依田宣夫の一言コラム

                                                 第141回から第150回   

 

                                  

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第150回

 家計調査による年齢階級別に見た暮らしの特徴(その1) 

第149回

  家庭簿記(家庭用複式簿記)思考

第148回

 「お金の主人」になるためのツール

第147回

 家庭の健全性 

第146回

 家庭の支払能力

第145回

 家庭生活の安全性

第144回

 複式簿記を利用した会計情報 

 第143回

 資産の中身について

第142回

  家計簿との違いについて

第141回

 家庭決算書について

   第150回 家計調査による年齢階級別に見た暮らしの特徴(その1) 

         

    年齢階級別に見た暮らしの特徴

                   平成24年度: 総務省・統計局・家計調査(家計簿から見たファミリーライフより) 

                                     http://www.stat.go.jp/data/kakei/family

 

  

 

 

 

 

    第149回  家庭簿記(家庭用複式簿記)思考

 

 家庭生活では、スーパーやデパートなどへ行き、お肉や野菜などの食料品や

 家族で食事などをして、その代金として現金で支払ったり、クレジットカードで

 支払ったりしています。

 このように物を購入し代金を支払うことを、取引が発生したといいます。  

 たとえば、消しゴムを買い、現金100円を支払ったとします。   

 この取引を、消しゴムを買ったので、現金が100円減少したと考えるのを、

  単式簿記思考といいます。

  一方、この取引を、消しゴムを買ったので、現金が100円減少し、同時に

  消費(消耗品費)が100円増加したと考えるのを、複式簿記思考といいます。

  複式簿記思考とは、1つの取引を2面的にとらえて記録するというバランス

  思考的発想のことをいいます。すなわち、複式簿記思考では、この取引は

  次のように記録されます。

左方(ひだりかた)    右方(みぎかた)

消耗品費  100円 /   現金  100円

  複式簿記では、このように記録することを、「仕訳」をするといいます。

   たとえば、スーパーで野菜を購入し、500円を現金で支払った場合、

   次のように考えます。

1、何が

2、増加したのか、減少したのか

(1)消費グループの食料費が・・・増加した

(2)資産グループの現金が・・・減少した

  この結果、仕訳は、消費が500円増加したので左方(ひだりかた)に、

  資産が500円減少したので右方(みぎかた)にくることになります。

左 方(ひだりかた)      右 方(みぎかた)

消費グループの        資産グループの

食料費が増加 500円 /  現金が減少   500円

  また、レストランで食事をして、5,000円をクレジットカードで支払った

  とします。この場合は、次のように考えます。

1、何が

2、増加したのか、減少したのか

(1)消費グループの外食費が・・・増加した

(2)負債グループのカード未払金が・・・増加した

  このときの仕訳は、消費が5,000円増加したので左方(ひだりかた)に、

  負債が5,000円増加したので右方(みぎかた)にくることになります。

左 方(ひだりかた)      右 方(みぎかた)

消費グループの        負債グループの

外食費が増加 5,000円 / カード未払金が増加5,000円

 

 

      第148回 「お金の主人」になるためのツール

   

  昔から1円のお金を粗末に扱うな。お金は大事なもの。命の次に大切なものと

 教えられてきました。確かに私たちの一生は、お金との縁を切ることは出来ません。

 20xx年xx月x日10時8分15秒都内1丁目1番地1xx病院にて男子誕生

 父太郎、母花子、命名一郎。

 この瞬間から、一郎君の周りには、ミルク、おむつ、ベッド、誕生祝の祝い金、

 おもちゃ等、お金に関するものがたくさん集まってきます。一郎君は、今後一生

 お金と付き合って生きていかなければなりません。

 お金との付き合い方を考えることは、私たちが生活をする上で重要なことで、その方法を

 身につけることによって、生活をコントロールすることが出来るようになります。

 お金は大切なものだからといって、貯めることが良いことで、使うことが悪いということ

 ではなくて、どちらも度を過ぎないで、バランスの取れた方法を考えることが大切なのです。

  確かに節約することは良いことですが、飲まず食わずで、何億円貯めたとしても、ただ

  お金を貯めるための人生、それも当人が納得していれば、決して悪いこととはいえませんが、

  何か変です。

  もし、自分の家庭の財産状態を正しく認識し、お金との付き合い方を身につけていれば、

  お金を貯めるだけの人生ではなく、使い方についても考えることが出来たと思います。

  また、この人の家族たちは、節約のために家庭を犠牲にしてきたかもしれません。

   働くための力、エネルギーの源は、家庭にあるはずです。家庭の幸福や家族の幸福を

  自分の仕事と同様に考えることが大切な時代になったと言えます。自分の給料が、

  家庭でどのように生かされているかを考え、自分が家庭の経営者として何をすべきかを

  考える時代になったと言えます。

  家庭では、妻や子供のこと、家を購入するか否か、老いた両親のこと、自分たちの老後の

  こと・・・など、さまざまなテーマがあります。

  これに対して、例えば、老後にいくら資金が必要で、それには現状でいくら足りないと認識でき

  れば、あとは不足額を形成していく手段を考えればよいことだし、失業の可能性があっても、

  今の貯蓄額で収入がなくても5年程度は生活できるとわかっていれば、不安にもならない

  はずです。

  このように見てくると、家庭での不安のほとんどの原因は、お金に関する不安が中心です。

  その意味でもお金の管理を自分で行う時代、すなわち自己責任で財産や損益の管理を

  することが、求められる時代になっているということです。

  妻が家庭を経営するのは当たり前だと思って済ませてよい時代は終わり、誰もが家庭の

  財産の中身を知り、家庭経営のための知識を持つことが必要な時代になったということ

  です。  

   経済の発展に伴い、取引は複雑化し、家庭の経営者は、車を購入するときにも、家庭の

  財産状況を知り、予算はいくらか、どこの会社の車か、ファミリ−車か等さまざまな

  意思決定をしなければいけません。

  家庭経営者にとって、このときの決め手になるのは、お金に関する自分たちの会計情報です。

  情報には、テレビ等のコマーシャル、パソコンによる情報、友人からの情報等他の人からの

  情報と自分で作った自分自身のお金に関する会計情報、家庭決算書があります。

  インフレによる物価の上昇、消費税率の引き上げなど家庭生活に与える影響が大きく

  なってきています。いまこそ、自分たちの会計情報である家庭決算書を有効に活用して

  健全な家庭を築く方法を考えることが、家庭経営者に求められているといえます。

 

   第147回 家庭の健全性 

 

   (1)通常消費損益率  

    収入に対する通常消費損益の割合を示すものです。

通常消費損益率 = 通常消費損益÷収入×100

    この比率が大きく、プラスであることが望ましいのですが、もし、この比率が

    低かったり、マイナスだったりした場合は、消費の改善・見直しが必要という

    ことになります。 

    また、住宅ローンなどの借り入れをする場合には、通常消費損益の金額が、毎月の

    元金返済額と利息の合計金額を超過していることが、健全な家庭を維持する上で

    大切なポイントになります。

        通常消費損益の金額 > 毎月の元金返済額と利息の合計金額

     (2)当期消費損益率  

当期消費損益率は、収入に対する当期消費損益の割合を示すもので、同時に、

正味財産の増加率を示します。

主に、当期消費損益率は年間目標を決めその達成率を見ることになりますが、

当期消費損益の増減は財産対照の正味財産の増減に一致します。また、正味財産の

増減が普通預金の残高が増減したのか、有価証券が増減したのか又は負債の返済や

増加によるものかなどその内容を把握することも必要です。

     当期消費損益率 = 当期消費損益÷収入×100

    (3)財産率 

    家庭の健全性を見る一つの目安として、財産率があります。財産率とは、財産対照表の

    正味財産の合計を資産の合計で割って計算し、パーセントで表わしたものです。

財産率 = 正味財産÷資産合計×100(%)>50%

   例えば、正味財産3,200、資産合計4,000の場合、財産率は

                ,200÷4,000×100=80%>50%

になります。

   健全な家庭の一つの目安としては、この財産率が50%を超えていることが、望ましい

   といえます。もし、この財産率が50%以下になってきたら、家庭の注意信号と考える

   とよいでしょう。

  例えば、ローンなどの借り入れが全くない無借金の場合には、資産と正味財産の金額が同じ

  になり財産率は、100%になります。

  一方、負債が資産より多い場合には債務超過の状態と言い、正味財産はマイナスとなって

  しまいます。この場合には、資産をすべて売却して負債を返済しても、なお負債が残って

  しまうという状態になっていることを表しています。

  一般的に、ローンなどの借り入れによって住宅などを購入したりした場合、負債が生じて

  いるので、財産率は、100%以下になります。もし、自分たちの財産対照表の財産率が、

  50%以下の状態になっていることが分かったら、家庭の改善策を立てることが必要になります。

 

 

    第146回 家庭の支払能力 

 

  家庭経営上、資金の管理は、資金状況と支払能力の点から把握しておく必要があります。

  資金を管理する場合、資産や負債の中身の違いで支払能力の安定度が変わってくるので、

  資産の支払能力の安定度と負債とのバランスを考えた資金管理が必要です。

   例えば、資産のうち短期間で現金化できるものが、負債のうちすぐに返済しなければならない

   ものの金額を下回っている場合には、資金繰りに問題があるといえます。

  また、ここでいう資金とは、現金および現金同等物のことをいい、現金とは、手許現金

  および要求払預金(普通預金や当座預金など)で、現金同等物とは、容易に換金可能であり、

  かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資で、例えば、定期預金

  (3ヶ月以内のもの)、譲渡性預金、コマーシャルペーパーなどがあります。

  (1)月次の支払能力 

    翌月の支払いが問題無いか確認するため、当月の資金状況と支払能力を確認する

        現金+普通預金 > 翌月支払い予定額

                  (カード未払金+住宅ローン返済額+その他未払金)            

  (2)流動比率

一年以内に現金化可能な流動資産と、一年以内に支払うべき流動負債とを

対比した比率を流動比率といいます。

 流動資産 ÷ 流動負債 ×100= 

流動比率は通常150%を超えていることが望ましいと考えられています。

 

 

    第145回 家庭生活の安全性 

 

   家庭生活の安全性とは、家庭で金銭的な緊急事態が生じたとき、安心して対応できる

  状態にしておく方法を考えておくことを言います。

  生活の安全性を把握する一つの方法として、収入がゼロとなった場合、どれくらいの間

 生活ができるかという「期間」を計算する方法があります。

 収入がゼロとなった場合に、生活できる期間のことを、「生活可能年数」と呼ぶことに

 しました。

 「生活可能年数」が分かっていれば、もし収入がゼロになった場合でもその対応が

 可能となり、生活にたいする精神的なプレッシャーも解消できます。

 生活可能年数は、正味財産を年間消費合計額で割って計算します。

生活可能年数 = 正味財産÷年間消費合計額

  例えば、財産対照表の正味財産が3,000万円、消費損益計算書の1年間の

  消費合計額が300万円だとすると、生活可能年数は次のように計算されます。

    3,000万円÷300万円=10年

 となり、10年間は、給料なしで生活が可能だということが分かります。

 老後の生活可能年数

  定年退職後の年金生活をする場合など老後の家庭生活をどのように送るのか

 という計画を立てる場合、生活可能年数は次のように計算します

     生活可能年数 = 正味財産÷当期消費損益のマイナス金額

 例えば、正味財産が3,000万円で一年間の当期消費損益のマイナス金額が

 100万円とすると生活可能年数は

 生活可能年数 = 正味財産÷当期消費損益のマイナス金額

     30年= 3,000万円÷100万円 となります。

 

(注) 当期消費損益のマイナス金額は、老後の生活の不足金額になりますから、毎年

  この金額の財産を取り崩して生活をすることになります。

 (参考)平成24年家計調査年報による、年収に応じた月平均データを

     消費損益計算書形式にした次のデータを参考にしてみましょう。  

    (総務省統計局:家計調査年報家計収支編より)

   60歳以上の単身無職世帯及び高齢夫婦無職世帯の家計収支

    (表供州機檻欧鮖仮箸群板躔荵蚕餬措阿忘鄒したもの)

 

 

60歳以上の単身無職世帯

高齢夫婦無職世帯

月平均実収入

121,542円

218,722円

月平均消費額

 

 

税金等

10,770

30,517

日常生活費

 

 

食料費

32,515

58,948

住居費

14,996

14,522

水道光熱費

12,969

20,183

交通通信費

11,565

27,022

消耗品費

6,038

9,111

その他生活費

 

 

 衣料費

5,063

7,033

 医療費

8,345

16,262

 教育費

0

3

 教養娯楽費

16,307

26,273

 交際費

20,775

32,694

 仕送り金

402

1,404

  諸雑費

14,037

20,135

  その他

  47

7,288

消費合計

153,830円

270,395円

通常消費損益

-32,288円

 -51,673円

通常消費損益率

-26.5 %

  -23.6 %

 

 

   第144回 複式簿記を利用した会計情報 

        

    会社で複式簿記を利用して作られる会計情報を「財務諸表」といい、貸借対照表や

  損益計算書などから構成されています。貸借対照表は会社の財産の状況を明らかにし、

  損益計算書は会社の1年間の経営成績を明らかにします。貸借対照表と損益計算書の

  2つは一体となって構成されており、どちらか一方が欠けると会社の経営には役立ちません。

  この財務諸表は1年で終わることなく、今年終えた貸借対照表の結果をそのまま翌年へ

  繰り越して(つなげて)いきます。さらに翌年、その翌年と会社の経営活動を記録して

  いくことで、その次の年へと連続してつなげていくことになります。

 一方、家庭で複式簿記を利用して作られる会計情報を、「家庭決算書」といい、2つの

表からできています。その1つは財産対照表で、もう1つは消費損益計算書です。

財産対照表は家庭の財産の状況を明らかにし、消費損益計算書は家庭の消費損益を

明らかにします。財産対照表と消費損益計算書の2つが一体となって家庭決算書は

構成されており、どちらか一方が欠けると家庭の経営には役立ちません。

家庭決算書は、1年に1度、「家庭簿記」(家庭用複式簿記)によって決算をして作ります。

この家庭決算書は1年で終わることなく、今年終えた財産対照表の結果をそのまま

翌年へ繰り越して(つなげて)いきます。さらに翌年、その翌年と家庭の消費活動を

記録していくことで、再来年またその次の年へとつなげていくことができます。

また、会社と家庭で使われている複式簿記などの違いは、次のような点にあります。

   _饉劼覆匹濃箸錣譴討い詈式簿記は商業簿記や工業簿記といい、家庭で使われている

     複式簿記は家庭簿記(家庭用複式簿記)といいます。

  ◆会社などで使われている商業簿記・工業簿記の仕訳には、借方(かりかた)、貸方(かしかた)

   という用語を使いますが、家庭で使われている家庭簿記の仕訳には、左方(ひだりかた)、

   右方(みぎかた)という用語を使います。

   商業簿記・工業簿記で作られる会社の決算報告書を財務諸表といい、貸借対照表と

   損益計算書などから構成されています。

     家庭簿記で作られる家庭の決算報告書を家庭決算書と言い、財産対照表と消費損益計算書

  から構成されています。

  ぁ‐Χ畔躓・工業簿記の対象は株式会社などの会社ですが、家庭簿記の対象は、給与所得者

    です。

       会社の目的は利益を最大にすることですが、給与所得者の目的は、消費満足を最大にする

     ことです。

    これからの時代は、会社だけでなく家庭でも、決算書を使って経営分析をしたり、経営に

  対する評価や反省をしたりして、今後のあり方を考え、将来の計画を作成していくことが

  必要だと思います。

したがって、複式簿記の知識は、会社や家庭経営にたずさわる人にとって、必要不可欠な

 基本と言えます。

 

 

 

 

       第143回 資産の中身について 

 

         資産は、現金化できるプラスの資産と支払い義務のあるマイナスの資産の負債があります。

    プラスの資産の中には、すぐに現金化できる現金や普通預金と、現金化に時間のかかる

不動産や車などがあります。また、マイナスの資産の負債にはキャッシングやクレジット

カードの支払いなどすぐに返済すべきものと、住宅ローンや割賦代金の返済など長期間

で返済するものがあります。

短期間で現金化できるものとすぐに返済すべきものを比べたとき、すぐに返済すべき

ものの金額が短期間で現金化できるものの金額より大きい場合には、家庭の資金繰りは

苦しくなります。

 例えば、財産対照表が次のようになっている場合です。

          財産対照表

                    左   方(ひだりかた)

       右   方 (みぎかた)

                      資  産 

        負  債

    短期間で現金化できるもの     50          (現金、預金など)

  現金化に期間を要するもの    500         (土地、マンションなど) 

 

すぐに返済すべきもの  100         (カード未払金など)

 長期間で返済するもの  300          (住宅ローンなど)

 

  正味財産        150

                  合  計      550

  合  計        550

このような場合には、返済のために、返済資金を借りなければならない危険性が

あります。また、家庭生活での急な支出や一時的な支出で現金が必要になる場合

にも問題があります。

 このような財産対照表では、いざというときの支出の備えが十分であるとは言え

 ません。

日常生活においては、財産対照表の資産内容について検討をし、家庭の資金繰り

についてもチェックしておくことが大切です。

 

  

 

          第142回 家計簿との違いについて

 

   生活をしていると、日々、必ずお金やものの出入りがあります。例えば、昨日の

  あなたの全財産が、現金だけで5,000円だったとします。今日、スーパーへ行き、

  お肉と野菜を買い、その代金として現金1,000円を支払ったとします。

  この場合、お小遣い帳や家計簿だとお肉と野菜の食料費に現金1,000円を使ったので、

  現金が1,000円減ったという処理をします。

   家計簿では、これを次のように表示します。

     現 金(昨日の残高) 5,000円

     現金支出(食料費) −1,000円

     現 金(今日の残高) 4,000円

   一方、この買い物を、家庭簿記(家庭用複式簿記)では、次のように考えます。

   お肉と野菜を購入し食料費が1,000円増加したという一面と、現金が1,000円

   減少したという一面に分けて考えます。

   すなわち、

  1.食料費(肉と野菜)が1,000円増加した

  2.現金が、1,000円減少した

  という2つの面から考えます。

また、この2つの面は、次のように、仕訳されます。

     左方(ひだりかた)         右方(みぎかた)

    肉と野菜(食料費)1,000円 / 現金 1,000円

    家庭簿記では、これを次のように表示します。

   (1)昨日の財産対照表

昨日の財産対照表

左方(ひだりかた)

右方(みぎかた)

資 産

(現 金)5,000円

負 債      0円

正味財産  5,000円

合 計  5,000円

合 計  5,000円

 

   (2)今日の家庭決算書

今日の財産対照表

左方(ひだりかた)

右方(みぎかた)

資 産

(現 金)4,000円

負 債     0円

正味財産 4,000円

合 計  4,000円

合 計  4,000円

     今日の消費損益計算書

       収 入       0円

      消費(食料費)―1,000円

      当期消費損益 ―1,000円

  これは、収入が無いのに、食料費に1,000円消費したので、財産が1,000円

  減少したことを表しています。

  また、お肉と野菜の代金を、現金ではなくクレジットカードで支払った場合、

  家計簿では、現金の支出が無いので、何も処理をしませんが、家庭簿記では、

  次のように表します。

  (1)昨日の財産対照表

 昨日の財産対照表

左方(ひだりかた)

右方(みぎかた)

資 産

(現 金)5,000円

負 債     0円

正味財産  5,000円

合 計  5,000円

合 計  5,000円

 

(2)今日の家庭決算書

        今日の財産対照表

左方(ひだりかた)

右方(みぎかた)

資産

(現 金)5,000円

負 債

(カード未払金)1,000円

正味財産    4,000円

合 計  5,000円

合 計     5,000円

    

今日の消費損益計算書

        収 入        0円

      消 費(食料費)―1,000円

      当期消費損益  ―1,000円

   今日の消費損益計算書は、現金で支払った場合と変わりませんが、財産対照表は

   クレジットカードで支払ったので、現金の残高は5,000円と変わりませんが、

   カード未払金という負債が1,000円発生し、正味財産は4,000円になります。

   このように、家庭簿記(家庭用複式簿記)を使い、家庭生活におけるお金やものの

   出入りを記録して、家庭の財産の状況や消費損益を明らかにするための報告書

  (家庭決算書)を作れば、財産が増えたのか減ったのか良く分かり、もっと財産を

  増やすためには、そして、将来の夢を実現するためには、どこをどうやって工夫すれば

  よいのかという、計画を立てるのに役立ちます。

  健全な家庭を築き、維持、向上、発展させていくための有効な方法が、家庭経営に

  家庭決算書を活用することだと思います。

 

 

 

   第141回 家庭決算書について

 

    お金に関する情報で、万人にとって正解と言えるようなものは、ありません。

   各家庭の個性によって、家庭で何にお金を使うべきかの判断は、異なります。例えば、

   資産運用のリスクひとつとってみても、収入が多いか少ないか、借金が多いか少ないか、

   何歳まで働けるか、子供は何人いるか、どんなライフイベントを計画しているかといった

   各家庭の個性によって、資産運用のリスクの許容範囲は異なります。したがって、家庭で

   何にお金を使うべきかを正しく意思決定するためには、お金に関する自分たちの家庭の

   会計情報がどうしても必要になってきます。

   家庭決算書は、家庭の経営管理のために、家庭の経営者が自分自身で作り上げるべき、

  家庭の会計情報です。この家庭決算書を作成する最終的な目標は、「健全な家庭を維持」し、

 「消費満足を高める」ことにあります。つまり、家庭決算書は健全な家庭を維持し、消費満足

  を高めるためのツールなのです。

  家庭決算書には、働き方、暮らし方、家族の成長など、家庭生活のすべてが家庭の内部情報と

 して、会計数字で記録されています。ですから、家庭生活における必需品のひとつと言えますし、

 お金を使うという意思決定をする場合に便利で有効なツールとして利用することができるのです。

 もちろん、あなたが仕事をして、今までに築き上げた財産の金額と今年1年間に築き上げた財産

 の金額も明らかにしてくれます。

 家庭決算書を持てば、一家の大黒柱である家庭の経営者は、家庭の財産状況がどのようになって

 いるのか、また家庭の正味財産をいかに増やすかなどの方法が良く分かり、どうするのがいいの

 かをしっかり考えることができます。さらに、家庭生活のライフイベントの経済的な影響の規模

 を把握し、その影響をコントロールする方法を理解することで、自分自身の経営ができ、人生設

 計ができ、家庭生活のゴーイングコンサーン(継続)も可能になります。

   また、家庭の経営者は、家庭生活の事実を「会計数字」で把握することによって、今、物を

 購入することが良いのか、待つべきなのかを判断したり、自分の家庭が経営危機に瀕していたり

 しないかとか、どこが問題かなどをはっきりさせることができます。もし、債務超過になったと

 しても、その事実を会計数字で正しく認識できれば、そこから改善がはじまるのです。 

  家庭決算書は、二つの報告書からできています。その一つは財産対照表で、もう一つは消費

 損益計算書です。両者は一体となって構成されており、どちらか一方が欠けると家庭の経営に

 は役立ちません。

  財産対照表は家庭の財産の状況を明らかにし、消費損益計算書は家庭の消費損益を明らかに

 するための報告書です。

  家庭決算書は、家庭簿記(家庭用複式簿記)という一定のルールに従って、組織的に作り

 上げられた真実の情報で、家庭生活を継続的に明らかにしていく会計情報です。この会計情

 報を利用することで、自分たちの家庭の経営分析、評価や反省ができ、今後のあり方を考え

 たり、将来の長期計画を作成したり、着実な夢の実現を図ることに役立つのです。

 

   

   

       新・家庭経営のすすめ  

      (2) 2014年版

新・家庭経営ソフト「家庭決算書」

         プライベート版

  Windows8・Windows7・XP対応                   

 一ヶ月間、無料で、ご使用になることができます。

 

家庭用複式簿記で親から独立した社会人の経営に役立つ会計情報を提供するソフト

2014年版新・家庭経営ソフト「家庭決算書」プライベート版

商品番号

SR346780
  new
商品名

2014年版新・家庭経営ソフト「家庭決算書」プライベート版

商品区分
ダウンロードソフト
販売価格
5,040円(税込)
メーカー
有限会社 家計会計協会

 お支払手続き完了後ライセンスキーをお送りします

  ※下記の商品情報を必ずご確認の上、ご注文ください。
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(注)ダウンロード後に、ご購入下さい。                      

  (1) 2014年版  

新・家庭経営ソフト「家庭決算書」

   Windows8・Windows7・XP対応 

 

家庭用複式簿記で経営に役立つ会計情報を提供するソフト
2014年版新・家庭経営ソフト「家庭決算書」

商品番号

SR343680
 new
商品名

2014年版新・家庭経営ソフト「家庭決算書」

商品区分
ダウンロードソフト
販売価格
5,040円(税込)
メーカー
有限会社 家計会計協会

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