ上質紙で本体をつくると、不用意にどこかにぶつけた場合、簡単にベコッといってしまいます。頑丈につくる場合はハガキ程度の厚さの紙(フォトマットペーパーなど)に印刷すると良いでしょう。この場合は「のりしろ」で段差が出来てしまうので、のりしろは切り離して、別紙片にして裏打ちする形で糊付けすると良いと思います。この場合もM-4S〜M-3Sのブースターは別に上質紙や高品位専用紙など、あまり厚くない紙に印刷されることをおすすめします。

(2005.6.28/2005.7.31改定 福田和昭)

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