大和秀嗣の歌謡クロニクル

ゴールデン・ウィークスペシャル

川瀬泰雄さんSelection
百恵Album Number 
3<PORTBELLOの銀時計>

4<最後の頁>

3<PORTBELLOの銀時計>

伊藤アキラ 作詩 浜田省吾 作曲 加藤ヒロシ 編曲

伊藤アキラ 作詩 浜田省吾 作曲 加藤ヒロシ 編曲

77 8/21 発売 12thアルバム「GOLDEN FLIGHT」

大 続きましてお送りさせていただきます「川瀬さんSELECTION」、
  ロンドン録音『GOLDEN FLIGHT』から選んで頂きました「PORTBELLOの銀時計」、
  まずその曲をお送りさせて頂きます。
  伊藤アキラさんの作詞、浜田省吾さん作曲、加藤ヒロシさんのアレンジで「PORTBELLOの銀時計」。


M PORTBELLOの銀時計

大 このアルバムについては年末にたくさん思い出をお話頂きまして、ありがとうございました。

川 いえいえ。

大 このアルバムで初めて浜田省吾さんの曲が3曲入りましたね。

川 あ、この作品が初めてでしたっけ?

大 はい、この頃はまだ浜田さんはソロデビューしたばかりでいらしたのですが、浜田さんに曲を
  作っていただいたというのは川瀬さんの繋がりであったんだと思うのですが・・・


川 そうですね、僕浜田省吾の仲人やってるんですよ。

大 あっ、仲人さんなんですか!(笑)。すばらしい・・

川 たまたまね周りに所帯持ちがいなかったんで、「川瀬さんちょっと結婚式立会人やって下さい」
   って言われて・・。浜田はソロになる準備で「愛奴」っていうグループやってて、
  独立してずーっと曲をたくさん書いてる時期だったんですよ。
  僕は彼の曲のメロディがものすごい好きだったんで・・

大 いいメロディ多いですよね・・

川 ええ、ホントにいいメロディ多いんでね、なんとか百恵とうまくこう・・百恵に合う様な曲がないかなと思って・・。
  たぶん彼10曲くらい作って来たんじゃないですかね。

大 ああ、その中から選んでという形ですか?

川 そうですね。

大 浜田さんは当時そんなにブレイクしてなくて、どちらかと言うと割と無名でしたよね、
  その浜田さんが山口百恵に曲を作るといった点で、浜田さん自身にプレッシャーとかはあったんでしょうかね?


川 あんまり彼は他の人に曲を書いてないんですけど、彼が他のアーティストに楽曲を提供したっていうのは全部僕が選んだ
  らしいんです。他から来てたやつは殆ど断ってたらしいんですよ。
  それあんまりよく知らなくて、僕が最初に頼んだ時点ではその当時は依頼も来てなかったんだと思うんですけど、
  やってるうちに彼自身がブレイクしていくじゃないですか、その中で結局「いいですよ」っていうのは僕の依頼だけだった
  みたいで・・

大 ああ、確かにホリプロ系列のアーティストにしか書いてませんよね。

川 そうですね、後は独立してから他のアーティストになんかは書いてますけどね。

 

M ♪・・ON AIRした曲です BG・・MC中にBGMで流した曲です

川・・・川瀬泰雄さん  大・・・大和秀嗣

大 浜田さんのメロディが大変お好きだという川瀬さんは今回の選曲の中で、「愛のTWILIGHTTIME」
  「DANCIN' IN THE RAIN」「銀色のジプシー」とかたくさん浜田さんの曲が並んでいたんで、
  「ああやっぱり川瀬さん、浜田さんの曲がとてもお好きなんだな〜」って・・

川 ホントに好きなんですよ、あいつのメロディはハマっちゃうんですよね(笑)。

大 今でもコンサートに行かれる事はあるんですよね。

川 まあ2年に1回くらいのペースで観に行ってますけど。

大 今大きくなったアーティストとして浜田省吾さんを見ると、どのようにお感じになりますかね?

川 何て言ったらいいのかな・・身近ではあるんですけれどステージ観てる時には、
  例えば外タレなんか観てるのと同じ感覚で観てますよね「うわぁ〜カッコいいなあ〜」とか(笑)。

大 ああ、そういう風にのめり込んでしまう・・

川 そうですね、そういう風に観てますね。浜田の4,5年かけたツアーがあって最後の締めくくりを武道館で演ったんですよね。
  本当は予定されていなかったんですけれど、打ち上げみたいな感じで追加公演を演ったんです。
  そこには「来てくれ」って言われて行ったんですけど、観てたら、「このコンサートは今まであった事を回顧しながら」
  という感じで始まって、「最初デビューした時はこうだった・・」っていう時に、一番最初に僕の名前を言ってくれたんですよ。
  「いろいろ世話になった・・その頃ホリプロに居た川瀬泰雄さん」って言った時にもう感動しましたよね、
  ああそうか・・今でもそうやって感じてくれてるのか・・っていうのがあって、それは嬉しかったですよね。 

大 嬉しいですね、そういった繋がりがあったから百恵ちゃんに・・。ホントいい曲多いんですよね・・

川 多いですよね・・すごい良いメロディーでしかもインパクトがあるんですよね。

大 僕は「GOLDEN FLIGHT」の浜田さんの作品の中でこの「PORETBELLOの銀時計」が一番好きなので、
  川瀬さんが選んで頂いた中からこの曲を選んだのですが・・


川 このPORTBELLOもね、アンティークショップが並んでいる所なんですけれども、百恵と行きましたよ。

大 ミニ・クーパーで行ったんですよね・・年末のお話では。
  百恵ちゃんとお二人でそういう所はお回りになったんですか?

川 この時は金塚さんなんかと一緒に行ったと思いますよ。

大 楽しい思い出いっぱいだったそうですね・・羨ましいです。
  この後も浜田省吾さんには百恵ちゃんに書いて頂きまして、川瀬さんにも浜田さんにも
  お礼を言いたい気持ちでいっぱいであります。

4<最後の頁>

さだまさし 作詩・作曲 佐藤 準 編曲

さだまさし 作詩・作曲 佐藤 準 編曲

77 10/1 発売 19thシングル「秋桜」C/W 

大 続きまして川瀬さんに選んでいただきましたのは、77年のシングル「秋桜」のB面にさだまさし
  さんがお作りになった「最後の頁」ですね。

M 最後の頁


大 これは僕とてもアレンジが好きなんです、佐藤準さんのさださんの世界をすごい大切にした
  あったかいアレンジ・・


川 そうですね、佐藤準さんのアレンジっていうのは今井美樹さんなんかかなりやってたりする人
  なんですけれども、やっぱり独特な世界ありますよね。

大 ありますよね・・これ、男詞なんですよね、初めてじゃないですか百恵ちゃんが男の立場で歌うのは。
  どういったところが川瀬さんはお気に入りなんでしょうか?


川 すごい単純に好きなんですよ(笑)。

大 (笑)、さだまさしさんの世界はお好きなのでしょうか?

川 「グレープ」の頃にいいなぁって思ってたんですよね、彼はすごいメロディメーカーだなって思ったし、
  詞の世界もいいなって思ってて。それでさださんに書いて欲しいなって話があった時に、
  かなりファンの人の間ではもう知られてると思うんですけど、1年くらい前からお願いしてて、
  その間コンサートなんか観に行ってたりしてて、喋りもすごいなこの人と思って。

大 すばらしいんですよね。

川 落研だったらしくて、そういう意味ではちゃんと詞にストーリーがあってオチがあるんですよね。

大 ああ・・なるほど。

川 ちゃんと盛り上げる場所とストーンと落ちる所、どんでん返しだとかちゃんとある詞なんですよ。
  その・・3分間の本当にドラマになっている詞が多いんですよね。

大 百恵ちゃんは16くらいからグレープとかを聴いてますよね。
  「朝刊」ていう曲がとても好きだとか言ってましたけれども、川瀬さんの影響あるんですかね。

川 いや、全くそれは別ですね。僕さださんの曲をやる前に、百恵とさださんの話をした事なかったですもん。

大 ああそうなんですか!

川 僕はロック、ロック・・って言ってましたから(笑)。
  百恵の前であんまり日本人の曲の話をした事なかったですね。洋楽に関しては百恵にかなり一生懸命話して、
  「いろんなこういう世界あるんだよ、もっと聴きな」っていう感じでしたけれども、日本の物は彼女独自で聴いてたと思いますね。

大 そうなんですか・・百恵ちゃんはコンサートでねグレープの「追伸」をよく歌っていたんですけれども、それはご存知でした?

川 ええ。

大 残念ながら「秋桜」とこの「最後の頁」と2曲で終わってしまったんですけれども・・残念でしたね・・・
  もう少しさださんの世界も百恵ちゃんに歌って欲しかったですけれども。


川 そうですね、百恵がねこんな早くに引退すると思ってませんでしたから(笑)。

大 (笑)なるほど・・まだまだ歌うチャンスはあると・・

川 まだまだじっくり行こうよ・・っていう感じがあったんでね(笑)・・

大 (笑)残念でしたね・・。


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