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ドイツ版「涼宮ハルヒの憂鬱」

DVD第1巻(限定版)簡易レポート



はじめに
このページには、私が辛うじて聴き取ったドイツ語吹き替えをいくつか書いていますが、恐らく間違いだらけです(特に格変化!)。間違いが見つかった場合はトップページに設置してあるweb拍手ボタンから、あるいはメールでご指摘をいただけるとたいへん助かります。




An einfach normalen Menschen bin ich nicht interessiert. Sollte unter euch Außerirdische, Menschen aus der Zukunft, von einer anderen Welt, oder übernatürlich Begabte sein, dann meldet euch bei mir. Das war's!

訳:ただの人間には(以下略)!



1.外観

 

DVDパッケージ内には、ブックレットと、Anime VirtualレーベルのDVDカタログが同梱。
ジャケットは両面カラー印刷ですが、裏面はリバーシブルジャケット用の絵柄ではない模様。

パッケージ裏には

Freigegeben ab 12 Jahren gemäß § 14 JuSchG FSK
§ 14 Jugendschutzgesetz(青少年保護法第14条)
FSK: Freiwillige Selbstkontrolle der Filmwirtschaft=映画産業有志自主規制団体(?)
というレーティング表記がありました(緑色の四角いマークに書かれています)。



矢印が指している緑色のマークのことです。


価格ですが、日本時間2008年6月19日現在におけるamazon.deでの価格は、ボックスつき限定版が24.97ユーロ=約4000円 、通常版が21.95ユーロ=約3500円となっています(1ユーロ=160円として計算)。



Einmalig.

(ユニーク。)



2.付属品

ボックスつき限定版には、ボックスのほかに、巨大タペストリーがついてます。


DVDパッケージも一緒に写ってます。

でかいです。



Die Stimmung-auf-der-ganzen-Welt-ohne-Ausnahme-mach-Brigade von Haruhi Suzumiya. Abgekürzt: SOS-Brigade, so heißt sie, ja. Ja, hier dürft ihr lachen.

(世界を大いに(略)。そこ、笑っていいぞ。)



3.メニュー画面


最初に表示される、メニュー言語選択。

メインメニュー。

シーンセレクト。

言語&字幕設定。

・START
EPISODE 00から再生します。

・EPISODEN(シーンセレクト)
A: アバン+OP
B: Aパート
C: Bパート
D: ED+次回予告
エピソード選択画面から見た場合、再生した話の次回予告が終わると再びエピソード選択画面に戻ります。

・SPRACHEN & UNTERTITEL(音声と字幕の設定)
音声は日本語2.0とドイツ語2.0を、字幕はドイツ語とポーランド語を選べます。
少なくとも音声の設定はこの画面でしか設定できないようです。

・TRAILER(トレイラー)
他作品のトレイラーを見ることができます。

・映像特典
……の項目は、ありません。
隠しメニューとして用意されてるのかとも思いましたが、今のところ見つかっていません。映像特典が本当にカットされてるのだとしたら残念。最終巻にでもまとめて収録されるのであればいいんですが。


どのメニュー項目も、画面が切り替わってから数秒たたないと選択できません。画面上の演出の問題だと思うのですが、ちょっと不便に感じます。

なお、背景の星はアニメーションします。たまにロケットも飛びます。



Ach, mach doch, was du willst. Echt...

(好きにしろよ、もう。)



4.字幕

先述したように、ドイツ語とポーランド語のいずれかを選択できます。



ドイツ語字幕(下)+キャプション

ポーランド語字幕(下)

キャプション(上)で日本語テキストを翻訳

ここではなぜかキャプションは表示されず

テーマソングが流れているときは、歌詞のローマ字とそのドイツ語対訳、それからスタッフロール用の字幕があり、どれかひとつだけが表示されます(任意の選択は不可)。



Itsuki Koizumi. Freut mich sehr.

(古泉一樹です。よろしく。)



5.吹き替え

実はハルヒの主な吹き替えキャストは、制作元であるAnime Virtualのフォーラム(掲示板)で行われた「ファン投票」によって決められています。北米版でもキャスティングに関係すると思われる投票フォームが公開されたことがありますが、投票結果のすべてがそのまま反映されたのはドイツ語版が初めてではないでしょうか。


DVDを再生して最初に聴くことができるのはキョンの声。(聴いてみる)……んー、なるほど。

ここで私は、「これがドイツ的キョンボイスだとするなら、ほかのキャラはだいたいこんな感じの声になる」というような、大まかな予想をたてることにしました。結果的に各キャラの声は私の予想を大きく外れることなく、今のところさほど違和感を覚えずにすんでいます。

国が変われば話し方の流儀も変わる。その変化の度合いは国によって様々でしょうが、少なくとも「変わる」ことは間違いありません。ドイツ語の吹き替えならば、ドイツ人にとって良い演技(少なくとも「適切な」演技)であることがいちばん大事なわけです。

簡単に言ってしまえば、ドイツ語吹き替えは日本語吹き替えの声色とはかなりかけ離れていますし、日本人オタが聞いて萌えるタイプの声ではないです。ただ、演技の方向性は基本的に大体同じであるように思われるので、私は少なくとも「悪い」という評価を下すことはしません。あとは、ドイツ人のファンが吹き替えの演技についてどう感じるかですね。



(萌えよ、萌え!)


ドイツ語吹き替えでは、日本語版で名前の後についている「ちゃん」や「さん」といった接尾語はそのまま残っています(北米版の英語吹き替えでは「さん」が"Mr"や"Miss"になる程度)。その国に合った翻訳表現にすべきか日本語版の特徴を残すべきかは議論の分かれるところですが、私は前者の方が良いと思っています。


ひとつ気になったのは、「うう…」や「フッ」など一部(すべてではありません)の感動詞のセリフが日本語音声のまま残っていたこと。声の違いから、どこが日本語版のままなのかはすぐにわかります。個人的にはこのせいで、ドイツ語版に対して若干「安っぽい」「手抜き」という印象を抱いてしまいました。今後の改善に期待します。

喋るセリフの量で声優のギャラが決まるのだとしたら、ギャラおよび制作費を抑えようとした結果だという解釈も可能です。でも、ねぇ……。



Unzulässige information.

(禁則事項です。)



6.総括

送料を含めると5500円程度のお買い物になったドイツ版ハルヒ1巻。値段分の内容は十分にあると思います。映像特典がないのが残念ではありますが、1巻あたり4話も収録されてますし。

でも、ややシンプルすぎるメニュー画面やドイツ語吹き替えがあてられていない部分の存在などのせいでいささか安っぽく見えてしまいます。ブックレットをつけた点はプラス評価。

ドイツ語に興味があるアニメファンならば1本ぐらい買ってみる価値はあるかもしれません。もちろんヨーロッパのDVDを再生できる環境を備えていることが大前提ですが。ドイツ語をある程度習得されている方であれば、聴き取りのためのトレーニング教材としても十分に活用できると思います。



初回アップロード:2008年6月23日
文責: かざみあきら





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