設計のイロハ                                                    HP入り口へ

イロハカルタは、ことわざをカルタにしたものとして江戸中期に京都で作られ、大阪、名古屋、江戸に広がったといわれる。

それぞれにことわざの中味が異なり、現代にも通じる興味深さがある。

ことわざには、重複した内容や、全く逆の意味を表す内容も多い。これらも、人生の様々なシーンによって表現されていておもしろい。

「いろは」とは、全てのかなを重複を含まないで作られたいろは歌のことで、最初の3文字であることから、物事の初歩を意味する。

ここに紹介する「設計のイロハ」は、私の経験をイロハカルタのことわざから連想される内容に置き換えて記したものである。

技術的知識の豊富さ、設計的なスキル、現場的な経験の蓄積など、設計に必要な資質はたくさんある。

設計という創作活動は、製造過程を経てお客様の財として利益に貢献することで始めて完結する。

若い諸君は、一人前の設計技術者になるために、源流意識を育み、感性を磨き、何よりも仕事を楽しんでいただきたい。

  目次       下欄の表題をクリックしてください

 

 

い ろ は に ほ へ と ち り ぬ る を

 

江戸編-1

京都編-1

大阪編-1  

犬も歩けば棒に当たる 一寸先は闇 一を聞いて十を知る

 

現場を歩けばヒントにあたる

 残そう 手がかり足がかり

 十より帰る基のその一

論より証拠 論語読みの論語知らず 六十の三つ子

 

 証拠より論

 一度は描きたい全図面

 六十路の魂生涯に

花より団子 針の穴から天を覗く 花より団子

 

 外観より性能 ??

 好奇心が穴を広げる

 江戸編と同じ

憎まれっ子世に憚る 二階から目薬 憎まれっ子神直し

 

 憎まれ設計現場に憚る

 弘法も筆を選ぶ

 内容不明 乞う教示

骨折り損のくたびれ儲け 仏の顔も三度 惚れたが因果

 

それではすまないクレーム対応

 繰り返さない 同じミス

 仕事に惚れるは上女房に惚れるは特上

屁をひって尻窄める 下手の長談義 下手の長談義

 

 言い訳と愚痴に饒舌な落第生

 お客さんには退屈な子守唄

 京都編と同じ

年寄りの冷や水 豆腐に鎹(かすがい) 遠い一家より近い隣

 

同輩諸君、めげるな我等はまだ若い

 空間にタップ

大切にしたいフットワーク

塵も積もれば山となる 地獄の沙汰も金次第 地獄の沙汰も金次第

 

 塵を積もらせ山と成せ

 検収の可否も設計次第

 京都編と同じ

律儀者の子沢山 綸言汗の如し 綸言汗の如し

 

 設計は コツコツ 楽しく のんびりと

 設計者の言葉も然り

 京都編と同じ

盗人の昼寝 糠に釘 盗人の昼寝

 

 計画図の落書き

 気をつけよう 気のない返事

江戸編と同じ

瑠璃も玻璃も照らせば光る 類を以って集まる 類を以って集まる

 

 瑠璃でなくても磨けば光る

進めよう 自作図面のグループ化

 京都編と同じ

老いては子に従え 鬼も十八 鬼の女房に鬼神

 

 道を譲りバトンを渡せ

 設計も3回り

 ダメ設計に萎える製造

 

わ か よ た れ そ つ ね な ら む 

 

江戸編-2

京都編-2

大阪編-2  

破(わ)れ鍋に綴じ蓋 笑う門には福来る 若い時は二度ない

 

 バランスが、取れていれば良い機械

 好きなことは控えめに

 体と頭を鍛えておけ

癩(かったい)の瘡うらみ 蛙の面に水 陰裏の豆もはじけ時

 

 差別用語

 お客の毒舌は受け流せ

 女性設計者の進出

葦の髄から天井覗く 夜目遠目笠の内 よこ槌で庭をはく

 

 引いて眺め、戻って考え

 お尻に化粧は必要か

 技術者にしかできない話

旅は道連れ世は情け 立て板に水 大食上戸の餅食い

 

 タッグ組むなら うるさい奴ら

 横板に雨だれ

設計者よ 貪欲であれ 
良薬は口に苦し 連木で腹を切る 連木で腹を切る

 

 良薬を求めるコツは?

 規格を知るは設計の基礎

 京都編と同じ

総領の甚六 袖すり合うも他生の縁 袖すり合うも他生の縁

 

 設計の世間知らず

 聞き逃さない ささいな報告

 京都編と同じ

月夜に釜を抜かれる 月夜に釜を抜かれる 爪に火をともす

 

 寸法ひとつ百万円

 江戸編と同じ

 不況下での開発

念には念を入れよ 猫に小判 寝耳に水

 

 念を入れるに順序あり

 壊れた部品も時には小判

 検収後半年の壁

なきっつらに蜂 済(な)す時の閻魔顔 習わぬ経は読めぬ

 

 いいチャンスと心得よ

 窮地に立って分かる事

 元気なうちにバトンタッチ

楽あれば苦あり 来年の事を言えば鬼が笑う 楽して楽知らず

 

 設計は苦も楽なり

 笑われてもいい 夢を語れ

 たまには 楽をしてみたい

無理が通れば道理引込む 昔操った杵柄 無芸大食

 

 経験の圧力に負けるな

 養え空間想像力

 食欲と体力に自信あり

 

う  の お く や ま け ふ こ え て  

 

江戸編-3

京都編-3

大阪編-3  

嘘から出た真 氏より育ち 牛を馬にする

 

 虚から出た真

 学歴より経験

 見捨てられないために

芋の煮えたもご存知ない 鰯の頭も信心から 炒豆に花が咲く

 

 見ない触れない動かせない

思い込みはミスの基

 虫の知らせは確認を

喉元過ぎれば熱さを忘れる 鑿(のみ)と言えば槌 野良の節句働き

 

 忘れぬための覚え手帳

 境界設計の気配り

 設計も節句働き

鬼に金棒 負うた子に教えられて浅瀬を渡る 陰陽師身の上知らず

 

 選べ良い本 良い設計具

 経験に囚われない良さ

 傍目八目大切に

臭いものに蓋をする 臭いものに蠅がたかる 果報は寝て待て

 

 くまなく探せミスの要因

 弱者連合に力なし

 人事を尽くしたと思うな

安物買いの銭失い 闇夜に鉄砲 闇に鉄砲

 

 値切るばかりが能じゃあない

 設計者も市場を掴め

 京都編と同じ

負けるが勝ち 蒔かぬ種は生えぬ 待てば甘露の日和あり

 

 相手の理を尊重せよ

 種をまくなら工夫せよ

 チャンスは必ず巡るもの

芸は身を助ける 下駄と焼き味噌 下戸の建てた蔵はない

 

 人をつなぐも芸のうち 

 似て非なる設計

 アフターエイトの過ごし方

文はやりたし書く手は持たぬ 武士は食わねど高楊枝 武士は食わねど高楊枝

 

 心がけよう 伝える製図

 できませんとは言いません

 京都編と同じ

子は三界の首っ枷 これに懲りよ道才坊 志は松の葉

 

後輩に束縛されるが設計冥利

 計算結果を侮るな

 気配りは設計の良心

得手に帆を仰ぐ 縁の下の力持ち 閻魔の色事

 

 得意な分野の大家を目指せ

 名も無く強く頼もしく

 どこでバランスを取るか

亭主の好きな赤烏帽子 寺から里へ 天道人を殺さず

 

 お客が欲しがる夢製品

 仕事の丸投げ責任放棄

 最後に笑うコツコツタイプ

 

あ さ き ゆ め み し  ひ も せ す 京  

 

江戸編-4

京都編-4

大阪編-4  

頭隠して尻隠さず 足下から鳥が立つ 阿呆につける薬はない

 

 技術屋なら絶対やらない

 想定外対処法

猫の手も使える設計者になれ

三遍回って煙草にしょ 竿の先に鈴 さわらぬ神に祟りなし

 

設計は、いつも終わり仕舞い

 覚悟を決めて簡潔に 

 自分のエリアにこだわるな

聞いて極楽見て地獄 義理と褌は欠かされぬ 義理と褌

 

 貫け現地、現場主義

 損得だけで仕事をするな

 京都編と同じ

油断大敵 幽霊の浜風 油断大敵

 

 検証は閻魔の力で

 脱力感に浸るも良し

 江戸編と同じ

目の上の瘤 盲(めくら)の垣覗き 目の上の瘤

 

 勝つことより、味方につけろ

 差別用語

 江戸編と同じ

身から出た錆 身は身で通る裸ん坊 身うちが古み

 

 「ま、いいか」がさびの元

 腹が据われば怖くない

 内容不明 乞う教示

知らぬが仏 吝(しわ)ん坊の柿の種 尻食らえ観音

 

 知っても仏

どんどんケチれとことんケチれ

 描けるだけでもありがたい

縁は異なもの味なもの 縁の下の舞い 縁の下の力持ち

 

 人のつながりは設計の財産

 内容不明 乞う教示

 線一本 その先に

貧乏暇なし 瓢箪から駒が出る 貧相の重ね食い

 

 三流設計者も暇なし

 お客の口は打ち出の小槌

 内容不明 乞う教示

門前の小僧習ぬ経を読む 餅は餅屋 桃栗三年柿八年

 

 早出の設計、進捗を読む

 任せっきりは禁物

 40年 経って まだ途上

背に腹は代えられぬ 栴檀は双葉より芳し 背戸の馬も相口

 

 性能重視に変わるものなし

 発想力を支える絵ごころ

 機械屋の相性

粋は身を食う 雀百まで踊り忘れず 墨に染まれば黒くなる

 

 センスも身を食う

あせるな逃げるな 手を抜くな

 新人は白いキャンパス

京の夢大阪の夢 京に田舎あり なし

 

 夢を見るのは一つのチャンス

 総合カタログ万能ならず

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 目次

設計編-1  

製図編-1

受託編-1

 

設計編-2  

製図編-2

受託編-2

 

設計編-3  

製図編-3

受託編-3

 

設計編-4  

製図編-4

受託編-4

 

 

 

 

 一にも二にも安全設計

 一角法はヨーロッパ

 一にも二にも健康管理

 

移動部分の干渉チェック

 

 

 ロッドで変わる作り方

 ローカルルールの扱い注意

 ローカルルールを熟知する

 

 

 

 

 初めの着想大切に

 測れなければ加工できない

恥をかくたび巧くなる

 

 バランス支える係数設計

 はめあい感覚自分で掴め

 

 二番手に活路あり

 日程厳守で作図せよ

 似て非なるダメ設計

 

 

 肉厚変化は緩やかに

 

 保守点検の容易な構造

 ボルトの削減、統一を

 報告は小さなことでも忘れない

 

 本末転倒 手順の逆

 細目ネジのピッチを確認

 

 変位の要因 熱と振動

 変数使ってまとめて表記

 勉学で支える潜在能力

 

 

 

 

 特殊仕様も時によりけり

 隣の壁は加工の妨げ   

 土休祝日フル稼働

 

 特許になるか抵触しないか

 

 

 中間審査でロスを抑える

 中心線は全ての基準

 注釈で伝える設計意図

 

 ちょっとした細工も効果大

 注記も大事な図面表現

 

 流用部品はそっくり使え

 立体図を有効活用

 理解に手間を惜しまない

 

 倫理観を根底に

 

 

 ぬかるな たとえ簡単でも

 盗みは効果的に使え

 盗める技術は遠慮なく

 

 

 抜けた寸法、ミスよりはマシ

 

 類似部品の共通化

 累積誤差に気をつけよう

 ルールは自分で作るもの

 

 

 

 

 奥の部品はコストが倍増

 同じ径でも段差あり

多くの事例をものにせよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 分けて考え合わせて確認

 わずかなずれでも誤作になる

分かり易いのが良い設計

 

 

 枠外のスペースを活用せよ

 

 過渡状態を注視せよ

 隠れ線はほどほどに

 簡単な図面ほど完璧に

 

 カッコイイはバランスの基本

 描くに追いつく理屈なし

 

余裕の取り方決めておく

 溶接できるか手順を確認

読み解く力を養おう

 

 

 

 

 他社の調査は徹底的に

 断面図の配置に注意

 絶えずウォッチJIS改訂

 

 

 

 

 連携プレーは報連相から

 レイアウト次第で見易い図面

 連携プレーで負荷分散

 

 

 

 

 相似則でシリーズ化

 相互の関連寸法を明記

 早朝開始で早仕舞い

 

 

 素材を変えてコストダウン

 

 掴め自社の実力値

 吊り方と運び方、早めに検討

 ツールの訓練怠るな

 

 

 

 

 ねじの緩みは気の緩み

 根元の形状 強度の要

熱と油と電気と空気

 

 

 

 

 なぜ、なぜがアイデアの元

 斜め穴の加工方法

 慣れすぎはミスの元

 

 

 長尺ものは反りがある

 

 落下を防ぐ三段階

 楽々製図のマニュアル作り

 落書きメモを残す癖

 

 

 

 

 昔の図面にヒントあり

 向こう側の表現注意

無理難題は信頼の証

 

 無条件に納得しない

 

 

 

 

 

 

 薄肉にビビリと歪あり

 写し間違いは気が付き難い

 請け負う量を見極めよ

 

 

 

 

 行って来いして組み立てる

 鋳物方案は考慮したか

 息抜きのコツを知れ

 

 

 鋳物と加工の寸法分けよ

 

 ノイズに強く敏感に

 ノートに書いて後で確認

残された期間大切に

 

 

 

 

 お客の喜ぶ目玉を作れ

 応力計算 枠外を利用

 応援団の気持ち持て

 

 

 

 

 黒子に徹して良い設計

 国で異なる規格と慣習

くさるな変更当たり前

 

 

 

 

 安さのヒントはシミュレーション

 矢示図で補足 局部形状

 休みは必ず席外す

 

 

 

 

 曲げてはならないコンセプト

 マウスは機能とフィット感

 迷った時は両案併記

 

 磨耗対策は寿命の鍵

 

 

 源流意識を忘れない

 現場で読めるか その図面

 経験則をまとめよう

 

 経験則は変化する

 桁数丸めるコツを知れ

 

 分解方法と手順を確認

 分割するか一体か

フィードバックの心がけ

 

 

 

 

 購入品は見極めよ

 公差数値は高すぎず

 購入品に要注意

 

 

 転ばぬ先の真剣レビュー

 

 エンドレスでも時には妥協

 エッジの指示は適切に

 縁の下の力持ち

 

 

 

 

 デザイン考え構造設計

 天地無用が作図基準

 手先に徹した設計製図

 

 

 締結要素を広く知る

 

 

 

 

 

 油の設計最初から

 油溝形状は用途で変わる

 アフターケアーまで責任を

 

 安全係数は適正か

 

 

 材料入手は容易か

 在庫の活用でコスト圧縮

 材料表もカスタマイズ

 

 作業性操作性の良い機械

 材質 熱処理 表面処理 硬度

 

 聞けるものなら全て聞け

 共通部分はまとめて表記

 期限厳守が命綱

 

 競合機種を調査せよ

 

 

 ユーザー要求網羅せよ

 ゆがみを抑える幾何公差

 譲って欲しい時もある

 

 

 

 

 珍しい機構に潜む危険

 面倒が生む効率化

面倒な作業工夫せよ

 

 

 

 

 見積り仕様と比較せよ

 ミスは二度繰り返さない

 見難い図面価値がない

 

 

見本市は必ず参加

 

 重心位置と その変化

 尺度違えばイメージ変わる

 自分で決めよう必要工数

 

 シンプル構造に死角なし

 

 

 絵にする時は処理の時

 英文併記でグローバル化

 絵心養う立体図

 

 

 

 

 品質過剰になってないか

 日付は後の重要情報

 雛形作って品質安定

 

 標準化ユニット化を意識して

 

 

 模写をするならツボ掴め 

 文字と線を重ねるな

もうひと工夫と貪欲に

 

 

 

 

 設備能力を把握せよ

 線の区別をはっきりと

セルフチェックのマニュアル化

 

 

 

 

 数値で捉え数値で判断

 寸法ミスは致命的

 寸法数値は鮮明に

 

 

 

 

 京は10の16乗

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 京を目指す気概もて

 

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