フランス・パリ旅行記

(2002年2月7日〜2002年2月12日)

−−Part 2−−


Part 2 目次  
ルーブルへ Lucas Carton おかいもの その1 オペラ

旅行記Part1

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ルーブルへ 戻る

最寄り駅の「Porte Maillot(ポルト・マイヨ)」で妹がCarnet(カルネ、回数券)を買おうと
したところ、「そんな大きなお札で払われても釣をあげられない」と窓口のおばはんに
渋られるというハプニングが。 お札ったって10ユーロですよ10ユーロ(約1250円)。
結局お金は受け取ってもらえました。 妹曰く、どうやら向こうが小銭不足だったので
お札を受け取りたくなかったということらしい。 なんじゃそら。 ちなみにこの出来事は
後日ほかの場所で見た出来事に対する軽い伏線となっております。

メトロ1番線(ちなみにこの路線は全車両自動ドア)に乗ってルーブル美術館前へ。
地上に出て地図を見ると、自分たちが今ルーブル美術館の建物のすぐ側にいることに
気付く。 建物のあまりの大きさに仰天。文字通り、天を仰ぎました(以前行ったことの
ある妹は平気でしたが)。

ルーブル美術館のレポートはこちらを参照(別ウインドウで開きます)。
(↑すみません、只今建設中です
噂に違わぬ場所でした。 一生に一度は行くべし。


Lucas Carton 戻る

レストランに行くべくメトロでMadelaine(マドレーヌ)駅へ。
うわ、列車のドアにレバーがあるよ(汗)。 乗り降りしたい人はドアについてるレバーを
上げてドアを開ける必要があるのです(閉まるときは自動)。 自動でドアが開く路線も
ありますが、ほとんどの路線ではドアについているレバーもしくはボタンでドアを開ける
列車が主流のようです。

着きました。 マドレーヌ寺院の真向かいにあるレストラン「Lucas Carton」
ミシュランのレストランガイドで「3つ星」がつけられているレストラン。 これだけ言えば
このレストランがどれほどのものか、漠然とでも見当はつくかと思われます。
今にしてみれば、こんな店の予約をたった10日前にしてしかも席が取れてしまった
なんて、奇跡もいいところだよなぁ。 その予約電話が、外国に掛けた初めての電話
でした。 かけるときはもう緊張したのなんのって(日本語なんて通じないんだし)。
まあ電話でのトラブルもなかったし、今となってはいい思い出ですけれども。

レストランのレポートは、これまた別枠で。 数行程度で詳細を書けるもんじゃないっす。
すみません、これまた建設中です…
ただ、自分が抱いた印象をごくごく簡潔に書かなければならないとしたら、

「本物の“一流”というものを強かに見せつけられた」

こう書かざるをえないでしょう。 本当にとんでもなくすごいところでした。


おかいもの その1 戻る

その後ガルニエ界隈(オペラ・ガルニエ付近)に行き、オペラのチケット引換券回収と
軽い買い物を。 リボン専門店「Ultramod」にあるものすごい種類のリボン(中には
リボンというより「紐」「帯」という表現の方がより適切なんじゃないかというものまで
ありましたが)や、バレエ用品店「L'epetto」でバレエ靴の棚のあまりの大きさに呆然と
してみたり、カルティエ本店で妹に接客してた店員のおばちゃんのシャツから見える
胸のデカさに2人して内心ビビりまくったり(しかも体型はとてもスマート!)、とにかく
圧倒され通しでした。 品揃え、品質、店の雰囲気。そのどれもがオレみたいなダメな
庶民の持つ概念を吹き飛ばして塗り替えるには十分のものだったのです。
これが、花の都パリの姿か――。


"A Night at the Opera" 戻る

感慨にふけってる間に日が暮れたので、オペラを見にオペラ座へ移動。
オペラ座といえば「オペラ座の怪人」や天井に描かれたシャガールの絵が思い浮かぶ
かもしれませんが、これらは「オペラ・ガルニエ」の方。 自分たちがこれから行くのは
新館である「オペラ・バスティーユ」です。
メトロの「Bastille(バスティーユ)」駅を降りて少し歩くと、すっかり暗くなった空に浮かぶ
7月革命記念柱とオペラ・バスティーユの建物が。 時間も時間なんでとっとと中に入り
チケットをゲット、プログラムを購入して入場。 あぁこれがホントの「オペラ座の夜」、
"A Night at the Opera"((c)QUEEN)
だよぉ〜。

トイレを済ませ、非常ベルのようにけたたましく鳴り響く(笑)開演の合図に追い立て
られるようにホール内へ。 席を確認してみると、これまた信じられないくらいいい席。
ボックス席のど真ん中なんてよく取れたもんだ。 ちなみにチケット代は105ユーロ(約
13,000円)。 日本でオペラを見るのに比べると格安なんだそうな。


そうそう、書き忘れてましたが、今回観る演目は、イタリア・オペラの「トスカ」
オペラの中でも屈指の傑作と名高い作品のようです。 ちなみにこの作品については
こちらのページでかなり詳細に解説されていますので興味のある方はどうぞ。
何の予備知識もなしに観に行くのはマズいだろうってことで、二人とも前日までCDを
聴いて予習したのですが、なんせイタリア語がさっぱりなもんで、ブックレットの邦訳を
読んでストーリー(台詞)の大意を理解するのと大ざっぱな曲の流れを掴むのでせい
いっぱい。 オペラを見に行ったことなんて1度もないもんだから不安で不安で^^;。
でもまあオペラに限らず、はじめてのときなんてみんな不安だったりしますよね?
(なんか書き方が間違ってるような気もしますが気にしない)


照明が落ちて間もなく、ステージの下部にあたるスペースに照明が灯り、その部屋が
楽団のスペースと判明。 指揮者が入場し、場内は拍手喝采。 そしてほとんど間髪
入れずに演奏開始(&緞帳オープン)
したので、 心の準備が出来てなかった私は
一瞬ビビりました(笑)。
ステージの下手に肖像画があったのですが、これがまたデカい! 目算で5m四方は
ゆうに超えてますよ奥さん。
間もなく役者が入場し、声高らかに歌い始めます。
演奏が始まった瞬間、そして役者の第一声を聴いたときも改めて思い知りましたが、
やはり(プロの)生演奏・生の歌声の持つ迫力は違います。 クラシックの演奏は
現在CDを買えばいくらでも聴けますが、「生きた音声」の持つ力を目の当たりにして
しまうと、どんなに高音質なCD音声でもこれには全く太刀打ちできないと思わずには
いられません(超高級なプレイヤーとスピーカーを使えばある程度話は変わってくるの
かもしれませんが)。 鍛え上げられた声帯の響きが、丁寧に鳴らされた楽器の音が、
純粋に空気のみを媒介として私たちの鼓膜に伝わったとき、私たちは単なる空気の
振動以上のものを、電子によって変換された音以上に受け取ることができる。 以前
ひょんなことからプロのヴァイオリニストの演奏を間近で聴いたときにも痛烈に感じ
させられた、そんな考えが再び頭をよぎりました。

歌と同期して、ステージ上の電光掲示板に歌詞のフランス語訳が表示されてるのを
発見。 親切だなーと思ってると「オペラではみんなそうだ(妹談)」とのこと。

少年少女の聖歌隊が加わった合唱と共に第1幕終了。 場内が拍手でわきます。
ここで「?(たしかオーケストラの楽章と楽章の間には拍手はしないのがきまりだった
気がするけど、オペラの幕間では拍手してもいいのね…)」などと思ったり。
休憩時間を利用して軽食をとる。 食えりゃ何でもいいやと思ってミネラルウォーターと
チョコレート・マフィンを頼んだのですが、マフィンのチョコクリームがやけに濃密。
(おぉ、ここにきて初めてアレ系(笑)の食品に当たったか!?)などと感慨に耽ろうと
したところに偽非常ベル(いま命名)がやかましく鳴り響いたので、口の中でドロッと
蠢いているチョコを水で無理矢理流し込んでホールに駆け込みました。うぐぅ。

第2幕後半で、恐れていた事態が。 それは、睡魔の襲撃。
(うわやっば〜でもしょうがないよなー昨日は飛行機に半日座ってたし今日は今日で
リラックスする暇なんてカケラもないようなハードスケジュールだったしそんな観光の
シメがオペラ鑑賞だなんてそれは寝るなって言う方が「そんな酷なことはないでしょう
(by美汐たん)」て感じなんだから寝てしまってもしょうがないとは思うんだけどけれど
せっかく手間と暇と金をかけて妹に席を取ってもらったんだしこんな機会なんて今後
何度あるかわかんないんだし少しでもこの舞台を記憶に焼きつけておかないと〜でも
眠い〜助けて神様〜〜〜)
…と、出せる限りの精神力を振り絞って必死で闘っていた
おかげで第2幕の間はなんとか抵抗ロールに成功。 しかし第3幕前半、ついに目が
一時機能停止に(笑)
。 しかし耳と脳みそは何とか生き延びることができ、視界も
中盤以降はしっかり回復。 そうしてる間に舞台は最後の山場へ。 銃殺刑の場面で
豪快な破裂音と共に何丁ものライフルが火花を発しましたよ!? マジ
ビビったっちゅーねん! もしあのまま睡魔に負けてたら異国の地でビクッと体を痙攣
させて、とんでもない恥をかくところでした(滝汗)。

予習のおかげでわかっていたことなのですが、この銃声から終劇まで僅か2分。
あらすじを知ってるにもかかわらず、見ている側の気持ちが劇の進行に追いつかない
くらいの急展開、そして衝撃のラスト()。 幕が下りるのにあわせるように、場内に
割れんばかりの拍手がわき起こりました。

なるほど、これがオペラというものなのか。
オペラに関してはとんと無知だったのですが、初めての体験としてはかなりいいものを
見させてもらったと思っています。 上で書きましたが、なんといっても生の音声だけが
持っている素晴らしさを堪能できたことが最大の収穫でしょう。


カーテンコールをしばらくの間見た後、早めに退散。 時計を見るとかなり遅い時間。
こんな時間にメトロを使うのはちょっと怖いのでタクシーを使うことに。 空車の車が
なかなか来なくてやや焦りましたが何とか捕まえるのに成功。 幸い、運転手さんは
けっこう気さくな人でした。 私たち2人に「レディーファーストの常識」を丁寧に教えて
くれたり(詳しくは別項にて)、警察の検問か何かのせいで車が立ち往生を余儀なく
されたときに"SHIT!!"と腹立たしげに漏らしたり(笑)などなど。 車を降りる前に
"Merci." "Au revoir."などの軽い挨拶を運ちゃんと心地よく交わしてホテルへ。

部屋に帰った後は気力も体力もほとんどゼロ。 自分は最後の力を入浴につぎ込み、
妹はその気力すら残っておらず着替えるや否やそのままベッドに倒れ込みました。
ていうか残りの日程も激濃ゆなスケジュールなんすけど大丈夫だろうか…、いや、
何とかなるか。

(To be continued...)

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) こういう表現もアレなんですが、現代日本のトレンドに慣らされた自分には、
正直言って“ゲームシナリオのバッドED”の様な終わり方という印象しか持てず、
いささか“劇的さ”を追求しすぎているのではと思わずにいられなかったのですが、
いかんせん作られた時代があまりにも違いますので、当時はこのような物語が
主流だったのだろうかといった疑問を始め、いろいろ調べてみるのも面白いかも
しれませんね(そんな時間も手間もかけられそうにないですが^^;)。


旅行記Part1 旅行記Part3(工事中)

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