依田宣夫の一言コラム

 

 

               第511回から第520回

 

 

 

          「家庭経営とは」     家庭決算書とは       「家庭簿記入門」 

                         

                                                                                            

                                                       

  Top   Home  会社概要  家庭決算  ソフト「家庭決算書」TOP  コ ラ ム    トピックス   本の紹介   商簿記3級

スマフォ簿記3級

                                                                        家計会計協会     

 

 

 

 
 
 

 

  一言コラム一覧 

第511回から第520回

第501回から第510回

第491回から第500回

第481回から第490回

第471回から第480回

第461回から第470回

第451回から第460回  

第441回から第450回

第431回から第440回

第421回から第430回

第411回から第420回

第401回から第410回

第391回から第400回 

第381回から第390回  

第371回から第380回

第361回から第370回

第351回から第360回

第341回から第350回

第331回から第340回

第321回から第330回 

第311回から第320回

第301回から第310回

第291回から第300回  

第281回から第290回  

第271回から第280回

第261回から第270回

第251回から第260回

第241回から第250回

第231回から第240回

第221回から第230回

第211回から第220回

第201回から第210回

第191回から第200回

第181回から第190回

第171回から第180回

第161回から第170回

第151回から第160回

第141回から第150回

第131回から第140回

第121回から第130回

第111回から第120回

第101回から第110回
第91回から100回

第81回から第90回

第71回から第80回
第61回から第70回
第51回から第60回
第41回から第50回 
第31回から第40回
第21回から第30回
第11回から第20回

第1回から第10回

 

 

      

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  特集コラム1 1000兆円の国の借金は、わたしたち、大人の責任です

   特集コラム2  1000兆円の国の借金は、わたしたち、大人の責任です

    

   

                 第511回から第520回

第520回

 

第519回

 

第518回

家計調査報告(貯蓄・負債編)−平成29年(2017年)

第517回

改訂版「家庭簿記」入門25

第516回

改訂版「家庭簿記」入門24

第515回

改訂版「家庭簿記」入門23

第514回

計調査(二人以上の世帯)平成30年(2018年)3月分速報

第513回

改訂版「家庭簿記」入門22

第512回

改訂版「家庭簿記」入門21

第511回

改訂版「家庭簿記」入門20

 

 

 第518回 家計調査報告(貯蓄・負債編)−平成29年(2017年)

 

 

 

 家計調査報告(貯蓄・負債編)−平成29年(2017年)平均結果 (二人以上の世帯)

                                                           総務省統計局

 

貯蓄の状況

 

1 概況

 

 (1) 貯蓄現在高は1812万円で5年ぶりの減少二人以上の世帯における2017年平均の

1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は1812万円で,前年に比べ8万円,0.4%の減少となり,

5年ぶりの減少となっている。

貯蓄保有世帯全体を二分する中央値は1074万円(前年1064万円)となっている。また,

年間収入は617万円で,前年に比べ3万円,0.5%の増加となり,貯蓄年収比(貯蓄現在高の

年間収入に対する比)は293.7%で,前年に比べ2.7ポイントの低下となっている。

このうち勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合50.9%)についてみると,貯蓄現在高(平均値)は

1327万円で,前年に比べ28万円,2.2%の増加となり,貯蓄保有世帯の中央値は

792万円(前年734万円)となっている。

二人以上の世帯全体と比べると,平均値,貯蓄保有世帯の中央値共に低くなっている。

また, 年間収入は722万円で,前年に比べ7万円,1.0%の増加となり,貯蓄年収比は

183.8%で,前年に比べ2.1ポイントの上昇となっている。

 

(2) 貯蓄現在高が平均値(1812万円)を下回る世帯が約3分の2を占める

二人以上の世帯について貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると,貯蓄現在高の

平均値(1812万円)を下回る世帯が67.0%(前年67.7%)と約3分の2を占めており,

貯蓄現在高の低い階級に偏った分布となっている。

 

2 貯蓄の種類別内訳

 

通貨性預貯金は9年連続の増加二人以上の世帯について貯蓄の種類別に1世帯当たり

貯蓄現在高をみると,定期性預貯金が712万円(貯蓄現在高に占める割合39.3%)と

最も多く,次いで通貨性預貯金が442万円(同24.4%),「生命保険など」が377万円(同20.8%),

有価証券が246万円(同13.6%),金融機関外が36万円(同2.0%)となっている。

 2016年と比べると,通貨性預貯金は増加となっている。通貨性預貯金は,前年に比べ30万円,

7.3%の増加となり,9年連続の増加となっている。

一方で,定期性預貯金は,前年に比べ15万円,2.1%の減少となり,3年連続の減少となっている。

 

このうち勤労者世帯についてみると,定期性預貯金が445万円(貯蓄現在高に占める割合33.5%)と

最も多く,次いで通貨性預貯金が371万円(同28.0%),「生命保険など」が314万円(同23.7%),

有価証券が145万円(同10.9%),金融機関外が52万円(同3.9%)となっている。

 2016年と比べると,通貨性預貯金及び定期性預貯金は増加となっている。

通貨性預貯金は,前年に比べ32万円,9.4%の増加となり,比較可能な2003年以降増加が

続いている。

一方で,有価証券は,前年に比べ4万円,2.7%の減少となり,5年ぶりの減少となっている。

 

 

負債の状況

 

1 概況

 

負債現在高は517万円で前年に比べ2.0%の増加二人以上の世帯における2017年平均の

1世帯当たり負債現在高(平均値)は517万円で,前年に比べ10万円,2.0%の増加となっている。

負債年収比(負債現在高の年間収入に対する比)をみると, 83.8%と前年に比べ

1.2ポイントの上昇となっている。

二人以上の世帯に占める負債保有世帯の割合は37.5%で,前年に比べ0.2ポイントの

上昇となっている。

二人以上の世帯の負債保有世帯に限ってみると,負債現在高(平均値)は1379万円で,

平均値を下回る世帯が57.2%を占めている。また,負債保有世帯を二分する中央値は,

1080万円(前年1006万円)となっている。

 

二人以上の世帯のうち勤労者世帯についてみると,負債現在高(平均値)は794万円で,

前年に比べ13万円,1.7%の増加となっている。負債年収比(負債現在高の年間収入に

対する比)をみると,110.0%と前年に比べ0.8ポイントの上昇となっている。

負債保有世帯の割合は54.1%で,前年に比べ0.2ポイントの上昇となっている。

負債保有世帯に限ってみると,負債現在高(平均値)は1467万円で,平均値を下回る

世帯が53.4%を占めている。

 

 

2 負債の種類別内訳

 

住宅・土地のための負債は463万円で前年に比べ2.4%の増加二人以上の世帯について

負債の種類別に負債現在高をみると,負債現在高の約9割を占める住宅・土地のための

負債は463万円で,前年に比べ11万円,2.4%の増加となっている。

このうち勤労者世帯についてみると,住宅・土地のための負債は739万円で,前年に比べ

23万円, 3.2%の増加となっている。

二人以上の世帯の住宅・土地のための負債について,借入先の内訳をみると,公的機関は

56万円で,前年に比べ3万円,5.1%の減少となっている。

一方,民間機関は394万円で,前年に比べ16万円,4.2%の増加となっている。

このうち勤労者世帯についてみると,公的機関は86万円で,前年に比べ3万円,3.4%の減少と

なっている。

一方,民間機関は633万円で,前年に比べ30万円,5.0%の増加となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 第517回 改訂版「家庭簿記」入門25

 

5 翌年度の「はじめの財産対照表」 

 

翌年度の「はじめの財産対照表」は、決算で作成された財産対照表になります。

 

               はじめの財産対照表

 

左 方

金 額

右 方

金 額

資産

 

負債

 

現金

   50

住宅ローン

,000

普通預金

  350

カード未払金

   10

マンション

,500

負債合計

,010

有価証券

  300

正味財産

 

車両

 130

家族財産

100

 

 

留保財産

  220

 

 

当期消費損益

    0

 

 

正味財産合計

  320

資産合計

,330

負債・正味財産合計

,330

 

() 翌年度の「はじめの財産対照表」の留保財産の金額は

203+17=220になります。

また、当期消費損益の金額は0になります。

 

私たちが、大事な場面で意思決定をするときに必要なのは、外部から得た

情報と自分たちが作った内部情報という2種類の情報です。

私たちは、この2種類の情報を分析することで、「何をどうすればいいか」を

正しく判断することができます。評論家やコメンテーターは世の中の動きを

分析できますが、私たちの家庭の内部の状況について個別に分析することは

できません。あの人に当てはまる情報が、私にも当てはまるとは限りません。

複雑な社会を生き抜くためには、やはり自分たちだけの会計情報を作成する

必要があります。

家庭決算書は、自分たちだけの会計情報で、作った本人たちだけが知ることの

できる内部情報です。

この家庭決算書を作るために必要なツールが、家庭簿記です。

 

 

 

 

 

 第516回 改訂版「家庭簿記」入門24

 

4 家庭決算書(決算報告書)を作る

 

次に、精算表から決算報告書、すなわち家庭決算書(財産対照表と消費損益計算書)を

作成します。

  (1)財産対照表の作成

                  財産対照表

 

左 方

金 額

右 方

金 額

資産

 

負債

 

現金

  50

住宅ローン

,000

普通預金

 350

カード未払金

  10

マンション

,500

負債合計

,010

有価証券

 300

正味財産

 

車両

 130

家族財産

100

 

 

留保財産

 203

 

 

当期消費損益

  17

 

 

正味財産合計

 320

資産合計

,330

負債・正味財産合計

,330

 

 

(2)消費損益計算書の作成

 

消費損益計算書

 

左  方

金 額

右  方

金 額

消 費

 

収 入

 

(税金等)

 

給料

 300

所得税等

 70

賞与

  50

(日常生活費)

 

 

 

食料費

140

 

 

通信費

 50

 

 

水道光熱費

16

 

 

(特別消費)

 

 

 

支払利息

  7

 

 

資産評価損

 50

 

 

当期消費損益

 17

 

 

合 計

350

合 計

 350

 

家庭決算書の報告形式には、勘定式と、報告式があります。上記の形式を

勘定式と言います。

また、報告式による消費損益計算書は、次のようになります。

 

(報告式の消費損益計算書)

             消費損益計算書

「収 入」

             給 料    300

             賞 与     50

「消 費」

           (税金等)

             所得税等    70

           (日常生活費)

             食料費    140

             通信費     50

   水道光熱費   16

    通常消費損益    74

           (特別消費)

            支払利息      7

            資産評価損    50

    当期消費損益    17

 

 

 

 

 

 第515回 改訂版「家庭簿記」入門23

 

3 精算表を作る

 

精算表は、決算整理前の残高試算表から、財産対照表と消費損益計算書を作成する

過程を1つの表にまとめたものです。決算によって、財産対照表と消費損益計算書を

作成するわけですが、決算に誤りがないように、あらかじめ精算表の上で財産対照表と

消費損益計算書を作成してみるのです。

精算表を作成することにより、これから行う決算手続きの概要を把握し、手続きを

正確に進めることができます。

精算表は、金額を記入する欄の数により、8桁精算表、10桁精算表などがあります。

ここでは、8桁精算表について説明します。

8桁精算表は、〇長盪郢刺粛鵝↓∪依記入欄、消費損益計算書欄、ず盪座仂班粛鵑ら

構成されています。また、作成手順は、〇長盪郢刺修僚勘定の金額を記入し、決算整理に

よる修正仕訳の金額を記入し、財産対照表の勘定と

消費損益計算書の勘定に2分し、づ期消費損益を求める仕組みになっています。

 

(事例)

残高試算表の各勘定科目の金額が、次表の残高試算表のとおりとします。

   残高試算表 

 

勘定科目

左 方

右 方

現金

50

 

普通預金

350

 

マンション

1,500

 

有価証券

350

 

車両

130

 

住宅ローン

 

2,000

カード未払金

 

10

家族財産

 

100

留保財産

 

203

給料

 

300

賞与

 

50

所得税等

70

 

食料費

140

 

通信費

50

 

水道光熱費

16

 

支払利息

7

 

合計

2,663

2,663

 

精算表への記入

 

  残高試算表の諸勘定の金額を記入

残高試算表の各勘定科目の残高金額は、左方(ひだりかた)には、資産と

消費、右方(みぎかた)には、負債、正味財産、収入が記入されます。このとき、

左方(ひだりかた)の合計金額と右方(みぎかた)の合計金額は、必ず一致し

ます。

◆〃荵酸依による修正仕訳の金額を記入

(例)

決算にあたり有価証券の評価をしたところ、A社の株式の帳簿価額が350、

期末の時価(市場価格)が300の場合の差額50は、評価損となります。

この場合の決算整理仕訳は、次のようになります。

有価証券(資産)が50減少した     → 右方(みぎかた)

有価証券評価損(特別消費)が50増加した→ 左方(ひだりかた) 

(仕 訳)

      (左 方)            (右 方)

有価証券評価損 50   /   有価証券 50

 

左 方(ひだりかた)

右 方(みぎかた)

科 目

金 額

科 目

金 額

有価証券評価損

50

有価証券

50

 

 消費損益計算書の勘定と財産対照表の勘定に2分

残高試算表の金額に決算整理による修正仕訳の金額を増減して、収入に属する

勘定は消費損益計算書の右方(みぎかた)欄に、消費に属する勘定は左方

(ひだりかた)欄に記入します。

 

 

 

「消費損益計算書」 

    

収入・消費が発生・消滅するもの

           

 収入(右方)・消費(左方)

           

消費損益計算書の作成

 

 

同様に、残高試算表の金額に決算整理による修正仕訳の金額を増減して、資産に

属する勘定は財産対照表の左方(ひだりかた)欄に、負債および正味財産に属する

勘定は右方(みぎかた)欄に記入します。

 

「財産対照表」

 

財産が増減するもの

           

資産(左方)・負債・正味財産(右方)

           

    財産対照表の作成

 

 

ぁ‥期消費損益を求める

消費損益計算書の収入合計と消費合計を計算し、収入合計から消費合計を

差し引いて当期消費損益を計算します。財産対照表の左方(ひだりかた)欄の

資産合計と右方(みぎかた)欄の負債および正味財産合計を計算し、資産合計

金額から負債および正味財産の合計金額を差し引いて、当期消費損益を計算し

ます。また、この消費損益計算書と財産対照表の当期消費損益は、必ず、一致します。

 

この結果、精算表は次のようになります。

                  精  算  表         

 

勘定科目

 

残高試算表

整理記入

消費損益計算書

財産対照表

左方

右方

左方

右方

左方

右方

左方

右方

現金

50

 

 

 

 

 

50

 

普通預金

350

 

 

 

 

 

350

 

マンション

1,500

 

 

 

 

 

1,500

 

有価証券

350

 

 

50

 

 

300

 

車両

130

 

 

 

 

 

130

 

住宅ローン

 

2,000

 

 

 

 

 

2,000

カード未払金

 

10

 

 

 

 

 

10

家族財産

 

100

 

 

 

 

 

100

留保財産

 

203

 

 

 

 

 

203

給料

 

300

 

 

 

300

 

 

賞与

 

50

 

 

 

50

 

 

所得税等

70 

 

 

 

70

 

 

 

食料費

140

 

 

 

140

 

 

 

通信費

50

 

 

 

50

 

 

 

水道光熱費

16

 

 

 

16

 

 

 

支払利息

  7

 

 

 

7

 

 

 

 

2,663

2,663

 

 

 

 

 

 

資産評価損

 

 

50

 

50

 

 

 

当期消費損益

 

 

 

 

17

 

 

17

合計

 

 

50

50

350

350

2,330

2,330

 

 

 

 

 

 

 第514回 計調査(二人以上の世帯)平成30年(2018年)3月分速報

 

 

   家計調査(二人以上の世帯)2018年(平成30年)3月分

 

                 (2018年5月8日公表)総務省統計局

 

  年平均(前年比 %) 月次(前年同月比,【  】内は前月比(季節調整値)  %)
2015年 2016年 2017年 2017年12月 2018年1月 2月 3月
【二人以上の世帯】
      消費支出(実質)
▲2.3 ▲1.7 ▲0.3 ▲0.1
【▲1.6】
2.0
【2.8】
0.1
【▲1.5】
▲0.2
【▲0.1】
 消費支出(変動調整値)(実質) - - - -
【-】
1.9
【2.7】
▲0.9
【-】
▲0.7
【-】
【勤労者世帯】
実収入(名目,< >内は実質)
1.1
<0.1>
0.2
<0.3>
1.3
<0.7>
1.7
<0.4>
0.2
<▲1.5>
4.1
<2.3>
1.8
<0.5>
実収入(変動調整値
(名目,< >内は実質)
-
<->
-
<->
-
<->
-
<->
▲1.7
<▲3.3
>
▲0.6
<▲2.4
>
▲2.6
<▲3.8
>

注 調査方法の変更の影響による変動を調整した推計値


≪ポイント≫

    消費支出
      消費支出(二人以上の世帯)は,  1世帯当たり  301,230円
           前年同月比                    実質0.2%の減少      名目1.1%の増加
           前月比(季節調整値)     実質0.1%の減少
     変動調整値
           前年同月比                    実質0.7%の減少      名目0.6%の増加                              
    
    実収入
      勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は,1世帯当たり  453,676円
           前年同月比                    実質0.5%の増加      名目1.8%の増加
     変動調整値
           前年同月比                    実質3.8%の減少      名目2.6%の減少
    

注 調査方法の変更の影響による変動を調整した推計値

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第513回 改訂版「家庭簿記」入門22

 

2決算整理仕訳

 

決算整理に当たって行う仕訳を決算整理仕訳といい、仕訳のルールに従って取引を

2つの側面からとらえて、仕訳をします。

 

(例1)有価証券の評価替え

有価証券の時価は絶えず変動しています。決算にあたり有価証券の帳簿価額を

期末の時価(市場価格)に修正することを有価証券の評価替えといいます。

帳簿価額より期末の時価(市場価格)が低い場合の差額は、有価証券評価損と

いい、帳簿価額より期末の時価(市場価格)が高い場合の差額は、有価証券評価益と

いいます。

 

 〕価証券評価損

決算にあたりA社の株式の帳簿価額が200,000円、期末の時価(市場

価格)が150,000円の場合の差額50,000円は、評価損となります。

有価証券(資産)が50,000円減少した      →右方(みぎかた)

有価証券評価損(特別消費)が50,000円増加した→左方(ひだりかた) 

(仕 訳)

        (左 方)           (右 方)

有価証券評価損50,000円  /  有価証券50,000円

 

左 方(ひだりかた)

 右 方(みぎかた)

科 目

金 額

科 目

金 額

有価証券評価損

50,000円

有価証券

50,000円

 

 ⇒価証券評価益

決算にあたりA社の株式の帳簿価額が200,000円、期末の時価(市場

価格)が300,000円の場合の差額100,000円は、評価益となります。

有価証券(資産)が100,000円増加した      → 左方(ひだりかた) 

有価証券評価益(特別収入)が100,000円増加した→ 右方(みぎかた)

 

 

(仕 訳)

     (左 方)           (右 方)

有価証券100,000円 / 有価証券評価益100,000円

 

左 方(ひだりかた)

右 方(みぎかた)

科 目

金 額

科 目

金 額

有価証券

100,000円

有価証券評価益

100,000円

 

 

(例2) 不動産などの時価評価

 年度末(12月31日現在)に、財産対照表の資産の再評価を行います。各

資産の年度末(12月31日現在)の時価を調べて、資産の残高を時価に置き

換えますが、建物、マンションなど時価が分からない場合、不動産の耐用年数に

応じて減価償却をし、評価を下げる方法もあります。

減価償却費=取得価額÷耐用年数  

  マンションの取得価額が47,000,000円の場合

減価償却費

47,000,000円÷47年=1,000,000円

(仕 訳)

      (左 方)        (右 方)

資産評価損,000,000円 / マンション,000,000円

 

左 方(ひだりかた)

右 方(みぎかた)

科 目

金 額

科 目

金 額

資産評価損

,000,000円

マンション

,000,000円

 

 

不動産の耐用年数

  資 産 名

    耐用年数

  マンション

     47年

  建物(木造)

     22年

建物(木造モルタル)

     20年

  自家用車

      6年

  オートバイ

      3年

  自転車

      2年

 

 

 

 

 

 

 

 第512回 改訂版「家庭簿記」入門21

 

  6章 決算

 

1 決算整理

 

決算とは、1年に1回、すべての帳簿を締めて、家庭決算書を作り、家庭の

財産状態と消費損益を正しく報告するための手続きのことを言います。

家庭決算書(決算報告書)は、1年間という期間(会計期間)を区切って作る

ので、そのための準備が必要となります。この準備のことを決算整理といい

ます。

また、家庭決算書(決算報告書)は、給与所得者が対象なので、1年間という

会計期間を1月1日から12月31日までとしています。

報告書ができるまでの流れは、次のようになっています。

 

事実→仕訳→総勘定元帳→試算表→決算整理→家庭決算書

 

決算整理

決算整理とは、決算にあたり総勘定元帳の勘定記録に一定の修正を加え、正しい

残高にするための手続きのことを言います。

その理由は、総勘定元帳の各勘定残高が、決算日における正しい残高になっているとは

限らないからです。

家庭における決算整理は、不動産、自動車、有価証券の時価評価や各種会員権、書画、

骨董などのうち売却可能な高額品などの資産の評価替えをすること、および受取利息や

支払利息、水道光熱費や通信費などの収入、消費の見越し計上、繰り越し計上があります。

 

 

 

 

 

 

 

 第511回 改訂版「家庭簿記」入門20

 

 

(顱妨酋盻佛篠

  現金の入出金があった場合に記録する帳簿です。

 記帳方法

  日 付:現金の入出金があった日付を記帳します。

摘要欄:現金の入金・出金の内容を記帳します。

入 金:現金の増加した金額を記帳します。

出 金:現金の減少した金額を記帳します。          

     (現金の入出金は、消費税込みの金額で記帳しますが、消費税と本体

価格を分けて管理する時は、本体価格の相手科目は当該科目に、

消費税額は「税金等−その他税金」に記帳します。)

相手科目:現金の入金・出金に対する勘定科目名を記帳します。

 

                     現金出納帳

                                            単位:円

   付 

  摘 要

入金(左方)

出金(右方)

残 高

相手科目

繰 越 

 

 

 

15,000 

 

1/15

 スーパー

 

   1,000

14,000 

食料費 

1/16

レストラン

 

   5,500

8,500

外食費 

 

合 計

 

  6,500

 

 

2/5

 バ ス

 

   210

8,290

旅費交通費

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(注:開始時の繰越残高は、はじめの財産対照の金額を記入)

 

髻僕其盻佛篠

普通預金の入出金があった場合に記録する帳簿です。

預貯金通帳の入金・出金を見て、預金出納帳に記帳します。

記帳方法

日 付:普通預金の入出金があった日付を記帳します。

摘要欄:普通預金の入金・出金の内容を記帳します。

入 金:普通預金の増加した金額を記帳します。

出 金:普通預金の減少した金額を記帳します。          

       普通預金の入出金は、消費税込みの金額で記帳しますが、消費税と

本体価格を分けて管理する時は、本体価格の相手科目は当該科目に、

消費税額は「税金等−その他税金」に記帳します。

相手科目:普通預金の入金・出金に対する勘定科目名を記帳します。

 

 

               預金出納帳

                                         単位:円

日付 

 摘 要

入金(左方)

出金(右方)

残  高

相手科目

繰越

 

 

 

300,000

 

1/5

ガス代 

 

1,000

299,000 

水道光熱費 

1/25

給料

250,000 

 

549,000 

給料 

1/25

社会保険

 

  30,000

519,000 

社会保険料

 

合 計

250,000

  31,000

 

 

2/1

 電話代

 

     5,000

514,000

 通信費

 

 

 

 

 

 

 

 

掘某饗慊◆文酋・普通預金以外の取引)の記帳

 

振替帳は、「現金」「普通預金」以外の取引を記録する帳簿です。

  ゝ帳方法

日 付:取引があった日付を記帳します。

摘要欄:取引の内容を記帳します。

左方(ひだりかた)科目と右方(みぎかた)科目の選択:

勘定科目の増加・減少の仕訳のルールを適用します。

(1)資産科目・消費科目の記帳    

金額が増加したら左方(ひだりかた)

金額が減少したら右方(みぎかた)

(2)負債科目・正味財産科目・収入科目の記帳

金額が増加したら右方(みぎかた)

金額が減少したら左方(ひだりかた)

振替帳の記帳取引事例

・負債(クレジットカード、住宅ローン、その他借入金、未払金、その他負債

などの借入金)で資産を購入した場合

・負債(クレジットカード、その他借入金、未払金、その他負債などの借入金)

消費を行った場合

・クレジットカードの決済時に割引(割戻し)が発生した場合

・資産の配当益が発生した場合

・資産の評価益(又は損)が発生した場合

・資産の売却益(又は損)が発生した場合

・定期性預金、その他預金に受取利息が発生した場合

・遺産や贈与を「現金」「普通預金」以外で受け取った場合

 

                            振替帳                                 

日付 

   摘 要

 左方科目

  金 額

右方科目

金 額

1/10

マンション購入

マンション

25,000,000

住宅ローン

25,000,000

1/27

カードで衣服購入

衣料費

10,000

カード未払金

10,000

1/27

カード割引

カード未払金

1,500

その他特別利益

1,500