日本春蘭の銘花!花の競演
 
歌麿
寿紅
梅弁黄花素心
緑王丸

【 紅花の歌麿 】 【 紅花素心!寿紅 】 【 梅弁黄花素心 】 【 緑胎素!緑王丸 】

 

紅雫
国華系
大虹
月輪

【 紅雫 】

【 国華系 】 【 大虹 】 【 月輪 】

 

金竜冠
山梨産葉変りチャボ系縞
吹上の誉
月夜野

【 金竜冠 】

【 山梨産葉変りチャボ系縞 】 【吹上の誉】 【 月夜野 】


                     T そもそも東洋蘭って何だ?

                     U 置き場所と栽培の基礎

                     V 春蘭の原産国と日本での自生

                     W 蘭の呼び名

                     X 花芸と葉芸と複芸について

                     Y 管理用品について

                     Z 栽培管理

                     [ 豆花・梅弁花

日本春蘭研究所 代表 土 谷 [交換会/第一土曜会 主催]

T そもそも東洋蘭って何だ?

《趣味園芸種の蘭は常緑多年草で、着生蘭と地生蘭に大別されます》 風蘭・石斛(セッコク)などの着生蘭は  気根(キコン)と呼ばれる長い根で岩や老木の幹や枝にしがみ付き  大気中から水分を補給して光合成で生育する種です 春蘭・寒蘭・えびね・ネジ花などの地生蘭は  土中に根を這わせ、  大地が保有している水分や栄養分と光合成で成育する種です 春蘭や寒蘭はシンビジュウム属で  芋(バルブ)と呼ばれる球根(一つの寿命は5年前後)を持ち  左右対象の細い葉を5〜7枚出し、一つの芋からウドンの様な根を2〜5本出します 芋にある成長点から初夏前に新芽が出てきますが  時には1度に2芽上がり、その状態を奴吹き(ヤッコブキ)等と言います 特に新芽の成育が良好な時、秋にその新芽から重ねて新芽が上がる事があります  その新芽を秋子(アキゴ・アキッコ)もしくは押し子とも言います

U 置き場所と栽培方法

《まずは良い置き場所を確保します》 <庭のある方は> 西日を避け東南向きの光を採る事が出来る所に  アルミ温室等を設け遮光ネット等で温度が上がり過ぎない様  温度管理と通風対策をすると良いでしょう <庭の無い方は> 基本的には同じですが、温室の設置は難しいので  棚を設けた上に鉢掛け枠等を置くと良いでしょう <マンション等にお住まいの方は> 北向き以外の反射光が採れる場所が望ましいでしょう 《栽培の基本です》 <水やりは最重要です> 適切な植え土で植えた鉢土の表面が乾いて真っ白になったら  鉢の底からザーザー流れるまで水をあげます 《肥料の事です》 栽培に慣れるまでは少量の化成肥料(マグアンプ等)を  植え替えの度に10粒ほど入れる程度が良いでしょう 《蘭は繁殖を続けます》 鉢中に納めておける篠数は鉢の大きさで限界が決まります  増え過ぎた株は2〜3年に1度(春か秋の植え替え時)  5〜10本(少なくても3本)程度の適切な篠数に芋を切り離し  それぞれに適した大きさの鉢に植付けをします

V 春蘭の原産国と日本での自生

《原産国として、日本・韓国・中国・台湾等があります》 中国・台湾原産の一部の品種には芳香のある品種があり  古来より香りを楽しむ習慣があります 日本・中国の一部・韓国原産の大半の品種に芳香はありませんが  やや苦味のある香りがするものもあります 《日本春蘭は》 北海道・沖縄を除く全土の山林や人里近くの林床に自生しており  開発が進んでいなかった頃には、東京23区の林等にも自生していました 現在では青森県から九州の対馬までの間で採取され  特に千葉・茨城・山梨・長野・栃木・群馬・福島・宮城・岩手県  などの各地で良い蘭が発見されています

W 蘭の呼び名

採取されたばかりの蘭を山採り品又はジジババなどと呼びます  芸を表さない原種の事をそう呼ぶ事もあります  原 種…葉と花が緑色で舌弁(ゼツベン・リップ)には赤紫色の線や点があります  無名品…原種中で何らかの期待があると思われ       一作(1年間鉢で成育させる事)以上作られた蘭  仮名品…無名の中で葉芸や花芸が固定した蘭に       個人的に通り名を付けている品種の事  登録品…無名品や仮名品の優秀な蘭が       登録制度を擁している会で審査の上認められた品種

X 花芸と葉芸と複芸の種類

《まずは花芸の種類について紹介します》 <素心花> 基本構成は、草全体に雑色が無く緑と白だけです  @ 舌弁が白一色で他は緑の個体を、素心花または白花と呼びます  A 舌弁が黄色一色の個体を黄舌素心(キゼツソシン)又は黄胎素(コウタイソ・オウタイソ)と呼びます  B 舌弁が緑色の個体を緑舌素心(リョクゼツソシン)又は緑胎素(リョクタイソ)と呼びます  C 舌弁がピンク色の固体を桃舌素心(モモゼツソシン)又は桃舌・ピンク舌と呼びます  D 舌弁が赤紫色で他は緑色の個体を赤舌(アカゼツ)と呼びます   ( ※ 参考/ 国華タイプの赤舌の事はイチゴジャム等と呼んでいます) <色花> 舌弁以外の花弁に表現されている色素によって  白花・乳白花・黄花・朱金花・朱紅花・紅花・紫花・桃花などと呼び名が変わります <変わり花> 花の咲き方や花弁の特徴によって呼び名が変わります  豆花・梅弁花・舌変り花・兜花・胡蝶咲(蝶咲類を含む)  ・六弁花・菊咲・獅子咲・牡丹咲・段咲・ガラス花、等です 《次に葉芸の種類について紹介します》 <覆輪> 必ず葉の先端を取り囲む斑がある事が絶対の条件です  爪覆輪・片覆輪・大覆輪・覆輪縞・散斑覆輪・散斑覆輪縞などがあります <縞> 上下に線が引かれた様な斑で構成されている事が条件です  抜け縞・棒縞・中斑縞・中透け縞・中押し縞・散斑縞などがあります <虎> 葉を横切る斑が断続的に現れている事が条件です  切り斑虎・段虎・矢筈虎・流れ虎・図虎  ・のべ虎・ボヤ虎などがあります <散斑> 上記「覆輪・縞・虎」等の芸の内、  細かい斑の連続で構成されている事が条件で  多くは2つ以上の複合芸です <葉変わり> 葉姿が通常の品種とはかなり変わっている葉の奇形種です  チャボ(矮性)・羅紗葉・厚葉・堅葉・立ち葉などが有り  花が真ん丸で小さく咲いたり・抱えて咲く事などが多くあります <複芸> 花芸と葉芸の内に2つ以上の異なる芸が、  同時に現れるものの事です。 色花と素心花・葉芸と色花・覆輪と色覆輪花 ・縞と色縞花・素心と奇形花・色花と奇形花 ・葉芸と奇形花等と異なる2つ以上の葉芸等があります

Y 管理用品について

《蘭の栽培・管理に必要な資材について紹介します》  @ 鉢  …楽鉢、笠間鉢、プラスチック鉢etc...  A 植石 …市販の蘭用混合土「※ 例 ベスト蘭・イワモトプランテーション 0291-37-1221」他  B 肥料 …市販の蘭専用固形肥料または液体肥、マグアンプ、その他化学肥料等  C 他  …ダイオネット、ジョウロまたはホース直結蓮口、鉢掛け枠etc  これら管理用品は蘭販売の専門店や大きなグリーンセンター   デパートの販売店、本会の様な趣味の会、蘭販売の業者等から購入出来ます

Z 栽培管理

《まずは植付けについてです》 <最初に> 鉢の底が見えなくなる程度に  親指の爪程度の大粒石を底に入れます (底石とも呼ぶ) <次に> 人差し指・小指の爪程度の中粒石を一列入れます  そして、根の全体が鉢の周囲に添う様にし  芋の中程が鉢の上辺になる様に固定します そこに再び人差し指・小指の爪程度の中粒石を  隙間無く鉢の8割程度まで入れ  小指の爪程度以下の中粒石を芋の下辺まで入れます <最後に> 小豆粒程度の小粒石で芋(バルブ)を隠す様に  中央に盛り上げながら入れます  ( ※ 詳しくは写真にて確認出来ます!【植付けの実技】 《次に水掛けについてです》 <植付けが終了した鉢はすぐに水をあげます> 水量は石が飛び散らない程度に調節をし  鉢底からザーザー流れ出る様になるまで水を掛けます それから2〜3分待って、再び同じ方法で水を掛けます  これは鉢の中の微粉末を流し出し十分な酸素を供給する為です 普段の水掛けもこれと同じ方法で行います  水やりのタイミングは、上石の色が白く乾いた翌日位が良いでしょう 夏場は鉢内の水分が温まり蘭の根が蒸れてしまいます  これを避ける為、1日の内で気温が下がる夕方以降に行います 反対に冬場は鉢内の水分が凍らない様に午前10時前後に行います 《そして肥料についてです》 マグアンプ等の化学肥料は年に1度、10粒程度を上石のすぐ下に入れます 春・3月初め、初夏・6月初め、秋・10月末の3回程度  人差し指の先くらいの大きさの固形肥料を2個程乗せます 有機固形肥料は必ず1ヶ月間で取り除く様に注意して下さい 《チョッとした注意点です》  @ 鉢底から空気の流入がある様、地面やコンクリートから最低でも50cm以上は離します  A 日射は、葉が日焼けを起こすので直接当たらない様にしましょう  B 西日は高温になるので、これも蘭には良くありません    但し、日の出から2時間程の日射は成育に適しています

[ 梅弁花と豆花

 春蘭界において品種分けがかなり混同している種類です。  このページでは、相当大勢の皆様が勘違いしている、梅弁花と豆花の違いを記載して見ました   勘違いしている方の言い分は、小さい花が咲いていたら「豆花」、   花弁が丸く咲いていたら「豆花」抱え咲きは「本豆」・・落ち着いてよくお考え下さい!!   小さい花は「小花」ではないでしょうか? 丸い花弁の花は「円弁花」ではないでしょうか??   以下に少々難解ながら、区分けする為の解説をして見ましたので参考にして下さい。   ( 梅弁花 )【 大輪円弁・小輪円弁・超円弁 】     梅弁花の定義要件とは = 梅の花や蓮の花に見立てられる様な花弁の形を持ち     全体の空間が少く花弁同士が密着して見える花様のものを指して呼びます     中国春蘭においては内弁(棒芯)の先端には必ず兜と呼ばれる肉片が     存在しなければ成りません     しかし日本ではその種の花に「兜花」と云う区分を作っていた為     円弁花(中国春蘭の荷花弁)全体を指して梅弁花と呼ぶ様に成りました     古典園芸品種である中国春蘭の評価基準が根本にあり     その上で日本春蘭界の独自区分理論が加味されて評価された花形です ( 豆 花 )【 小輪円弁抱え咲き・団子花 】     豆花の定義要件とは = 読んで字の如く豆の様な姿をした花の総称です。     古典園芸の世界には存在しなかった芸で、日本の蘭界において独自に評価され     変り咲きの一種として発達してきたのですが近年では独立した花物としての評価を     得ており、各全国組織の登録名鑑にも登場する様になりました     まだ一般の認知を受ける前には、完全な抱え咲きの細弁花には団子花     完全な抱え咲きの円弁花には円弁抱え咲き、と、2種類に分離独立をしていた時も     ありました、どちらも蕾が完成する頃には、上砂の上にパチンコの銀球を置いた様に     感じる特異な姿をしています。     豆花の咲き方の特徴として、花弁の抱えは強く正開咲きをする事は無く(正開咲きを     したら梅弁に分類)小さな地球儀が空中に浮いている様な雰囲気で咲く独特な花様です


 

 

 

 

 

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