依田宣夫の一言コラム

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特集コラム1、1000兆円の国の借金は、わたしたち、 大人の責任です

特集コラム2、1000兆円の国の借金は、わたしたち、 大人の責任です

 

 第70回

 家庭の個別の会計取引を「仕訳」する

 第69回

 スタートに必要な情報

 第68回

 家庭簿記・・「仕訳」のルール 

 第67回

 消費損益計算書の勘定と勘定科目(その2)

 第66回

消費損益計算書の勘定と勘定科目    

 第65回

 緊急時の節約チェックリスト30

 第64回

 財産対照表の勘定と勘定科目(その2)

 第63回

 財産対照表の勘定と勘定科目   

 第62回

 家庭簿記と5つのキーワード

 第61回

 家庭簿記(家庭用複式簿記)・・(その2)

    

   第70回 家庭の個別の会計取引を「仕訳」する

「仕訳」とは、家庭の会計取引を記録する方法のことで

すが、その仕訳の特徴は次の通りです。

     ・     1つの会計取引から1つの記録をする 

             会計取引を勘定科目に分類する

             勘定科目は、増加、減少によって「左方」、

       「右方」に分かれる

             「左方」、「右方」の金額は、一致している

「仕訳」の基本形

    (左  方)       (右  方)

  勘定科目  金額() /  勘定科目  金額()

 

(1)「資産勘定」の個別の会計取引を「仕訳」する

「左方」グループの資産勘定は、勘定科目の金額が

増加した場合には、[左方」、減少した場合には「右

方」に仕訳されます。

               「資 産 勘 定」

           増  加

            減  少

           左  方

          右  方

 

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「現金」の場合

 ・アルバイトをして、現金5000円を受け取った場合

  現金(資産)が5000円増加した   → 左 方

  家族収入(収入)が5000円増加した → 右 方

 (仕訳)

   (左  方)     (右  方)

  現金  5000円 /  家族収入  5000

 

・スーパーで野菜を購入し、現金300円を支払った場合

  現金(資産)が300円減少した  →  右 方

  食料費(消費)が300円増加した →  左 方

 (仕訳)

   (左  方)      (右  方)

   食料費  300円 /  現金  300

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「普通預金」の場合

 ・普通預金に現金10000円を預け入れた場合

  現金(資産)が10000円減少した    → 右 方

 普通預金(資産)が10000円増加した →左 方

(仕訳)

   (左  方)         (右  方)

  普通預金 10000円 /  現金 10000円

 

・水道代3500円が普通預金から引き落とされた場合

  普通預金(資産)が3500円減少した → 右  方

  水道代(消費)が3500円増加した  → 左 方

  (仕訳)

  (左  方)         (右  方)

   水道光熱費 3500円 / 普通預金 3500円

 

「有価証券」の場合 

・A社株式1000株を500000円で買い入れ、買入

手数料5000円とともに、代金を普通預金から振り込

んだ場合

 普通預金(資産)が505000円減少した →右 方

 有価証券(資産)が505000円増加した →左 方

  (仕訳)

  (左  方)         (右  方)

有価証券 505000円 / 普通預金505000円

                    2008年12月9日

 

 

        第69回 スタートに必要な情報

 

私たちの家庭生活は1年で終わりではありません。これから先、何年、何十年という長い家庭生活を送るわけですから、自分たちの家庭生活の変化を記録し、また、自分たちの財産の変化を継続的に記録し、その歴史を残しておくことは有意義なことです。

家庭生活において、自分たちの財産の変化を継続的に記録するためには、まず、現在の財産を正しく認識することからスタートしなければいけません。

初めに、現在の財産状態を正しく知ることことによって、家庭が健全な状態にあるのか、または、債務超過の状態にあるのかということを認識することです。家庭が健全な状態にあれば問題はありませんが、もし債務超過の状態にあるということになれば、その意味は、いまここですべての財産を処分したとしたら、借金が残るということです。家庭がすぐに破産するわけではありませんが、この状態でよいということではなく、将来にわたってこれを改善していく必要があるということです。

例えば、現在、現金や預金の残高が500万円、購入したマンションの時価評価額が1000万円、住宅ローンの残高が2800万円だとします。すべての資産を処分して、借入金を全額返済したとすると1300万円の借入金が残ることになります。この結果、家庭は、現在債務超過の状態にあるということになります。しかし、この原因が、購入したマンションの時価の下落によるもので、月々のローン返済ができていれば、あわてる必要はありません。ここで大事なのは、自分たちの家庭の現状を正しく把握し、将来にわたって家庭を健全な状態にするための工夫をするということです。

ロビンソン・クルーソーも孤島に一人流れ着いたとき、難破船から食料や銃などを持ち出してきて、まず最初にその財産の内容を確認し、記録してから、孤島での生活を始めます。その後、彼は、この財産を運用し、そして1年後に、1年間の島での生活が自分自身にとってプラスであったのか、マイナスであったのかについて、貸借対照表と損益計算書を作って検討し、さらに来年へと継続させていきます。もし彼がこのような方法を知らなかったとしたら、また、このような情報を持っていなかったとしたら、20数年間も島で生き続けることができたでしょうか。

家庭生活でも同じです。現在の財産の金額を確定させることからスタートします。そして、労働に対する対価として収入を得て、それを消費するという消費活動をし、新しい財産へと変化させていきます。このプロセスは、毎年、毎年、継続して繰り返されていきます。この変化していくプロセスをシステム的に数字で把握して作成されるものが、家庭決算書(財産対照表と消費損益計算書)です。

この家庭決算書は1年で終わることなく、今年終えた財産対照表の結果をそのまま翌年へ繰り越す(つなげる)ことができます。そして翌年、家庭の消費活動を記録していくことで、さらに再来年またその次の年へとつなげていきます。それは自分たちの財産の歴史が継続的に記録されるのと同時に、自分たちの家庭の歴史も継続的に記録されることにつながります。

この複雑な経済社会において必要なことは、まず、現在の財産の金額を確定させることからスタートし、自分たちの消費活動を記録することによって、1年後に家庭決算書(財産対照表と消費損益計算書)を作成することです。家庭の経営者は、正しい情報を持って、その結果に対する原因や理由を検討し、家庭生活を改善することが必要なのです。

                  2008年12月5日

 

 

       第68回 家庭簿記・・「仕訳」のルール 

 

「仕訳」とは、家庭の会計取引を記録する方法のこ

とで、家庭簿記では、左側を「左方」、右側を「右

方」という用語を使って仕訳をします。

家庭簿記では、仕訳をするに当たって、2つのルー

ルがあります。

1つ目のルールは、勘定科目「左右分け」のルール

です。

2つ目のルールは、勘定科目「増減」のルールです。

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(1)   勘定科目「左右分け」のルール

  家庭簿記では、勘定科目を「左方」と「右方」に分

    けて、次のようにグループ分けをします。

                 勘定科目の分類 

  左  方

右  方

「資産」グループ 

 消費」グループ

「負債」グループ

「正味財産」グループ

「収入」グループ 

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  (グループの内訳)

   「資 産」グループ

  現金、普通預金、土地、建物、有価証券など

   「負 債」グループ

  住宅ローン、その他借入金、カード未払金など

   「正味財産」グループ

           家族財産、留保財産

   「収 入」グループ

  給料、賞与、家族収入、特別収入など

   「消 費」グループ

  税金等、日常生活費、その他生活費、特別消費

 

  (2)   勘定科目「増減」のルール

     各グループの勘定科目の金額が「増加」した場合と

         「減少」した場合の仕訳は、次のようになります。

  1、*「左方」グループ

    「左方」グループの資産グループと消費グループは、

         勘定科目の金額が増加した場合には「左方」、減少し

         た場合には「右方」に仕訳されます。

  2、*「右方」グループ

    「右方」グループの負債グループ、正味財産グループ

         と収入グループは、勘定科目の金額が増加した場合に

         は「右方」、減少した場合には「左方」に仕訳されま

         す。

                 

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増  加

減  少

       「左方」グループ

資産グループ、消費グループ

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  左 方

<!--[if !supportEmptyParas]--> 

  右 方

   

   「右方」グループ

負債グループ、正味財産グループ、収入グループ

<!--[if !supportEmptyParas]--> 

  右 方

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  左 方

たとえば、スーパーで野菜を購入し、300円を現金で

支払ったとすると、消費が300円増加し、資産が30

0円減少したことになります。

この場合の仕訳は、次のようになります。

       左   方          /       右    方

  (消費グループの増加)     (資産グループの減少) 

   300円          /       300円

 

  また、レストランで食事をして、5000円を

カードで支払ったとします。

     この場合は、消費が5000円増加し、負債が

     5000円増加したことになります。

     このときの仕訳は、次のようになります。

        左    方        /     右     方

 (消費グループの増加)     (負債グループの増加)

   5000円      /  5000円

                        2008年12月2日

 

 

 

    第67回 消費損益計算書の勘定と勘定科目(その2)

「消費勘定と勘定科目」

 消費勘定は、家庭簿記では消費と特別消費に分けられ、消費には所得税、住民税、日常生活を営む上で毎月ほぼ同程度の消費が行われるもの、月によって金額が異なるもの、臨時に発生するものなどがあります。特別消費とは、経済環境によって結果が変動する消費で、消費損益の減少要因となるものです。また、特別とは、主に家庭外部の経済要因によって、消費損益に変化をもたらすことを意味します。

次に、この消費勘定に属する勘定科目を項目ごとに見ていきましょう。

「消 費」  

消費勘定は、主たる勘定科目として、所得税、住民税などの「税金等」、日常生活を営む上で毎月ほぼ同程度の消費が行われる「日常生活費」、月によって金額が異なったり、臨時に発生したりする「その他生活費」という勘定科目に分けられます。また、これらの主たる勘定科目は、それぞれの内容に応じて項目ごとに従たる勘定科目(補助科目)に分けられます。

 それぞれの主たる勘定科目のうち、主な従たる勘定科目 (補助科目)の内訳は次のようになります。

<!--[if !supportEmptyParas]-->    (1)   税金等

  (所得税)所得に係わる国税の金額を記録する為の科目

  (住民税)所得に係わる地方税の金額を記録する為の科目

  (社会保険料)健康保険料、厚生年金保険料、雇用保

      険料などの金額を記録する為の科目

(社会保険 (その他税金)固定資産税、都市計画税などの金額を

          記録する為の科目   

      (2)   日常生活費

 (食料費)家で取る食事のための主・副材料費などの

      金額を記録する為の科目

 (通信費)電話代、切手、はがき代、TV受信料、

     宅配便送料などの金額を記録する為の科目

 (交通費 (交通費)交通費、通勤・通学費、ガソリン代など

          の金額を記録する為の科目

     (水道光熱費)電気、ガス、水道料などの金額を

           記録する為の科目

     (新聞図書費)新聞、雑誌、書籍代などの金額を

           記録する為の科目

 (消耗品 (消耗品費)家事、台所用品、園芸用品、一般雑貨など

           の代金の金額を記録する為の科目

       (3)   その他生活費

      (外食費)家庭外で取る食事代金などの金額を記録

           する為の科目

      (交際費)慶弔贈答品、手土産、来客接待費など

           の金額を記録する為の科目

      (医療費)医療に関わる諸費用、薬品代などの金額

           を記録する為の科目

 (旅行費(旅行費)家族旅行、娯楽・行楽などのレジャー費

          などの金額を記録する為の科目

     (教育費)学費、PTA・給食費、学習塾・お稽古代、文

      具代、教科書・参考書代などの金額を記録する為の科目

 (衣料費(衣料費)和洋服などの衣料費、靴、アクセサリー、

        クリーニング代などの金額を記録する為の科目

       「特別消費」

 (住宅ローン支払利(住宅ローン支払利息)住宅の購入・増改築に伴う

              借入金の支払利息の金額を記録する為の科目

 (その他支払利(その他支払利息)教育・自動車ローン、カードローン

             など住宅ローン以外の借入金の支払利息の金

             額を記録する為の科目

 (資産評価 (資産評価損)不動産、有価証券、車などの評価損の

           金額を記録する為の科目

 (有価証券売却損(有価証券売却損他)不動産、有価証券、車などの売却

              損などの金額を記録する為の科目

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* 消費損益計算書の当期消費損益とは

  収入勘定と消費勘定を見たところで、消費損益計算書について考えてみましょう。

消費損益計算書は家庭の一年間の消費活動の結果、どれだけ家庭の正味財産が増えたのか減ったのかということを明らかにする為の報告書です。この一年間でどれだけ家庭の正味財産が増えたのか減ったのかという結果のことを当期消費損益といいます。

消費損益計算書は次のようになっています

                 消費損益計算書

左  方

右  方

 

消  費

500

  収  入

<!--[if !supportEmptyParas]--> 

   700

<!--[if !supportEmptyParas]--> 

当期消費損益

  200

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  「左方」には消費、「右方」には収入が並んでいます。収入の合計から消費の合計を引くと当期消費損益が出ます。

(右方)   (左方)  (左方)

収入の合計−消費の合計=当期消費損益

 700 ー 500 = 200

 となり、正味財産が200増えたことがわかります。

                  2008年11月28日

 

 

    第66回 消費損益計算書の勘定と勘定科目

 

消費損益計算書を構成する2つの勘定「収入と消費」が分かれば消費損益計算書の仕組みも分かります。

(1)   家計簿の節約金額(収支差額)と消費損益計算書の当期消費損益の違い

Aさんの普通預金が100万円、住宅ローンの残高が100万円、年間給与収入が700万円、支出が600万円だとします。

また、支出のうち住宅ローンの返済が150万円(元金100万円、利息50万円)だとします。

これを家計簿で見ると

700万円(収入)−600万円(支出)=100万円

の収支差額が生じて貯蓄(資産)が100万円増加し、普通預金が200万円になります。                            

一方、これを消費損益計算書で見ると

700万円(収入)−500万円(消費)=200万円

の当期消費損益のプラスが生じたことになります。

また、財産対照表では住宅ローンの残高が

ゼロ(100−100)

普通預金の残高は

200万円(100+700−600)

となり、この結果、当期消費損益は200万円と

なります。

 家計簿では借入金の(元金)と(支払利息)を合計して考えているので、支払利息が家庭生活に与える影響を把握することができません。また、住宅ローンの残高も把握することができません。

一方、消費損益計算書で支払利息の金額を把握できれば、家庭生活への影響金額が把握できて、住宅ローンの借り換えや早期返済の判断が可能になります。

(2)収入勘定と勘定科目

 収入勘定は、家庭簿記では収入と特別収入に分けられ、収入とは主に使役を使って得た収入をいい、副業などの臨時収入を含めた労働の対価を言います。

特別収入とは、主に使役を伴わない収入であり、経済環境によって結果が変動する収入で、消費損益の増加要因になるものです。特別とは、主に家庭外部の経済要因によって、消費損益に変化をもたらすことを意味します。

次に、この収入勘定に属する主な勘定科目を項目ごとに見ていきましょう。

「収入」

   (給 料)

   勤務先からの毎月の勤務手当てなどの支給額、諸手当なども含んだ総額の金額を記録する為の勘定科目

   (賞 与)

   勤務先から臨時に支給される手当の金額を記録する為の勘定科目

   (家族収入)

   家族の人がパート・アルバイトなどで得た収入の金額を記録する為の勘定科目

   (年金・その他)

   年金とその他の臨時収入の金額を記録する為の勘定科目

 「特別収入」

  (受取利息・受取配当金)

   預貯金の利息・株式などの配当の金額を記録する為の勘定科目

  (受贈給付金)

   祝い金、報奨金、クレジットカードの割引、保険などの給付金の金額を記録する為の勘定科目

  (資産評価益)

   不動産・有価証券などの評価益の金額を記録する為の勘定科目

  (有価証券売却益他)

   不動産・有価証券・車などの売却益の金額を記録する為の勘定科目

              2008年11月25日

 

 

       第 65回 緊急時の節約チェックリスト30

 

アメリカのサブプライム問題に端を発した株価低迷や企業業績の悪化によって、先行き不安が増大しています。銀行による貸し渋りや、貸しはがしによる企業の倒産の増加、パートやアルバイトの解雇など家庭生活は厳しさを増しつつあります。

このような緊急事態の中で、家庭生活を守るため自分達ができると思われる節約方法について、一般的に言われていることをチェックリスト30にまとめてみました。これらを参考にして、できることを実行してみてはいかがでしょうか。                   (1)   ティッシュペーパーを半分にして使う     (2)   一日あたりの支出を制限する(例えば、食料費を一日千円でやりくりするなど)           (3)   死亡保険金を高額な保険に入っていないか見直しをし、死亡時に必用と思われる金額に引き下げる。ただし、病気のときに困らないように医療保険にはしっかり入ること。                    (4)   保険料の支払いは月払いより、安い年払いにする                         (5)   車のローンの残金などは、ローンの金利が高いので金利の安いものに借り換えをして返済をし、無駄な利子をカットする                  (6)   電気料金を下げるため契約アンペア数を下げて基本料金を減らす(ただし、同時に使う電気器具が多いとブレーカーが落ちるので注意が必要)         (7)ガス代を減らす                      朝風呂、朝シャンをやめる                 家族ができるだけ短時間のうちにお風呂に入る                                 給湯器の設定温度をこまめに変える             使わないときには種火を消す                煮込みをするときは圧力なべを使って加熱時間を節約する                     (8)   チラシをこまめにチェックして底値買いをする (9)   閉店まぎわの値引き買いをする

  (10)消費税を節約するために、2,3品ずつ何回かに分けて買い物をする

   (11)電話代の節約、とくに携帯電話は家族割引など電話会社の割引を比較して有利な方法を検討する

   (12)ビールなど酒類は、ディスカウントストアでまとめ買いをする

(13     (13)たんすや押入れなどをチェックし、手入れをして着られる物はできるだけ着るようにする

(14     (14)毛布、ズボン、ワイシャツなどもクリーニング店に出さず自分で洗うようにする

(15     (15)本などは、できるだけ買わないで図書館などで借りるようにする

(16     (16)新聞の夕刊または朝刊をとるのを当分の間やめる

(17     (17)所有する車を売却して、駐車場代、保険料、自動車税などを節約する

(18     (18)ホームページを利用して、価格情報をこまめにチェックする(特に家電製品などを購入するときには必要)

(11     (19)こどもの親同士の集まりをできるだけお金の掛からないように、家庭でするように工夫をする

(12     (20)先取り消費満足のカードや通販など、お金のあと払いの買い物は、ポイントはあるが、値引きはないので、本当に安い買い物をしたのかチェックが必要。また、後日の資金繰りなどを考えた買い方が重要

(13     (21)特売、安売りが多くなるが本当に必要なものは何かを考えて、安いからといって買い過ぎないように注意する

(14     (22)作りすぎをやめ、使いきりを心掛け、使わないで腐らせるものがないようにする

(15     (23)こどものお稽古ごとなど教育費の負担が掛かりすぎていないかチェックする

(16     (24)冷蔵庫をチェックし、つねに中身を空っぽにして、残り物がないようにする

(17     (25)夫の昼食を手作り弁当にして、そのぶん夫のお小遣いを減らしてもらう

(18     (26)ファミレスなどの外食費を減らして、お弁当などを作り近くの公園で、家族のレジャーを楽しむ

(19     (27)消費損益計算書の科目別に月別推移をチェックして、1日あたりの平均日常生活費を計算し、自分達なりの管理法を見つけ、節約できるものはないか家族で話し合うようにする

(20     (28)消費損益計算書の食料費など科目別に月別明細表をチェックして、野菜、くだもの、肉など支出の内訳を検討してみる

(21     (29)予算実績表を付けて予算管理を徹底するように工夫する

(22     (30)予算金額を袋に分けて入れておき、その袋からお金を使い、予算金額の範囲でやりくりをする

(2                        2008年11月21日

 

         第64回  財産対照表の勘定と勘定科目(その2)

   (3)正味財産勘定と勘定科目

  正味財産とは、家庭簿記では、資産をすべて現金化して、負債をすべて返済したときに手元に残る現金のことを言います。正味財産の金額は、資産から負債を引いて算出されることになります。

次に、この正味財産勘定に属する主な勘定科目を項目ごとに見ていきましょう。 

(家族財産)

   相続や贈与によって家族(父、母、兄弟姉妹、祖父母ほか)から譲り受けた財産および結婚によって得た財産の金額を記録する為の勘定科目

(留 (留保財産)  

   給与収入、資産の運用などによって蓄積された財産の金額を記録する為の勘定科目

(当 (当期消費損益)

   当年度の消費生活の結果としての損益(財産の増減)を示す金額を記録する為の勘定科目

   (4)資産の大きさだけでは、計れない家庭の財産

AさんとBさんの財産対照表から家庭の本当の財産について考えて見ましょう。

Aさんの資産は3000万円、Bさんの資産は1億円です。これだけを見るとBさんのほうが資産家に見えます。しかし、負債を見るとAさんは200万円、Bさんは9000万円あります。

 ここで、財産対照表でAさんとBさんの正味財産を計算してみると、Aさんは2800万円、Bさんは1000万円だと言うことが分かります。

            Aさんの財産対照表

左  方

右  方

    

資  産

3000万円

  負  債

200万円

  正味財産

  2800万円

       正味財産=資産ー負債

       2800=3000−200

             Bさんの財産対照表

左  方

右  方

    

資  産

1億円

  負  債

9000万円

  正味財産

  1000万円

          正味財産=資産ー負債

          1000=10000−9000

    このように、家庭の本当の財産は、資産の大きさ

   では計ることができません。

   財産対照表を使って、家庭の本当の財産をつかむ

   ことが大切なのです。

                   2008年11月18日

 

 

      第63回 財産対照表の勘定と勘定科目 

   財産対照表を構成する3つの勘定「資産・負債・正味財産」が分かれば財産対照表の仕組みも分かります。 (1)資産勘定と勘定科目                         

  資産とは、家庭簿記では、家庭で所有しているもののうち、現金化できるすべてのもののことを言います。

 次に、この資産勘定に属する主な勘定科目を項目ごとに見ていきましょう。

  (現金)紙幣・硬貨などの通貨(国内・外国)を記録する為に用いる勘定科目で、小切手、トラベラーズチェックなどの通貨代用証券も含  まれます。

 (普通預金) 銀行、郵便局、信用金庫など金融機関の預貯金を記録する為の勘定科目

 (定期性預金)銀行、郵便局、信用金庫など金融機関の定期性の預貯金を記録する為の勘定科目

 (その他預金)外貨預金、当座預金、通知預金、定期預金、金銭信託、社内預金などを記録するための勘定科目

 (土 地)自己所有の土地を記録する勘定科目

 (建 物)自己所有の建物と建物附属設備を記録する為の勘定科目

(マンション)自己所有のマンションを記録する勘定科目

 (有価証券)株式、公社債、証券投資信託の受益証券などを記録する為の勘定科目

(保険積立金)保険の解約返戻金を記録を記録する為の勘定科目

 (車 両)自己所有の車、自動二輪で売却可能なものを記録する為の勘定科目

(売却可能な高額品)金地金、ピアノ、家具、宝飾品、書画骨董などで売却可能な高額品を記録する為の勘定科目

 (その他資産)敷金、保証金、借地権、他人に対する貸付金、立替金などを記録する為の勘定科目

 

(2)負債勘定と勘定科目

 負債とは、家庭簿記では、いずれ現金で支払わなければならない債務のことを言います。 

 次に、この負債勘定に属する主な勘定科目を項目ごとに見ていきましょう。 

 (住宅ローン)住宅の購入・増改築に伴う代金の銀行・住宅金融公庫などからの借り入れを記録する為の勘定科目

 (その他借入金)金融機関・友人などからの借り入れを記録する為の勘定科目

 (カード未払金)クレジットカードによる購入代金の未払い分で、後日、銀行預金などから引き落とされるものを記録する為の勘定科目  

 (未払金) 諸資産の購入代金の未払い額、消費代金の未払い額などの金額を記録する為の勘定科目

(その他負債)一時的に現金などを受け入れた預かり金、科目が決まらない仮受金などの金額を記録する為の勘定科目

                2008年11月14日

 

 

                第62回 家庭簿記と5つのキーワード

・5つの勘定と勘定科目

家庭簿記には、5つのキーワードがあります。それは資産、負債、正味財産、収入、消費という5つの 項目です。これらの5つのキーワードを、「勘定」といいます。                       家庭決算書のうち、財産対照表は資産、負債、正味財産という勘定から、消費損益計算書は、収入、消費という勘定から成り立っています。

              財産対照表

左  方

右  方

    

資  産

勘  定

  負  債

勘  定

  正味財産

  勘  定

 

            消費損益計算書

左  方

右  方

 

消  費

勘  定

  収  入

  勘  定

 

また、これら5つの勘定は、それぞれ更に細かく項目別に分けられています。分けられたこれらの項目のことを、「勘定科目」といいます。ここで大切なのは、資産、負債、正味財産、収入、消費という5つの勘定にどのような勘定科目があり、逆にそれぞれの勘定科目が、資産、負債、正味財産、収入、消費という5つの勘定のどこに属するのかということを知ることなのです。たとえば、現金という勘定科目は、資産という勘定に属しています。

             財産対照表

左  方

右  方

    

資産勘定

勘定科目

(現金)

 ・・

  負  債

勘  定

  正味財産

  勘  定

・勘定科目と仕訳のルール

複式簿記では1つの取引を2つの面から見ます。たとえば、300円の野菜を買って、現金を支払ったとします。 この取引は、300円の野菜を手に入れたという事と、300円の現金が減少したという2つの面から見ることになります。この場合、一方では野菜という食料に消費をしたので、消費勘定の食料費という勘定科目を使い、一方では、資産勘定の現金という勘定科目を使う事になります。                        仕訳とはこの取引の2つの面を左右に区分する事を意味します。すなわち、5つの勘定とそれに属する勘定科目を取引ごとに左右に区分けすることなのです。

             財産対照表

左  方

右  方

    

資  産

勘  定

  負  債

勘  定

  正味財産

  勘  定

 

             消費損益計算書

左  方

右  方

 

消  費

勘  定

  収  入

  勘  定

                                         

そこで、300円の野菜を買って、現金を支払った場合の

仕訳は、   

  (左方)消費勘定・食料費 300円

       /  (右方)資産勘定・現金 300円      

となります。

             2008年11月11日

 

   第61回 家庭簿記(家庭用複式簿記)・・(その2)

      「家庭簿記(家庭用複式簿記)」の基礎

   家庭生活をしているとお金やものの出入りが必ずあります。このお金やものの出入りを記録するための方法として、従来は、お小遣い帳や家計簿が利用されていました。しかし、現在のように経済が発達し、カードによる取引とかインターネットによる取引など取引が複雑になり、従来のような、お小遣い帳や家計簿では対応が難しくなってしまいました。そこで、この変化に対応したお金やものの出入りを記録するための方法として家庭簿記(家庭用複式簿記)が、考えられました。

 複式簿記の特徴は、一つの取引を二面的にとらえて記録する点にあります。一つの取引を二つの面に分けて考えるとは、例えば、スーパーへ行って野菜を買い、現金300円を支払ったとします。この取引は、300円分の野菜を手に入れたという一面と、300円の現金が減ったという一面の二つの面から見ることができるのです。また、家庭簿記(家庭用複式簿記)ではこの取引を(左方・食料費 / 右方・現金300円)と記録します。

 家庭簿記(家庭用複式簿記)の目的

お金やものの出入りを記録するための方法として家庭簿記(家庭用複式簿記)が考えられましたが、では何のためにお金やものの出入りを記録するのかというと、家庭の財産の状況や消費損益を明らかにするためなのです。家庭の財産の状況や消費損益が把握できれば、財産が増えたのか減ったのかが明らかになり、もっと財産を増やすためにはどこをどうやって工夫すればよいのか、計画を立てることが可能になります。

そこで、家庭の財産の状況や消費損益を明らかにするために、家庭決算書と言うものがあるのです。一年に一度決算をして家庭決算書を作ります。

家庭決算書は2つの表から出来ています。一つは財産対照表といい、もう一つは消費損益計算書といいます。財産対照表は家庭の財産の状況を明らかにし、消費損益計算書は、消費損益を明らかにします。

家庭簿記(家庭用複式簿記)は、この決算書を作るためのツール(技術)なのです。

 財産対照表は左方・右方2つに分かれていて、左方を資産といい、右方は、負債と正味財産の2つに区分されています。

                財産対照表

左  方

右  方

 

資  産

  負  債

  正味財産

  消費損益計算書は左方・右方2つに分かれていて、左方を消費といい、右方を収入と言います。

             消費損益計算書

左  方

右  方

 

消  費

  収  入

 

1年間の家庭生活と家庭決算書の関係

スタート ―→ 消費生活(収入と消費)―→決算 ―→家庭決算書の作成

財産対照表   取引の記録・分類・集計       財産対照表と消費の作成                       損益計算書の作成

                   2008年11月7日