管理人が適当に書いた小説が置いてあります。
   基本的にめためたですが長編は特に閲覧注意です。
   一度公開が中断したものは大体放置です。

   推敲してないんで恥ずかしい間違いが色々あり。
   こっそり修正するんで見なかったことにして下さい。

   最終更新:2012.5.3 → TOP


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  TOP 全部読むのが面倒くさい人はこっち
   発明&起業列伝・男と女
   RPG刑事
   Death・裁判人・ゲーム【未完】
   MAOH! 王子と執事のアブナイ関係【未完】
   異伝・桃太郎&桃太郎英傑伝
   超鉄鋼町工場要塞クロガネ
   150メートルそうめん
   ヒワイクエスト
   轟警部と金田一刑事のSPI事件簿#3
   轟警部と金田一刑事のSPI事件簿#2
   轟警部と金田一刑事のSPI事件簿#1
   キャロット☆キャピタル
   異伝・アリとキリギリス
   ブロイラーになりたい!
   ブルセラ症
   年俸交渉
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   恋愛難民
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   トメィトォ
   バーガー戦争
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   鉄のクレーマー
   超武帝・白雪
   3年Б組 丸ハゲ先生
   リストカッター
   盗撮
   叫べ! アナウンサー!
   俺、不破比呂和泉!
   Bluegill 浄化の炎
   ベヘモス
   上司の子供にお年玉を与えるな
   多元世紀ブレーンユニヴァース
   友達戦隊フレンジャー

 短編
  ほのぼの電波
  2006
   ハコニワ
   月の夢を映す水
   オオネコ様に願いを
   イタガリナウサギ
   ほしのおちるところ
   Kiss Me Tender
  2007
   サビシガリナウサギ
   トナカイフォーエバー
  2008
   ガラスザイクナウサギ
  2010
   月の兎にお手紙を
   変身ヒーローマークルゥの憂鬱

  電波
  2011
   ハコニワ・DDD
   高町博士と哲学的ゾンビ
   僕の義理の妹がひきこもりでヤバい

  ホラー&コメディっぽい
  2006
   バレンタインと一升瓶
   隣の席の高月さん
  2007
   バレンタイン・オブ・ザ・デッド
   絶海の孤島ゾンビ変 中編まで

  ホラーっぽい
  2006
   生霊
   七つ子祝い
  2007
   月夜に踊るもの
   落とし穴
   ひきにげ
   ナースコール
   カラ着信
   妖怪三つ子婆
   ヒガンバナ
   横濱SUICIDE倶楽部
   八神晃平の怪事件FILE
   命の価値は
   野辺の送り
  2009
   八神光の怪事件調査ファイル
   八神光の怪事件調査ファイル2
  2010
   亜希子
  2011
   怪・夜話
   ダウトゲーム
   Drive The KWAIDAN

  電波&ネガティブ
  2007
   ハコニワ・ブラッド クウキョナセカイ

  推理っぽい
  2011
   ミッシツデストロイ 1まで

  SFっぽい
  2011
   BLACKOUT
   頭上の数字
   三原則
   誘拐保険
   下を向いて歩こう
  2012
   二次元時間の男 NEW

  その他
  2008
   マシンガントーク
  2011
   名探偵高校の日常 3UP
   キサース

 長編
  電波
  2007
   ハコニワ・アナザー このみちのさきには 完結

  目指せ! 黒ライトノベル (超不定期更新)
  2007
   S.O.B

  目指せ! 和風ファンタジイ (超不定期更新)
  2007
   青海の王

  改稿放り出し系 (超不定期更新)
  2007
   白魔契

 その他
  2007
  本の感想とか雑記とか
   チョウレイメランコリー

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 ムンクの「叫び」、史上最高の96億円で落札 ニューヨーク

 Google検索『スマホ 無料ゲーム』

 携ゲ「初期投資以外はほぼゼロでぼろ儲け! 笑いが止まらんなあ!」

2012.5.3


 Wikipedia『オヤジギャグ』

 Google検索『ジェネレーションギャップ』

 アナ「『絆』がこれ見よがしに叫ばれる昨今!」

 アナ「人と人とのつながりが希薄な今だからこそ、世代を越えて受け継ぎたい文化がある!」

 アナ「ゆとりと団塊をつなぐジェネレーション番組!」

 アナ「『受け継いだっていいんだぜ、懐かしい文化をよ』!」

 アナ「本日のテーマは、かつて一世を風靡した団塊文化、『オヤジギャグ』」

 アナ「昭和臭漂う、この遺文化を紹介してくれるのは!」

 アナ「大手企業で部長を務め、職場の飲み会でもオヤジギャグを駆使して若手の心と体を笑いでなごませる!」

 アナ「『オヤジギャグマスター』御手洗部長です!」


 部長「或るサタデーナイトのことだった」

 部長「ディスコのバーカウンターで隣り合った女が言ったのさ」

 部長「『友人が生鮭を使ったパスタでアニサキスにやられた』ってね」

 部長「だから俺はこういって、女をダンスに誘ったのさ」

 部長「シャケナマヤベェゼー!」


 アナ「ありがとうございました! では各世代の代表者に感想を聞いてみましょう!」


 70代「ふが…たまこさん、めしゃあまだかい?」

 60代「あっはっはっ! 懐かしいのう!」

 50代「まあなかなか…でも俺の方がレベルは上だな」

 40代「さすが部長! メモさせて頂きます!」

 30代「…(勘弁してくれ、ほんと)」

 20代「あっはっはっ!(意味分かんないけど、とりあえず笑っとこ)」

 10代「…(スマホに夢中)」

 1桁「…(中学受験用教材に夢中)」


 アナ「各世代の絆が深められた所で本日はここまでとさせていただきます!」

 アナ「それではまた来週お会いしましょう!」

2012.5.3


 地震予知「○年以内に△%」の真意

 占客「あの…自分が何年後に結婚できるか知りたいんですけど…」

 占師「お待ちください…らみかるらみかる、るるるるる!」

 占師「でました…あなたが5年以内に結婚できる確率は70%です!」

 占客「そっかぁ」

2012.4.22


 消費増税で輿石氏「法案を遅らせようなどと誰が考えるのか」

 Google検索『隣の芝生は青い』

 母親「不況でパパの給料が減りました」

 母親「だから、あなたのお小遣いを15%カットします」

 子供「えー!!!」

 母親「文句言わないの! むしろうちはお小遣い多い方でしょ!」

 子供「でもボク、家事も手伝ってるし、勉強も頑張ってるし、よその家みたいにおやつをもらってないのに!」

 母親「よそはよそ! うちはうち!」

2012.4.22


 Google検索『差別』

 障害「障害者差別を許すなー!」

 性同「我々は生れつきの異常をもっているのだから、優遇しろー!」

 障害「私たちに、優しくしろー!」

 不細「そうだ! ブサイク差別を看過するなー!」

 障害「…何言ってんだお前」

 性同「…お前と一緒にするなよ」

 不細「えっ」

2012.4.22


 Google検索『草食系男子』

 ラ母「あんた! いつもごろごろしてないで、たまには狩りに行ったらどうなの!」

 ラ子「え〜…」

 ラ母「せっかく草食動物と一緒のサファリパークにいるんだから、たまには何か狩ってきなさいよ!」

 ラ母「お母さんがいつまでもあんたの面倒看てあげるわけにはいかないんだからね!」

 ラ子「わかったよ…」

 ラ子「…」

 ラ子「こうして外に出てきたはいいものの、気が乗らないなあ…」

 シマ「…」

 ラ子「あ…」

 シマ「…」

 ラ子「…ま、いいや」

 イン「…」

 ラ子「おいしそうに見えるけど…」

 イン「…」

 ラ子「ああ、いっちゃった。しようがないね」

 ラ子「あ、もうこんな時間か。飼育員さんに餌をもらいに行こう」

 ラ子「…生肉より加工肉の方がおいしいよね」

 ラ子「生肉はやっぱり、生臭いし…仕留める労力に見合った味じゃないんだよな…」

2012.3.13


 がれき分担、44都道府県に首相が週内要請

 レポ「私は今、我が国から輸出された『被災地ガレキ』が有効活用されている国に取材に来ています」

 現地「オ〜、こにちわ! おたくの国のガレキ、とても役立ってるよ! 今から、現地、案内するよ!」

 レポ「これは…平原にガレキが並べられていますね」

 現地「そーよ! 国境線に沿って、ガレキを配置してるのよ!」

 レポ「これはどういう意味があるのですか?」

 現地「放射線バリバリのガレキ配置で、密入国を予防してるのよ!」

 レポ「…」

2012.3.13


 公務員採用、大幅抑制に意欲=首相「方針通り」―参院予算委

 社長「不況だから、給与カット!」

 社長「まあ、ワシの給与は据え置きだけどな!」

2012.3.13


 「ウナギ注文してアナゴ出た」森元首相の矛先は

 有権「ロブスター料理を注文したら、ザリガニを出された…」

 政治「フェイクを見抜く目をもっていないのが悪い!」

 有権「フェイクだらけのこんな世の中じゃ…POISON!」

2012.2.19


 <光母子殺害>元少年揺れる胸中…差し戻し上告審判決前に

 被告「僕が犯した罪を償うためなら何でもしたい…」

 被告「でも死刑には反対です。死は、そこで途絶えてしまうから…」

 弁護「そんなあなたに朗報です。死刑に代わり『臓器移植贖罪刑』が施行されることになりました」

 弁護「あなたの臓器はもれなくすべて、難病に苦しむ患者に移植されます」

 被告「え…」

 被告「いや、僕が言っているのはそういうことじゃない!」

 被告「死ぬことが償いじゃない! 死刑反対! 死刑反対!」

2012.2.19


 Google検索『気持ちが大事』

 ボラ「少しでも被災者の力になりたいと思い、ボランティア活動しにやってきました!」

 ボラ「頑張る気持ちは誰にも負けません!!!」

 被災「ああ、その気持ちが何よりもありがたいです。では、まずボランティア登録をお願いします」

 被災「年齢はおいくつですか?」

 ボラ「35歳です! 2年前からひきこもりです!」

 被災「何か、重機などの運転資格はもっていますか?」

 ボラ「ありません! 原付の試験に4回落ちました!」

 被災「…力仕事は大丈夫ですか?」

 ボラ「無理です! 腰が痛いです! でも頑張ります!」

 被災「ええと…力仕事は大丈夫、と?」

 ボラ「無理です! 腰が痛いです! 今言ったでしょう?!」

 被災「…」

 ボラ「住居と食事の準備、お願いしますね! 頑張りますから!」

 被災(悪気はないが、気持ちしかない…なんとたちが悪い…)

2012.2.19


 Google検索『友達の定義』

 O1「今度の連休、彼氏と旅行いくんだ〜!」

 O2「あ、そうなの。でも最近うまくいってないんじゃなかったっけ?」

 O1「だから、この旅行でなんとか仲を修復できたらなって」

 イケ「あれ、今度の連休、どこか旅行に行くの?」

 O1(あ、将来有望なイケメン…)

 O1「うん、『友達』とちょっと旅行に行くの!」

2012.2.11


 Google検索『続きはcmの後で』

 政屋「マニフェストは選挙の後で!」

2012.2.11


 Google検索『戦隊もの』

 Google検索『リア充』

 リ1「今度の週末、ライブやんだけど、見に来ねえ?」

 リ2「きゃあー! 行く行く!」

 リ3「今日これからどうするよ?」

 リ4「お前んちで鍋でもするべ」

 リ3「はあー?! また俺んちかよ?!」

 リ5「ねえ、今日みんなで映画見にいこうかって話してるんだけど、どう?」

 リ6「ごめ〜ん! 今日カレシと約束あるの!」

 リ5「じゃあ仕方ないわね。この、幸せ者め〜」

 孤独「リア充に囲まれて、ぼっちの俺のガラスハートが粉々に砕けそうだ!」

 孤独「だ、誰か! 誰か、助けて!」

 ??「待っていろ!」

 孤独「え?! だ、誰?!」

 赤F「スポーツ万能! アウトドアなら俺に任せろ! フレンジャー・レッド!」

 青F「博覧強記! 会話をしていると自分も頭が良くなった気がするぞ! フレンジャー・ブルー!」

 黄F「生粋のグルメガイド! 友人に一人いると便利な食通! フレンジャー・イエロー!」

 緑F「特技皆無! でもなんだか一緒にいると安心する! フレンジャー・グリーン!」

 桃F「セクシー小悪魔系! 可愛らしい笑顔でボディータッチしちゃうぞ! フレンジャー・ピンク!」

 戦隊「5人そろって、友達戦隊・フレンジャー!!!」

 孤独「フレンジャー! 俺を助けに来てくれたんだね!」

 赤F「あたりまえじゃないか! 俺たちは友達だろ!」

 孤独「ああ…!」

 赤F「あ、でもその前に先月の友達料金、払ってもらっていいかな」

 孤独「ああ…」

2012.2.4


 Google検索『オマージュ パクリ』

 カ男「へえ、やっぱり雑誌やテレビで紹介されるだけあって、この公園なかなかいい雰囲気だな」

 カ女「ね。あ、あそこにクレープのお店あるよ。食べたいな〜」

 カ男「相変わらず食いしん坊だなあ。太るぞ?」

 カ女「別にいいもん。そんなくらいで私のこと…嫌いになったりしないよね?」

 カ男「とうぜうががががががががggggg」

 カ女「え?! 何、顔が、顔が渦巻いて…」

 (ばしゃんっ)

 カ女「きゃああああああああああっ?!」


 オペ「埠頭公園でグラビトンを検出! パターン解析…パターン青・『シンギュラリティ』です!」

 補佐「ついに来ましたね、司令」

 司令「ああ…」

 オペ「シンギュラリティ、モニターに展開します!」

 オペ「これは…壺? 6つの壺の複合体の表面に幾何学模様…?」

 補佐「なんとも奇抜な見た目ですね」

 司令「我々の常識は通じんさ」

 オペ「あっ、埠頭公園に潜伏していた自衛軍が動き出しました!」


 兵卒「な、なんだありゃ…?」

 曹長「無駄口を叩くな! 我々は、我々の使命を完遂すればいい!」

 曹長「構え!」

 兵卒「はっ!」

 曹長「撃てーっ!!!!」

 (がががががががががっ!)

 兵卒「どうだ、化け物め!」

 ??「…」

 曹長「何?! 無傷だと…?!」

 ??「…」

 (ひゅひゅひゅ…っん)

 兵卒「ぎゃあっ?!」

 曹長「ぐあっ?!」

 兵卒「あ、ああ…お、俺の腕が…」

 曹長「…ひ、怯むな! 撃てーっ!」


 オペ「自衛軍、撤退を開始しました!」

 補佐「通常兵器は効果がないようですね」

 司令「当然だ。カラビ=ヤウ空間の6次元生物には我々の物理法則など通じんよ」

 補佐「次元を越えて干渉できるのはグラビトンだけ…」

 補佐「ということはやはり、『B−ユニヴ』の起動が必要ですね」

 オペ「自衛軍本営より入電!」

 補佐「ふん。今さらか」

 司令「少し席を外す。適当にあしらっておけ」

 補佐「はい。司令…」

 司令「なんだ?」

 補佐「いえ…あまり心を砕かれぬように」

 司令「余計な御世話だな。だが、心に留め置いておこう」


 少女「うわあ…ここが先生の働いている職場かあ」

 少女「なんていうか、すごく近未来的?」

 少女「ああ、こんな馬鹿っぽい喋り方をしたら先生に嫌われちゃう」

 少女「笑顔、笑顔。そしてちょっとだけ、セクシーに」

 少女「よし!」

 (ウィーン)

 司令「…」

 少女「あ、先生! こんにちは!」

 少女「今日はお招きありがとうございます!」

 司令「…」

 少女「せんせ?」

 (ぱちっ)

 少女「あ、大きなテレビですね! あれ、なんですか、これ? 映画?」

 司令「映画ではない。これは埠頭公園で繰り広げられている実際の映像だ」

 少女「え…?」

 司令「ここに映っているのはカラビ=ヤウ空間から現れた6次元生物だ」

 司令「私たちはシンギュラリティと呼んでいる」

 少女「…先生? 何を言っているんですか?」

 司令「理解しなくていい。私の言葉を聞け」

 司令「『超ひも理論』は次元が10次元である時に矛盾なく成立する」

 司令「そう、この宇宙は産まれた時、10次元だった」

 司令「しかし私たちが認識しているのは3次元世界に時間を加えて4次元時空」

 司令「では残りの6次元は消えたのか? いや、そうではない」

 司令「6次元空間―カラビ=ヤウ空間は私たちのすぐそばに存在していた」

 司令「ただ、私たちが認識できなかっただけで」

 少女「6次元? からび=やう? 先生、そのお話は私にはちょっと難しいです…」

 司令「私の恩師であり君の父親である教授は、カラビ=ヤウ空間からの侵攻があると予想していた」

 司令「いや、小規模な侵略にこの世界は常にさらされていた。大半の人間が気付いていなかっただけで」

 司令「教授は斥候のシンギュラリティを捕獲し、その対抗策を研究していた」

 司令「こっちへ」

 少女「…はい、先生」

 司令「教授は早い段階でシンギュラリティに対抗するには次元を超えて干渉可能な重力子―グラビトン」

 司令「その制御が不可欠だと考えていたが、グラビトンの兵器利用研究は遅々として進まなかった」

 司令「そして、教授はある暴挙に―いや、英断か―ともかく、教授は捕獲していた『シンギュラリティ』」

 司令「その細胞様組織の情報を受精卵へと組み込んだ」

 少女「…」

 司令「シンギュラリティの情報を組みこまれた受精卵は、母体で順調に成長し、産まれ出た」

 司令「産まれた子供…いや、『実験体』はほとんど人間と変わらなかったが」

 司令「グラビトンを認識、制御する能力をもっており、実験体の研究を基に」

 司令「シンギュラリティとの決戦兵器の開発は進められた。それが…」

 (ががががが)

 少女「これは…? 人型の…ロボット?」

 研究「KBHエンジンを搭載した汎用人型決戦兵器『ブレーンユニヴァース』よ」

 少女「ブレーンユニヴァース…?」

 研究「そう。人類が有する、シンギュラリティに対抗できる唯一の兵器」

 少女「先生…」

 司令「B−ユニヴの起動準備は?」

 研究「あとは『コア』の格納を待つばかりですわ」

 少女「先生、先生…私の話を聞いてください、質問に応えてください…」

 司令「教授夫婦は実験体をまるで我が子のように扱っていた」

 司令「私も恩師の娘として扱い、時に家庭教師のまねごとのようなこともした」

 司令「人間ではないことは理解していた。だが、愛おしく思っていたよ」

 司令「あの日までは」

 少女「…」

 司令「感情の揺らぎに反応して、グラビトン制御が乱れるということはわかっていた」

 司令「あの日、年ごろを迎えて人並みに失恋した実験体はグラビトンを暴走させ…」

 少女「やめて! 言わないで! 先生!」

 司令「君は…貴様は教授夫妻を殺した」

 少女「やめてえっ!」

 司令「親殺しの汚らわしい化け物め。世界は貴様を受け入れはしないだろう」

 少女「いや、いやぁっ…私は…」

 司令「…」

 司令「だが、私は貴様を許そう」

 少女「…え…?」

 司令「貴様は殺すために産まれてきた化け物だ。その本能にあらがえずともしようがない」

 司令「悪いのは貴様ではない。私は、貴様を、許そう」

 少女「せんせい…せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ…」

 司令「さあ、化け物よ。貴様に、殺すための『武器』を用意してやった」

 司令「思う存分、殺してくるがいい」

 研究「さあ、乗って」

 少女「…これに乗って、私はあの怪物と戦うんですか…?」

 研究「そうよ」

 少女「…」

 研究「あら、無視?」

 少女「…」

 司令「そうだ。本能のままに蹂躙し殺すがいい」

 少女「私が…もし、私があの怪物を殺したら…」

 少女「また、昔みたいに、頭を撫でて褒めてくれますか…?」

 司令「…」

 司令「調子に乗るな。親殺しの化け物め」

 少女「…あ、ああ…」


 少女「あああああああああああああああああああああああああ!」


 (びーっ びーっ)

 オペ「格納庫にて、高濃度のグラビトンを検出しました!」

 補佐「よし! カタパルト、セット! B−ユニヴの出撃準備を!」

 補佐「シンギュラリティ正面に射出する!」


 研究「KBHエンジン起動! エルゴ・ゾーンの発生を確認! いけるわ!」

 研究「ブレーンユニヴァース、発進!」


 少女「あ、あああああああああああああああああああ!」


 研究「司令、補佐さんからよ」

 司令「ああ、貸してくれ」

 補佐『司令、大丈夫ですか?』

 司令「問題ない」

 補佐『…そうですか。ではすぐに司令室に戻ってきてください』

 司令「ああ…」

 司令「…」

 司令「問題ない…」


 ??「…」


 オペ「シンギュラリティ、移動を停止…あ、いえ」

 オペ「B−ユニヴの射出口の方へ移動を開始しました!」

 補佐「奴め、気づいたか」

 補佐「自動兵器を起動! 出撃を支援せよ!」

 オペ「自動兵器、起動! だ、駄目です! シンギュラリティの触手のようなものに」

 オペ「次々と破壊されていきます!」

 補佐「ちぃっ!」

 オペ「B−ユニヴ、射出口に到達します! でも、シンギュラリティの触手が…!」


 ??「…」

 (ひゅひゅひゅっん)

 少女「…」

 (ばちぃっ)


 オペ「B−ユニヴ、シンギュラリティの触手を弾きました!」

 補佐「エルゴ・ゾーン、期待通りの性能を発揮しているな。これならいけるな」

 オペ「B−ユニヴ、シンギュラリティに突撃します!」


 ??「…」

 少女「あなたを…あなたを殺せば、きっと先生も昔みたいに…」

 少女「殺してやる…殺してやるうううううううっ!!!!!」


 アナ「6次元生物シンギュラリティの侵攻。次元崩壊を阻止できるのはたった一人の少女と一体の兵器だけ」

 アナ「某人気ロボットアニメをパク…オマージュ満載で話題沸騰の鬱々狂気系ロボットアニメ」

 アナ「『多元世紀ブレーンユニヴァース』! 今夏、公開予定です!」

2012.2.4


 二次元時間の男


 
「やあ、工藤。久しぶりだな」
 行きつけのバーのカウンターで、一人物思いにふけりつつシングルモルトのグラスを傾けていた時だった。
 一目で仕立てのいいことが見てとれるスーツを身にまとった男が人好きのする笑顔を浮かべながら私の隣のスツールに腰掛けた。
 年の頃は私と同じ40代半ば程。どこかで見たことがある気がするのだが、脳裏に浮かんでいた懸念のせいか、それともアルコールの影響か、その男の名前が浮かんでこない。
 その自然な仕草から類推するに私とそれなりの関係にある人間なのだろう。名前を失念するという失礼は、私の今後の商売に差し支える。
「ああ……」
 時間を稼ぐためとりあえず言葉を発したが、すぐにその必要はなかったことに気づく。
「なんだ、広瀬じゃないか。この間、同窓会で会ったばかりだろう」
 広瀬は高校時代の同級生だ。学生時代は成績が良く優等生だったが、大学進学後に賭け事にはまって身を持ち崩し、先週の同窓会でも同窓生に金を無心して煙たがられていた男だ。
 このバーは口の堅い店主が経営する、会員制ではないが紹介がなければ入店できない、要はそれなりの立場の人間が密談に使うような店だ。
 広瀬はそんな所に出入りできるような男ではなかったはずだが……
 いや、先週見たときの広瀬は頬がこけ髪もまばらで、いかにもみすぼらしい敗残者の雰囲気を身にまとっていたが、目の前の広瀬は血色もよく体つきもがっしりとしており、何より店主にスコッチを注文する姿は自信に満ちあふれていた。
「広瀬、お前、ちょっと雰囲気が変わったか?」
「そうか? ……ああ、そうか、この一次元時間の俺は、『そういうこと』になっているんだな」
 後半は小声で言って口の端を皮肉気にゆがめると、広瀬はグラスの氷をカランと鳴らした。
 一次元時間?
「ちょっと競馬でひと山当ててな。それでこういう風に身なりを整えたわけだよ」
 そう広瀬は口にしたが、元よりちょっとでも気になってしまったことはとことん追求してしまう性質の私は、広瀬が口にした『一次元時間』という言葉に対する疑問を口にした。
「まあ、そんなことは気にするな。久々の……おっと、そうじゃないな。旧交は何度温めてもいいものだ。ゆるりと酒を酌み交わそうじゃないか」
 広瀬は私の方にグラスを掲げて見せたが、私はそれには応じなかった。
 私は『秘密』というものが嫌いだ。
 私に近しい人間であればあるほど、『秘密』をもっていること私は厭う。
 我ながら粘着質であると思うのだが、しつこく追及すると、広瀬はやれやれというように首を振って見せた。
「しようがないな」
 グラスに残ったスコッチを一息に飲み干し、店主に新しいものを注文した広瀬は悪戯っぽく笑った。
「話しても信じてもらえるとは思えないが、ね。俺は確かに工藤の知っている広瀬だが、同時に工藤の知っている広瀬ではない」
 眉根を寄せた私の表情から、内面を察したのだろう。広瀬はどこか優越感の滲む微笑を浮かべた。
「俺は工藤のいる時間軸に存在する広瀬ではないということさ。俺は、平行世界を自在に行き来出来るんだよ」


続き

2012.2.1


 病室をまるごと消毒する「お掃除ロボット」1台620万円

 メカ「失礼シマス。病室ヲ、オ掃除シマス」

 病老「ああ、今日もごくろうさま」

 病老「それにしても時代は変わったものだ。ロボットが病室清掃とはな」

 メカ「オ掃除、オ掃除。汚物ハ消毒ダー!」

 病老「まあ、息子たちも見舞いになど来てくれんし、この部屋に来るのは」

 病老「看護師とこのロボットくらいか」

 病老「そう思えば、この武骨なロボットもなかなか可愛く見えてくるな」

 メカ「オ掃除、オ掃除。汚物ハ消毒ダー!」

 病老「?! な、何をする?! ワシはゴミではないぞ?!」

 メカ「医療費ノ振リ込ミガ、行ワレテオリマセン」

 メカ「退院シテ頂カナケレバナリマセンガ、親族ガ引キ受ケヲ拒否シマシタ」

 メカ「ゴミヲ、オ掃除シマス」

 病老「そんな…バカな…」

 メカ「汚物ハ火葬ダー! ヒャッハー!」

2012.1.28


 消費税10%でも、国債発行は増加…財務省試算

 妻「はあ?! あんたなんでこんな時間に帰ってきてんの?!」

 夫「…あ、いや…ごめん、でも仕事少ないし…」

 妻「もっと残業代稼いで来いよ!! 定時退社してんじゃねえよ!!」

 妻「金が足りねえんだよ!! この安月給が!!」

 夫「ご、ごめん…で、でも、もっと節約しないと、毎月借金増えてるし…」

 妻「だ・か・ら! てめえが稼いで来いって言ってんだよ!! 脳みそスポンジか、このクズが!!」

 夫「…ご、ごめん…」

2012.1.28


 <センター試験>名前変え出直し? トラブル多発組織改革へ

 Google検索『センター街 改名』

 独「え〜、色々と不祥事ありましたので、名前を変えて忘れっぽいバカな国民を誤魔化…」

 独「失礼しました。心機一転、一同粉骨砕身の思いで頑張りたいと考えております」

 独「新名称は『足きり試験』です」

 学(ほんとこいつらセンスねえな)

2012.1.28


 Google検索『世代間戦争』

 若「1日16時間労働で、手取り14万…俺、何のために大学まで行ったんだろ…」

 若「でも、仕事があるだけましなのかな…」


 老「ワシの年金は毎月たった20万…これじゃろくに生活出来やしない」

 老「世間は冷たいのお」

 若「…」


 公「年収たった800万…これじゃ息子たちを大学まで出すなんて夢のまた夢だ」

 公「もっと俺らの給料増やせよな。税金増やせばいいだろうが」

 若「…」


 全「…今この国にもっとも必要なものは革命じゃないか?」

2012.1.28


 不動産の「訳あり物件」ビジネス盛んに 通常価格の半額で借りられるケースも

 客「あの…」

 不「はい、いらっしゃいませ! お部屋をお探しですか?」

 客「はい…こちらでは『訳あり物件』を扱っていると聞いたのですが…」

 不「はい、扱っておりますよ! どのような物件をお探しで?」

 客「あの…(ぼそぼそ)」

 不「ははあ、なるほど! でしたら少々割高ですが、こちらの物件などいかがでしょう?」

 客「『以前の住人である女子大生がトイレに間に合わず小便を漏らした染みが残った部屋』…」

 客「写真は、写真はありますか?!」

 不「はい、こちらが室内の写真と以前の住人の写真となっております」

 客「…決めた! この部屋に決めた!」

2012.1.22


 不動産の「訳あり物件」ビジネス盛んに 通常価格の半額で借りられるケースも

 客「『訳あり物件』探してるんスけど!」

 不「ああ、はい。お取り扱いしておりますよ」

 客「んじゃあ、こういう条件でおなしゃす!」

 不「はい、少々お待ち下さい…こちらの物件などいかがでしょう?」

 客「この立地条件で、家賃は相場の2割?! やべえ! んで、どんな訳があるんスか?」

 不「はい、こちらの物件は『美人4姉妹惨殺事件』の現場となった物件でして…」

 客「『美人4姉妹』?!」

 不「娘たちを嫁に出したくない両親と娘たちとの間のいさかいが殺人まで発展した事件ですね」

 不「両親はともに拘置所で自殺しています」

 客「やべえ…今までに住んだ奴はいるんスか?」

 不「…これまで3人程ご契約されましたが、平均半年で解約となっております」

 客「半年?! やべえ、マジやべえ!」

 不「…」

 客「今の奴ら、軟弱すぎ! 俺、心霊現象とかマジ平気だし!」

 客「この部屋、契約おなしゃす!」

 不「ああ、ありがとうございます」


 不「これで4人目…あの姉妹もこれで満足して成仏してくれるといいんだが…」

 不「まだ生贄を要求されたら…いや、今は『訳あり物件』が人気だ」

 不「若い男をまた送り込めばいいさ」

 不「俺には家族がいる…仕方ない、仕方ないんだ…」

2012.1.22


 Google検索『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』

 〜昔〜

 電力「安全だから原子力発電なのではない。原子力発電だから安全なのだ」


 〜今〜

 電力「賞与支給だから公的資金投入なのではない。公的資金投入だから賞与支給なのだ」

2012.1.4


 ミスコンでセクハラ? 韓国、主催者は反論

 Google検索『ごぼう 捕虜収容所』

 男1「目玉焼きには醤油。これ最強だよな!」

 男2「は? 目玉焼きにはソースだし。何言ってんの?」

 男1「日本人なら醤油だろうが!」

 男2「何でもかんでも醤油、醤油…味覚おかしいんじゃないの?」

 男1「はあ?! やんのかこらぁ!」

 男2「ああ?! 上等だこらぁ!」

 男3「やはり彼らとは文化が違うな…目玉焼きには塩一択だろ」

2012.1.4


 オウム平田容疑者、警視庁出頭も「相手にされなかった」

 正男「あ、申し訳ないんだけど、手が離せないから業者さんの対応してもらっていいかな?」

 契女「契約にありません。ですから、それは私の仕事ではありません」

 正男「いや、今はほんと人手が足りないんだ。非常時だから…」

 契女「契約にありません。他の正規従業員を呼んで頂くのが筋かと思います」

 正男「…」

 契女「…」

2012.1.4


 遂にスマートハウスも登場、激動の2011年だった住宅業界

 Google検索『スマートハウス』

 不動「こちらのお宅などいかがでしょう? 最近大人気の『スマートハウス』でございます」

 探夫「へえ、これが流行りの『スマートハウス』…って…」

 探妻「なんか、狭くないですか?」

 不動「ああ、ごもっともな疑問でございます」

 不動「この『スマートハウス』の敷地面積は6畳、3坪ほどとなっております」

 不動「けれどもなんと! 地上22階建て!」

 不動「とってもスマートなお宅となっております!」

2012.1.3


 シーラカンス、陸上動物と同じ遺伝子 ゲノム解読で判明 魚類→陸上進化途中

 K男「『進化途上』ねえ…俺なんか高等な人間だからゲノム配列読まなくても、一目でわかるけどねえ」

 K男「ほら、あそこの男は馬からの進化途上、あっちの女は出目金からの進化途上…」

 K男「ん? この写真の男? ああ、こいつは間違いなく豚からの進化途上、いや退化途上か?」

 K男「あ、この写真、俺か…」

2012.1.3


 Google検索『価値観の違い』

 Google検索『モンスター』

 カ男「う〜寒い寒い。早く家に帰って鍋が食いたいよ」

 カ女「今日は腕をふるっちゃうから期待しててね。あ、横断歩道の信号、青になったよ」

 カ男「よし、さっさと行こうぜ」

 カ女「ね、ねえ、あの車物凄い勢いでこっちに突っ込んでくるよ?!」

 カ男「はあっ?! に、逃げろ!」

 (どんっ)

 カ男「ぐ…ぐう…」

 カ女「…」

 (かちゃり)

 運転「なんで避けないの? バカなの? 死ぬの?」


 アナ「…最近、モラルと価値観が一般とは大きく隔たり、会話が成立しない」

 アナ「『モラルモンスター』と呼ばれる人々の増加が社会的問題となっています…」

2012.1.3


 イラク首相が新年演説でブラックジョーク、「爆発を・・・ただし自動車爆弾でなく」

 首相「この国の状況を変えるため、国内の経済を揺るがす起爆剤のようなものが必要である」

 首相「もちろん、放射能漏れは無しに」

 聴衆「…」

 首相(あれ? ここは皆がわっと沸く所じゃないのか? あ、あれ?)

2012.1.2


 「クリック詐欺」スマホも標的 複数操作、手口巧妙に

 Google検索『ワトソン クリック』

 詐欺「この研究が完成すればノーベル賞間違いないんです!」

 詐欺「もちろん研究成果を事業化すれば世界を席巻できること間違いなし!」

 詐欺「でも資金が足りないのです! 資金さえあれば…資金さえあれば、世界初を成し遂げられるのです!」

 詐欺「他の低能・凡俗では理解できない研究でもあなたなら理解して下さると、そう信じ」

 詐欺「こうして頭を下げに参った次第です。どうか! どうか!」

 詐欺「…え?! 投資してくださるのですか?! あ…ありがとうございます!」


 アナ「…次のニュースです。『この研究が完成すればノーベル賞間違いなし』と謳い資金提供をもちかける」

 アナ「2人組の外国人による、通称『ワトソン・クリック詐欺』の被害が拡大しています…」

2012.1.2


 隠れメタボ 全国で360万人

 Google検索『隠れキリシタン』

 隠メ「…」

 秘警「君が隠れメタボでないなら、このチョコを、そしてビールを、躊躇なくゴミ箱に捨てられるはずだ!」

 隠メ「…」

 秘警「さあ! さあ、さあ! 君はメタボか?! 隠れメタボなのか?!」

 隠メ「…ち、違う…」

 秘警「なら簡単だろう! チョコなど! ビールなど! 打ち捨ててしまえばいい!」

 隠メ「…ぐ、ぐぐ、うぅ、う…」

 隠メ「うわああああああああっ! もう我慢できない! 捨てるなんてできるわけないだろおおお!」

 (ぱくぱく ぐびぐび)

 秘警「こいつは隠れメタボだっ! 早急に病院に収容せよっ!」

2012.1.2


 上司の子どもにあげるのはNG? お年玉の注意点

 若社「社長の御宅の新年会に呼ばれたはいいが、どうにも居場所がないよなあ」

 社娘「…」

 若社「お、あれは社長の娘さんだな。中学生くらいか…やっぱお年玉って必要かな」

 若社「まあ、もらって損するものでもないしな。俺の懐は痛いけども…」

 社娘「…」

 若社「あけましておめでとう」

 社娘「…?!」

 若社「?」

 社娘「…あ、あけましておめでとぅ…おめでとうございます…」

 若社(噛んだ…)

 社娘「…」

 若社「…」

 若社「あ、これお年玉ね。大した金額じゃないけども」

 社娘「え…?!」

 若社「ん?」

 社娘「しょ、しょうがないわね! パパの下僕ですものね! その上納金、受け取ってあげるわ!」

 若社(うわこの娘、イタイ娘か…)

 専務「おいおい、なにしてる。こっちで社長に挨拶をしろ」

 若社「あ、はい!」

 社娘「…」

 社娘「♪」



 若社「え? 俺が社長の娘さんの中学の卒業式に?」

 専務「ああ、当日社長は中国に出張でな。あと社長直々のお達しらしいから、断ったらクビな」

 若社「そんなバカな…」


 社娘(そわそわ)

 若社「お、やっと見つけた」

 社娘(ぱぁっ)

 若社「社長の代わりに来たよ。卒業おめでとう」

 社娘「…」

 若社「?」

 社娘「しょ、しょうがないわね! 祝われてあげるわよ!」

 若社「ああ、うん」

 社娘「…」

 若社「あの、みんな帰ってるよ。この後同級生で打ち上げとかあったりするんじゃないの?」

 社娘「…」

 若社(ああ…この娘、ぼっちか…)

 若社「卒業祝いに食事でも奢ろうか。社長命令だし」

 社娘「…社長命令じゃ仕方ないわね! ほんとは約束あるんだけどあなたの為につき合ってあげるわ!」

 若社「ありがとう。でも俺の財布じゃファミレスが限界かな」

 社娘「たまにはそういう庶民の味も体験したくなる時があるのよね!」

 社娘「仕方なくよ! し・か・た・な・く! いいわね!」

 若社「ああ、申し訳ないね」

 社娘「気にしなくていいわ! 庶民の暮らしを知るのもセレブの務めですもの!」

 社娘「…」

 社娘「♪♪」



 若係「え? 俺が社長の娘さんの高校の卒業式に?」

 副社「ああ、当日社長はベトナムに出張でな。あと社長直々のお達しらしいから、断ったらクビな」

 若係「そんなバカな…」


 若係「卒業おめでとう。また社長の代理で来たよ」

 社娘「そう、ありがとう」

 同女「卒業おめでとう! またね!」

 同男「夕方からの卒業コンパでな!」

 社娘「ええ、またあとでね」

 若係(昔はぼっちだったみたいだけど、最近はそんなこともないみたいだし、よかった、よかった)

 若係(毎週のように週末に『業務命令』として呼びだされていた時には心底心配したけれど)

 若係(子供は成長していくものだよな)

 若係「…」

 社娘「…?」

 若係(成長著しいよな…特に、胸とか)

 社娘「…変態」

 若係「え?!」

 社娘「いま、私の体見てたでしょ」

 若係「いや…」

 社娘「パパに注進するわよ。あなたは嘘つきだって」

 若係「ごめんなさい、見てました。凝視してました。あんまり魅力的だから」

 社娘「ぇ」

 若係「?」

 社娘「…あ…あ、ありがとう…」

 若係「?」

 社娘「な、なんでもない!」

 若係「そういえば、卒業後はアメリカに留学か。さすが社長の娘さん、出来が違うなあ」

 社娘「…そ、そんなことないわ。私は普通の女の子よ。パパがお金持ちなだけ」

 社娘「もし…もし好きな男の子が『行くな!』って言ってくれたら、アメリカなんて行かないわ!」

 若係「お、青春だねえ。そっか、好きな男の子がいるのか」

 社娘「…」

 若係「俺も若い頃にそういう恋をしてみたかったなあ」

 社娘「…ばか」

 若係「ん?」

 社娘「なんでもないわ! 卒コンの会場まで送りなさい!」

 社娘「終わるまで外で待っていなさいよ! うちまできちんと…送らなくてもいいけど…送るのよ!」

 若係「はい、はい」

 社娘「…ばか、ほんとばか」



 若係「…」

 副社「おい、何をぼーっとしてる」

 若係「あ、すみません。例の書類ですか? 確かきちんと仕上げて秘書に渡したはず…」

 副社「社長から業務命令だ。いますぐ空港に行け」

 若係「え?」

 副社「なんでも今日アメリカに発つ娘さんに渡し忘れたものがあるそうだ」

 若係「ああ、お使いですか。で、渡し忘れたものって?」

 副社「知らん」

 若係「…え?」

 副社「『自分で考えろ』そう社長はおっしゃっていた」

 若係「…」


 社娘「…」

 若係「やあ」

 社娘「あ…」

 若係「もうすぐ飛行機の出発時間だな」

 社娘「うん…」

 若係「アメリカか、遠いよな」

 社娘「うん。気軽には帰ってこれないよ」

 若係「…」

 社娘「…」

 若係「なあ…」

 社娘「うん?」

 若係「行くなよ」

 社娘「…!」

 若係「行くな。俺の側にいろよ」

 若係「まだ係長だけど、もっと出世して見せるから」

 若係「だから、行くなよ」

 社娘「…」

 若係「…いや、か?」

 社娘「…」

 社娘「そんなわけ、ないでしょ…ほんと、ばか…」

 社娘「遅いのよ…ばか、ばか、ばか…」

 若係「ごめん…」

 社娘「幸せにしてくれなきゃ、許さないんだから…」


 若副「以上が、私と妻との馴れ初めです」

 若副「人生の先達として、若手に対して私が言えることはただ一つ」

 若副「上司の子供にお年玉は与えるな、ということです」

2012.1.1


 Google検索『餅 正月』

 Google検索『暗黙の了解』

 老女「…食卓に餅…」

 老女「…ああ、そう…そういうことね…」

 老女「…確かに、長生きしすぎたのかもしれない…」

 老女「…娘夫婦に負担をかけすぎたのかもしれない…」

 老女「…あなた…今、そっちに行くわ…」

2012.1.1


 ダイエット成功の秘訣は「誰にも言わないこと」

 女1「あたしね、一念発起して、今年は彼氏を作ろうと思うの!」

 女2「そうなんだ。頑張って! 応援するから!」

 女1「うん! ありがとう!」

 女2(まあ、この娘に彼氏なんてできるわけないよね)


 女2「久しぶり〜…って、ちょっと痩せた?!」

 女1「うん! ダイエットしたの! 10キロも落したんだよ!」

 女2「そ、そうなんだ」

 女1「最近、気になる男の人が出来て…そのおかげかな!」

 女2「…」


 女2「ケーキバイキングの無料チケット、当選したの! 一緒に行かない?」

 女1「ほんと?! あ…でも、ダイエットしてるし…」

 女2「たまには自分にご褒美あげるのもいいんじゃない?」

 女1「そうかなあ…」

 女2「ずっと無理してると辛いでしょ?」

 女1「…そうだね! ありがとう!」

 女2「いいの、気にしないで!」


 女1「勇気を出して告白したけど、振られちゃった…もっとスリムな娘がいいんだって…」

 女2「その男、最低よね! そう、見た目で判断するなんて最低よ!」

 女1「…ありがとう、なぐさめてくれて…」

 女2「気にしないでよ。あたしたち、親友でしょ!」

 女2「やっぱり男はありのままの姿を受け入れてくれるくらいの度量がないとね!」

 女1「…そうだよね! うん! あたし、ダイエットなんてやめることにする!」

 女2「うん! その方がいいよ!」

 女1「きっと普段通りのあたしを受け入れてくれる人がどこかにいるはずよね!」

 女2( 計 画 通 り ! )

2012.1.1


 消費税率引き上げに意欲 年頭所感で野田総理

 Google検索『養豚場』

 豚1「最近餌の質が落ちてきたよね。ぶひぶひ」

 豚2「うん。なんか求められる運動量も多くなってきたし。ぶひぶひ」

 豚1「この養豚場も暮らしにくくなってきたよねえ。ぶひぶひ」

 豚2「でも他に行く所もないしねえ。ぶひぶひ」

 豚1「もっと住みやすくなるように、ちょっと陳情してみようか。ぶひぶひ」

 豚2「そうだね。ぶひぶひ」


 経営「豚は黙って飼われていればよい」

 豚1「…ぶひぶひ」

 豚2「…ぶひぶひ」

2012.1.1


 日本再生へ決意=一体改革を「具体化」=首相年頭所感

 たむけん 政界進出!橋下市長とも話し合いの場を持つ

 Google検索『議員』

 元議「は〜ら〜だ、たいぞうで〜す!」

 視1「この人、元国会議員なのに落ちぶれたものね」

 視1「まあ、大した仕事もしてないから、本人は一時の夢を見て満足でしょうけど」

 視2「そんなことはない。彼は他の議員にはできないことをしてくれた」

 視1「え?」

 視2「彼は最もわかりやすく『国会議員にとって国益などどうでもいい』ということを示してくれたんだ」

2012.1.1