継子岳頂上  遠く剣ヶ峰、手前に摩利支天

 2007年7月16日   曇り 時々 晴 一時雨

 濁河温泉〜飛騨頂上(飛騨小坂口登山道) 〜継子岳  ピストン

 沿面距離 約11.3km 累積標高差 +− 1,220m

 実歩行時間 上り 3時間30分  下り 2時間30分

 ごっちゃん、TOKIO、makoto & sumire、kyu、ひろろとろろ、
 aika、 aika亭主、らぶ 以上のみなさんと風花 

2,858.9m

岐阜県高山市・長野県木曽町

 地 点 往路 着時間 復路 着時間
 濁河登山口 8:05 16:15
 7合目 8:35
 ジョーズ岩 8:40
 湯の花峠 8:55
 蛙岩 9:12
 胡桃島分岐 9:18
 のぞき岩避難小屋 9:21 15:05
 8合目お助け水 10:00 14:50
 飛騨頂上   11:10
20分休
13:50
 継子岳 12:10 13:00


御嶽剣ヶ峰から飛騨頂上を経て、濁河温泉へ下りたことはあるが、濁河から登ったことはない。
もう随分昔のことなので、濁河温泉の登山口あたりがどうなっていたのか、さっぱり記憶にないが、滝がきれいだったことは覚えている。
数年前に、胡桃島キャンプ場から入山し、飛騨小坂口登山道に合流して飛騨頂上に登った。
大勢の登山者の中で、胡桃島キャンプ場からの登山者は、自分一人だけだった。
自らがえらく変わり者のように思えて、やはりこれは、清く正しく濁河から登っておかなければならない、と思ったのだ。

7月の三連休は、念願の南アルプス・聖岳に登るつもりだった。
しかし、台風4号接近のため、聖岳は早々とお流れになった。

台風は紀伊半島を横断して太平洋へと去った。
三連休最終日に天候が回復して出撃可能となったら、濁河から御嶽の継子岳しかないと決めていた。



午前4時半出発。台風の吹き返しによる強風も昨晩には止み、天気は上々だ。
中央自動車道中津川ICを下り、R19に乗る。しばらく走ると、細かな雨がフロントガラスを濡らす。
台風一過を期待したのに、どういうことだ。
木曽福島でR19を離れ、開田高原へと向かう。
長峰峠から眺めた御嶽は、継子岳に少し雲がかかっているものの、まあまあの姿を見せてくれた。
日和田高原からチャオ御岳スキー場の横を通り、濁河温泉へと向かう。
昨年までは、チャオのゴンドラが夏場も営業し、ゲレンデトップから継子岳への登山が楽しめたのだが、今年の夏は営業休止にしたようだ。
チャオからは数回上がったことがあるが、今ひとつ魅力に欠けるルートのように思う。

途中、makotoさんより、携帯電話が入る。おや、珍しい。
車を停めて携帯に出てみたが、既に切れていた。朝から、なんの用じゃ。
まさか、お得意のダジャレを言うために、電話してきたわけでもあるまい。
こちらからかけてみたが、応答無し。

7時半に濁河温泉登山口着。ずらりと並んだ車の中に、ごっちゃん車は見当たらず。
7時には登り始めると、HP掲示板に書き込まれていたので、TOKIO車に同乗してきたのかもしれない。

登山口付近は満車状態で、駐車スペースなし。少し下りて、市営駐車場(無料)に停める。
身支度を整え登山口へ。天気は曇り。雲の中に居るようで、あたりには薄い霧がかかっている。

再びmakotoさんより携帯が入る。
なんと、30分ほど先行して登っているという。
そんな情報はなかったので驚く。飛騨頂上で追いつきそうな気がする。

登山口にバイオトイレが設置されている。
きれいなトイレだが、男子用はドアに不具合があるので、大のときは要注意だ。

草木谷にかかる立派な橋を渡ると、すぐに登山道が始まる。
朝までの雨で、登山道も草木もしっとりと濡れているが、滑って苦労するというほどのことでもない。

左に仙人滝を見るが、水量豊富である。
再び橋を渡り、登山道は右岸から鬱蒼とした樹林帯へと踏み込んでいく。
斜度は徐々に増してくるが、木道が多く付けられているので、概ね歩きやすい。


湯の花峠で、老若男女のグループに追いついた。
クルリとしたお目々のオネエチャンは、まだ小学6年生とのこと。
子供の頃から御嶽登山ができるなんて、うらやましいことだ。

のぞき岩避難小屋あたりまで来ると、時折霧が晴れるようになり摩利支天に続く尾根が顔を出す。
豊かな緑がまばゆいが、ザックリと崩壊している所もある。痛々しい。
湿度が高いせいか少々バテ気味になってきたので、らぶさまよりスイカの補給を受ける。
いつもいつもすいませんです。疲労回復には、新鮮な果物が一番だ。

ジョーズ岩 適度に木道 のぞき岩の鐘

お助け水に近づくと、makotoさん、ごっちゃんが手を振っているのが見えた。
どうやら、待っていてくれたらしい。いやはやどうもで、お助け水到着。
sumireさんやら、おっ、ひろろとろろさんまで居るではないか。

その横のオッチャンは、山スキーなどのブログを拝見しているTOKIOさんだそうだ。
お助け水で

初めてお目にかかったが、山スキーに備えて夏場はパワーの蓄積に励んでおられるのか、太っ腹にタイツとは迫力が違う。

で、あちらで照れているオネエサマは?
なんと、あのkyuさんであらせられた。
「kyuのホムペ」の日記コーナー「hitorigoto」が楽しく、ほとんど毎日覗いてはニッと笑っている。
いやあ、そうかあ、こういうオネエサマだったか。でも、想像と大して違わなかったので、またまたニッ!である。

前日までは4人だと思っていた登山隊は、開けてびっくり8人の大所帯となった。
ワイワイガヤガヤと賑やかなことである。

お助け水からしばらく登ると、森林限界を越えて周囲はハイマツ帯となる。
時折太陽が顔を出すが、スカッとした遠望は得られず、雲海の向こうは何も見えない。
標高を上げるにつれて岩ゴロ道となるが、大き目の岩が多いので歩きにくくはない。

花に興味のあるみなさんは、写真撮影に夢中だ。
kyuさんが、「こんな所で会えるとは思わなかった」と言っていた花は、「なんとかタネツケソウ」という花だそうだ。

花にはさっぱり興味のない風花には、「タネツケ」の4文字だけが耳に響いた。
もうずっと、記憶にないほど前から、種付けには無縁の日々である。
好むと好まざるとにかかわらず、多分、十中八九、お迎えの日が来るまで無縁の日々が続くのだろう、、、、
ハァ、もはや、溜め息だけの人生だ。

ハイマツ帯に入る 雲海の向こうに何も見えず 呆然と見守る風花 ごっちゃん提供画像

幾分酸欠ながら、まあまあ順調に飛騨頂上へたどり着いた。
五の池小屋前で一息入れていると、どこぞで見たオネエサマが居るではないか。
aikaさんである。
先行しているとは聞いていたが、時間的にお会いすることは難しいと思っていた。随分、久しぶりである。
一緒に登ってみえたご主人は、やさしそうな方である。

だいたいが、山女の亭主はやさしい男が多い。
山から帰ると、夕食が用意されていたりする話はよく聞く。

風花が山から帰ったらまず、荷物整理、洗濯、シャワー、ビールである。
ここまでは、自分一人でやることになっている。
「手際がいいわねえ」と奥様はお褒めになる。褒められたって嬉しくないわい、ケッ!

飛騨頂上 近し 五の池小屋 五の池と摩利支天

五の池のほとりを散歩する雷鳥の親子を眺めてから、継子岳に向かう。
ここでふと気が付いたが、継子岳には何度か登っている。しかし、飛騨頂上から上がるのは2回目である。

もう15年ほど前のこと、田の原から上がり剣ヶ峰でご来光を拝み、濁河温泉への下山の際に継子に寄ったのが1回目だ。
あの頃は、今のような五の池小屋などなく、恐ろしげな石室があっただけのように思う。
おお、そうだ。継子へ登る前に、サイの河原から摩利支天にも寄った。
岩陰にデポしておいたザックが見つからず、青ざめたことも懐かしい思い出だ。

継子岳への稜線は、緩やかなアップダウンが続く。
途中で無数の岩が柱のように、ニョキニョキと突っ立っている岩場に出くわす。
「あんなに元気に立っているのを見たのは久しぶりだ」とkyuさん。
それを耳にして、やたら喜ぶごっちゃん。
ウッ、うーむ、、、コメントは差し控えたい。

振り返ると、うまい具合にガスが晴れ、雲の間に間に剣ヶ峰が顔を出している。
ほとんど水のない四の池の上部に貼りつく残雪も美しい。

気持ちのいい稜線 元気なニョキニョキ岩に見とれる 剣ヶ峰 顔を出す

山頂手前にコマクサが見られたが、まだまだ小さく数も少ない。

今年は、ハズレかな。

大広間といった感じの山頂で昼食とする。
みなさんのザックからは、大人数になることを予測していたかのように、
あれこれと食糧が出てくる。いつもながら感心する。

食事もひと段落した頃、北側のガスが時折晴れるようになり、チャオやマイヤのゲレンデが見下ろせるようになった。
毎冬、あそこに大金を落としているのかと思うと、感無量である。

草木谷から湧き上がるガスは相変わらずだが、時々摩利支天が顔を出す。

飛騨頂上・五の池小屋に戻る前に、ちょっとだけ寄り道をし、三の池を見下してみた。
コバルトブルーの水面と白い残雪が、とてもいい雰囲気である。




池まで下りると鳥居があるが、らぶさんによると、以前、その鳥居をくぐった途端、物凄い霊気を感じて背中がゾクゾクしたという。
ふうーん、何か悪い物を食べたか、背中の汗が冷えたんじゃないの、、、。

でもまあ、霊場であるから、なにかあるのかな。
石碑に走る稲妻を見た、と言っていた地元のオッチャンも居たな。

お約束のポーズ どこから見てもテロリスト 早く帰ろ、かえろ

五の池小屋前のベンチで休んでいたら、kyuさんが横に座りインタビューを始めた。
オネエサマが横に座るぐらいで動ずる風花ではないが、このときはなぜか緊張してしまい、
何を訊かれたのか記憶にない。ボロが出ていなければいいが。恐るべし、北陸のヒト!

下りは、みなさんが徐々に早くなって、いつの間にやら風花が最後尾になること二度、三度。
下山後に膝が痛いと言っていたアナタ、もう少しゆっくり下れば、膝を傷めることもありませんぞ。

樹林帯に突入した頃より、雨降りとなった。
天気は良くなるものとばかり思っていたので、意外だった。

木道は濡れて滑り易くなり、連続3人が尻餅をつくという、またとないシャッターチャンスに恵まれた。
だが、バッテリー低下で、シャッターは下りなかった。残念。

稜線から眺める継子岳



思いがけず10人で、継子界隈をうろうろした。みなさん、お世話になりました。
一度登ってみようと思っていた濁河温泉からの飛騨頂上だが、行くことができて感激だ、、、
というほどのことでもない。
下山して幾日かしたら、ロープウェイ側からもおもしろかったなあ、という気になっている。
何度登ってもおもしろい山が「木曽御嶽山」ということなんでしょうなあ。