青葉山西峰(692m)

梅雨の真っ盛り、前線が南に下りそうだということで、若狭の山を狙って出かけた。舞鶴道は敦賀まで延びており、舞鶴東で降りずにその先の高浜のほうが近そうということで行ってみたが、結果は舞鶴東ICで降りたほうが早かったようだ。 ピンポイント天気予報とは裏腹にどこまで行っても雨模様。ただしそんなに激しく降っている訳ではないので車を登山口に置き、雨具をつけて歩き出す。


気温は20度ということだが、猛烈に暑い。無風状態であるのと、雨具がやはりこのシーズンでは邪魔だ。雨も大して降っていないので、思い切って上下の雨具を取り、ビニール傘を持って歩く。この方がはるかに気持ちがいい。道がブナ林の中に入っていくと微雨はほとんどすべてブナの葉に受けられるので、全然濡れずに済む。

日本海の沿岸にはどこでもこのような気持ちのいいブナ林が広がる。ブナの木は雨のほとんどを葉で受け、幹に沿って流してくれる。だから、とても歩きやすいし、幹はいつも瑞々しく濡れているのだろう。

ヤブカンゾウ。今の時期はこの花をはじめ、ギボウシやノシラン、ヤブラン、等々ユリ科の花が多くを占める。ヤブカンゾウも雨を受けて瑞々しい朱色を見せている。

少し登ると頂上が指呼の間に見えるようになり、岩の上にはオオバギボウシが咲いている。この花もよく見るとユリ科だ。かすかに紫を帯びた花の色がよく目立つ。

ガク片3枚、花弁3枚、おしべの形、子房が花の中にあるというユリ科の特徴をすべて備えている。ギボウシの花。

なんと、ここでイブキジャコウソウにご対面。とても淡いピンクの花、ハーブのタイムの仲間だそうな。ジャコウソウの名前もこの香りから来ている。

岩の上に群れて咲いていた。

西峰の頂上にはご覧のようなタマゴタケがあまりに鮮やかな色彩を放っていた。ここで昼食。

タマゴタケは猛毒をもつ種類が多いテングダケ科であるが、食用であるそうな。最初に食べた人はえらい。

我々はもちろんそのままそっと帰ってきた。

今日はあいにくの雨模様だったが、噂に違わない青葉山の植物相の豊かさにびっくり。夏の花の貧しいときにもかかわらず、いろいろな花で目を楽しませてくれた。写真は載せていないが、クルマムグラや、ミツバの可愛い花。ホタルブクロ、オカトラノオ、トリアシショウマ、タカネナデシコ(?)等々の花々の豊かさには感激。

西峰から東峰に縦走し、帰還するつもりであったが、尾根道のはしご場が雨に濡れており、かなりつるつるの岩場が危険と判断して西峰までのピストンとした。秋になったらもう一度訪れたい山である。

 

 



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